コロナ収束後の社会像の共通理念を8月にまとめることで合意!
憲法を共通理念にしないのはやる気のなさを示している!
安倍政権の最大の特徴は憲法改悪=違憲である!
国家の最高法規=憲法を活かす新しい政権だ!
北海道新聞 低迷する野党/共闘の立て直し急務だ 2020/7/8
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/438287?rct=c_editorial
新型コロナウイルス禍で安倍晋三政権の陰りが顕著になったのに、対抗する野党が低迷を続けている。東京都知事選では統一候補を擁立できず、立憲民主、国民民主両党の対応は割れた。衆院の任期満了まで1年余という時期に政権を担う気概を感じられず、戦略もない。安倍政権内では野党の現状を勝機とみて秋の衆院解散論までささやかれている。
コロナ危機のさなかに緊張感のない政治を許しているのは、非力な野党の責任でもある。共闘態勢の立て直しが急務だ。
都知事選では立憲と共産、社民各党が宇都宮健児氏を支援したものの国民民主党は自主投票とし、立憲の一部はれいわ新選組代表の山本太郎氏支援に回った。
首都決戦は、野党の足並みの乱れを印象づける結果に終わった。
ただ通常国会では、野党の対応が光る局面が見られた。国民一律の10万円給付、家賃や学生への支援などは、迷走する政府の背中を野党の提案が押した側面もある。
桜を見る会や検察官の定年延長問題などの追及でも、政権監視に一定の役割を果たしたと言える。
だが支持率は上がらず、国民の期待は高まらない。自公に代わる政権の選択肢を示せていないことが要因として挙げられよう。
立憲の枝野幸男代表と国民の玉木雄一郎代表は先月、コロナ収束後の社会像の共通理念を8月にまとめることで合意した。両党は1月に頓挫した合流に向けた協議を非公式に再開したと伝えられる。
党勢低迷に危機感を抱いてのこととみられるが、再び合流を巡る主導権争いに終始するようでは期待がしぼむだけだ。明快な旗印の下で、具体的な政策の体系を提示する必要がある。
浮沈の鍵を握るのは、やはり野党第1党党首の枝野氏だろう。都知事選では党内の結束も揺らぎ、求心力に陰りが指摘されている。
投開票日に宇都宮氏への投票を想起させるかのように、ツイッターへの投稿で宇都宮市名物のギョーザの話題に触れ、公選法に抵触しかねないと批判を浴びた。軽率のそしりは免れまい。
国民民主にも日本維新の会との連携を探る向きがあり、分裂含みとの懸念がつきまとう。求心力が問われるのは玉木氏も同じだ。
各党の党首が安倍政権に取って代わる決意を鮮明にし、個々の議員が思惑の違いを乗り越えて共有する―。そうした姿を前面に出さないと、幅広い勢力の結集は絵に描いた餅に終わりかねない。(引用ここまで)