以下の記事に対して、コメントが寄せられていました。ご返事ができていませんでした。
申し訳ありません。
そこで、愛国者の邪論の考えをまとめてみました。
ご覧ください。
終戦直後の文部省の教科書「民主主義」を取り上げた下野新聞に大アッパレ!日本の民主主義の原点とは 2015-06-08 | 時代錯誤の安倍式教育再生
2018-03-16 15:53:12
「あたらしい憲法のはなし」は、中学生の時に読んだ記憶があるが、改めて、読むと「最高法規」について正しく解説しているね。
憲法が最高法規であるのは、基本的人権について規程しているから最高法規なのだという事を。
共産党支持者の一部は、日本国憲法は最高法規であって、憲法違反の自衛隊!とか言ってきたが、基本的人権の根本である生存権を守るための自衛隊が憲法違反であるはずも無く、そう誤解させる条文、憲法9条こそが憲法違反なんだよね。
何でこうなったかは、9条の条文を後から加えたからで、それは、英文和訳のような日本国憲法の中でも9条の条文だけ書いた人が違うのが、文体で分かる。(引用ここまで)
この思考回路とロジックについて
「憲法が最高法規であるのは、基本的人権について規程しているから最高法規なのだ」
「基本的人権の根本である生存権を守るための自衛隊」
とは、自衛隊の一面を述べただけであって
「軍隊」が「基本的人権の根幹である生存権」を「保障」しているか、99%、事実は、違っている。
しかし、戦後自民党政権と政府は、「9条違反の自衛隊」を国民の中に浸透・定着させるために「災害救助隊」としての側面を強調してきた!
であるならば、
異常気象現象時代・火山噴火と巨大地震発生期にあって、
日本国民の生命と財産。基本的人権である生存権を守るために
「軍事優先の自衛隊」を、「民事優先の自衛隊」に「発展改組」=編成替えをするべきだろう!
「国際紛争」を「解決する手段」として使うのは、
「軍事」ではなく、「民事」「平和外交」「人間安全保障」論を使う!
「軍事抑止力」論ではなく、「憲法平和主義抑止力」論を使う!
日常的に平和外交を展開する。
国際平和協調主義の全面的実践である。
「国際紛争」の『火種』である「国境問題」は
歴史的検証を深化させ、国境周辺の活用は当事国同士の話し合い=平和条約締結で解決する。
憲法9条を活かす!
国境における『紛争』は、軍事力ではなく当事国と、当事国同士の条約に基づく「警察力」で解決する!
海上保安庁と統合して「国境警備・保安隊」として改組する!
海外の紛争・災害に対しては非軍事のみ出動する「海外貢献隊」として改組する!
「自衛権」とは「軍事力」ではなく「警察力」「民事力」であるとする、概念を深化させる。
「自衛隊が憲法違反であると誤解させる条文、憲法9条こそが憲法違反」
文部省『あたらしい憲法のはなし』をよく読む読めば、勘違いされていることが判る
http://www.aozora.gr.jp/cards/001128/files/43037_15804.html
「憲法9条こそが憲法違反であるのは、9条の条文を後から加えたから」
そもそも、「自衛隊」は、憲法制定後に設置されている。
「英文和訳のような日本国憲法の中でも9条の条文だけ書いた人が違うのが、文体で分かる」
これについては、
「幣原喜重郎」の存在を視れば一目瞭然である。
幣原外交について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%A3%E5%8E%9F%E5%A4%96%E4%BA%A4
憲法九条と幣原喜重郎 日本国憲法の原点の解明
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b505634.html
朝日新聞 9条の発案者は幣原喜重郎なのか 立証を試みた研究者 有料会員記事 聞き手・吉沢龍彦
https://www.asahi.com/articles/ASP515QNWP4WUZOB00L.html
毎日新聞 幣原喜重郎の「憲法9条」掛け軸発見 軍備よりソフトパワー 漢詩に思い託し 2019/5/3 07:00 有料記事 English version 1125文字
https://mainichi.jp/articles/20190502/k00/00m/040/132000c
憲法制定の過程と幣原喜重郎「日本国憲法9条に込められた魂
薮田剛由 幣原先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について」(平野三郎氏記)を読んで 2016・8・25
https://jfn.josuikai.net/semi/koyukai/column/constitution_establish.htm
鉄筆通信 teppitsu 『日本国憲法 9条に込められた魂』より~幣原喜重郎首相が戦争放棄条項を作った事情(抜粋)
http://teppitsu.blogspot.com/p/blog-page_8.html
大正デモクラシーが生んだ石橋湛山について
石橋湛山略歴 - 一般財団法人石橋湛山記念財団
https://www.ishibashi-mf.org/profile/
日経新聞 石橋湛山 貫いた「小日本主義」戦争と言論人 足跡を訪ねて(1)
https://www.nikkei.com/article/DGXDZO12375970X00C10A8CR8000/
あの石橋湛山も重視した集団安全保障を憲法に 「武力行使との一体化」の混迷を穿つ
https://business.nikkei.com/atcl/report/16/071000146/120800015/
9条の淵源にあったものは
大正デモクラシー期から始まった「協調外交」論の検討が必要だろう!
大正期のデモクラシー運動を遡ると、
自由民権運動に、
そして徳川政権期の百姓一揆に、
さらに遡ると、
室町期の「惣」『町衆」んどの「自治」に
それらの土台となっているものに何があるか!
8世紀以来の民衆のたたかいがあった!
「立憲主義」「法の支配」「紛争は話し合いで解決する」という思想に行き着く!
日本で言えば、6世紀の武力闘争を
それなりにルール化した「十七条憲法」にあることを捉えなおす必要がある!
この思想は中国思想をチャンプルしているが、ここでは、指摘に留める!
憲法9条の思想は、
ベルサイユ体制下の「不戦条約」にあるとする論調が主流であるが、
愛国者の邪論は、
幣原喜重郎の「思想」は、日本と世界の潮流の何を9条に収れんさせていった!
特に、日本の歴史の中で
紛争をルールに則って解決するという法の支配の価値観を構築する歴史であったこと、
憲法の原理・土台である
自由・人権の尊重主義を構築する歴史であったこと、
日本国憲法、その人権尊重主義・平和主義は
外国からの借り物ではなく
日本の歴史の中にある!
したがって、これをさらに深化させていくことが
今日生きる者の歴史的使命と言える!
このことを、大いに探求したいものである。