愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

企業団体の利益を代表する候補者当選のための組織戦で当選した議員がやっていることは日本と国民生活を視ろ!

2016-07-18 | 16年参院選

「企業団体の利益」を「代表」する国会議員は

憲法違反議員ではないのか!

「税金の私物化」を謀っているのではないのか!

日本国憲法をよくよく読めば

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動する

そもそも国政は

国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し

その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する!

すべて国民は、個人として尊重される。

生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については

公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする!

すべて国民は、法の下に平等であつて、

種、信条、性別、社会的身分又は門地により

政治的、経済的又は社会的関係において差別されない

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する!

国は、すべての生活部面について
社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない

これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである!

両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する!

国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である!

天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は

この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ!

集票力減、存在感発揮に苦慮

自民支援の業界団体

参院選【16参院選】

2016/06/30-18:58

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016063000840&g=pol

 

 

10日投開票の参院選で、自民党を支援する業界団体が組織内候補の支持拡大に全力を挙げている。ただ、かつてのように圧倒的な集票力を背景に党への影響力を誇示した時代は過ぎ去り、各団体とも組織率の低下に直面。存在感の発揮は容易ではないのが現状だ。

「やろうじゃないか。農業を後回しと考えていた政治の選択は誤りだとみんなに教えて聞かせよう」。

総務会長は30日、全国土地改良事業団体連合会(全土連)が擁立した候補の応援のため駆け付けた山形県新庄市で檄(げき)を飛ばした。全土連の組織内候補は、農村の高齢化に伴って得票数を減らし、2007年参院選では落選。15年に会長に就任した二階氏の下、今回は9年ぶりの擁立で雪辱を期す。

土地改良予算は、旧民主党政権で約4割に削減され、今も元の水準に達していない。6月23日に千葉県佐倉市で開かれた集会では、地元改良区の幹部が「予算は復活してきたが元に戻っていない」「組織の力量が問われる」と口々に訴えた。かつては組織力や運動力を誇った各団体だが、自民党の比例得票に占める個人名の割合は回を重ねるごとに減少。野党時代の10年には24.3%にダウンし、政権復帰後の13年も23.7%にとどまった。13年は、得票総数でも07年の約600万票に遠く及ばず党選対関係者は「今回はさらに比率が下がる」とみる。

過去2回、組織内候補を7番手の得票で参院に送った全国建設業協会も票数自体の減少は続く。04年には約25万4000票だったが、07年は約22万7000票10年には約14万9000票にまで低下した。13年は約21万6000票と盛り返したが、全盛期の勢いはない。

環太平洋連携協定(TPP)の影響で組織引き締めに苦しむ農協の組織内候補も、13年は現職の獲得票が6年前の4分の3にとどまった。正組合員数の減少は続き、団体の集票力低下は顕著だ。

倍内閣が一定の支持率を保ち、自民党自体への追い風はあるものの、選挙後の予算や政策面での発言権を考慮すれば、組織内候補をできるだけ上位で当選させることが各団体にとっての至上命令

「全土連とは支持基盤が重なる。安穏としていられない」(建設業協会陣営幹部)などと、団体同士の票の食い合いを警戒する声も出ている。(引用ここまで

 【参議院選挙】

選挙の常識!

圧力団体や労働組合などが支援する組織内候補って何?

明智カイト 2016年06月24日 07:30

 http://blogos.com/article/180713/

いよいよ参議院選挙が近づいてきました。とくに参議院選挙の比例代表には圧力団体の組織内候補が立候補するケースが多いようです。そこで、今回は圧力団体や組織内候補について解説していきます。

圧力団体を簡単に説明すると、自分たちの団体の利益を図るために政治に対して組織的に影響力を及ぼす団体のことです。

そして、組織内候補とは圧力団体や労働組合などが自分たちの掲げる政策を実現するために国会や地方議会に議員を送り出すために用意した自前の候補者のことです

自民党の主な圧力団体である全国土地改良事業団体連合会(全土連)は、今回の参院選比例代表に元農水省課長を擁立します。その他にも日本医師会、日本診療放射線技師会、日本理学療法士協会、全国老人福祉施設協議会、日本臨床衛生検査技師会、全国郵便局長会、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)など自民党の候補者の大半は圧力団体の支援を受けています。

高齢化などで組織力が衰えてきたとはいえ、圧力団体が比例代表で票を掘り起こし、自民党の議席獲得に貢献する代わりに、当選した政治家を通じて影響力を行使するという「政と業」の関係は、長年の批判をよそにまだ続いているのです。

それでは民進党はどうでしょうか?

民進党には労働組合の組織内候補がいるのです。

日本労働組合総連合会(連合)は今回の参院選比例代表に過去最多の12人を民進党公認で立候補させます。2013年の参議院選挙の比例代表では旧民主党は7議席の獲得にとどまり、2010年の16議席から半分以下に落ち込みましたが、当選者のうち6人は労働組合の出身者が占めました。候補者名簿の登載順ではなく、個人名票が多い順に当選する非拘束名簿式のもとで労働組合の存在感は際立っています。

厚生労働省の調査によると労働組合の2015年の推定組織率は17.4%と5年連続で減少しています。

今年5月末には大手化学メーカー各社の労組で構成する化学総連が連合から離脱しました。

しかし、民進党は労働組合の支援が欠かないため、「労組依存」が強まるジレンマを抱えているのです。

このように集票力のある経団連、日本医師会、農協、労働組合などの圧力団体はたくさんの組織内議員を国会に送り込んでいるのです。つまり圧力団体の発言は政党も無視できない影響力を持っているのです。

ということで「この候補は関係ありそう」とか、「あの団体のこの候補は止めとこう」など、投票の参考にしてみてください。

こちらの記事もご覧ください。

「まだら模様」の民主主義。今の日本に足りないもの。(引用ここまで)

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産経FNN世論調査でさえも安倍政権の「大勝」と国民が乖離していることを浮き彫りに!安倍政権打倒は必然だ!

2016-07-18 | 16年参院選

テレビと新聞は世論をどのように意味づけ報道したか!

産経・FNNのデタラメ・スリカエ・ゴマカシの記事を検証!

【本社・FNN合同世論調査】

内閣支持率49・8%で横ばい 

政党支持率は自民党35・3%でトップ

おおさか維新が3番手に躍進

産経 2016.7.18 11:44

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は16、17両日に合同世論調査を実施した。安倍晋三内閣の支持率は49・8%で前回調査(6月18、19両日)から0・4ポイント増えたものの、2カ月連続で50%に届かなかった。不支持率は39・1%で前回調査から1・0ポイントの増加となった。

政党支持率は自民党が35・3%でトップだが、前回より2・4ポイント減少。続く民進党は13・4%で前回から5・1ポイント伸ばした。前回5番手だったおおさか維新の会が2・6ポイント増の6・9%で、3番手に躍進した。公明党は0・8ポイント増の5・4%、共産党は0・6ポイント減の5・1%だった。

また、先の参院選で自民、公明両党の与党が、目標に掲げた改選議席の過半数を獲得したことは「良かった」と答えた人が48・2%で、「良くなかった」の44・1%を上回った。

愛国者の邪論 安倍内閣の支持率は「横ばい」でも選挙で勝てたのは何故か!

安倍政権与党の自公支持は40.7%です。安倍政権亜流政党で あるおおさか維新を合わせると、47,6%です。

安倍政権打倒派民進党・共産党の合計は18.5%。安倍内閣不支持39.1%です。

無党派層の安倍内閣「不支持感」は大きいということです。このことは、選挙結果についても言えています。

過半数獲得を「良かった」は48.2%。安倍内閣支持の49・8%より少ないことに産経は沈黙しています。しかも「良くなかった」の44・1%は、「不支持」39・1%より多い!民進党。共産党支持18.5%より!産経のご都合主義が浮き彫りです。この新聞が如何に政治不信風評被害をまき散らしているか!ここでも浮き彫りになります。トンデモナイ新聞です。

しかし、こうした国民の感情が選挙結果に出なかった!ここに、国民のエネルギーを引き出せなかった野党共闘の問題点も浮き彫りです。しかし、この「感情」は継続・増幅しています。政権交代のチャンスは必ず出てきます。

一方で、両党におおさか維新の会などを加えた憲法改正に前向きな勢力が、改憲発議に必要な参院の3分の2(非改選と合わせて162議席)を確保したことについては、「良かったと思わない」が47・1%で、「良かったと思う」の43・8%を上回る結果となった。ただ、憲法改正については「賛成」が42・3%で、「反対」の41・7%をわずかに上回った。先月は反対が2・2ポイント多かったが、賛否が逆転した。今後、国会で憲法改正に向けた議論が活発化することを「期待する」と答えた人も65・3%に上り、「期待しない」の28・5%を大きく上回った。

愛国者の邪論 この43.8%は、自公お維新支持の47,6%より少ない!ここに偽装・偽造・やらせの「憲法改正」論が浮き彫りになります。このことについては、すでに記事にしました。産経の調査と記事はそのことを示しています。具体的な問いかけになると、国民の反応は違ってきます。姑息な意図が浮き彫りです。具体的な問いかけを曖昧にしたまま一般的な「改正」論で、いわゆる「外堀を埋める」手口です。「憲法改正論議」の仕方を工夫すれば、大きく変わることは明白です。

参院選では民進、共産、社民、生活の野党4党が32の改選1人区で候補者を一本化し、11選挙区で勝利。次期衆院選でも野党4党が「共闘したほうが良いと思う」との答えが50・8%で過半数に達し、「思わない」の35・6%を上回った。

愛国者の邪論 産経の口惜しさが透けて視えてきます。事実を述べているだけだからです。分析も放棄しているのですから呆れます。安倍政権支持派、自公政党支持派、おおさか維新支持派と比べてみても、また民進党・共産党支持派からみても、またこの50・8%の持つ意味は大きいと言えます。産経にしてみれば「想定外」だった!「驚愕」的反応だったということです。産経の反応を視れば一目瞭然です。

自民、公明両党の与党が改選議席の過半数を獲得したことは「良かった」48・2%、「良くなかった」44・1%

憲法改正に前向きな勢力が、改憲発議に必要な参院の3分の2を確保したことについて「良かったと思わない」47・1%、「良かったと思う」43・8%

如何にデタラメ・スリカエ・ゴマカシ。大ウソのトリック情報が蔓延しているか!国民の反応を視れば一目瞭然です。このことを読み取った対応=後の先戦法が必要不可欠です。しかし、このことを実践しているとは言えません。野党は、スポーツの世界の戦略・戦術・練習などを参考にした政党政治活動をすることが必要不可欠です。

また、今回から隣接選挙区を統合する合区が「鳥取・島根」「徳島・高知」で新たに導入されたが、「1人の都道府県から少なくても1人は選ばれるべきだと思う」と合区に否定的だった人が69・2%おり、「思わない」の24・3%を大きく上回った。

愛国者の邪論 これも、一票の格差是正問題を、「身を切る改革」=国会議員削減にスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソのトリックで強行したことの破たんが浮き彫りになっています。しかし、そのことには、全く触れていません。寧ろ、このことを憲法改悪の材料にしようとしているのですから、マジで呆れます。

そこで、再度確認しておきます。それは本来であれば、国会議員は、

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」という原則を元に「正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し」とあることを確認しなければなりません。しかも国会議員とは「一地方の代表者」ではないのです。憲法は両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」とあります。

国会議員と政党が、如何に憲法を無視した私利私欲の代名詞であるか、このことを告発しなければなりません。そのことを証明する事例として挙げるのが「組織戦」=「業界団体の利益代表者」であるということです。このことは今回の選挙でも浮き彫りになります。しかも、憲法違反の政党助成金を得ているのです。全く国民をバカにしています。ここにスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソのトリックが浮き彫りになります。

今後、安倍内閣が最優先で取り組むべき政策課題は「医療・年金などの社会保障」が28・2%で最多。「景気・雇用などの経済政策」26・9%、「子育て・少子化・待機児童対策」12・3%などが続き、「憲法改正」は3・6%だった。

愛国者の邪論 愛国者の邪論は繰り返し記事に書いてきました。このような設問で出て来る国民世論は、安倍政権の失政の反映なのだということを強調してきました。ここに国民のホンネを読み取ることが必要不可欠でした。「憲法より飯だ」ということです。同時に「飯が食えない」のは憲法を形骸化している政治があることでした。だからこそ、「憲法を活かす」政治を実現することの必要性です。「憲法を活かす」政治が徹底されていれば、「飯が食える!」ということなのです。

いわゆる「護憲運動」の最大の課題が見えてきます。「護憲」ではなく「憲法を活かす」です。しかも「生かす」ではないのです。50年代から70年代は「生かす」でした。しかし、本来は「活かす」です。憲法を「使う」という思想です。そのことは、以下のことでも浮き彫りになります。

中国を相手取りフィリピン側が勝訴した、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定(今月12日)に対し、中国側は従わないと表明。尖閣諸島(沖縄県石垣市)のある東シナ海でも日中間で同じ事態が起きることを「心配している」と答えた人が87・4%に上った。(引用ここまで

愛国者の邪論 このような『世論』が出てくるのは、日常的に中国・北朝鮮「脅威」論が垂れ流されているからです。「危機感」「不安」を沈殿させているだけなのです。憲法を活かす外交努力が「不断」に行われていないからです。国民には軍事的手段しか解決方法が提示されていないのです。軍事には軍事で対抗する!「軍事抑止力論にもとづく悪魔のサイクルが日常的に垂れ流されているのです。安倍首相は口では「平和的解決」などと言いながら、これらの「脅威」を取り除くための平和的解決=対話と交流=非軍事的手段の駆使と多様な発展路線をサボっているのです。北京や平壌に出向いていくことなど、微塵もありません。

その最大の理由は、中国・北朝鮮の脅威を利用しているからです。このことで憲法改悪の土壌づくりを行っているのです。もう一つは、戦争責任問題を追及されることを恐れているからです。侵略戦争であった大東亜戦争と植民地主義=膨張主義を批判されることを恐れているからです。これこそ侵略戦争の反省の上に制定された憲法を改悪したい理由でもあるのです。

以上のことに、国民的議論が巻き起こることを期待したいと思います。これに成功すれば憲法は改悪されないでしょう。これは必ず成功するでしょう。憲法の水脈は国民の中に脈々と流れていることは、様々な世論調査でも浮き彫りになっています。この国民世論を大きく引き出すことが、今最も大切です。これは護憲ではなく憲法を活かす!です。

安倍内閣支持率、6月から横ばいの49.8% 

FNN世論調査 07/18 12:18

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00330760.html

FNNが、この週末行った世論調査で、安倍内閣の支持率は、6月から横ばいの49.8%だった。
調査は、7月16日と17日に、電話調査(RDD)で行われ、全国の有権者1,000人が回答した。
安倍内閣を「支持する」と答えた人は、0.4ポイント増えて、49.8%。「支持しない」と答えた人は、1ポイント増えて、39.1%だった。

参議院選挙の結果について尋ねたところ、「まあ満足」と答えた人が最も多く(37.7%)、「満足」(17.0%)とあわせて、半数を超えた。「やや不満」(22.3%)、「不満」(19.9%)と答えた人は、それぞれ2割前後だった。

自民・公明の与党が、改選過半数を得たこと「良かったと思う」(48.2%)が、「良かったと思わない」(44.1%)をわずかに上回ったものの、参議院でも憲法改正に前向きな勢力が、3分の2を確保したことについて、「良かったと思わない」(47.1%)が、「良かったと思う」(43.8%)をわずかに上回った。

一方で、今後、国会で憲法改正に向けた議論が活発化すること期待する人は、6割を超え(65.3%)、「期待しない」(28.5%)を大きく上回った。

東京都知事選挙に「関心があるか」どうかを尋ねたところ、「関心がある」と答えた人は、7割を超え(76.4%)、「関心がない」は、2割台(22.0%)だった。

都知事には、誰がふさわしいと思うかを尋ねたところ、東京都民の回答では、現時点で、小池 百合子氏が、やや優勢で、鳥越 俊太郎氏と増田寛也氏が、小池氏を追う展開となっていて、全国的に見ても、同じような傾向であることがわかった。

都知事選には、高橋尚吾氏、谷山 雄二朗氏、桜井 誠氏、マック 赤坂氏、山口敏夫氏、山中雅明氏、後藤輝樹氏、岸本雅吉氏、上杉 隆氏、七海 ひろこ氏、中川暢三氏、関口安弘氏、立花孝志氏、宮崎正弘氏、今尾貞夫氏、望月義彦氏、武井直子氏、内藤久遠氏を含む、過去最多の21人が立候補している。(引用ここまで

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業界団体から推薦を受け、強固な組織力を使ってアベノミクスの破たんと失政を道半ば論で逆手にとった自民党!

2016-07-18 | 16年参院選

組織戦と街頭戦噛み合わず!

安倍政権のアベノミクスの破たんと失政に

憲法を活かす政治への転換提起弱さ浮き彫り!

野党の不団結風吹かせず!

TPP・医療・郵政・暮らしは改善できたか!

誰が国民の要求実現の旗手か!鮮明に!

業界団体、自民回帰が鮮明 組織力に陰りも

神戸新聞NEXT 2016/7/4 07:00

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201607/0009249771.shtml

 
投開票が近づく参院選。各種団体関係者も参加した兵庫選挙区候補の決起集会=6月29日午後、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像の一部を加工しています)
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投開票が近づく参院選。各種団体関係者も参加した兵庫選挙区候補の決起集会=6月29日午後、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像の一部を加工しています)

自民、公明党が政権に返り咲き、3年半が過ぎて迎えた今回の参院選(7月10日投開票)。

かつて自民の集票を支えながら、郵政改革や民主党(当時)への政権交代、環太平洋連携協定(TPP)交渉などの過程で苦杯をなめた医療、農業、郵政などの業界団体が自民回帰を鮮明にし、組織内候補に失地回復を託す。ただ、自民支援で一枚岩だった組織力に陰りも見えるようだ。(山路 進、金 慶順、森本尚樹)

「われわれは元々自民党。過去3回が特殊だっただけだ」

庫県医師会の政治団体、県医師連盟(約4400人)の幹部が語る。

自民の医療規制緩和策に反発し、2007年の参院選は民主候補のみを推薦。10年は民主と自民、13年は民主候補を推した。

だが、今回は自民候補を推薦した上、公明候補も支援し、民主後継の民進党とは距離を置く。「医療は政治に左右される。政権与党に連なることに意義がある」と幹部。

当初は国民皆保険制度への悪影響を恐れて反対したTPP合意も「制度は守られた」と容認する

曲折をへて、自民比例代表で立つ日本医師連盟組織内候補のトップ当選に総力を挙げる。

幹部は集票力で医師会の存在を見せつける。それが自民党内の重しとなり、(規制緩和による)医療の崩壊を防ぐ」と訴える。

「比例に全力」

同じくTPPで揺れた農協(JA)も、自公の2候補を推薦する。

県内14農協などでつくる政治団体、県農政推進協議会(県農政協)TPPを容認した上で、政府に「万全の対策」を要望する。

だが、県内JAグループ正・准組合員計約47万人には不満もくすぶる

TPPが発効されれば、安価な海外農産品の流入が予想される。

洲本市の農業女性(63)は「自民には裏切られた思い。昔のように手放しの支持はできない」と話す。

国の補助金で農業インフラ整備を行う農業者の組合「土地改良区」がつくる政治団体「全国土地改良政治連盟」も、9年ぶりに自民比例の組織内候補を擁立した。民主政権時代に6割カットされた予算の復元を目指す兵庫県土地改良政治連盟は、兵庫選挙区では自民候補を推すが、「われわれは『土地改良党』。生命線となる全国比例の戦いを優先したい」と言い切る。

健在ぶり示す

全国郵便局長会は前回参院選(13年)に続き自民支持で選挙に臨む。

05年の衆院選で、小泉純一郎首相が掲げた郵政民営化に反発して自民党支持から離反。国民新党などの支援に転じたが、政権復帰した自民に回帰した。

近畿地方郵便局長会役員を務めた県内の元局長は「民間金融機関との競争条件が平等でない民営化は一つも良いことがなかった。民間と同等の条件で活動できるよう、与党への働きかけが必要」と語る。

局長OBや家族が主力だった政治活動は、民営化によって現役局長も可能に。一方で、局員の異動は増え、世襲の局長もいなくなった。元局長は「“郵政一家”も様変わりしたが、健在ぶりを示したい」と復権を期す。(引用ここまで)

自民の末松信介氏、組織票積み上げ3選…兵庫

 2016年07月10日 21時58分

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news/20160710-OYT1T50087.html<iframe class="hatena-bookmark-button-frame" title="このエントリーをはてなブックマークに追加" frameborder="0" scrolling="no" width="50" height="20"></iframe>

兵庫選挙区(改選定数3)では、自民党現職の末松信介氏が3選を決めた。改選定数が1増えたことに伴い、公明党が1992年以来24年ぶりに候補を擁立。おおさか維新の会からも新人が立候補するなど、計7人による激しい競り合いとなった。末松氏は安倍政権の高い支持率を追い風に、経済政策「アベノミクス」の成果を強調。公明党やおおさか維新が自民党支持層の取り込みを図る中、約500団体から推薦を受け、党所属の県議らがきめ細かく県内を回って、着実に組織票を積み上げた

【参院選・奈良】
自民新人・佐藤啓氏、野党統一候補の民進現職破る…

「アベノミクス前へ進めてほしいとの期待感じた」

2016.7.10 22:56更新

大阪に通勤・通学する「奈良府民」を中心とした無党派層の取り込みがカギとなった奈良選挙区(改選数1)では、若さを武器に徹底した組織戦を展開した自民新人の佐藤啓氏(37)が、野党統一候補の民進現職、前川清成氏(53)ら3人との戦いを制し、初当選を決めた。

アベノミクスをさらに前へ進めてほしいという期待を感じた。高齢者から若い世代まで幅広い支持をいただいた」。10日夜、佐藤氏は早々と当選確実の一報を受け、奈良市内の事務所で支持者らと万歳三唱して満面の笑みを見せた。

公明のほか約180の業界団体から推薦を受け、強固な組織力を背景に勢いに乗った佐藤氏。知名度アップが課題だったが、駅立ちに加え、国会議員や県議らと支援団体回りを重ねた。

一貫して優位に展開した選挙戦に、自民県連幹部は「今までにないほど組織全体が動いている」としつつ、終始陣営を引き締めた。高市早苗総務相など党幹部が相次いで来県し、野党統一候補への「野合」批判を強め、「安定した自公政治」をアピール。佐藤氏も子育て支援を訴え、幅広い層から支持を得た

一方、3選を目指した前川氏。改憲阻止を前面に打ち出したが、支持団体の連合奈良は共産との選挙運動に距離を置く立場とあって支持が広がらなかった。10日夜、奈良市内の事務所で支援者らを前に謝罪し、「改憲勢力が3分の2以上を占めれば、この国の将来が心残りでならない」と悔しさをにじませた。(引用ここまで

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石川県と宮崎県に視る自民党の組織戦による要求実現運動と野党の多彩な街宣と党派排除運動で勝負アリ!

2016-07-17 | 16年参院選

自公候補は

支援組織を回る堅実な活動で支持固めを図る

 政治の責任で地方創生を進めて経済を好循環にし

その税収で社会保障を充実させる

 県内四百以上の団体や企業などから推薦を受け

事務所のガラス張りの壁一面は

推薦状でびっしり埋め尽くされている

目立つ街宣より地道な活動を繰り広げる

野党統一候補は

安全保障関連法廃止などで

多彩な話題づくりで攻勢をかける

党派色を薄め

安倍政権に批判的な保守層まで取り込む戦術を取った

宮崎、松下氏が3選

「全力で地方を元気に」

参院選は10日、南九州でも投開票された。

宮崎選挙区(改選数1)は自民現職の松下新平氏(49)=公明推薦=が、無所属新人の読谷山洋司氏(52)=民進、社民推薦=と政治団体「幸福実現党」新人の河野一郎氏(56)を破り当選。

鹿児島選挙区(同)は自民現職の野村哲郎氏(72)=公明推薦=が、無所属新人の下町和三氏(56)=民進、共産、社民推薦=と政治団体「幸福実現党」新人の松沢力氏(34)、無所属新人の坂田英明氏(45)の3新人との戦いを制した。

今回の参院選は全国32の1人区で自民候補と野党統一候補が戦う構図となり、宮崎、鹿児島両選挙区も自民現職と野党3党が推す無所属新人との事実上の一騎打ちになった。松下、野村両氏は自民組織と支持団体が組織戦を展開し、ともに3選を果たした。投票率は宮崎選挙区49・76%、鹿児島選挙区55・85%だった。

「自公政権しかないという選択をいただいた。地方のため、日本のため全力を尽くしたい」

宮崎選挙区の自民現職、松下新平氏は宮崎市のホテルで「当選確実」の知らせを受けると、日焼けした顔で3期目の抱負を述べた。

昨年10月に総務副大臣兼内閣府副大臣に就任し、安倍内閣の一員として迎えた戦い。県内各地に後援会組織の支部を設けたが、序盤は支持拡大が進まなかった。

「アベノミクスの恩恵はない」「環太平洋連携協定(TPP)で農業はつぶれる」-。

選対関係者の一人は有権者から反発を受け、答えに窮したと言う。

それでも選挙戦では「地方は厳しく、増税できる環境にない」と消費税増税先送りと、秋にまとめる経済対策の意義を強調。「政治の責任で地方創生を進めて経済を好循環にし、その税収で社会保障を充実させる」と支持を訴えた。

選挙期間中は、自民党県連組織や地方議員のほか、県農民連盟など自民支持団体が組織戦を繰り広げた。公明党との選挙協力では、県選出の自民党国会議員側が比例代表で公明の公認候補を推すことで、公明の松下氏支援を後押しした。

一方、無所属新人の読谷山洋司氏は民進と共産、社民各党の支援を受け、安全保障関連法廃止を目指す市民団体とも連携したが及ばなかった。

陣営は党派色を薄め、安倍政権に批判的な保守層まで取り込む戦術を取ったが、投票率の伸び悩みもあって支持に広がりを欠いた

 ■宮崎選挙区得票 (開票終了) 

当 282,407 松下 新平 自現
◎ 152,470 読谷山洋司 無新
   20,354 河野 一郎 諸新  ◎印は法定得票獲得者  =2016/07/11付 西日本新聞朝刊=

攻める新人 締める現職  

中日新聞 2016年6月15日

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/ish/CK2016061502100024.html

二十二日公示、七月十日投開票の参院選で、石川選挙区の主な立候補予定者二人が対照的な前哨戦を繰り広げている。

野党統一候補となる無所属新人の柴田未来(みき)氏(45)の陣営は市民や野党各党が多彩な話題づくりで攻勢をかける一方、

財務副大臣で自民現職の岡田直樹氏(54)の陣営は支援組織を回る堅実な活動で支持固めを図る。(参院選取材班)

野党トップ級 続々

「友人」と書かれたたすきを身に着け、柴田未来氏に代わって街頭に立つ支援者=14日、金沢市武蔵町で

写真

十四日朝、柴田氏が金沢市神谷内町で街頭演説に立った同じ時間、五キロ離れた金沢港前で柴田氏の姿をまねた女性が車に手を振っていた。明るいピンクのシャツに真っ白のズボン。たすきには「友人」の文字。候補予定者本人に代わって支援者が有権者にアピールする「なりきり作戦」だ。

市民の発案で九日から始まり、石川県内各地に広まりつつある。狙いは「参院選や柴田さんに興味を持ってもらうこと」。現職に対する「圧倒的な知名度不足」を補う試みの一つだ。

野党各党は大物議員が続々来県し、てこ入れを急ぐ。五月下旬には共産党の志位和夫委員長と生活の党の小沢一郎共同代表が合同街宣。民進党は石川を「重要な選挙区」と位置付け、岡田克也代表ら幹部が相次ぎ訪れた。社民党も吉田忠智党首らが集会を開いた。

陣営幹部は「競い合うように活動し、支持の輪が広がっている」と手応えを語る。

応援に来た民進党の枝野幸男幹事長は地道に一本一本電話をかけることが本質的には大きい」と述べつつも、今後の幹部派遣に前向きな姿勢を示す。

岡田氏は、一日の国会閉会後は支持者回りや会合への出席を連日展開する。これまでに県内四百以上の団体や企業などから推薦を受け、事務所のガラス張りの壁一面は推薦状でびっしり埋め尽くされている。目立つ街宣より地道な活動を繰り広げる。

事務所のガラス張りの壁を埋め尽くす団体や企業などからの岡田直樹氏への推薦状=金沢市駅西本町で

写真
 
自民 伝統の組織戦

自民党は情勢調査で接戦が予想される選挙区に知名度のある党幹部を応援に投入しているが、石川は現時点で党幹部の来県予定はない。四日に金沢市内で開かれた党県連地域支部の選対関係者を集めた会議で、藤井義弘幹事長は選挙に奇策はない」と強調。馳浩文部科学相ら地元国会議員を中心に、組織をフル回転させた「自民伝統の戦い」に徹するよう呼び掛けた。野党の党首級の相次ぐ来県にも、自民内では「必然的に相手がメディアで取り上げられる機会が増える」と警戒感を示すことで、危機感を逆手にとった引き締めを図っている公明党も十四日に来県した漆原良夫党中央幹事会長以外に「大物投入」の予定はなく、合同の街頭演説や若者向けのイベントで自民と連携を深めている。(引用ここまで

国民の要求実現運動ではどっちが国民に響いたか!

党派色を薄めて保守層から支持を得る手口は

奏効しているか!

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自民党の「大勝」を演じた組織戦=草の根保守主義を打ち破る草の根民主主義をどのように構築するか!

2016-07-17 | 16年参院選

自民党の集票装置=マシンを放置していては

憲法活かす政権は樹立維持はできない!

「組織内」の国民の要求を実現するためには

アベノミクスで良いのか!否か!

憲法否定か、活かすか、どっちか!

各業界に斬り込む論戦だな!

そのためには要求実現運動で草の根民主主義構築だ!

参議院選一人区で勝つためには北海道補欠選の敗北から学ばなければ!「草の根民主主義」こそ! 2016-05-01 | 16年参院選

【参院選】業界・労組票に依存強まる

産経 2016.7.12 09:54更新

http://www.sankei.com/politics/news/160712/plt1607120018-n1.html

10日投開票の参院選比例代表では自民、民進両党いずれも業界団体や労働組合の支援を受けた候補が当選上位に名前を連ねた。特に民進党は比例代表当選者11人のうち8人が連合傘下の産業別労働組合の組織内候補だった。

民進党の連合組織内候補は過去最高の12人。9人を擁立した前回参院選では旧民主党の労組系候補が得た個人名票が160万2520票だったのに対し、今回は211万229票を獲得した。労組系候補の落選は前回を上回り4人という結果だったが、獲得票に着目すれば組織票の掘り起こしに一定の成果を得たといえる。民進党の総得票数に占める労組系候補の個人名票の割合も24.17%で、前回の22.46%を上回った。

厚生労働省の推定によると、昨年6月末現在の労組の組織率は17.4%と過去最低だったが、労組依存はむしろ強まったといえる。

一方、自民党の比例代表当選者上位には、民間シンクタンク「独立総合研究所」社長の青山繁晴氏や、女性ボーカルグループ「SPEED」のメンバー、今井絵理子氏ら著名人が名を連ねたが、最も個人名票を獲得したのは全国郵便局長会(全特)組織内候補の徳茂雅之氏の約52万票だった。(引用ここまで)

 自民の大家敏志氏、手堅く再選…9人乱立の福岡

 2016年07月10日 21時30分

<iframe class="hatena-bookmark-button-frame" title="このエントリーをはてなブックマークに追加" frameborder="0" scrolling="no" width="50" height="20"></iframe>http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news/20160710-OYT1T50068.html

福岡選挙区(改選定数3)では、自民党現職の大家敏志氏が再選を決めた。今回から改選定数が1増となり、現職と新人の計9人が乱立。自民党は候補を立てながら、24年ぶりに擁立した公明党の新人にも推薦を出すなど、厳しい選挙戦を強いられた。しかし、麻生副総理兼財務相を選対本部長に迎え、団体や企業など2000超からの推薦を追い風に、安定した組織戦を展開した。大家氏は「世界の真ん中で輝く日本を取り戻す」と訴え、アベノミクスの推進を前面に出してアピール。自民支持層を手堅くまとめ、無党派層からも一定の支持を集めた。(引用ここまで


自民の二之湯智氏、徹底した組織戦で3選…京都

読売 2016年07月10日 21時35分

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news/20160710-OYT1T50078.html

京都選挙区(改選定数2)では、自民党現職の二之湯智氏が3選を果たした。二之湯氏は、約1100の企業・業界団体から推薦を取り付けるなど徹底した組織戦を展開。府選出の衆院議員らもフル稼働し、推薦を得た公明党の支持層にも着実に浸透した。安倍政権が進める地方創生などをアピールし、幅広い支持を集めた。(引用ここまで

2016参院選森氏、返り咲き

 自民、議席失う(その2止)

新潟毎日新聞 2016年7月11日 地方版

http://mainichi.jp/articles/20160711/ddl/k15/010/015000c

組織戦、不発 中原氏、知名度不足が響く

「皆さんから必死の思いで支援を頂いたにもかかわらず、残念な結果になった。本当に申し訳ない」

「野党共闘」の壁に再選を阻まれた中原氏は、新潟市中央区の事務所で、集まった支持者らを前に厳しい表情で敗戦の弁を述べた。

選挙戦では、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果や、野党側が廃止を訴える安全保障法制の必要性を訴え、政権安定の重要性を強調した。

党所属の県議や市町村議の後援会を軸に、約2500の企業や団体などの推薦を取り付けたほか公明党の推薦も得て組織戦を展開。党本部は新潟選挙区を重点選挙区と位置付け、安倍晋三首相が3回県内入りしたのをはじめ、閣僚クラスが連日訪れ、無党派層の掘り起こしを図った。

だが、最大の課題だった知名度不足は最後まで克服できずアベノミクスの効果が県内にまで及んでいないことや「争点隠し」と野党が批判した憲法改正へのあいまいな姿勢も逆風となった。【米江貴史、南茂芽育】(引用ここまで

 2016参院選自民・磯崎氏が再選

 「共闘」支持広がらず

香川毎日新聞 2016年7月11日 地方版

http://mainichi.jp/articles/20160711/ddl/k37/010/211000c

第24回参院選は10日投開票され、香川選挙区(改選数1)は、自民党現職の磯崎仁彦氏(58)が実績をアピールして着実に票を積み上げ、再選を果たした。全国的に自民が優位に選挙戦を展開する中、香川でも安定した戦いぶりを見せ、非改選を含めて香川選挙区2議席の独占を続ける結果となった。一方、共産党新人の田辺健一氏(35)は、野党共闘により全国で唯一、共産の統一候補として戦ったが、支持を広げられなかった。また、幸福実現党新人の中西利恵氏(53)、無所属新人の田中俊秀氏(65)は伸び悩んだ。【参院選取材班】 

磯崎氏と田辺氏の事実上の一騎打ちとなった。

昨年8月、自民党は磯崎氏を1次公認。今年3月には公明党も推薦を決め、選挙に向けて準備を着実に進めた。今年5月には県議会の自民会派が分裂するという波乱もあったが、磯崎氏の事務所には企業、団体からの推薦状が多数寄せられ、組織戦を展開。磯崎氏は選挙期間中、「財政再建や環境問題に解決策を見いだしていく」などと訴えた。自民候補が香川選挙区を制するのは、2010年以降3回連続となる。

田辺氏は昨年8月に立候補を表明。統一候補となる前から街頭で地道な活動を始め、選挙戦では「憲法を守る」「安全保障関連法の廃止」などを訴えた。

一方、民主党時代の07年に初の議席を奪った民進党の動きは遅れた。県連は今春に入って県議の立候補を一旦発表。しかし、一本化の流れの中で出馬を取りやめた。生活の党が田辺氏を推薦、社民党が支持する中、民進党県連は自主投票とした。

公示前には高松市内で共同演説会があり、共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎共同代表ら4野党幹部が共闘をアピール。しかし選挙戦に入ると、共産以外の野党で幹部クラスによる応援演説はほとんどなかった

「次世代へ責任果たす」

高松市上天神町の磯崎氏の事務所には支援者が多く詰めかけた。午後8時すぎ、報道各社が「当選確実」の一報を流すと、会場では歓声が起きた。

磯崎氏はバンザイを繰り返した後、「選挙戦の関心は高くなかったが、多くの人が支援してくれた。心から感謝している。民間で危機管理を担当したが、国の政治は危機管理そのもの。時代の変遷と共に変えるべきは変えていく。次世代への責任を果たす。その信頼を得たのだと思う」と述べた。

 
落選が決まり、支援者らに感謝を述べる田辺健一氏=高松市今里町の事務所で2016年7月10日午後10時11分、伊藤遥撮影

「多くの支援、心から感謝」 田辺氏

田辺氏は落選が伝えられると、高松市今里町1の事務所で「多くの皆さんに支えてもらったことに心から感謝します。議席を勝ち取れず申し訳ありません」とあいさつ。支援者と握手を交わした。

民進党県連幹事長の山本悟史県議は「(野党共闘に)一定程度の理解と協力が進んだ。更なる進展が図れると思う」。社民党県連代表の高田良徳県議も「野党共闘に大きな成果があった。終わりでなく、次につなげていく」と話した。

 
香川選挙区の投票率の推移

投票率50・04% ワースト2位

投票率は50・04%となり、過去最低だった95年の46・79%に次ぐ2番目の低さを記録。かろうじて50%台を維持した。民進党県連が自主投票とするなど、有権者にとって候補者の選択肢が事実上少なかった。また、選挙戦を通じて盛り上がりに欠けたこともあり、投票率は伸びなかった。3年前の前回は52・08%。過去最高は1950年の82・36%。今回の当日有権者数は83万4059人(男39万7581人、女43万6478人)。


野党一本化、困惑呼ぶ

盛り上がらない国政選挙だった。与党側の党幹部や閣僚がほとんど応援に来県せず、憲法問題も当落を分けるほどの争点にならなかった。

自民、公明は早々に磯崎氏の支援態勢を固め、組織、団体ぐるみの戦いを続けた。ある自民県議は「いつも通りの選挙をしただけ」と淡々と話す。

一方、野党側は安全保障関連法の廃止でまとまり、共産候補の田辺氏に一本化した。全国から注目を集めたが、支持はそれほど広がらなかった。

理由の一つは、民進の煮え切らない対応だ。民進は、県議の出馬を発表したものの取り下げた。田辺氏への対応でも「党内や支持者に)共産党へのアレルギーが強い」として自主投票を決めた。しかし県連幹部は公示後の応援演説で、「野党共闘に勝る大義なし」と声をからした。

そんな姿に有権者は困惑していたようだ。選挙期間中、野党共闘について聞くと「よく分からない」との返事が多かった。ある野党の支持団体幹部も「支持者が(共産を)応援しよう、となるのは厳しい」と漏らした。

磯崎氏の再選は、与党の勝利というよりも野党自滅の側面が強い共産候補への一本化は十分に話し合った結果だったのか。野党は選挙戦を総括するべきだ。

年内ともささやかれる衆院選に向け、一定の野党勢力がある香川での敗戦を今後の糧としてほしい。自公政権の批判の受け皿として、有権者の期待はなお小さくない。【深尾昭寛】


磯崎仁彦(いそざき・よしひこ) 58 自[岸]現(2)

 [元]党副幹事長[歴]全日空部長▽経産政務官▽内閣政務官▽東大=[公](引用ここまで 

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自民党の勝因は「ほかの政党よりましだと思われた」という消極的な理由63%と際立って多かった!やっぱり!

2016-07-16 | 16年参院選

テレビは参院選なのに

都知事選候補者選定問題を垂れ流した!

「野党」=民主党内の動きを連日垂れ流すことで

「野党ゴタゴタ・だらしない」論が連日流された!

安倍「安定」政権論=野党共闘「不安定」論が流された!

テレビは党首討論会と選挙報道は削減した!

全国32の一人区で野党共闘が成立したが

刺客候補者・自民党ぶっ壊す発言=小泉劇場のような

舛添カネ目事件のような

テレビ選挙報道しなかった!

テレビは「道半ば」のアベノミクスの検証と争点化を

徹底的に排除した!

テレビは憲法「改正」の具体的項目の争点化を避けた!

テレビは期日前投票を誘導した!

テレビは授業料・ブラック企業・奨学金・年金など

「ヤング民主主義」発揚のための企画は避けた!

テレビは「政治とカネ」問題の争点化をサボった!

 その結果が

偽装・偽造・やらせの

安倍内閣支持と自民党「大勝」を創りだした!

全て予定通りだった!

 内閣支持 上昇53%

2016年07月13日 12時11分
 
http://www.yomiuri.co.jp/election/poll/20160713-OYT8T50067.html?from=yartcl_popin 

読売新聞社は11~12日、参院選結果に関する緊急全国世論調査を実施した。

自民党と公明党の与党が、目標としていた改選議席の過半数を獲得したことを

よかった」と思う人は54%と半数を超え、「よくなかった」の35%を上回った。

自民党の獲得議席は「ちょうどよいくらいだ」が44%、少ない方がよかった」が39%、「多い方がよかった」が10%だった。

自民党の勝因を聞くと、「ほかの政党よりましだと思われた」という消極的な理由が63%と際立って多かった。

参院選の結果、自民党、公明党、おおさか維新の会など憲法改正に前向きな勢力が、参院でも改正発議に必要な3分の2を超えたことについては

よかった」が48%、「よくなかった」が41%だった。

今後、国会で憲法改正に向けた議論が活発に行われることを

期待する」と答えた人は70%に上り、「期待しない」の25%を大きく上回った。

内閣支持率は53%となり、参院選公示直前の前回調査(6月17~19日)の49%から上がった。不支持率は34%(前回38%)。

政党支持率自民党が41%民進党が10%おおさか維新の会5%公明党共産党各4%などの順だった。

2016年07月13日 12時11分 Copyright © The Yomiuri Shimbun(引用ここまで


政党支持率と実際の投票行動結果について

当日有権者106,494,872人(28.6.21現在)

投票者数58,086,458人 投票率54.69%

自民党 20,114,788(得票率35.4)(絶対支持率18.89)

公明党   7,572,960(得票率13.5)(絶対支持率07.11)

お   維   5,153,584(得票率09.2)(絶対支持率04.84)

日 こ      734,024(得票率01.3)(絶対支持率00.69)

改 革  580,653(得票率01.0)(絶対支持率00.55)

安倍政権派     (得票率60.4)(絶対支持率32.08)

民進党 11,750,965(得票率21.0)(絶対支持率11.03)

共産党   6,016,195(得票率10.7)(絶対支持率05.65)

社民党 1,536,238(得票率02.7) (絶対支持率01.44)

生 活 1,067,300(得票率01.9)(絶対支持率01.00)

安倍政権打倒野党4党(得票率36.3)(絶対支持率19.12)

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6年間の得票推移を視ると自民大勝か?敵失で議席が決まるのは小選挙区制トリックのため!野党共闘発展こそ!

2016-07-16 | 16年参院選

 安倍自公政権派と安倍政権打倒派の比例獲得票一覧

09年総選挙民主党政権交代=29,844,799票!

04年参議員選挙民主党21,137,457票!

07年参議員選挙民主党23,256,247票!

自民党政権奪還12年総選挙16,624,457票!

ねじれ解消13年参議院選挙18,460,403票!

                 10年参      12年総     13年参     14年総     16年参

自民 14,071,671 16,624,457 18,460,403 17,658,916 20,114,788

公明     7,639,432   7,116,474     7,568,080   7,314,236     7,572,960

お維(日維         12,262,228     6,355,299     8,382,699     5,153,584

みん   7,943,649     5,245,586     4,755,160

日こ(次世代)                                                          1,414,919        734,024

改革                                                                           16,597        580,653

民主   18,450,140     9,628,653    7,134,215      9,775,991    11,750,965

共産     3,563,556     3,689,159    5,154,055    6,062,962      6,016,195

社民     2,242,735     1,420,790    1,255,235      1,314,441    1,536,238

生活                           3,423,915       943,836      1,028,721    1,067,300

16参議院選挙

安倍政権派 34,156,009

野党4党派 20,370,698

 民主党政権誕生時の国民パワーをどう取り戻すか!

 本当に自民党は大勝したのか?なんだか変なマスコミ報道。

竹村英明の「あきらめない!」 2016年07月11日 | 政治
 
2016年参議院選挙が終わった。マスコミ各社の報道は与党圧勝、改憲勢力が議席の三分の二を獲得!というものだ。自民党が大勝し、民進党をはじめとする野党各党が敗北だと。しかし、選挙結果を見てみると「?」がつく。どうして、この数字で、そんな解説ができるのかと。
自民党は敗北していた!
選挙結果というものは、その時の数字だけで論じるべきではない。 前の選挙、さらに前々回の選挙結果との比較が必要だ。 とくに参議院選挙は3年ごとに議席の半数ずつが改選となるため、6年前の前々回との比較が重要だ。

自民党の2010年、2013年、2016年の参議院選挙区の結果はこうなる。39→47→36。
大勝の前回より減らし、なんと前々回よりも減っている。
2010年の選挙は、当時の民主党に政権を奪還されていた時代で、その時の菅総理の消費増税発言、その前の鳩山総理の沖縄への裏切りなどで、有権者が民主党に愛想をつかしていた時だ。 そのおかげで、自民党は政権奪還の足がかりとなる、参議院第1党の地位を取り戻した選挙だ。

安倍政権(第2次)で最初の参議院選挙となる2013年選挙では大勝するが、これが1人区のマジックだということは、かつて私が分析して見せたことだ。 大して得票数はないのに、野党側乱立の結果、当時31だった1人区で、自民党は29で勝ったからだ。 しかし、今回は32の1人区のうち取れたのは21。

勝ってはいるが、前回、前々回との比較で言えば「大負け!」というべきだろう。

これが、共産党による大胆な野党統一候補提案とそれに呼応した野党各党の実行の成果であることはいうまでもない。もし、野党統一候補が全一人区で成立していなかったら、自民党は「単独過半数」を確保どころか、単独で憲法改正の発議ができる162議席に迫る勢いとなり、確実に憲法改正へと進んだことだろう。
憲法改正はあるのか、ないのか
自民党の大敗を覆い隠しているのは、公明党の躍進である。

選挙区で3→4→7と増え、比例は前回同数の7だが総数で3増やし14とした。前々回は総数で9だったので着実に増やしていることになる。ただし、得票数でいうと、前々回は764万票、前回は756万票、今回は757万票なので、実は増えていない。6年前よりは減っているのだ。それでも議席数を増やしているのは、投票率の低下と選挙区(複数区)での薄氷の勝利のたまものだ。

もともと憲法改正には消極的な公明党が、これで憲法改正に「いけいけドンドン」の証明と思って前に進めるだろうか。
 
マスコミの言う憲法改正の発議ができる162万票というのは大阪維新の議席を足しあわせたものだ。大阪維新の松井代表は、自民党の憲法草案は、そのままでは受け入れられないとしており、発議する憲法改正の内容で合意ができるかは微妙だ。9条改憲をすすめ、国家非常事態条項をつくるというような、自民党改憲草案実現を目指す、コアの改憲勢力の勢いは、まだ首の皮1枚で押しとどめたという評価もできる。
意外に健闘している民進党
ボロ負けのように言われている民進党だが、選挙区では意外に健闘した
北海道(3人区)で2人、東京(6人区)でも2人、愛知(4人区)でも2人を当選させた。
野党統一候補も大健闘で、青森、山形、宮城、福島、新潟、長野、山梨では「統一候補」でなければ当選させることはできなかっただろう。
敗れはしたものの、秋田、奈良、愛媛、滋賀などは、本当に僅差の争いだった。
奈良は、大阪維新が候補者を出して11万票をとっており、それがなければ野党側が勝っていた。
ただ全般的に、相変わらず野党は東で強く、西で弱い。
中国、四国、九州では、一騎打ちでも自民党に勝てないところが多い。
それでも、同時に行われた鹿児島県知事選では脱原発を掲げた三反園氏が原発推進の現職を破り、保守王国に風穴を開けた。新しい風が吹き始める予感だ。
残念な平和派市民の迷走
今回の参議院選挙では、野党の統一候補実現という大きな成果があったのと裏腹に、戦争法反対、憲法改正阻止にはやるばかりに、全く逆の結果を生み出しかねない残念な行動があった
その主体となっている人たちが友人であったり、本来は信頼に値する方々だったりしたために、私個人としてなかなか波紋を引き起こすような発言ができなかったが、結果は想像どうりとなった。

まず三宅洋平である。

今回は25万票で、前回比例区で獲得した票よりは多いということを評価すべきかどうか。 彼は人は集めるが票は集められないようだ。大群衆が集まっているのに報道しないマスコミが悪い・・というような言い方で、これを済ませてはいけないのではないか。なぜ、あのやり方では票が集められないのか真剣に考えるべきであろう。

そして「国民怒りの声」。

小林節さんの怒りの気持ちはよくわかるが、これでは逆で安倍政権の後押しである。しかも44万票と「支持政党なし」よりも票が少ないとは・・。まったく選挙のなんたるかも、方法論もご存じなく無謀な挑戦をされたとしか思えない。これがどういう結果を引き起こしたかを見てみよう。民進党の比例区候補だ。

当選者を上から順に見ると、電力総連、自動車総連、電機連合、有田芳生をおいて、ゼンセン同盟、郵政グループ、そのあと自治労、日教祖・・と続く

何を言いたいかお分かりだろうか。上位はみんな旧同盟系。原発問題でいうと原発推進派である。
かろうじて自治労以下が脱原発。そして、これまで市民のために、協力してくれたこともある、現職、元職たちが続々落選しているのがわかる。

民進党の比例代表で当選者として残るには、最低20万票が必要と言われていた。ところがそのラインに届いたのは、電力総連、自動車総連、電機連合の3候補だけ。あとは軒並み20万票割れで、16位以下は10万票にも届かず。

この候補者たちの10万票はどこに消えたのだろう。

脱原発や人権問題、あるいはTPP反対で、本当は当選して欲しかった大事な候補者たちを引きづり落としたのは・・誰。

残念ながら「国民怒りの声」は、たった44万票とはいえ、民進党内順位を撹乱し、必要な人を引きづり落としてしまう効果はあったようだ・・と言わざるを得ない。
「怒りの声」に票を投じた有権者たちは、「支持政党なし」にわけも分からず投票するような有権者たちとは明らかに違うのだから。
結果的に、マスコミが言うところの「自民党大勝」に、多少の貢献はしてしまったと言わざるを得ないのだ。
最後に「統一候補」の難しさ
「支持政党なし」は、ほとんど棄権と同じだ。
自民・公明の別働隊などと言われたりするのも、莫大なお金(供託金だけで6千万円。他にポスター代やら何やら・・。)をかけて、人々を投票所に行かせて棄権と同等なことをやらせるという手の込んだ詐欺的な作業だからだ。

「国民怒りの声」や「新党改革」なども、もしかしたら同じことになる。だから、少しでも「有効な投票を」ということになるわけだ。

では、選挙区(1人区)で、絶対通りそうにない候補に投票するのはどうか。今回でいえば、群馬、栃木、福井、石川、富山など。そして中国地方、九州地方にはごろごろある。頑張れば勝てるのは、32の1人区のうち17か18だ。

四国の香川では、唯一の共産党候補による野党統一が実現したが、15万票差のダブルスコア以上で自民党候補に負けた。

他の野党が果たして、共産党候補のために本当に選挙活動をしたのかなとも思う。

この香川では2007年選挙では民主党が自民党に勝っている。その次の2010年には負けはしたが4万票差、2013年には7万票差と広がっている。2010年も2013年も共産党候補の票は3万票あまりなので、単独で10万票は取れない。他の野党の応援があったことは明らかだ。でも3年前には民主党だけで15万票近くを取っており、かなりの票が動かなかったと見るべきだ。

本気での野党共闘になっていない。これは申し訳ないが、共産党候補という候補者に起因することかも知れない。

勝つにはどうすれば良いのか。私たちはもう少ししたたかになる必要がある。

今回の候補者選びに、私たちは口出ししなかった。
政党間協議に任せたのである。 しかし、これは有権者側にとって「正しい姿勢」だったのだろうか。 他人事ではなく自分事に出来ていたのか・・という反省もある。

鹿児島県知事選では、絶対勝てるはずがないと思っていた挑戦を挑み、なんと勝ってしまった。
この伏線は前回選挙で、絶対に勝てない戦いに挑戦した候補者の存在だ。

原発の再稼動の是非という大きなテーマもあるが、有権者が他人事にしないこと、自分事として、最初は勝てなくても、少しずつ、少しずつ、票差を詰めていくことなのだなあということを教えられる。

みずから「候補者の候補者」を出し合い、議論し決めていくところから、民主主義ははじまるのではないだろうか。どんな候補者が良いのか議論し、出し合い、その中で「政治への意識」を鋭くして行きたい。

選挙はけして人気投票じゃない。(引用ここまで)
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参議院選挙全国32の一人区で野党共闘ができたのに3分の二目標は受け身だった!過半数でこそ流れ大に!

2016-07-15 | 16年参院選

戦略は受け身ではなく積極的で大きい方が良い!

この次の3年後には

安倍自公派を「少数」にするためには

一人区だけではなく二人区も野党共闘だろう!

 第一回戦の成果と教訓を踏まえて

第二回戦は都知事選だな!

上田知事の指摘・大アッパレ!

<参院選>

上田知事、野党批判「無理な争点化」「2/3阻止は駄目」

2016年7月12日(火)

http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/07/12/04.html

10日に投開票された参院選埼玉選挙区で現職3人が当選したことについて、上田清司知事は11日、取材に対し「順当ではないか。それぞれ県政の課題に熱心に取り組んでもらっており、私的にはありがたい結果」と振り返った。

一方、県内投票率が前回(51・21%)並みの51・94%にとどまったことに「激戦だったので党首クラスが多く応援に入り、候補者数も多かったので、もっと上がってしかるべきと思うが、決定的な争点が拡散していた。野党側の争点のつくり方が上手ではなかった」と指摘した。

安倍晋三首相が目指す憲法改正に賛同する改憲勢力が、非改選と合わせ国会発議に必要な全議席の3分の2超となったことについても、知事は安倍首相は(改憲に)いずれ取り組むと言っており、今すぐの話ではないのに今すぐみたいに争点化することに無理があった。そこを争点に野党が戦ったこと自体が戦術的に失敗だったと思う」と述べた。

さらに民進党や共産党が「改憲勢力に3分の2を取らせない」と主張したことに対し「『3分の1だけください』と言っているのと同じで、それでは駄目。『過半数を私たちに取らせろ』と言わないと」と野党の姿勢を批判した。(引用ここまで)

愛国者の邪論 安倍首相のネライについての評価は全く違っています。政治家にしては、どうか?と思います。しかし、野党の姿勢の問題点は、そのとおりです。国民に何を訴えるのか!消極的です。それは政治に求めるのは憲法だけではないからです。良いか悪いか、全く別です。

世論調査では、安倍政治に求めるのは、暮らしが圧倒的でした。その暮らしがダメなのは、憲法を形骸化してきた自公政権でした。だからこそ、暮らしの問題に関心が集まったのです。

しかし、国民が、そのまま憲法問題に関心を示すか、どうか、それは別問題です。だからこそ、入り口は、暮らしの問題であり、平和の問題であり、憲法の問題であるわけですが、上田知事のような憲法問題は、まだ先のことだというレベルの認識に、多くの国民が感じている!勿論、そのことそのものは問題なわけですが、これが現実なのです。

だからこそ、暮らしの問題を改善していくためには政治を転換しなければならない”そのためには安倍自公はを少数に!これがスローガンにならなければ!ということです。

憲法改悪問題だけに関心を集中させると言うのは、安倍自公派の術策にはまってしまった!ということです。安倍自公派が得票を増やしたのは、景気を回復するためには「道半ば」のアベノミクスを力強く推進することで暮らしが良くなるかも知れない!という「組織を挙げた」「投票装置」を使ったということです。そのことを教訓にしなければならないでしょう。これは北海道4区補欠選で示された教訓でもあったわけです。

このことは都知事選でも浮き彫りです。増田氏を応援する自民党が配布した「賞罰」は、この間の「組織選」の実態を浮き彫りにしました。そのことは伏魔殿の都議会そのものが示しています。

愛国者の邪論の記事をご覧ください!

参議院選一人区で勝つためには北海道補欠選の敗北から学ばなければ!「草の根民主主義」こそ! 2016-05-01 | 16年参院選

産経の記事を視ると補選に勝っても安倍首相は危機感満載!産経が代弁!分断攻撃の手口も! 2016-04-25 | 16年参院選

自衛隊のマチで保守層が強いとされる千歳市で思ったように投票率が伸びなかったのは戦争法にある! 2016-04-25 | 16年衆院補選

自衛隊関係者依存選挙!票は前回とほぼ同じだった北海道5区補欠選だが、野党4党共闘は大進歩! 2016-04-25 | 16年衆院補選

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2014年総選挙と同じテレビは国政選挙の各党の政策も運動も国民に報せると言う点では暗闇化した投票率を視ろ!

2016-07-13 | 16年参院選

 暗闇選挙を告発してきた愛国者の邪論が書いた記事

批判を浴びせられると、かえって闘志が湧く!批判を受けると結構燃えるタイプ!ならば安倍首相は党首討論を!(2016-07-02 | 16年参院選)

6.27~7.2NHK政治ニュース一覧驚愕!参院選報道は!主権者・18歳若者の選択肢奪う暗闇選挙!(2016-07-02 | 16年参院選)

FNN6月29日後半も参院選記事は一つ!情報伝達手段のマスメディアの価値を自ら放棄!(2016-07-01 | 16年参院選)

6月29日前半のFNNニュース記事一覧!参院選は藤野議員「人を殺すための予算」だけ!これが民主主義国?(2016-07-01 | 16年参院選)

これが本日TBSテレビのニュース報道だ!選挙なし!これでは投票率は上がらない!政治不信風評被害!(2016-07-01 | 16年参院選)

岡田氏首相に党首討論申し入れ!全党首討論・選挙担当者討論を連日連夜やるべし!国政選挙だ!(2016-06-27 | 16年参院選)

またまたTVは選挙はやらず高知覚せい剤事件と英国EU離脱問題ばかり!国政問題なのに何故特集しない!(2016-06-27 | 16年参院選)

やっぱりNHKは選挙中なのに安倍首相を露出度で他党と比べて優遇していた!日常的に政策宣伝装置だから!(2016-06-26 | 16年参院選)

日経リサーチ社を使って選挙戦「序盤」の『世論』で与党有利をばら撒き諦めを押し付ける安倍権力側!退場!(2016-06-24 | 16年参院選)

2013年参議院選挙中に愛国者の邪論はどんな記事を書いていたか!選挙の様相の検証について(2016-06-23 | 16年参院選)

参院選では政策ごとのTV討論を連日連夜やるべし!国民・若者に判断材料を舛添金目事件のように提供を!(2016-06-19 | 16年参院選)

6月16日のNHKのニュースの記事に各党の政策と運動紹介なし!違いを報せないのは無責任!(2016-06-17 | 16年参院選)





NHKなど、テレビは政策ごとの政策論戦をテレビで徹底してやるべき!舛添問題で争点を逸らすな!(2016-06-13 | 16年参院選)

今回も同じだった!暗闇選挙の実態!

オレオレ詐欺的選挙!

これでは投票率は上がらないのは当然!

極めて不当・不公正な選挙だった!

放送時間3割減 争点隠し影響か

 
参院選関連情報の放送時間

NHKを含む在京地上波テレビ6局の参院選関連の放送時間が、前回2013年より3割近く減ったことが分かった。専門家からは「政府与党が憲法改正の争点隠しをしたため報道が盛り上がらなかった」との指摘もある。 

【写真特集】現役閣僚も党首も…落選した主な候補者

<参院選後>識者「政権の『非立憲』的姿勢懸念」「正直騒ぎ過ぎ」「何の意味もない」

 <誤認便乗?結局「支持政党なし」は何票集めたか>

 <記者の目>2016参院選 「安倍1強」に=松田喬和(特別顧問)

 <社説>参院選後の首相 おごらず、包み隠さず

放送時間は、調査会社エム・データ(東京都港区)が東京エリアについて集計した。今回は選挙期間が1日長かったため、公示後最初の日曜から投開票日前日までの2週間を比較した。政見放送や政党CMは除外した。

それによると、今回の参院選関連の総放送時間は26時間1分で前回の35時間57分から27.6%減った。

中でも情報・ワイドショー系番組の減り幅は大きく、民放は6割減だった。

政治の話題を積極的に取り上げていた情報番組「朝ズバッ!」(TBS)は14年3月に終了している。

NHKは前回取り上げた「特報首都圏」などで今回は放送しなかった。

また、平日夜放送の看板ニュース番組の報道量を毎日新聞が調べたところ、

参院選1時間42分に対して東京都知事選1時間18分バングラデシュの人質テロ事件1時間5分だった。

参院選よりも都知事選報道に時間を割いた日もあった

NHKは7、8日の両日とも「ニュース7」「ニュースウオッチ9」で、アナウンサーが投票を呼びかけたほかは、参院選にほとんど触れなかった

駒沢大の逢坂巌専任講師(政治コミュニケーション)は「テレビは視聴率の取れない政治ニュースを扱わなくなる傾向にあり、安倍政権になって批判もしなくなった。今回の参院選は自民が争点隠しをしたため、さらに報道が盛り上がらなかった。改憲議論が今後進む中、踏み込まない政治報道のままでいいのか議論すべき時期に来ているのではないか」と指摘している。【丸山進】(引用ここまで

愛国者の邪論 これで「正当に選挙された代表」と言えるか!偽造・偽造・やらせの選挙は不当・公正です。オレオレ詐欺と同じ手口です。

日本の選挙報道に対する

デーブ・スペクターの「ド正論」に共感の嵐!

http://buzzmag.jp/archives/71637

昨日行われた参議院選挙。各報道機関は、今回も投票が終わった20時から、競うように選挙特番を放送し続けていました。

そして、こうした日本の選挙報道のあり方について、

テレビでもおなじみのデーブ・スペクター (@dave_spector)さんが苦言を呈し、話題を呼んでいます! 

 

選挙終わってから候補や政党や支援団体のことを特番で見せられてもどうしろと言うんですか?
遅いだろう!全く役に立たない。メディアが公職選挙法の改正を大優先にしないなら開票特番やめて全部アニメでいいです。オチはありませんm(__)m 2016年7月10日 21:39

さらに、脳科学者として有名な茂木健一郎 (@kenichiromogi)先生も…。 

日本のテレビって、不思議。選挙が終わったら、選挙速報を各局横並びで洪水のようにやるのに、選挙期間中の論点の分析や論争はほとんどやらない。せめて、この10分の1のエネルギーと時間でも注いでくれたら。報道価値があるのは、もちろん後者。選挙結果は、待っていれば選管が発表する。2016年7月10日 21:43

 

確かに選挙特番を見ていると、「もっと早く知っておきたかった」と思うような情報に出会うことも少なくありません。

投票後に「お祭り騒ぎ」の報道を行っても、まさに「後の祭り」ですね…。(引用ここまで

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陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない=自衛隊は違憲と自民党も認める!だが共産党を攻撃する!

2016-07-12 | 16年参院選

自衛隊は「合憲」だと言って

共産党の自衛隊「違憲」論を非難している自民党!

しかし、自分は、9条2項は「違憲」だと認めている!

だから、自民党「憲法改正草案」を創って

9条2項の「戦力不保持」規定を削除

「国防軍」の創設や国民の国防の義務明記した!

これは「たたき台」などとゴマカシているが、

改憲の中身は

憲法改正草案』としてまとめた方向性だと

ハッキリ言っている!

しかし「合意」が得られないから

9条2項の「改正」でなく

大災害時の国会議員の任期延長や、

各都道府県ごとに最低1人参院議員を選出することなどを

入口として「本丸」に近づける!

多数を獲得したら選挙後に国会で審議する!

そして国民投票にかける!

これが安倍自民党のネライだ!

やり方は経験ずみ!

特定秘密保護法・戦争法でお試しずみ!

<自民・高村氏>「憲法9条が改正される可能性はゼロだ」

 毎日新聞 7月5日(火)22時46分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00000105-mai-pol

自民党の高村正彦副総裁は5日のBSフジの番組で、参院選後の憲法改正論議で9条改正が浮上する可能性はないとの認識を示した。「改憲勢力が(発議に必要な参院の3分の2以上の議席を)取ったとしても、10年先、何年か先は別だが、憲法9条が改正される可能性はゼロだ」と述べた。(引用ここまで

【参院選】

民進・岡田克也代表を「デマ」と批判

 自民・高村正彦副総裁

安倍首相での9条改正可能性は「ゼロ」

2016.7.6 06:59更新

 http://www.sankei.com/politics/news/160706/plt1607060007-n1.html

自民党の高村正彦副総裁(福島範和撮影)自民党の高村正彦副総裁(福島範和撮影) 

自民党の高村正彦副総裁は5日夜のBSフジ番組で、10日投開票の参院選の結果、憲法改正発議に必要な3分の2以上の議席を改憲勢力が確保した場合、憲法9条を改正する可能性について「10年先などの将来は知らないが、(当面)ゼロだ」と強調した。そのうえで「改憲勢力が3分の2を取れば、安倍晋三首相が憲法9条を改正する」などと訴える民進党の岡田克也代表を「デマの類い」と批判した。

高村氏は「首相は『憲法9条の改正は国民の理解が得られていない』と再三言っている」と説明。「おおさか維新の会も9条改正は『時期尚早』。公明党はもともと自民党とスタンスが違う」と述べ、改憲勢力とされる各党が現段階での9条改正を否定していると強調した。

一方、高村氏は、今後衆参両院の憲法審査会の議論を通じ「(発議に必要な)3分の2の賛成が得られるような特定の条項を探す努力は始める」とも言及。この場合は、戦力の不保持を宣言した9条2項の改正でなく大災害時の国会議員の任期延長や、各都道府県ごとに最低1人参院議員を選出することなどが「候補や入り口になり得る」とした。(引用ここまで

NHK「憲法記念日特集」/志位委員長の発言 [2016.5.4] 

高村自民副総裁また暴言/「9条2項守れは法匪」 [2015.11.25] 

首相 9条2項改憲に言及/衆院予算委 学者の違憲指摘を敵視 [2016.2.4]

 自民が公約発表 改憲原案提出を明記

 2014年11月26日(水)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-11-26/2014112601_03_1.html

自民党は25日、総選挙公約を発表し、「憲法改正原案を国会に提出し、憲法改正のための国民投票を実施、憲法改正を目指す」と明文改憲の方針を明記しました。

2013年参院選公約でも「『憲法改正原案』の国会提出を目指し」と述べていましたが、今回の公約は改憲に向けてさらに踏み込んだ表現になっています。

同党の稲田朋美政調会長は会見で「憲法改正は自民党の党是だ」と強調。改憲の中身は公約に明示していないものの、稲田氏は「野党時代に『憲法改正草案』としてまとめた方向性」と語りました。

自民党が発表している「憲法改正草案」は、9条2項の戦力不保持規定を削除し、「国防軍」の創設や国民の国防の義務を明記。安倍晋三首相が国民世論の反発で頓挫した96条の改憲要件の緩和や、“基本的人権は永久不可侵”とした97条も削除するものとなっています。

集団的自衛権の行使を容認した「閣議決定」の具体化では、「切れ目のない安全保障法制を速やかに整備」と明記。沖縄米軍新基地問題では「名護市辺野古への移設を推進」として、沖縄県知事選(16日)で示された「新基地建設ノー」の島ぐるみの民意を踏みにじる立場を示しています。(引用ここまで

やらせ質問で憲法9条2項改悪の正当化を謀る!

戦争法を強行してもなお憲法9条が邪魔!

現行「自衛隊」ではなく「国防軍」にしたいのだ!

デタラメだらけの「改憲」論浮き彫り!

最高裁は憲法判断は回避した!

米国と最高裁と政府合作で米軍違憲判決を覆した!

国家の最高法規=憲法の形骸化を謀り

創ってきた現実を優先させて憲法を改悪する手口は

「軒下を貸したら母屋を取られた」論と同じ!

「ウソ」と「不道徳」浮き彫り!

http://gohoo.org/16020902/

衆議院予算委員会(2016年2月3日) (※衆議院インターネットテレビより文字おこし)
稲田朋美議員(自民党)
…次に、憲法改正についておうかがいをします。憲法は法治国家、主権国家、日本の基本法であります。さらに日本が目指すべきビジョンの基本的な、法的な基盤でもあります。現行憲法は日本が占領されていた、そして主権が制限されていた時代にできたものであります。昭和27年サンフランシスコ平和条約が発効して日本が主権を回復した後に自主憲法を作るべきであるというのが我が党の党是であり、昨年我が党立党60年の際にもこの憲法改正というと党是であり歴史的なチャンスに果敢に挑戦しようと心をひとつにしたわけであります。
昨年、集団的自衛権の議論の中で集団的自衛権の行使が憲法に違反するという批判がありましたが、憲法で国家が国民を守る必要最小限度の自衛権について、ごくごく限定された集団的自衛権を認めることは、何ら憲法に違反するものでも立憲主義に違反するものでもありません。
憲法9条1項は1928年の不戦条約に流れをくむ侵略戦争を禁止するという国際法上の当然の法理が書かれております。しかしながら、9条2項は「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」これを素直に文理解釈すれば自衛隊は9条2項に違反する、憲法学者の約7割が9条2項に自衛隊は違反ないし違反する可能性があると解釈しております。

憲法制定当時、9条のもとで日本は自衛権の行使すらできないというのが政府の解釈だったわけでありますが、

1954年に自衛隊が創設されて9条のもとであったとしても日本は主家国家である以上、自分の国が危ないとなれば9条のもとで自衛権を行使できると憲法解釈を変更し、これが9条の歴史の中で最も大きな憲法解釈の変更であります。

9条のもとで必要最小限の自衛権を行使できるというのは最高裁でも判示されているわけですけれども

私は憲法学者の多くが素直に文理解釈をすれば自衛隊が9条2項に違憲であると解釈するような9条2項、

すでに現実には全く合わなくなっている9条2項をこのままにしておくことこそが私は立憲主義を空洞化することだと考えますが、総理のご意見をおうかがいいたします。

安倍晋三首相
先般の平和安全法制の議論の際、憲法学者の多くが憲法違反だという指摘がなされました。この国会においてもそれが大きな焦点となり、議論となりました。しかし、いま稲田議員が紹介されましたように、実は憲法学者の7割が、憲法9条1項2項を読む中において解釈からすれば、自衛隊の存在自体が憲法違反の恐れがあると判断している。自衛隊の存在自体が、自衛権の行使そのものが憲法違反であると解釈している以上、当然、集団的自衛権も憲法違反となっていくんだろうと思います。
しかしながら、いま稲田議員がおっしゃったとおり、憲法前文は国民の平和的生存権を確認し、13条で生命、自由、幸福追求に対する国民の権利を国政上尊重すべきことを定めていることを踏まえると、憲法第9条は我が国の主権国家としてもつ固有の自衛権を否定しているものではなく、自衛権の行使を裏付ける必要最小限度の実力組織を保持することも、もとより禁じているものではない、と解しているわけであります。このような政府の解釈は一貫したものであり、また、政府の憲法解釈に反する(ママ)基本的論理は最高裁判決と軌を一にするものであります。また何よりも自衛隊は創設以来、60年間以上にわたり国内外での活動を積み重ね、今や自衛隊に対する国民の支持は揺るぎないものがあるわけです。
もとより自民党は、いま議員がおっしゃったとおり、立党以来、憲法改正を党是としてきたわけです。そして谷垣総裁のもとで相当な議論を行って、憲法改正草案を発表しております。その中で、第9条第2項を改正して自衛権を明記し、新たに自衛のための組織の設置を規定するなど、自民党として将来あるべき憲法の姿を示しています。憲法解釈について、7割の憲法学者が憲法違反の疑いがあると自衛隊に対して疑いを持っている状況をなくすべきではないかという考え方もあり、また、そもそも占領時代につくられた憲法である、時代にそぐわなかったところもある、そして私たちの手で憲法を変えていくべきだという考え方の下に、私たちの草案を発表しているわけであります。
先の総選挙においても憲法改正を目指すことは明確に示しているわけでございます。憲法改正につきましては、法改正と違い、国会の中だけで決めるわけではなく、国会議員が多数決で決めればそこで決まるのではなく、国会は国民の皆様に判断を委ねるための発議をするだけです。決めるのは憲法においては国民の皆様に決めていただく。国民の皆様に決めていただくということすら国会議員がしなくていいのか、それは責任の放棄ではないかということを問題意識として、多くの責任感のある国会議員が考え抜いた結果、先般、谷垣総裁のもとでわれわれの考え方を示したわけであります。決めていただくのは国民の皆様の一票であると思うわけであります。
だからこそ憲法改正は国民の理解が不可欠であり、具体的な改正内容は、国会や国民的議論と理解の深まりの中でおのずと定まってくると考えております。念のためにつけ加えさせておきますと、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義など現行憲法の基本原理を維持することは当然のことであり、私たちの憲法草案においてもそれは貫かれていると申しておきたいと思います。(引用ここまで

(社説)首相の改憲論 あまりの倒錯に驚く

朝日新聞 2016年2月6日付朝刊社説

http://gohoo.org/16020902/

・・・憲法は、一人ひとりの人権と平和を守り、権力のあり方を規定する最高法規である。国会でも、国民的にも、改正の是非を含め論じ合えばいい。ただし、中身ではなく改正そのものが目的化した改憲論には与することはできない。(引用ここまで

愛国者の邪論の検証

「憲法学者の7割」が「9条の解釈からすれば自衛隊の存在自体が憲法違反のおそれがあると判断している」というのであれば、政府の「自衛隊=合憲」論こそ見直すべきです。

安倍首相や稲田氏らは、自衛隊は合憲としてきた。しかも災害救助など国民に認知されている。だから、その自衛隊の「現実」に「戦力不保持」「交戦権否認」を明記した「9条2項」は「合わない」。このことこそ「立憲主義を空洞化する」というのです。

しかも、自衛隊は9条違反ではなく合憲だけれども、憲法学者が、自衛隊の存在自体を違憲としているので、9条を改正することで、自衛隊の存在自体を合憲としたいというのです。  

こうして9条「改正」を憲法学者の責任に転嫁して、自衛隊を合憲として文字通り認知させるために「自衛」隊から「国防軍」として「発展」させ「作り変える」ことを狙っているのです。9条「改正」のための「正当化」を謀っているのです。

しかし、今問題にしているのは朝日が指摘にしているように、自衛隊が違憲か、合憲かではなく、従来の「自衛隊=合憲」論の根拠としてきた「個別的自衛権」論を踏み外した「集団的自衛権行使」論を「違憲」だとしていることなのです

この土俵をスリカエるために持ち出しててきているのが、9条2項は合憲の自衛隊に合致していないから「改正」しようという論法なのです。

しかも、自民党は「改正草案」を出しているから「思考停止」をしていない。「対案を出せ」とも言っているのです。 しかし、これもスリカエです。憲法を使う!活かす!このことこそが、憲法を形骸化して改悪案を出しきた自民党に対する最大の「対案」なのです。

そこで朝日の社説の最後の部分です。本来であるならば、倒錯だらけの安倍政権に対しては、憲法を守らない政権として退陣を求めるべきです。これでは現実追随です。既成事実を謀った者の勝ちということになってしまいます。事実、安倍首相の言い分はそのことを雄弁に物語っています。

またまた問い合わせがありました!

■回答内容 - 2016/07/11 05:00 PM
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以下の記事(URL、記事タイトル、投稿日時)
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     url: http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/1aa6f92b77a57b3e7aa7d744cb94f64c
タイトル: 陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない=自衛隊は違憲と自民党も認める!だが共産党を攻撃する!投稿日時: 2016-07-07 17:20:18
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