愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

日本歴史に築かれてきた道徳を冒涜する石原・安倍・橋下復古連合に影響された日本の若者を考える!

2012-10-31 | 日記
今回の記事は、「大西良雄ニュースの背後を読む」の以下の記事を読んで、この間、愛国者の邪論にHNをクルクル変えて登場してきた「若者」を見て、思うところがあったので、書いたものです。
維新の「リセット」と石原の「シャッフル」に惑う若者たち2012年10月29日 15:38
http://www.quon.asia/yomimono/business/oonishi/


愛国者の邪論に登場してきた「若者」が語った日本語は、愛国者の邪論が知っている韓国の若者と比べても、低俗で、反道徳的で、反人道的です。こういう言葉を発する「若者」を育ててきてしまったのは何故でしょうか?これが「自由と民主主義の国、ニッポン」なのでしょうか?愛国者の邪論のこころにグサッと突き刺さったのは、このことです。

戦後日本の「民主主義」は、こうした「若者」を育てるために、その理念と活動を営々と営んできたのでしょうか?勿論、このような「若者」だけが、日本の「若者」ではないことは充分承知しています。それにしても、です。戦後の政権を担当してきたのは、自民党政権です。彼らは、このような「若者」を育てるために政権を担当し、政治を行ってきたのでしょうか?

愛国者の邪論に登場してくる「若者」を見る限り、ハッキリ言って支離滅裂です。これだけ情報が手に入れやすいというのに、全く事実を把握していません。彼らが40代、50代、そして定年を迎えたとき、日本という社会に、どう発信していくか、非常に「心もとない」と言わざるを得ません。

しかし、こうした危惧は、「戦前」を体験した「若者」たちが、愛国者の邪論が「若者」であった頃に浴びせた言葉、私たちに寄せた「危惧」と同じレベルの「危惧」であるかもしれないという「安堵感」も、一方ではあります。しかしそうした「体験」と「危惧」を、上回る「老婆心」があるというのも、また事実なのです。

何故か。歴史の動乱の時期は、「規制」を否定する「若者」が、多様に登場してきましたました。ところが、愛国者の邪論に登場している「若者」をみると、まさに「復古的若者」、「規制服」を認める「若者」なのです。これは、まさに「日本的状況」だと思います。勿論、「ネオナチ」のような「若者」が登場してきたドイツのこともあります。しかし、それにしても、です。

ただ、こうした「若者」を扇動し、育ててきた装置に、「若者」自身が気づいた時、歴史は大きく前進するであろうことは、予想できます。「知は力」とはそういうものです。例をあげれば、坂本龍馬が知を求めて既製品である藩を脱藩し、江戸に、そうして資本主義の装置亀山社中をつくり、新たな国家統治、船中八策を提案していったように、「若者」は次の新しい時代を見据えて、提案し、行動し、人生をかけていくものです。

その点で、現代社会はどうでしょうか?坂本龍馬の時代をはるかに超えるマスメディアの発展、それが垂れ流す多様な「事実」をどのように取捨選択し、新しい時代を準備していくか、そのことが、今鋭く問われているのです。愛国者の邪論に登場する「若者」をみていると、そのことを強く感じないわけにはいきません。そのことは愛国者の邪論が「若者」であった時代を見れば明瞭です。

「明治維新」を推進していったのは、坂本龍馬に代表される、今風に言えば「若者」がいました。だが、それだけではありません。世直し一揆や藤村の『夜明け前』、佐藤誠朗『幕末維新の民衆世界』(岩波新書)に登場してくる無名の庶民でした。このことは「明治維新」でなくとも、日本の歴史を診れば明瞭です。

例をあげてみます。網野善彦氏の描いた「日本」に登場してくる庶民、藤木久志『中世民衆の世界』(岩波新書)、黒田基樹『百姓から見た戦国大名』(ちくま新書)、青木直己『幕末単身赴任下級武士の食日記』(生活人新書)、竹山恭二『報道電報検閲秘史』・大江志乃夫『兵士たちの日露戦争』(朝日選書)、一ノ瀬俊也『皇軍兵士の日常生活』(講談社現代新書)などを読むと、名もなき庶民がつつましく、たくましく生きている、それを権力がどのように「目配せ」しながら、利用し権力を維持しているか、想像できます。

そうした視点で、現代社会を見ながら、いつの時代も「若者」のエネルギーは歴史を前に進める原動力だったことを想い起こしながら、現代社会に当てはめると、どうでしょうか?と言う問題意識です。そこで、現代社会を愛国者の邪論の拙い目でみてみます。

アメリカに代表される資本主義が行き詰まり、したたかですが、衰退を目前にしています。またソ連に代表される社会主義が破綻し、社会主義に市場経済を持ち込む中国の試みも、国内の人権と民主主義を発揚するという点で、また平和的外交の推進という点で予断を許しません。

新自由主義からの脱却をめざすEU諸国の試みも、綱引き状態が続いていて前途は多難です。新自由主義と対米従属を克服し、貧困からの脱出と新しい社会主義を目指すとする中南米の試みも、さらには戦後の戦争の惨禍を反省したASEAN・TACの試みも、発展途上です。

国連憲章と日本国憲法の理念にもとづく東アジア平和共同体づくりにとって、これらの動きは大いに参考になるところですが、日米軍事同盟深化派を「多数」とする日本を見ると、「眼中になし」と、軽視されています。そうしたなかで現代日本の現実は、どの道を選択するか、大いに試されているのではないでしょうか?

統計的にみれば、貧困の真っ最中にある「若者」が、こうした現代社会にあって、新自由主義と大日本帝国憲法という装置の復活をめざす安倍総裁・橋下日本維新の会・石原新党に一部の「若者」が共感するという「現実」を目の当たりにして、彼らの何に「共感」のメッセージを送るか、そこも大きな課題のような気がします。

その点で言えば、安倍・橋下・石原復古連合の進める国家づくりが、「若者」の未来を豊かなものにするのかどうか、その点を深く掘り下げていく必要があるように思います。彼らの「言質」が、「若者」に共感している根源に何があるか、です。

ところが安倍・橋下・石原復古連合の目指す国家装置は、すでに大きな失敗・過ち犯しています。国際社会においても、その装置は承認されていないでしょう。まさに糞と味噌の違いが判るような現実が、そこにあるのです。しかし、我が日本国内にあっては、糞と味噌は同じように見えているのです。これだけメディアの発達した現代社会にあって、です。

その最大の要因は、アメリカ的思考の土俵でものを見て考える訓練が徹底されていることにあるように思います。

例えば、「マッカーサーに押し付けられた日本国憲法」を変えて「自主憲法を」という反面で、「大東亜戦争は自衛戦争だったとマッカーサーが言っている」という矛盾に気づかないのです。戦前彼らの先輩たちは大東亜戦争を正当化するために「鬼畜米英」を唱え、国民を鼓舞しました。その勢力が、警察予備隊・保安隊・自衛隊という軍隊をつくってもらって、今や「日米同盟」の信奉者となって、「集団的自衛権を使え」と、アメリカが喜ぶ、アメリカの思うままの、卑屈な、屈辱的な態度と行動をとっているのです。そうしながら大日本帝国憲法という装置の復活を夢見ているのです。石原都知事が尖閣の買い取りをアメリカで発言したことに象徴的です。安倍総裁が従軍慰安婦問題でアメリカに言われてコロッと態度を変えたことも、同様です。

愛国者の邪論に登場する「若者」を見ていると、知識の相互関連性、比較など、どうでもいいのです。「その時、その時」なのです。即物的、刹那的思考で発言しているのがよく判ります。

例えば、以下のコメントに象徴的です。

2012-10-31 00:18:02Unknown (jojo)
愛国者の邪論さん 私はスライダーさんほど、タカ派じゃないけど、どうみてもあなたは共産党支持者ですよね。私は共産党のひときらいです。

2012-10-31 06:48:15Unknown (コブラツイスト)
このブログは馬鹿と馬鹿が「ばーーーーーーか!」「ばーーか!」の罵り合い。
はっきり言って、馬鹿バカ言っているおめえら両方バカなんだよ!
幼稚園児が「お前はうんこ!」「お前がうんこ!」と言い合っているのと同次元。最低レベル。発情期の野良猫のけんかと同次元。てめえら両方バカなんだよ!

何党を支持するかどうか、という狭い枠のなかで、ものを見る。問いかけてきたのは、愛国者の邪論に登場する彼らの「思考」でした。

「共産党のひときらいです」など、それは個人の自由です。寅サンが嗤ってますよ!「嫌いで結構、ネコハイダラケ」ってね。

また「罵り合い」と言いますが、愛国者の邪論の言葉をよく読めば、「罵っている」のは、誰か、明瞭です。

ま、HNが判りませんので、同一人物か、別人か、知る由もありませんが、愛国者の邪論が問題にしているのは、パソコン?携帯?を前にして、どんな心理状況で、これを打っているか、彼らの攻撃性はどこからくるか、です。

以上の問題意識を前提にして、この間発信してきました。今後も、この視点を磨きながら、展望を探っていきたいと思います。

最近、碓田 のぼる『石川啄木 風景と言葉』(光陽出版社)を読み、感銘しました。啄木の「時代閉塞の現状」は、高校2年の時、国語の授業の時に教師がプリントして、解説してくれたものです。今でもそのプリントは大切にもっています。

その『石川啄木 風景と言葉』なかで、引用されていた短歌を掲載しておきます。

地図の上朝鮮国に黒々と墨をぬりつヽ秋風を聞く

秋の風我等明治の青年の危機をかなしむ顔撫でヽ吹く

時代閉塞の現状を奈何(いか)にせむ秋に入りてことに斯く思ふかな

新しき明日の来るを信ずるといふ
自分の言葉に
嘘はなかれど――

碓田氏は、敢えて「朝鮮国」と詠んだ啄木の心を語っています。愛国者の邪論に登場する「若者」には、特に、その意味を想像してみてくださいね。と言っておきます。大いに学びました。

ヒントは、以下の文書です。
「朕韓国ノ国号ヲ改メ朝鮮ト称スル件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ交付セシム
御名 御璽
明治四十三年八月二十九日
      内閣総理大臣 侯爵桂太郎
勅令第三百十八号
韓国ノ国号ハ之ヲ改メ爾今朝鮮ト称ス
附則
本令ハ交付ノ日ヨリ之ヲ施行ス」
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鹿児島3区「政権奪還」補選記事にみる民意軽視報道に大喝!日本の民主主義のためにも民意をどう変革へ!

2012-10-30 | 日記

衆院補選が行われ、「自民勝利」の予想通りの結果になりました。自民もダメ、民主もダメ、では自民?という国民感情は、未だ新しい枠組みをつくる段階にないことが、判りました。このことも予想の範囲内でした。

そう簡単に日米支配層は、国民の政権をつくらせないだろうということも、予想できるからです。70年代初頭の共産党の躍進に呼応して論議された自民党に変わる連合政権構想の再来だけは何としても防ごうとしている日米両支配層の思惑があるからです。以下その記事を紹介しておきます。昨年も日経は特集を組みました。これについても、後日紹介できるようにしたいと思います。それにしての今後も注目すべき事象です。

「日本の原発ゼロ容認できぬ」アーミテージ・ナイ両氏 本社・CSISシンポで米知日派の元政府高官
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM26058_W2A021C1000000/
自民幹事長「日本版海兵隊の創設を」 本社・CSISシンポ 2012/10/26 15:39
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2601V_W2A021C1000000/
「強く一貫した政治を」 CSIS所長 2012/10/26 13:12
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2604G_W2A021C1000000/

このCSISは、以下の記事で紹介しておきました。アメリカの米戦略国際問題研究所です。
日米軍事同盟前提のアメリカお願い行脚の結論は本土移設!?これで沖縄の負担は根絶できるか!2012-10-26 23:52:00

以下をご覧ください。
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/706.html

さて本題に戻します。国政選挙である鹿児島三区の選挙戦がどのようにたたかわれたか、それをどのように記事にしたか?です。最大のポイントは、「政権奪還」を最大の争点であるかのように吹聴した選挙は、前回の「政権交代」「政権選択」選挙の焼き直しでした。

以下、ポイントに沿ってみていきます。

1.当日有権者数は25万8853人。投票率は56.60%をどうみるかです。
「薩摩川内市は21日に市長選と市議選が告示され、衆院補選とのトリプル選挙となる。相乗効果で有権者の関心が高まることを期待したい」(南日本新聞)とありましたが、結果的には「政権選択」「政権交代」選挙を最大の課題とした前回より有権者は投票所に行かなかった。原発がありながら・・・。

2.当選者の宮路 和明氏の獲得票は70,694票。有権者比27.3%の支持で国会議員、自民党の議席1増です。小選挙区制度が民意を反映していないことが、ここでも判ります。

3.これほど大きな問題になっている原発問題、川内市では原発再稼動が争点にならない?ということはどうでしょうか?

4.「TPP参加に批判の強い農村部などを中心に支持を固めた」(毎日)そうだが、公約を実現するか、チェックはどうか、など課題は大きいと言えます。このTPP反対票が共産党支持にならなかったことも、研究課題と言えましょう。

5.「国民新党新人は『松下氏の後継』、自民党元職は『政権奪還』を打ち出しているが、政策面では大きな違いがない」(日経)という構図と、そこからくる「共産新人、諸派新人は与党対自公の対決に埋没した」(毎日)という構図と選挙戦のたたかい方をどう克服するか、ここにかかっているように思います。

何故ならば、前回の「政権交代」「政権選択」選挙の二の舞になるからです。今回の自民党は、前回の民主党のやり方を真似したに過ぎないと言えます。これは日本の選挙の特徴でもあります。自民もダメ、民主のダメ、ではまた自民?そうして自民もダメなら、民主?こういう政党政治が国民の要求から離れていることは、歴史の事実を見れば明瞭です。

6.「各候補には、地域活性化の将来像を示した上で、活発な政策論争を展開するよう望みたい」(南日本新聞)であるならば、そうした報道を系統的に、しつこく行うこと、有権者も政策の点検を行うこと、そのためにもマスコミは、国民に材料を提供すること、これが大切でしょう。そうすることで、政策でたたかう政党政治が定着していくように思います。この課題をどう実現していくか、これこそが日本の民主主義の発展にとって必要不可欠の課題と言えます。

7.しかし、同時にこうした指摘を反面教師として、自らの課題として受け止めていくことも大事ではないかと思います。
「鹿児島3区には、九州電力川内原子力発電所がある。 ただ、宮路、野間両氏とも「国による安全性の担保」を前提に、再稼働を容認する姿勢を示した。共産党候補は「即時原発ゼロ」を訴えたが、有権者には浸透しなかったと言える」(読売)
「共産党新人の大倉野由美子氏(62)は原発再稼働阻止や消費税増税反対を訴えたが、諸派新人の松沢力氏(30)とともに支持は広がらなかった」(東京)。
とありますが、共産党は、こうした指摘にどのように応えていくか、科学的社会主義を掲げる政党として、又国民が権力を獲得していくためにも住民意識の分析を多面的に行うことが大切ではないでしょうか。

8.「松下氏の元秘書の野間氏は、TPP参加に慎重姿勢を示すなど与党色を抑えたが、政権への批判をかわせなかった。約10万人と選挙区内で最も人口が多い薩摩川内市には、停止中の九州電力川内原発があるが、宮路氏、野間氏ともに再稼働を容認する立場で、原発問題は大きな争点にはならなかった」(朝日)とあるような状況に対して、マスコミはどのように争点化させることができたか、検証が必要でしょう。

9.「原発即ゼロ」「TPP参加阻止」を掲げる共産党は、各候補者やマスコミの争点そらしに対してどのような政策論争を行ったか、言わば、共産党の主戦場である原発・TPP・オスプレイ・消費税政策の土俵づくりに成功するために、何が不足していたか、ここが肝心要ではないでしょうか?ここに成功をしないと、来るべき総選挙、参議院選挙でも躍進は厳しいでしょう。

では、以下に参考記事を資料として掲載しておきます。

NHK 安倍総裁“政権が信頼失った結果” 10月28日 23時13分
野田政権の発足後、初めての国政選挙となる衆議院鹿児島3区の補欠選挙で、自民党の元衆議院議員で公明党が推薦する、宮路和明氏が当選しました。自民党の安倍総裁は党本部で記者会見し、「野田政権が国民の信頼を完全に失った結果であり、先の衆議院選挙で民主党が掲げたマニフェストや、民主・自民・公明の3党の党首会談での野田総理大臣の対応など、すべてに対して国民が『ノー』という審判を下したものだ。臨時国会では野田総理大臣に対し、『国民との約束を守り、国民に信を問うべきだ』と、堂々と主張していきたい。野田総理大臣は国民の声を真摯(しんし)に受け止めるべきだ」と述べました。
公明・山口代表“議席奪還の意義大”
公明党の山口代表は党本部で記者団に対し、「国民新党が持っていた議席を、自民・公明両党の力で勝ち取った意義は極めて大きい。今の国民の空気を表しており、この勢いを拡大していきたい」と述べました。また、29日に召集される臨時国会への対応について、「参議院で所信表明演説が行われないという異常なスタートを厳しく批判するとともに、衆議院では、基本的に審議に応じる方向で自民党と調整したい。この選挙の結果を踏まえ、国民の意識や流れがどこにあるかを追及する形で国会論戦をしていくのが望ましく、国民に訴えかける早道だ」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121028/k10013075931000.html

毎日新聞 衆院補選:自民前職の宮路氏勝利…鹿児島3区、与党かわす 2012年10月28日 22時09分(最終更新 10月28日 23時58分)

当確の一報が流れ、万歳三唱する宮路和明氏(中央)=鹿児島県日置市で2012年10月28日午後9時54分、津村豊和撮影
拡大写真
 松下忠洋(ただひろ)金融・郵政担当相(当時)の死去に伴う衆院鹿児島3区補選は28日投開票され、自民前職の宮路和明氏(71)=公明推薦=が、国民新の新人、野間健氏(54)=民主推薦=ら3新人を破り、7回目の当選を果たした。野田政権発足と、自民党の安倍晋三総裁返り咲き後、初の国政選挙。次期衆院選を占う前哨戦でもあったが、約5700票差の接戦は、29日召集の臨時国会での与野党攻防にも影響を与えそうだ。 投票率は56.60%で前回衆院選同区の72.95%を大きく下回った。当日有権者数は25万8853人。
 宮路氏は鹿児島県日置市の選挙事務所で記者団に「政権奪還に弾みをつけることを問われた選挙で、大変重圧を感じながら戦った。党対党の戦いを前面に打ち出し、党本部をはじめ各方面の尽力により勝つことができた」と語りながらも、厳しい表情だった。
 前回衆院選で宮路氏は松下氏に敗北。このため自民は補選を政権奪還に向けた第一歩と位置付け、安倍総裁、石破茂幹事長ら党幹部も次々に選挙区入りし民主の失政を批判して政権交代を訴えた。党県連もフル回転で選挙活動を展開。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加に批判の強い農村部などを中心に支持を固めた。
 一方、松下氏の政策秘書などを務めた国民新の野間氏は、松下氏の後継者として若さなどをアピール。推薦した民主も岡田克也副総理、細野豪志政調会長ら党幹部を送り込み、公認候補並みに支援。
 野間氏は薩摩川内市の事務所で「私の力不足で、知名度の浸透が足りなかったと反省している」と敗戦の弁を述べた一方、「短い期間で戦って一定の支持を得た。次は雪辱を期したい」と意欲を示した。共産新人、諸派新人は与党対自公の対決に埋没した。
 今後、臨時国会で、野田政権と安倍新執行部による自民が解散・総選挙に向け駆け引きを繰り広げる見通し。ただ、自公両党にとって事前の想定以上の接戦となったことで、攻防の行方は不透明さを増しそうだ。【宝満志郎】
●衆院鹿児島3区補選確定得票数●
当  70,694宮路 和明 <7>自元=[公]
   65,025野間  健    国新=[民]
    5,973大倉野由美子   共新
    2,886松沢  力    諸新
http://mainichi.jp/select/news/20121029k0000m010109000c.html

毎日 選挙:衆院選・鹿児島3区補選 候補者アンケート/1 /鹿児島 10月23日(火)16時3分配信
28日投開票の衆院3区補選で、毎日新聞は4候補に主な政策課題などについてアンケートした。(理由などの自由記述部分は140字以内と指定した)(届け出順)
 ◆位置づけと争点
 今回補選は、次期総選挙の前哨戦という見方もある。今回補選の位置づけと具体的争点は?(自由記述)
………………………………………………………………………………………………………
◇松沢力候補=諸新
今回の選挙の争点は、(1)「原発問題」(2)「消費税増税問題」(3)「外交問題」の3点。わが党の答えは、「川内原発再稼働賛成」「消費税増税反対」「中国・韓国に対して毅然とした対応を」。この主張が次期衆院選においてどれだけ国民に受け入れられるかの前哨戦、これが我が党における位置づけ。
◇大倉野由美子候補=共新
川内原発の再稼働・増設を許すのか、「ただちに原発ゼロへ」の道を開くのかが問われている。消費税増税勢力にきびしい審判下し、増税実施の中止を示す選挙。国民本位の新しい政治へ流れを切り開く一歩にする全国注視のたたかいである。
◇野間健候補=国新
(1)世代交代 10年後、20年後の地域の未来と国に責任が持てる世代への交代が大切(2)雇用問題 雇用対策、地元商店街の活性化、新規起業立ち上げなど(3)若者の活力をどう取り戻すか 若者を理解できる世代の政治家が必要。
◇宮路和明候補=自元
今回の補選は、来るべき総選挙に相当影響を及ぼすと考える。また、具体的争点としては、(1)国民が今後とも民主・国民新党政権を選ぶのか、それとも自民党主軸の政権を選ぶのか(2)原発再稼働(3)TPP問題への対応(4)消費税増税(5)領土問題への対応(6)企業の撤退問題等であろう。10月23日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000211-mailo-l46

日経 衆院鹿児島3区補選が告示 与党と自公が激突 2012/10/16 10:11
 衆院鹿児島3区補欠選挙が16日、告示された。国民新党の松下忠洋前金融相の死去に伴うもので、投開票日は28日。民主党が推薦する国民新党新人と、公明党の推薦を受ける自民党元職による事実上の一騎打ちの構図。共産党新人と諸派新人も立候補を届け出た。次期衆院選の前哨戦とも位置づけられ、選挙結果は今後の野田佳彦首相の政権運営にも影響しそうだ。 選挙区内にある九州電力川内原子力発電所(薩摩川内市)の再稼働や環太平洋経済連携協定(TPP)への参加などが争点。国民新党新人は「松下氏の後継」、自民党元職は「政権奪還」を打ち出しているが、政策面では大きな違いがない。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1504F_W2A011C1EB1000/

南日本新聞社説 [衆院3区補選] 争点をはっきりさせよ( 10/16 付 )
…次期衆院選の前哨戦として、与野党とも総力戦で臨む構えを見せている。投開票は28日に行われる。 立候補が予想されるのは、松下氏の元政策秘書で国民新党新人の野間健氏、自民党元職の宮路和明氏、共産党新人の大倉野由美子氏、政治団体・幸福実現党新人の松澤力氏の4人だ。 野間氏は民主党、宮路氏は公明党が推薦する。「国民新・民主」対「自民・公明」という与野党対決の構図が鮮明である。 野田政権が発足してから初の国政選挙であり、その結果は政権運営に大きく影響するだろう。一方、安倍晋三総裁になり対決姿勢を強める自民党にとっても、政権復帰に向けて弾みをつけたい戦いに違いない。 これからの国政の行方を展望する上で重要な選挙である。争点をはっきりさせた論戦にする必要がある。…今回の補選では、野間氏が松下氏の「後継者」を前面に打ち出すのに対し、宮路氏が「政権奪還」を訴えている。ただ、政策面で両氏の違いはあまりなく、有権者に分かりにくい面があるのは否定できない。 南日本新聞が開いた立候補予定者座談会で、九州電力川内原発1、2号機の再稼働について、野間、宮路両氏とも「安全性の確保」を前提に容認する姿勢を示した。松澤氏は「原発の即時再稼働」を主張しており、反対するのは「原発からの撤退」を強調する大倉野氏一人だ。 環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加については、松澤氏を除く3氏は「反対」の主張が目立つ。 3区内では、進出企業の相次ぐ撤退や事業縮小で雇用不安が深刻である。政府が示す将来的な「原発ゼロ」方針が、原発に依存してきた大票田の薩摩川内市の地域経済に、どう影響するかの見通しもつかない。 各候補には、地域活性化の将来像を示した上で、活発な政策論争を展開するよう望みたい。 薩摩川内市は21日に市長選と市議選が告示され、衆院補選とのトリプル選挙となる。相乗効果で有権者の関心が高まることを期待したい。
http://www.373news.com/_column/syasetu.php?ym=201210&storyid=43809

産経 鹿児島3区補選、負けられぬ「総選挙前哨戦」 民自「選挙の顔」続々選挙区入り 2012.10.15 21:06 (1/2ページ)
九州電力川内原発がある薩摩川内市長選(21日告示、28日投開票)も同時進行で行われることもあり、原発再稼働の是非も争点化は避けられない。…とはいえ、川内原発再稼働問題は地元経済の命運を握る。政権与党があいまいにやり過ごすわけにはいかない。共産党公認の大倉野由美子氏は「再稼働反対」を、幸福実現党公認の松沢力氏は「即時再稼働」を全面に訴える構え。民主党幹部は辛い踏み絵を迫られることになる。

読売社説 鹿児島3区補選 自民を後押しした政権不信(10月29日付)
 早期の政権交代を目指す安倍自民党に追い風となろう。だが、自民党はこれにおごることなく、臨時国会で建設的な役割 を果たすべきである。 松下忠洋前金融相の死去に伴う衆院鹿児島3区補欠選挙は、自民党元議員の宮路和明氏が民主党の推薦する国民新党新人の野間健氏らを破って当選した。 野田政権初の国政選挙だ。次期衆院選の前哨戦ともなった補選は宮路、野間両氏による事実上の一騎打ちだった。 自民党は公明党の推薦を取り付け、安倍総裁、石破幹事長ら幹部を投入する総力戦を展開した。 鹿児島3区では地元に進出した工場の撤退が明らかになるなど、経済・雇用が深刻な問題だ。自民党はこれを踏まえ、経済再生に取り組む姿勢を強調した。 民主党政権の3年間を問う選挙と位置付け、「政権奪還」への第一歩になるとも訴えた。今回の勝利は、安倍新体制にとって幸先の良いスタートである。 一方、野間氏は、「松下氏の後継」を前面に掲げ、世代交代を訴えた。民主党も与党議席を一つでも失いたくないとして、「公認候補並み」の支援態勢を敷いた。閣僚や党幹部は「政権与党として改革に取り組む」などと訴えた。 支持が広がらなかったのは、政権への不信感があったからだろう。外国人献金問題や過去の暴力団関係者との交際で田中慶秋前法相が辞任したことも、野間氏への逆風となったようだ。 鹿児島3区には、九州電力川内原子力発電所がある。 ただ、宮路、野間両氏とも「国による安全性の担保」を前提に、再稼働を容認する姿勢を示した。共産党候補は「即時原発ゼロ」を訴えたが、有権者には浸透しなかったと言える。 補選敗北を受け、与党内では、「衆院選を行えば惨敗必至だ」として、衆院解散の先送りを求める声が一層強まるだろう。 しかし、いたずらに政権の延命を図って、政治をこれ以上停滞させてはなるまい。 自民党は、年内の衆院解散を求め、政府・与党との対決姿勢を一層強める方針だ。 自民党など野党は、29日に召集される臨時国会で野田首相の所信表明演説のための参院本会議開会さえ認めないという。これは明らかに行き過ぎである。 有権者は、与野党の不毛な対決ではなく、「決められる政治」の実現を望んでいる。自民党は勘違いをしてはならない。(2012年10月29日01時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20121028-OYT1T01026.htm

南日本新聞 宮路氏が返り咲き 野間氏に僅差 3区補選 (2012 10/28 23:37)
 松下忠洋前金融・郵政民営化担当相死去に伴う衆院鹿児島3区補欠選挙は28日投開票され、自民党元職の宮路和明氏(71)=公明党推薦=が7万694票を獲得、新人3人を破って返り咲きを果たし、7回目の当選を決めた。昨秋発足した野田佳彦政権と、今年9月誕生した自民党の安倍晋三総裁にとって初の国政選挙。連立政権を組む国民新党の新人を推薦した野田首相には、次期衆院選の前哨戦での敗北は大きな打撃となった。29日召集の臨時国会で自民、公明両党は早期解散を求め攻勢を強める。投票率は56.60%で、前回2009年衆院選の72.95%を16.35ポイント下回った。1996年の小選挙区制導入後、最低の投票率となった。
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=44093

衆院鹿児島3区補選 自民・宮路氏が当選2012年10月29日 朝刊
 野田政権発足後初の国政選挙となった衆院鹿児島3区補欠選挙は二十八日投開票され、自民党元職で公明党推薦の元厚労副大臣宮路和明氏(71)が、国民新党新人で民主党推薦の元衆院議員秘書野間健(たけし)氏(54)ら三氏を破り、七回目の当選を決めた。野田佳彦首相にとって次期衆院選の前哨戦での敗退は、田中慶秋前法相辞任に続く打撃。自民、公明両党は早期の衆院解散を求め、二十九日召集の臨時国会で攻勢を強める。 国民新党の松下忠洋前金融担当相死去に伴う補選。衆院では民主党に離党届を提出済みの議員一人のほか、あと八人以上が離党すれば、与党として過半数を割り込む状況になった。内閣不信任決議案を否決できない可能性も生じるため、政権は危機感を募らせている。選挙戦で民主党は、野間氏を公認候補並みに支援。野間氏は接戦に持ち込んだが、宮路氏の五千六百六十九票差での逃げ切りを許した。首相は現地応援を見送った。 自民党は選挙区入りした安倍晋三総裁が「民主党はいんちきマニフェストで政権を奪い、日本をめちゃくちゃにした」と強調し、辛うじて初陣勝利にこぎ着けた。 投票率は56・60%で、二〇〇九年前回衆院選と比べ16・35ポイント下がった。 共産党新人の大倉野由美子氏(62)は原発再稼働阻止や消費税増税反対を訴えたが、諸派新人の松沢力氏(30)とともに支持は広がらなかった。
当 70,694 宮路和明 自元 =公
  65,025 野間健 国新 =民
   5,973 大倉野由美子 共新
   2,886 松沢力 諸新
 全票終了
◇宮路和明(みやじかずあき)71 <7>
 (元)党経理局長・党組織本部長・厚労副大臣・農水省室長▽東大  
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012102902000112.html

朝日 鹿児島3区、自民勝利 衆院補選、政権に痛手(29日朝刊一面)
 与野党が次の衆院選の前哨戦と位置づけた衆院鹿児島3区補選が28日投開票され、自民党前職で公明党推薦の宮路和明氏(71)が当選した。国民新党新顔で民主党推薦の野間健氏(54)は敗れ、政権維持をめざす与党には痛手となった。当日有権者数は25万8853人。投票率は56・60%(2009年衆院選72・95%)で過去最低だった。 国民新党の松下忠洋前金融相の死去に伴う補選で、野田佳彦首相の就任後初、自民党の安倍音三総裁も返り咲き後初の国政選挙だった。衆院での過半数割れが迫る民主党は、野間氏を公認並みに支援したが、与党の議席を守ることはできなかった。 09年総選挙で松下氏に敗れた自民の宮路氏は「政権奪還の第一歩にしたい」と訴えた。野田政権の経済政策を批判し、環太平洋経済連携協定(TPP)反対も掲げた。安倍総裁や石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長らも応援に入り、伊藤祐一郎・鹿児島県知事も支援。農民政治連盟や建設業協会などからも推薦を受けて支持を広げた。 一方、松下氏の元秘書の野間氏は、TPP参加に慎重姿勢を示すなど与党色を抑えたが、政権への批判をかわせなかった。約10万人と選挙区内で最も人口が多い薩摩川内市には、停止中の九州電力川内原発があるが、宮路氏、野間氏ともに再稼働を容認する立場で、原発問題は大きな争点にはならなかった。

民主、批判かわせず 強気の自民も不安要素
 民主党は幹部を投入して野間健氏を全面支援したが、政権批判をかわせなかつた。次期衆院選での野党転落が現実味を帯び、29日召集の臨時国会も厳しい運営になりそうだ。自民党は安倍晋三総裁と石破茂幹事長の「二枚看板」で勝ち、政権奪還へ前進した。 民主党の鉢呂吉雄選挙対策委員長は28日夜、野間氏が惜敗したことを踏まえ、記者団に「政権運営に国民が一定の理解をしている」と強調。国民新党の自見庄三郎代表は「善戦した」と総括した。ただ民主党内では「支持率が回復することはない」(若手)と悲観的な見方が強い。 野田佳彦首相は27日、衆院の一票の格差を是正する選挙制度改革で、新たな区割り画定の前でも衆院解散に踏み切る可能性に触れた。だが、解散に踏み切るのは難しいとの見方がさらに強まりそうだ。民主党の馬淵澄夫政調会長代理は28日、奈良市で「政治空白がないところで解散するのが一番妥当だ」と述べ、年内解散は困難との認識を示した。 一方、自民党の安倍総裁は28日夜、記者団に「野田民主党政権に国民がノーという意思表示をした」と指摘。公明党の山口那津男代表も「自公の力で議席を奪い返した」と述べ、対決路線を強める構えだ。 ただ、今回の補選に日本維新の会は候補を立てなかった。東京都の石原慎太郎知事による新党の影響が広がる可能性もあり、自公両党には不安要素もある。(引用ここまで)

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安倍・石原・橋下を支持する大馬鹿野郎たちの言動を使って無名の大馬鹿野郎たちの非礼・無礼を断罪する!

2012-10-29 | 日記

この間、愛国者の邪論のブログにコメントしてきた何人かの「大バカ野郎」について、まとめてコメントしておきましょう。別名を装っていますが、同一人物かもしれません。或いは別人かもしれません。しかし、そんなことは、どうでも良いことです。問題は、そこで語られている言葉です。愛国者の邪論も偉そうなことは言えません。反面教師として、大いに学びました。

そこで、この時点で、何らかの意見を表明しておきます。同時に彼らが指摘している誤った「諸事実」「諸思想」については、この間、表明していること、していないことについても、何らかの形で表明していきたいと思います。

そのなかで、特に言えば、彼らの常套句である「反日」について、ですが、日本人が営々と築いてきた「道徳心」のかけらもない「大バカ野郎」の言質を、彼らが発した言葉から、よ~くご覧いただきたいと思います。

このブログにコメントしてきた輩は、愛国者の邪論のコメントが、よほど癪に障ったのでしょうか? 「彼ら」の言葉をみると、よく判ります。安倍・石原・橋本(実は橋下)信奉者の頭の中が、よく出ていると思います。こういう輩の言葉の延長線上に身を置いて、以下、コメントしてみました。これも「愛国者」の「邪論」の為せる業です。

2012-10-28 19:25:23  Unknown ムンク 日米軍事同盟前提のアメリカお願...
》》Unknown (クラブ)さんへ
日本共産党の書込みグッドジョブです!結構笑えました。うちの近くでも日本共産党が街頭活動しているけど、本当に超高齢者ばかりです。2年前に亡くなった僕のおじいちゃんぐらいの年齢ですね。サヨクの人たちって本当に時代遅れですね。もはや「いにしへの共産主義」っていうべきか?ほかの政党の街頭活動やっている人はこれからの未来のある、若い人ばかりですよね。

愛国者の邪論:》》Unknown (クラブ)さんへ 日本共産党の書込みグッドジョブです!結構笑えました。

このコメント結構笑ってしまった!糞がしたくて、したくてガマンならず、往来で、穴を出して糞するわけにもいかず、かと言って、他人の目から逃れてく糞する場所のなく、そんな場所を見つける時間もなく、混迷している時、ようやく年金生活者の家を見つけ、その年金生活者のジジイの便所を借りて、すっきりして、「ありがとう」と感謝の言葉を述べるのではなく、「この便所は・・・」って、文句をタレてる、非常識人間ぶりが、よ~く出ているから・・・

「日米軍事同盟前提のアメリカお願い...」というテーマに関係ないコメント。

「本当に超高齢者ばかりです」って、高齢者に失礼だろ=!石原慎太郎サン、オイクツ?
高齢者になっても、社会のことを考えて闘っている人たちを揶揄(やゆ)しているのか!?
ムンクの近くの超高齢者は「2年前に亡くなった僕のおじいちゃんぐらいの年齢」だっつうことだが、ムンクのおじちゃんは、政治のこと、何んか、やってたか?

御前、ホントにばーーーーーーーか!!!なヤローだぜぇ~!御前の見ておる超高齢者をバカにして・・・。

御前が、歳食って、超高齢者になった時、どんなことしてっか、楽しみだな・・。

ずっと見てきたが、こういう輩が支持する安倍・石原・橋本(実は橋下)などは一蓮托生、同類だった!

年金生活者や超高齢者をバカにする言動、この人たちが、我が祖国日本国をつくってきた。このことを黙殺して、非礼・無礼を吐く大馬鹿野郎たち!こんな野郎たちは、日本国の恥だろう!

2012-10-28 07:17:52 Unknown クラブ 日米軍事同盟前提のアメリカお願...
最近、駅の近くで、日本共産党が街頭演説とビラ配りをしていた。60代後半~70歳ぐらいの、長時間立っているのが心配なくらい超ヨボヨボのミイラみたいなジジイとババアばかりだった。ハンドマイクでしゃべっているシワシワのジジイが、総入れ歯で滑舌が悪く、入れ歯を「ジー、ジー」すすりあげながら、「ゴチュウコウチュウ(ご通行中)のミナチャン(みなさん)、ジー(総入れ歯をすすりあげる音)・・・」「日本キョウチャントウ(共産党)は、ジャイニチ(在日)アメリカ軍の蛮行を、ジー(総入れ歯をすすりあげる音)・・・ユルチマチェン(許しません)!」ペレストロイカから約30年、東欧崩壊、ソビエト連邦崩壊から、25年、四半世紀もの歳月が流れ、日本共産党はもう半分棺桶に体を突っ込んだ哀れな「生ける屍」集団になっているんだなと実感した。「よろしくお願いします。」とまるでミイラのような、しみだらけの細い手を差し出した老婆に、思わずぞっとした。さて、この街頭演説をした老爺・老婆の集団は、あと何年生きているのだろうか?あと何回桜の花を見ることができるのだろうか?3年か・・・5年か・・・翻って、民主党や自民党の若きこと、元気ハツラツとしたこと!日本共産党にジジイ・ババアの街頭演説は、党勢衰退を世間に知らしめ、はっきり言って、「逆宣伝」になっている。

愛国者の邪論:テーマに関係ないことまでコメントしてクラブって、はっきり言ってばーーーーーーーか!!!なヤローだぜぇ~! あんた、判ってねぇ~なぁ~!!

愛国者の邪論は、日米安保条約=日米軍事同盟深化の道は愛すべき祖国日本を破滅に追い込む道だってことを、繰り返し言っているのだ。

「日本共産党はもう半分棺桶に体を突っ込んだ哀れな「生ける屍」集団になっているんだなと実感した」つぅ~のは、ま、勝手だわね。どんな実感持とうが、そのお人の自由です。

事実は、小説より何とかっつぅのだよね・・・。

共産党のこといろいろ言っているけど、「逆宣伝」だぜ!ばーーーーーーーか!!!なクラブ!!
大体日本の共産党がソ連に対して、どんな態度だった、それくらいは調べてからコメントしろよな!こういうのを無知っていうんだぜぇ~!

こういうコメント、人のブログにしてくるのを見ていると、日米軍事同盟廃棄への道が高まることを恐れている輩を代弁しているように見えるし、共産党の躍進に混迷している輩をダイベンしているのでは、と思えるね。だから、ばーーーーーーーか!!!って言っておこう!

2012-10-27 00:37:45  Unknown タンゴ 日米軍事同盟前提のアメリカお願
》》日本国民の総意を日米軍事同盟ではなく日米平和友好条約の締結の方向に持っていく努力こそ、今最もやるべきことではないでしょうか?》》
日本は日米軍事同盟で守られている国だ!そして日本人の圧倒的大多数がそれを支持している。世論調査を見ろ、支持政党第一位が自由民主党だ!共産主義者のおまえの反日・反米主義者の意見など聞いてねえよ!ほざくなジジイ!日本がすべきことは、しっかりとした軍事力を持ち、それが行使できる新憲法を制定することだ!がんばれ、石原慎太郎!

愛国者の邪論:「共産主義者のおまえの反日・反米主義者の意見など聞いてねえよ!ほざくなジジイ!」って、タンゴのばーーーーーーーか!!!
だったら、愛国者の邪論のブログにコメントすんな!アホ!誰も頼んでねぇ~ぞ~ぞぉ~!!
ばーーーーーーーか!!!なお前さんは、レッドカードだね!!!

2012-10-26 10:31:13 Unknown ジュリエット 都政に愛想をつかし投げ出し民意...
「愛国者の邪論」さん  あなたの意見のいったいどこが「愛国」なの?日本人なら、特に男性なら、外国の侵略に対して、武器をとって戦うのが「愛国」よ。あなたは売国奴よ。「売国奴の邪論」にタイトルを変えてちょうだい。韓国の男性には徴兵制があり、しっかり国を守ってくれるけど、あなたの様な情けない、女の腐ったのみたいなウジウジした日本男性みると日本が嫌になるわ!ああ、情けない!

愛国者の邪論:どこが「愛国」か、よ~く読めぇ~!日本をよく見ろぉ~!武器のカネはジュリエットが出すのかぁ~!「日本が嫌」なら、出ていけぇ~!

2012-10-26 09:46:48 Unknown ガンダム 都政に愛想をつかし投げ出し民意...
愛国者の邪論様へ 要するにあんたは日本共産党でしょ?あなたのおどろおどろしい極左思想・イデオロギーは聞いててヘドが出そうになる。頼むから、あんたみなたいな馬鹿地上から消えて、即刻。自衛権のない憲法だから中国や韓国に占領されるわけよ。橋本さんや石原さんを支持しているのは良識のある日本人だ。

愛国者の邪論:日本共産党だったら、どうなんだぁ~!愛国者の邪論の言ってること、よく読め!「極左」って何だぁ~!ガンダムのヘドなんか汚ったねぇ~!自分で飲み込めぇ~!自民党だって共産党だって自衛権ねぇなんて言ってねぇ~ぞぉ~!橋下つぅんだ!間違うなぁ~!ばーーーーーーーか!!!


2012-10-26 01:41:45 Unknown ハスの花 「沖縄差別」論「沖縄抑止力」論...
普天間飛行場周辺には、もともと雑草原やサトウキビ畑しかなかった。米軍基地関連業者や米軍基地で働く沖縄県民(実はアメリカ軍からとんでもない高給をもらって潤っている)が勝手に基地の周りに馬鹿なゴキブリみたいにゾロゾロ集まってきた。「基地周辺住民の怒り」だと!ざけんじゃねーよ!基地が最初にあったの!そもそもの沖縄の返還条件を考えろ、ばーーーーーーーか!!!普天間基地が嫌だったら基地周辺にわざわざ引っ越してまで住むなよ、ばーーーーーーーか!!!

愛国者の邪論:ばーーーーーーーか!!!普天間基地が最初からあったわけねぇ~だろうぅ~!日本人の土地だったったんだぞぉ~!ハスの花!日本人の土地をアメリカが勝手にとったんじゃねぇのかよぉ~!そんなこともわかんねぇ、おめぇって!ばーーーーーーーか!!!おめぇこそ、反日だろぉ~!ばーーーーーーーか!!!沖縄の歴史ぐらい勉強してから、ものを言えってぇんだ!間抜け!天皇が基地をずっともって良いよってアメリカに言ったことしんねぇのか!愛国者の邪論のブログの記事をよく読んで出直して来い!


2012-10-26 01:24:30 Unknown  K-ポップ 沖縄女性暴行事件から見えてきた...
日本国内では、在日朝鮮人や在日中国人による強姦事件のほうが何百倍も多い!沖縄のたった一人の被害者なんかとるに足らない。たった一人の女性が被害にあったからといって在日米軍に出て行けというなら、戦後だけでも今迄に何千人、何万人もの女性に乱暴をはたらいたすべての朝鮮人や中国人が日本から出ていくべきだ!在日米軍は、日本の守護神、ありがたい!日本が自主憲法を制定するまでは米軍にいてもらいたい。

愛国者の邪論:K-ポップの、ばーーーーーーーか!!!沖縄の人に、また在日朝鮮人や中国人に怒られるぞぉ~!!!「自主憲法を制定するまでは米軍にいてもらいたい」ってばーーーーーーーか!!!な奴だな!それじゃいつまで経っても自主憲法はできんぞぉ~!ばーーーーーーーか!!!在日米軍の費用は誰が負担してっか、しらねぇんだな!K-ポップの、ばーーーーーーーか!!!

2012-10-26 01:15:28 Unknown ぽろっぽー 都政に愛想をつかし投げ出し民意...
石原さんがんばって!現行の敗戦国憲法を破棄し、新国防軍創設に向けて日本国民は立ち上がれ!反共から滅共への国民運動を!

愛国者の邪論:ぽろっぽーの、ばーーーーーーーか!!!新国防軍の費用はぽろっぽーが出せよぉ~!

2012-10-25 10:40:03 Unknown ゴルゴ 日本のメディアは第二次大戦の...
オスプレイ配備大歓迎。はっきり言ってオスプレイより日教組のほうがもっと危険。オスプレイより在日朝鮮人のほうがもっと危険。

愛国者の邪論:ゴルゴの、ばーーーーーーーか!!!日教組の組織率しらねぇんだなぁ~!安倍のデマに洗脳されてやがんの!ばーーーーーーーか!!!それと、在日朝鮮人って日本に何人いるか、しらねぇだろぉ~!ゴルゴの、ばーーーーーーーか!!!

2012-10-25 00:33:32 Unknown タロット 橋下維新の会のウソ八百とケンカ...
この掲示板を立ち上げている奴ってどうせ年金暮らしの超暇老人だなあ。いい歳してこのキチガイぶりはどうしようもない、救いようがない。自分で書いた文章の馬鹿ぶりに気が付くことができないほどアルツハイマー。ここは反日による反日のための反日掲示板。超ウゼー!!死ねってカンジ!

愛国者の邪論:年金暮らしの超暇老人をバカにするタロット!おめぇ!「長幼の序」って道徳知ねぇな!こういう日本の文化に反する不道徳な奴には反日が多い!し、自分で書いた文章の馬鹿ぶりに気が付くことができないキチガイぶりには、同情するね!ばーーーーーーーか!!!おめぇも、いつかは年金暮らしになるぞぉ~!いや、たぶん年金生活者にはなれんだろ!おめぇらの支持する「橋本・石原・安倍」って奴らの目指す政治は「自己責任」政治って、知らねぇな!ばーーーーーーーか!!!

2012-10-24 08:06:37 Unknown Unknown 旧海軍の「五省」を持ち出す野田...
10月24日、沖縄本島に向けて、中国海軍ミサイル駆逐艦3隻が接近中!所詮中国は野蛮人・けだもの集団に過ぎない。暴力団と同じ。そんな野蛮人に「謝罪」なんかしたらとんでもない!日本が13億人の巨大暴力団の餌食にされる。

愛国者の邪論:Unknownのばーーーーーーーか!!!日本と中国の経済交流の実態を知らねぇな!米倉経団連に訊いてみろぉ~!

2012-10-23 02:03:40 Unknown Unknown 旧海軍の「五省」を持ち出す野田...
日露戦争・大東亜戦争は自衛戦争である。靖国神社や各地の護国神社に祀られている、祖国日本を守るために戦って散華された英霊に礼を尽くすのは、日本人の当然至極の義務。偽りの「愛国者」=反日左翼は日本人ではなく、日本の敵であり、日本の癌であり、日本の癌細胞であり、切除、焼き殺すしかない。偽りの「愛国者」=団塊世代の反日左翼は老齢でもうじき死ぬ。偽りの「愛国者」=反日左翼どもは北朝鮮を「地上の楽園」と讃え、工作員として、多くの日本人拉致事件に関与してきた。偽りの「愛国者」=団塊世代の反日左翼はソビエト連邦、マルクス・レーニン主義を崇拝してきた。若い世代は反日左翼絶滅に向けた新たな言論総攻撃を開始せよ!もはや共産主義の残滓には死しかないことを思い知らせよ!

愛国者の邪論:Unknown!!おめぇ!祖国日本を守るために戦って散華された英霊の骨は、まだ占領地にそのままって、しらねぇだろ!ばーーーーーーーか!!!しかも何で「英霊」になったか、調べてみろ!出直して来い!ばーーーーーーーか!!!
若い世代は反日右翼絶滅に向けた新たな言論総攻撃を開始せよ!もはや大東亜戦争肯定論者の残滓には死しかないことを思い知らせよ!ばーーーーーーーか!!!

2012-10-22 14:08:26 馬鹿愛国者殿 gonta4 旧海軍の「五省」を持ち出す野田...
日本が侵略戦争をしたといまだに考えているアホ。マッカーサーですら日本が起こした戦争は自衛のための戦争であったと正式に認めています。もっと勉強しろ、反日の大馬鹿者。

愛国者の邪論:「マッカーサーですら」って、まだ、そんなこと言ってるようじゃ、バカ丸出しだな!「日本は自衛戦争」マッカーサー証言 都立高教材に掲載 贖罪史観に一石(2012.3.30 08:11)のトリックを読み取れたら、◎(二重丸)でなければ、ばーーーーーーーか!!! ということでレッドカードだぞぉ~!
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120330/edc12033008120003-n1.htm

2012-10-22 10:41:35 Unknown Unknown 旧海軍の「五省」を持ち出す野田...
中共が、自国民虐殺のシリア・アサド政権に武器援助。「死の商人」中共は人類の敵。日本国内にいる親中派、媚中派、「中国の犬」も共犯者・人類の敵。断固抹殺せよ!日本ははるか、はるか大昔の日中戦争のことなど、一切謝罪する必要はない!現在の核大国中国の世界侵略に対し世界的反中国軍事同盟の輪を広げよ!

愛国者の邪論:中共もアメリカも、日本の「死の商人」も、みんなダメにきまってんじゃねぇ~かぁ~!ばーーーーーーーか!!!「日本の死の商人」当てたら、●(丸)!外れたら、レッドカードだぞぉ~!

それでは、おやすみなさい!

以上。

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民主のダメ、自民もダメ、では第三極には、共産党第三極の道険しく、鹿児島第三選挙区の結果にみる

2012-10-28 | 日記

05年9月
宮路和明 自前 92,291
松下忠洋 無前 68,808
野間 健 民新 31,429

09年8月
松下忠洋 国元 107,285
宮路和明 自前  78,876
寺迫好美 幸新  3,630

12年10月
宮路和明    自民元 70,694
野間 健    国民新 65,025
大倉野由美子共 産新 5,973
松澤 力    諸派新  2,886

着実に減るのはどこか???

分析は後日に・・・。

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日米軍事同盟前提のアメリカお願い行脚の結論は本土移設!?これで沖縄の負担は根絶できるか!

2012-10-26 | 日記

今日の「朝日」3面に「普天間移設、米で直訴」「仲井間氏が本土分散案『日本政府相手では限界』」というテーマで、仲井間県知事のアメリカでの発言が伝えられました。

思っていたとおりの内容でした。

アメリカにすれば、国内問題だということです。そうなのですね。これは当然です。沖縄が交渉権などあるはずもないことは百も承知でしょう。だが、沖縄県は・・・。

沖縄の基地問題は日本国内問題であるからには、日米安保条約第10条を行使するしかないと思います。これはアメリカ政府も拘束されていることです。これを行使すればいいいだけの話です。

こんな簡単なことができないところに、現局面があるのですが、仲井間知事の主張が実現したとして、沖縄の基地問題は解決するでしょうか?

仲井間知事のいう「沖縄に近い本土に移すのが早い」という発想そのもののなかで、沖縄の米軍基地が「抑止力」とし機能しているとの立場があるのです。日米軍事同盟容認です。これでは基地の持っている危険性の分散であった、沖縄に基地の危険性が残るのは目に見えています。

普天間の県外移設論の破綻がここにあるのではないでしょうか?これは「沖縄差別」論者のいう本土移転の破綻でもあります。

このようなアメリカにおけるシンポは妥当だったでしょうか?アメリカ国民に訴えるべきことは何か、それはお願い行脚ではなく、対等な関係を前提にしながら、アメリカ独立宣言の趣旨を、沖縄と日本国に適用してこそ、基地の危険性からの脱却が勝ち取られるという立場を軸にすることではないでしょうか?勿論当時の武装闘争という方法ではなく、非武装・非軍事・外交力・アメリカ的民主主義の側面を使うということです。

日本国民の総意を日米軍事同盟ではなく日米平和友好条約の締結の方向に持っていく努力こそ、今最もやるべきことではないでしょうか?

では、記事の内容を掲載しておきます。


 辺野古か、さもなくは固定化か。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設をめぐる二者択一を国から淡きつけられ、沖縄県の仲井真弘多知事が動き始めた。日本政府相手では道が開けないと、25日までの訪米で米側に直訴したのは県外移設。普天間の「本土分散」が念頭にあり、「九州」と具体的な地域を挙げて踏み込んだ。 「(普天間問題を)解決して終わりにしたい気持ちが、県民も非常に強い。早く移設したいが、県内移設は反対が強い」。米ワシントンで23日、県はアジアの安全保障と沖縄の基地問題を論じるシンポジウムを開催。知事は普天間の県外移設を訴えた。 他にパネリストを務めたのは、ジョージワシントン大のマイクーモチヅキ教授ら識者5人。国防総省の官僚や研究者ら約100人の姿も。米国の外交・防衛政策に影響力があるとみて、県がリストアップした。
 対策部署を新設
 県は「日本政府に要請するだけでは限界がある」と、独自の戦賂を進めてきた。知事訪米はその一環だ。4月、安全保障の情報を集める「地域安全政策課」を県庁に新設。米政府関係者と情報交換し、米議会の報告書や論文を通して米国の動きを探る。 国内でも動いている。8月末に大分県の自衛隊日出生台演習場や長崎県の米軍佐世保基地を視察し、県外の「基地行脚」を始めた。 周辺によると、仲井真知事は普天間の本土への「暫定・分散移転」構想を常々語っている。視察から戻って「本土には広い場所がある。一時的にでも移設すれば早く普天聞か閉鎖できる」と漏らしたという。 知事は1996年の日米合意に基づく名護市辺野古への移設を容認してきた。だが、09年総選挙で「最低でも県外」を掲げた民主党が迷走した末に辺野古移設へ回帰。この過程で高まった県民世論を受け、「県外移設」に転換した。 事態が進まないまま、普天間に新型輸送機オスプレイが配備され、固定化への沖縄の恐れはさらに高まっている。 知事は今回訪れた米国務省で、キャンペル国務次官補らに「九州などへの県外移設を目指すのが合理的」と、具体的な地域名を挙げたという。シンポでも「沖縄に近い本土に移すのが早い」と表現した。
 米「日本の問題」
だが、改めて浮かびあがった問題もある。シンポの質疑応答で「県外移設は日本国内の問題だ」という声が相次いだ。終了後、米戦略国際問題研究所(CSIS)のベン?セルフ非常勤研究員は「国内問題を米国頼みにしていては、移設は実現しない」と語った。 日本政府に県外移設へ踏み出す気配はなく、辺野古への移設を前提に「沖縄の負担軽減に力を入れる」と繰り返す。国内の自治体にも移設を受け入れる機運は生まれていない。 訪米に同行した又吉進知事公室長は「大国の国策変更を、ドンキホーテの県が迫るようなもの。すぐに影響があるとは思わない。取り組みは緒に就いたばかり」と総括した。 シンポの終わりにマイクを握った知事は意気込んだ。「進まない計画は計画ではない。政治的解決を図れば、一発でできる」(奥村智司)(引用ここまで)

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都政に愛想をつかし投げ出し民意に捨てられそうな民自に対抗、保守バネ回帰をねらう気まぐれ石原サンを嗤う

2012-10-25 | 日記

今日の午後は、確かな動きがあった。歴史が前に進むのかも知れない。これは日本の保守反動層の焦りとみる。相当な危機意識を持っているのだろう。

中央官僚の「独善」と言いますが、石原氏こそ、「独善」ではないでしょうか?現在の官僚を擁護するつもりはありませんが、それにしても、嗤ってしまいました!「継続性と一貫性にこだわって」いられない石原氏の勝手気儘さが良く出ていませんか?

「最たるものは、占領軍が一方的に与えた、あの醜い日本語でつづられた憲法だ」と言いますが、沖縄の女性暴行事件はどうなんでしょうか?尖閣諸島の買い取りだって、わざわざアメリカに言っておしゃべりをしてきたのではありませんか?これは、アメリカのお墨付きをいただくためではなかったのでしょうか?そもそも、沖縄の女性暴行事件について、尖閣のような「パフォーマンス」ありました?

「日本で一番長いランウエー(滑走路)を持った飛行場が米軍に占領されっぱなし。何で活用できないのか」って使いたかったら、日米安保条約を廃棄すればいいのですよ。簡単なことですよ。でも口では「反米ぶりっ子」ですが、本質は親米なんですよね。アメリカには、本当のところでは頭が上がらない!

「権利と義務のインバランス(不均衡)が日本人に我欲を培い、国民全体がセルフィッシュ(利己的)になってきた。それに政治が迎合せざるをえない今日の状況を作った」とありますが、大日本帝国憲法の人権観、権利と義務観の典型ですね。

戦前は「権利は義務を果たしてから」というか考えが基本。その義務は徴兵・納税・教育であり、これらは皆現人神である天皇への義務を果たしてのみ権利を主張できるという人権観でした。今でも、こうした考え方は、若い人を含めて残っていますね。

戦後は、他人の権利を守る義務があるという考え方。「権利擁護の義務を負う」です。流石ホンネが良く出ています。政治が国民に迎合しているとありますが、その国民に選ばれたのは、石原氏だったのです。

中央完了の発想力を問題にしていますが、その発想力を「ほうれんそう」思想で奪ったのは、他ならぬ石原さんでしたよね。西では、橋下さんですが・・・。そうして、都民の福祉や教育をないがしろにしてきたのではありませんか?

「今、子供の育成にはみんな頭を悩ませている」のは、誰の責任でしょうか?官僚でしょうか?「官僚の皆さん」は、きっと「石原さん」と応えるんではないでしょうか?

「廃藩置県で殿様はいなくなったけど、代わりに各県に官僚出身の知事を送り込んだだけ。結局、中央支配っていうのものは徳川時代の幕藩体制以上に徹底されてきた」って、これを「明治維新」って言ってるんじゃないんですか?石原さんの子分は、こういう官僚を育成してきた山縣などを尊敬しているのではないでしょうか?「維新」「維新」って言っていますが・・。

「この日本を支配している」のは、官僚ではありません。彼らはアメリカと米倉経団連の「シモベ」です。アメリカや政党や経団連に批判の矛先が向かわないようにするための「官僚批判」はやめましょう!「非常に硬直した中央官僚の支配制度を変えないとだめ」なのは、判りますが、都政のためには、「官僚」を使ってきたのではありませんか?

「最後のご奉公をしようと思って」などと、一見すると「凄くご立派」ですが、やはり「投げ出し」批判が出てくるのは、仕方ありませんよね。それに対して、いろいろ、言い訳じみたことを言っていますが、結局は、目立ちたがり屋さんの「投げ出し」ですよね。ま、東京都民しては、ラッキーなことでした!!よね。

こんな酷いお人は、そう要るわけではありません。「尖閣問題」で失った売り上げなどは、石原氏に請求する運動をしてみますか?

都知事を辞めて国会議員になるのは、橋下氏への「つなぎ」だそうです。国民の税金で食っている人間とは思えないお人柄ですね。寝床の寝ぼけであって欲しいと思いましたが、実際は現実でした。残念です。

しかし、それにしても、沖縄県民と言い、官邸前の民衆と言い、さらには、オスプレイ配備反対運動を担っている若者であったり、TPPに反対している農民であったり、これまでとは違った運動が展開されているのではありませんか?だから、石原氏などが焦っている!野田政権は「ふがいない!と怒っているようですね。

ということで、今日はオワリにします。この「激動」が民衆にとって、「吉」と出るか、「凶」と出るか、楽しみでもあります。お休みなさい。


石原氏の発言詳報(上)2012.10.25 21:59 (1/2ページ)

緊急記者会見を行う石原慎太郎都知事。辞表を見せた =25日午後、都庁 (大西正純撮影)
 これからやろうとしていることはすべて、東京都知事として過去14年間やってきたことの延長です。
 首都の行政を預かり、国家との摩擦の中で感じてきたのは、この国を実質的に牛耳っている中央官僚の独善。彼らは、自分たちの特性を「継続性」と「一貫性」と言うが、この変化の激しい時代に、継続性と一貫性にこだわっていて何ができますか。
 国自身の発意で解決してもらいたい大きな矛盾をいくつか抱えている。最たるものは、占領軍が一方的に与えた、あの醜い日本語でつづられた憲法だ。いろいろな悪い影響を日本に与えてきたし、(評論家の)吉本隆明氏ではないけれど一種の「共同幻想」を培った。絶対平和という日本人独特のパシフィズム(平和主義)を、ですね。
 さらに、あの憲法の非常にいびつな、権利と義務のインバランス(不均衡)が日本人に我欲を培い、国民全体がセルフィッシュ(利己的)になってきた。それに政治が迎合せざるをえない今日の状況を作った。
中央官僚の一番の欠点は発想力がないこと。だから、問題を全部棚上げにして先送りする。地方がそれでどれだけ割を食ってきたか。そういう通弊を私たちは変えなくてはならない。
 日本の国家の会計制度ほどばかげたものはない。単式簿記の会計制度でやっている国は先進国で一つもない。複式簿記にして外部監査を入れたらいい。会計検査院は、役人が役人を調べる。これでは財政の虚構が暴かれるわけがない。この国にはバランスシートが、財務諸表がないんですよ。これで健全な財政運営ができますか。
 旧文部省が主導したゆとり教育はどうなりましたか。あれで、たちまち学力が落ちた。自分たちの犯した過ちを文部省が公式に取り消しましたか。ゆとり教育なんて、ばかなリーダーシップを主導したことを。
 厚生労働省に関しても私たちは本当に苦労した。今、子供の育成にはみんな頭を悩ませている。しかし、都会で保育所を造ろうと思ったら国の規格ではとてもできない。

【石原都知事辞職】石原氏の発言詳報(下)2012.10.25 22:12 (1/2ページ)
緊急記者会見を行う石原慎太郎都知事。辞表を見せた =25日午後、都庁 (大西正純撮影)
 「預かっている子供1人当たり1.5坪の遊び場作れ」と言われたってね、新しい保育所建てようと思って20~30人の子供を預かるとして、これだけの土地を買おうとしたら、べらぼうな値段ですよ。こんなもの、なんで変えないのか。都会であれば、都会の土地の値段の特性を踏まえた保育行政を、国がやらなかったらだれがやるんですか。
 私が代議士のころから取り組んできた米軍横田基地の問題。日本で一番長いランウエー(滑走路)を持った飛行場が米軍に占領されっぱなし。何で活用できないのか。外務省は怖がって動かない。外務省にとってのタブーってのはいろいろあるんでしょうな。アメリカ様もそうだろうし、このごろではシナ様もだ。
 今度の尖閣諸島(沖縄県)の問題でも、漁民を救うために、船だまりをなぜ造らないんですか。世界全体の船が通行するあの危険な海域に大きな灯台を造ればみんなよく分かりますよ。外務省はそれすら反対する。とにかく、東京が思いついて東京の発想でやろうと思ったことを、国は、妨害とまでは言わないが、知らん顔で無視してきた。
そういう苦い経験をなめてきたから、私は「もうこれは限界にきたな」と思ってね。いい年ではありますけど、この中央集権、明治時代以来続いている官僚制度ってものをね、ここらへんでもう一回シャッフルしなかったら国民が報われない。廃藩置県で殿様はいなくなったけど、代わりに各県に官僚出身の知事を送り込んだだけ。結局、中央支配っていうものは徳川時代の幕藩体制以上に徹底されてきた。
 ということで、有志の仲間と話し合い、新党も作り、大阪にもその機運がありますが、そういう仲間と力を合わせることにした。この日本を支配している、非常に硬直した中央官僚の支配制度を変えないとだめです。本当に性根を据えて役人と戦っていかないと、この国はずるずるずるずるアリジゴクに入ったみたいに沈み、そのうちに窒息して死にますな。
 とにかく私も、最後のご奉公をしようと思って知事を辞退することに決めました。これで政治家を辞めるわけではありません。もうちょっと違った形で、大きな形で、お国に最後のご奉公をしようと思ってます。

【石原知事会見詳報(1)】
辞任を表明「新党を作って、仲間を作ってやろうと思って」2012.10.25 15:17 [【石原都知事辞任表明】]
緊急記者会見を行う石原慎太郎都知事。辞表を見せた =25日午後、都庁 (大西正純撮影)
 東京都の石原慎太郎知事は25日、都庁で記者会見し、知事を辞職して新党を結成、国政に復帰する考えを示した。一問一答は次の通り。
 「お呼びかけしましたけれども、ありがとうございます。今日をもって都知事を辞職することに致しました。なんで辞めて、何をするのかということでしょうけれども。私はあしかけ14年、正確には13年と8カ月にわたって、都知事を務めて参りました。
 日本の心臓部に当たる大都会の行政を監督する間に、ほかの県と違って、強いて言えば、日本の心臓部である東京の問題は日本全体の問題になる。それを踏まえ、東京のためだけではなくて、日本のためになる。
 国との関わりに関しては、国の妨害にあって苦しい思いをして参りました。新党を作って、仲間を作ってやろうと思ってますが、これからやろうとしていることは、都知事として14年間やってきたことの延長です。
 私は共産主義が嫌いでして、国父とされている毛沢東が書いた方法論「矛盾論」「実践論」がある。私も学生のころ見ました。 テキストがありまして、特に矛盾論。目の前にあるやっかいな問題ということだが、矛盾を解決するためには、目の前の背後にあるもっと大きな問題を解決しなければならないと言っている。まさにその通りだ」
引き続き石原知事の会見が続く。
 「具体的な行政となると日本の財政はピンチというが、まだまだ余力がある。それを引き出せないし使えない。中央官僚が把握していながら、それを隠している。東京として国家との摩擦の中で感じてきたことは中央官僚の独善。発想力がないことが欠点だ。ないからこそ自分で責任を持って判断し、解決しようとしない。尖閣の問題でも全て官僚は自分の手で解決しようとしない。こうした通弊を変えなくてはならない。メディアは何で批判しないのか」
 「また、国の会計方式は単式簿記だが、こんな会計方式でやってるのは北朝鮮とパプアニューギニア、フィリピン、マレーシアとかくらいだ。なぜ複式簿記にしない。なぜかほとんどの自治体も入れていない。外部監査を入れればいい。そういうことをどうして役人がやらない。経済界もうとくて歴代の経済団体の会長にいってきたが、『はあ』というだけでよく知らない。だからバランスシートがない。財務諸表がない。健全な財政ができるわけない」
 「東京は複式簿記で合理化し、財政再建をした。何で同じことを国がやらない。会計方法を世界並みに変えたらいい」
石原知事の会見は続いている。教育や子育て、外交、国の会計制度など石原節が炸裂(さくれつ)する。
 「それから、たとえば文部省(現・文部科学省)。これが主導したゆとり教育はどうなったか。たちまち学力が落ちた。私立は全く(文科省の)いうことを聞かなかった。自分の犯した過ちを文科省が取り消しましたか。そのばかなリーダーシップを」
 「厚生省(現・厚生労働省)。子供が減って、人口が減って、都会で幼稚園作ろうと思ったら、国の規格ではとてもできない。(東京の地価では)べらぼうな値段になる。何で、国鉄がいろんな資産を持っている。(民間が)もてあましてる資産もあるから、そこで子供を遊ばせようと動いたら、猛反対を食った。土地の値段を踏まえた保育行政を国がやらなければだれがやるのか。一切、役人は現場を見ない。こういう行政が続いている」
 「私が代議士のころから、横田の基地の問題がある。皆さん行ったことがないでしょ。行ってみろよ、みんな。アメリカ軍に占領される形でもある。何で活用できないんですか。(官僚は)『国防総省だけは刺激しないで』という。タブーってのはいろいろあるんでしょうな」
「(こうした問題は)国民全体のためになることだ。国民や市民を、国は全然無視。苦い経験から逃げてきたからだ。私はこれは限界に来たなと。私はいい年ではありますけども、中央集権を削除しないと受け入れられない。有志の方と協力して、大阪にも機運がある。徳川時代が終わり、中央は47都府県へ知事を派遣し、支配を徹底してきた。徳川時代以上だ」
 「国は会計制度もやり直して、外部監査を入れたらいいじゃないですか。公認会計仕入れて、やらしたらいい。なんでやらさないのか。ちゃんとしたバランスシートでてくる。ちゃんとしたバランスシートもないのは、基本的に先進国は日本だけだ。性根を据えて、地方の役人と戦っていかないといけない、そうでないと窒息死すると、辞任を決心しました。国民へ最後のご奉公をしようと思っています」
東京都の石原慎太郎知事の記者会見は質疑に移り、焦点となっている新党構想や後継者の話に質問が集中した。
 --辞任の時期、新党結成の時期はいつ
 「辞任の時期は今日ですよ。新党結成は昨日でも今日でも準備はできている」
 --次の衆院選では新党からどのくらい候補者を立てるのか。自民と連立を組むつもりはあるのか
 「いやいや、自民は過半数をとれないと思う。私は自民にいた当時、苦い思いをした人間。自民に戻らないし、戻りたくもない」
 「新党の候補者については、この前、平沼(赳夫衆院議員)さんたちと一緒に塾を開き、30-40人を育成した。当選するかどうかは分からないけど、レベルは高かった。やっぱり日本は選挙制度が悪い。中選挙区制に戻さないといけない」
 --今回、任期を残してやめることになったが、獲得した260万票分の都民には、どう説明するのか
 「仕方がない。もっと役に立つ仕事をするから。必ず役に立つ。都政を放り出す訳じゃあない」
都知事の後継候補者で、具体名は上がっているのか
 「私は猪瀬(直樹副知事)さんで十分だと思っている。あんな優秀な人はいない。官僚じゃないし、同じ物書きでも私よりよっぽど優秀。言ったことは全て着手してくれた。(知事になれば)私の代わりに行動を取ってくれると思う」
 --万が一、石原知事が首相になったら形を変えての徴兵制、最低でも青年海外協力隊みたいなものを導入するのか。新党を結成したら柱の政策にするのか
 「もうちょっと若い人に人間の連帯感というものを感じてほしい。自衛隊に入ってでもいいし、警察ででもいいし、無償の行為をする経験をしてもらった方がいい。実際にやるかやらないかは仲間と相談する」
 --日本国憲法は無効と話していたが、次期衆院選では公約にするのか
 「(『無効』というだけでは)言葉が足りない。今の憲法のどこに合法性があるのか。(メディアも政党も)それぞれ草案を持っている。草案を持ち寄ってブラッシュアップし、それに変えればいい。占領軍の憲法が独立後も通用する事例なんて聞いたことがない」
 --無効とすると憲法に基づいて、これまで国会で成立した法律の正当性はどうするのか
 「それは考えるしかない。変えるとはそういうことじゃないのか」
東京都の石原慎太郎知事の記者会見は終盤にさしかかったが、さらに新党構想についての質問が続く。その中では具体的な連携先の話題も出てきた。
 --石原知事が次期衆院選で比例候補として立てば当選すると思うが、政策を実行するには他の政党と組まないとならない。そうした場合は自公との連立を中心に考えているのか
 「先のことは分からない。愚問だよ」
 --次期衆院選に向けて色々な動きがある中、日本維新の会とはどのような連携を考えているのか
 「政策については(同会代表の橋下(徹大阪市長)君と話し合ってきた。連合を組むかどうかは分からない」
 --辞表を用意したのは、いつどのようなシチュエーションで書いたのか
 「辞表は1年前から書いていたよ。(それは冗談で)1週間前くらいに」
-日本維新の会は2030年代に既存の原発を全廃する政策を掲げたが、その点についてはどう考えているか
 「経済をどう再生していくかについて、10-20年先まで緻密な計画を立てて、これだけの電力がいるということをシミュレーションすることが必要。それもなしに、いきなりの乱暴な提案は提案にもならない。そういうシミュレーションをやれっていっても民主も自民もやらない」
 --政策の主要点で一致しないと連携はないのか
 「そういう話はしてきている。(互いに)異論を唱え合って、初めて連携ができる」
 --新党での石原知事の役職は
 「代表だよ」
 石原知事は会見場所から離れる動作を取りながら、最後の質問にそう答えて会見場から姿を消した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121025/stt12102515210009-n1.htm

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「日本のメディアは第二次大戦の反省から出発して変わった」という「朝日」の論説委員の「勘違い」を質す!

2012-10-24 | 日記
20日の夕刊に面白い記事が掲載されました。以下の記事です。この論説委員の主張に対しては「大いに疑問がありま~す!」と声を上げたくなりました。まずお読みください。

「窓」 論説委員室から 「新聞と世論」10月20日(夕刊)
 愛媛県松山市の「坂の上の雲ミュージアム」を訪ねた。日露戦争と明治時代の新聞のあり方を紹介した企画展が面白かった。 司馬遼太郎が自著「坂の上の雲」に記した言葉が展示してある。 日本においては新聞は必ずしも叡智と良心を代表しない。むしろ流行を代表するもので(略)」 日露戦争のポーツマス講和条約後に起きた日比谷焼き打ち事件に至る報道を評したくだりだ。 「新聞は満州における戦勝を野放図に報道しつづけ国民を煽っているうちに、煽られた国民から逆に煽られるはめになり(略)」 帝政ロシアとの妥協を知った多くの新聞は政府の弱腰を批判した。新聞と世論がナショナリズムを媒介に激情を燃え上がらせた。 100年を経た今、日本のメディアは変わったと思う。第2次大戦の反省から出発し、日本を戦争に引き込む道には警戒の目を向けてきた。 尖閣や竹島問題で隣国のメディアには愛国調が目につく。日本のメディアが比較的冷静に思えるのは、戦後の積み重ねがあるからだろう。 日中韓とも政治の激動期を迎えつ一つある。世論と新聞との関係がいよいよ問われようとしている。 21日まで新聞週間。司馬の言う「内省力夷く論」に陥念いづう自戒したい。〈脇阪紀行〉(引用ここまで)

まず第一に、「100年を経た今、日本のメディアは変わったと思う。第2次大戦の反省から出発し、日本を戦争に引き込む道には警戒の目を向けてきた」とありますが、果たしてそうでしょうか?

以下の事実はどうでしょうか?まず石原都知事の尖閣買い取り発言やパンダ誕生に「センカク」と命名したらどうかとか、「シナ」発言などなどについて、「朝日」をはじめとした「新聞」「テレビ」など、メディアは的確に批判してきたでしょうか?安倍総裁誕生の経過と背景、安倍総裁の発言と行動などなど。

これらを見れば、明瞭です。

その点で22日の3面「首相にふさわしいのは?」の記事は、「変わっていない」「反省していない」典型でしょう。まだ、こんなアンケートをやっているのです!

以前もの種の世論調査について論じましたが、「またしても」です。しかし、新聞には、自ら、この種の世論調査の誤り、世論をミスリードしていることが、出ていました。「朝日」は気づいていないでしょうけれど・・・。そこが可笑しいというか、最低・最悪だと思うしだいです。ネットには掲載されていませんので、以下本文を掲載してみます。
http://www.asahi.com/politics/update/1022/TKY201210210406.html

◆野田首相と自民党の安倍総裁とでは、どちらが首相にふさわしいと思いますか。野田さんですか。安倍さんですか。
 野田さん25(34)
 安倍さん37(39)

 朝日新聞社の全国定例世論調査(電話)で、野田佳彦首相と自民党の安倍晋三総裁のどちらが首相にふさわしいかを聞いたところ、野田氏は25%(前回の10月1、2日の緊急調査は34%)に急落した。安倍氏は37%(同39%)とほぼ横ばいだったが、「その他・答えない」が38%(同27%)と増えたのが目立った。 無党派層では、野田氏を選んだのは24%(同32%)で、安倍氏は27%(同29%)。「その他・答えない」は49%(同38%)だった。 これまでの調査でも、当時の首相と野党第1党の党首のどちらが首相にふさわしいか、質問したことがある。直近は政権交代直前の2009年8月中旬の調査で、当時の麻生太郎首相が20%、民主党の鳩山由紀夫代表が41%、「その他・答えない」は39%だった。(引用ここまで)

どうでしょうか?「変わっていないなぁ~」です。この種の世論調査のデタラメさが良く出ていると思いませんか?この種の世論調査の結果がどうだったか、「検証」「反省」してほしいものです。「相応しい首相」として登場させてきた首相の末路を見れば明々白々です。そして、今また、安倍総裁が「相応しい」首相候補なのです。かつてはどうだったか、探してみましょう。「朝日」がやらないのであれば・・・

愛国者の邪論は、世論調査そのものが悪いと言っているのではありませんので、愛国者の邪論なりに考えた案を出してみましょう。それは「誰が首相にふさわしいか?」ではなく、「何をやってくれる」政治家が首相にふさわしいか?その公約・政策を掲げ、実行のための計画を掲げる人はどんな政治家か、或いはどの政党か、具体的に示して、選挙の選択を国民に迫る、そんな世論調査をやってほしいものですね。

ま、絶対やらないでしょうね!どこの政党がどんな政策を掲げているか、具体的に報せるマスコミは、あまり見たことがありません。「違いが判る」ようにはしないのが、日本のマスコミです。二大政党政治が好例です。

因みに、鹿児島三区補選の各候補者の政策を公平にマスコミは報道しているでしょうか?していません!あそこの最大の争点は川内原発ですよね。でも、このことで、各候補が何を言っているか、追っかけているでしょうか?

「朝日」 総選挙前哨戦、語られぬ原発 衆院鹿児島3区補選告示2012年10月17日03時00分
原発事故後も容認の首長が続々当選
 松下忠洋前金融相の死去に伴う衆院鹿児島3区補選が16日告示された。選挙区には九州電力川内(せんだい)原発(薩摩川内市)があり、昨年3月の原発事故後、立地地域では初の国政選挙だ。民主、自民両党は次期衆院選の前哨戦と位置づけるが、争点となるべき原発問題が語られることはない。28日に投開票される。
http://www.asahi.com/politics/intro/TKY201210160712.html

22日の「朝日」の3面は「自民・宮地氏、優勢」という記事に、原発は申し訳程度に最後の方に、「定期検査で停止中の九州電力川内原発があり、同時に実施した世論調査で運転再開について聞くと、賛成35%、反対38%と伯仲した」とだけです。国民的関心にもかかわらず、はるか鹿児島にける国政選挙ということなんでしょうか?この程度の記事です。見落としているかもしれませんが・・。選挙が終わった時、どんな記事が出るか、その時検証してみたいと思います。


次に、第二に、「尖閣や竹島問題で隣国のメディアには愛国調が目につく。日本のメディアが比較的冷静に思えるのは、戦後の積み重ねがあるからだろう」というのも、比較の問題でしょうか?また隣国の「愛国調」をあげることで、日本の「愛国調」は免罪できるでしょうか?

自民党化した民主党の野田政権の安全保障政策、安倍自民党総裁の主張と行動、橋下「日本維新の会」の「維新八策」などの「愛国調」に対して、中韓への視点で批判を展開してきたでしょうか?

「中韓の愛国調」を批判することで、実は「日本の愛国調」の助長を許して、煽ってきたのではないでしょうか?

例えば、今日24日の「朝日」の一面、「デモで暴発『抗日』・貧困の末に」「『愛国のため』日本車の男性襲撃」というテーマの記事は、以下のとおりです。
 彼を犯行に駆り立てたものは何だったのか。 「気の弱い子だった」と母親の揚水蘭さん(56)は言う。 でも、反日デモに参加した理由は思い当たる。「小さいころから、(日本軍人が殺人や略奪を繰り返すシーンを強調した)抗日戦争映画やドラマが大好きな子だった」からだ。 村で悪者は誰かと聞くと、子どもたちは「日本人」と答える。蔡容疑者も小学生のころ、同級生と抗日戦争ごっこをして過ごした。こん棒を振り上げて、「日本鬼子(日本人の蔑称)をたたきのめせ」と畑の中を駆けた。 小学5年で学校はやめた。1日30元(約375円)で左官職人の見習いを始め、18歳で西安へ。収入の安定しない日雇い仕事などをしながらの「最下層の生活」(父親)だった。 事件に対する本人の供述内容などは明らかになっていない。ただ、事件前のブログには「悲しい人生」「勉強したい」といった文字が並ぶ。隠れて上司の高級ドイツ車に放尿し、「爽快だ」とも書いていた。(南陽=奥寺淳)(引用ここまで)

11面には、「抗日ドラマ 若者染める」「中国・デモ一ヶ月」「出稼ぎの不満反日で発散」というテーマがあり、「愛国主義教育」についての解説がある。

 夕暮れ後の農家の裸電球の下で、母親の揚水蘭さんは主張した。「学校では日本人は悪いと教わり、テレビをつければドラマの多くが抗日もの。反日感情を持つなと言うのが酷だ」 蔡容疑者は細菌兵器の実験をしていたとされる旧日本軍の731部隊が、中国人の子供の心臓を解剖して切り刻むとの設定のシーンがある抗日ドラマをよく見ていたという。
 中国では抗日ドラマが量産されている。昨年は確認されただけでも12シリーズ、計396回が新たに制作された。23日に全国放送される各地のテレビ局40局のうち、半数以上の21局が抗日戦争もののドラマを放映している。 9月に西安で反日デモを組織した自営業男性は、学校の歴史教材やテレビの抗日ドラマ、メディアの宣伝を通じて自分たちに植え付けられた世界観は「反日、イコール愛国だ」と表現する。 豊かな沿海部の住民と比べ、義務教育も十分に受けられない内陸部の農村では、こうした政府の愛国教育や抗日ドラマの思想に染まる若者が圧倒的に多い。さらに当局が反日デモの暴徒を制止しようとすると、「愛国無罪」と叫んで抵抗する姿も各地で見られた。…中国メディアは彼らが暴徒化した動機を「給料が安いなどの現実の不満を吐き出し、私憤をはらした」(中国中央テレビ)などと分析している。(西安=奥寺淳)(引用ここまで)

さて「朝日」が、インターネットに掲載された蔡容疑者(21)の犯行の記事を書く意図は何でしょうか?是非ともお考えを!

この記事、愛国者の邪論なりに言うと、このブログに書き込んできた人たちのことを考えないわけにはいきませんでした。こうした中国の「愛国主義教育」を受けた「愛国者」たちの「犯行」を見た日本人がどのような中国観を抱くようになるか、そこです。

「抗日ドラマ」を「大河ドラマ」「小泉劇場」「政権交代」「橋下氏の絶叫」「決める政治」「1000隻尖閣に接近」と置き換えてみると、どうでしょうか?「朝日」のやっていることの意味が、自ずと見えてくるような気がします。

今回の「反日」で動いた中国人が人口の中でどれくらいを占めているか。そうではなく、日本との友好を大切にしようと考えている中国人がどれくらいいるか、「朝日」の記事は、全部とは言いません。たまには友好を目指しているなという記事が出てきます。したがって「若干」アンフェアーな気がします、と言っておきましょう。

「朝日」の「嫌中」?報道について、今後も検証してきたいと思います。

ではどうするか、です。それは、日本で言えば、国の根本である憲法を意味づけるのです。そこからすべてを見るのです。「ものさし」論です。

例えば、第9条を使ってどのような方法で国際紛争を解決すべきか、そのことの可能性をどれだけイメージ豊かに追求していくことではないでしょうか!?或いは、非軍事的・非暴力的手段による紛争の解決方法を世論の多数派とするための努力です。「勝負はけんか」などという勇ましいことを言う政治家の「退場」もその一つであることは言うまでもありません。

第三には、「朝日」の23日の以下の「社説」です。

「野田政権の体たらく」は、消費税増税について、公約を破って、国民に問うこともなく、さらには、国民の多数が「国会で決めるな」としていたにもかかわらず、三党合意で強行可決したことに端的に見られていました。その際に、「朝日」はどう「評価」したか!よもやお忘れでは・・・・。

野田政権の「体たらく」を批判する前に、全国メディアとしての役割が、民主主義の理念に合致していたかどうか、よ~く検証されるべきでしょう。

「野田内閣の政権担当能力そのものに、重大な疑問符がつきつけられている」のは、もっと前からです。野田政権を支えてきたのは、他ならぬ米倉経団連とアメリカ、そして全国紙とテレビだったのではないでしょうか?それらの応援団が、来る日も来る日も、「抗日ドラマ」のように、政党間の政策や動きを公平に報道せず、「政局」報道に現を抜かしていることこそ、日本の民主主義の停滞を招いている権化であることを自覚すべきです。

原発再稼動と建設・オスプレイ強行配備・沖縄の女性暴行事件など、どれを取っても、政権の行きまり、これまでの政治の枠組みでは、解決方法は見出せないことは明らかなのですが、「そうはせじ」との装置が、「抗日ドラマ」のように、張り巡らされているために、容易には解決方法が見出せない国民世論があるというのが、現在の日本の実情です。

以下の社説をよく読めば、天に唾する「朝日」と言えないでしょうか?

田中法相問題―政権の体なしていない
 野田政権の体たらくは目を覆うばかりだ。  外国人企業からの献金や、過去の暴力団関係者との交際を認めた田中慶秋法相が、ようやく辞任する見通しだ。  田中氏に法務行政の責任者が務まらないことは、いくつもの理由から明らかだった。 辞任は当然のことだが、それで済む話ではない。  まず、外国人献金問題だ。この問題は昨年、当時の前原外相や菅首相らにも発覚し、前原氏は外相を辞任している。  つまり、政治資金規正法違反に当たることは、当時から分かっていたはずである。なのに今回、本紙に指摘されるまで是正を怠ってきた田中氏の脇の甘さは度し難い。  次に、過去に暴力団組長の宴席に出たり、暴力団幹部の仲人をしたりしたとの週刊誌報道の事実関係を認めたことだ。  暴力団と付き合いのある法相が、暴力団の摘発にあたる検察を指揮・監督する。たちの悪い冗談だとしか思えない。  こうした問題を野党に追及されるのを恐れたのだろう、田中氏は先週、参院決算委員会の閉会中審査を欠席した。まさに前代未聞の国会軽視である。 閣僚は、国会に答弁や説明を求められれば出席しなければならない。これは憲法63条に定められた義務である。  法相就任以来の田中氏の記者会見では、しどろもどろの答えが続いたり、質問と答えがかみ合わなかったりする場面が目立った。  こんな「素人法相」に、検察改革など喫緊の課題を任せるわけにはそもそもいかなかった。  野田首相はなぜ、田中氏を法相に任命したのか。  結局は、9月の党代表選で旧民社党グループの支援を受けた見返りに、グループ会長の田中氏を初入閣させた。つまり、能力や経験より論功行賞、党内融和を優先させた安易な組閣の帰結というほかない。 首相の任命責任は極めて重いと言わざるをえない。 もうひとつ、あいた口がふさがらないのは、民主党の側から田中氏に決算委員会の欠席を求めた経緯があったことだ。 「国会を欠席せよ」と言われて唯々諾々と従う田中氏も田中氏だが、「答弁されるよりまし」と欠席を求めた民主党の姿勢にもあきれるほかはない。 法相の問題も響き、朝日新聞の世論調査では内閣支持率が18%に下がり、初めて2割を切った。野田内閣の政権担当能力そのものに、重大な疑問符がつきつけられている。http://www.asahi.com/paper/editorial20121023.html#Edit1(引用ここまで)


「新聞と世論」の関係をみてきました。国民世論を形成する上で大きな影響力を持つマスコミについて、述べてみました。中国を反面教師として、現在日本の課題を、とことん突き詰めていく、このことが、今の日本には必要不可欠なような気がします。第四の権力であるマスコミをどうするか、それは主権者である国民の力にかかっているような気がします。

「朝日」の「窓」は、日比谷焼き討ち事件のことを書きましたが、愛国者の邪論は、その13年後に富山で起こった米騒動の記事を、権力が検閲。各地の米騒動の部分を白抜きで発行させたことを想い出しました。もう一つは、孫其偵の日の丸事件です。

これらは権力というものは、権力にとって都合の悪い「事実」が庶民に知られていくことを如何に恐れているか、です。白と黒、善と悪、上と下、右と左、対の事実を公平に伝えること、このことの判断は国民に委ねる、意見の違いは認め合う、これは人類が到達した叡智のような気がします。
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橋下維新の会のウソ八百とケンカ奨励演説を垂れ流し、支持率低下にチャンスを与えるマスコミに大喝!

2012-10-23 | 日記

地方政党から国政政党への転身を機に、ようやく化けの皮が剥がれてきたことを受けて、その支持率が低下してしまった橋下維新の会。どうやって挽回するか、虎視眈々と狙っていたところ、「週刊朝日」の記事を事件化し、支持率回復の絶好のチャンスとばかりに、全国遊説で、言いたい放題。だが、「独自のメディアと草の根を持たぬ根なし草」の橋下維新の会が頼りにするのは、マスコミ。

このマスコミは、両刃の剣だからこそ、批判に対しては恫喝を浴びせてビビらせる。それとは逆に、国民の不満感情の一部を投網でカッサラッテ、甘い言葉を振りまく。テレビによってのし上がってきた橋下市長の手法は、テレビの視聴率の稼ぎ方のやり方でいくしか、その手法はないということが、この数日間の有様で、一層ハッキリしてきました。この手法、誰がマネージメントしているか、手の内を見る中で突き止めていくことが大事ではないでしょうか。

では、マスコミがどのように報道したか、見てみます。ポイントをまとめてみました。
1.自分と反対意見があった場合はけんかで決着をつけても良いのだと、けんかを奨励してしまったと言えます。「体制を変えるにはけんかの強さが重要だ。けんかだけには自信がある」と勇ましいようですが、子どもにどんな影響を与えていくか、非常に危険な発想と言えます。「週刊朝日」を批判する時に持ち出したことのなかに、「子どもへの影響」がありましたが、自分の「けんか」論は大丈夫なのでしょうか?

2.「国の根幹を変え、新しい日本をつくる」「日本を立て直すためには、根本の体制変えなければならない」「古くなった体制を根こそぎ変えていく」という「根本」「根こそぎ」とは一体何でしょうか?そうです。安倍元首相が言った「戦後レジーム」なのです。橋下「日本維新の会」の名前が、「JAPAN RESTORATION PARTY」に「日本復古政党」だったことを思えば当然のことを言っているのですが、そのことをマスコミは「朝日」が小さき記事で書いた程度です。

3.明治維新にかこつけて鹿児島・熊本で発言した内容は矛盾だらけでした。明治維新の深部に起こっていた、原動力は「世直し一揆」と「豪農豪商」のエネルギーでした。それらを武士階級が逆手にとって幕府という制度を変革した。しかし、その際の一致点は「尊皇」主義。それが復古の中身で、その集大成が東京維新の会が請願した大日本帝国憲法の復活だったのです。当初は容認していましたが、世論の批判に遭い、流石の橋下氏も否定せざるを得なかったものです。維新の最大のエネルギーである世直し一揆も、「学制・徴兵制・地租改正反対一揆や民権運動に受け継がれていきますが、これらの流れは悉く弾圧されていきました。こうした事実をマスコミはいっさい問題にしていません。

4.相変わらず既成政党への批判勢力として描こうとする橋下氏の論法に批判を加えることはしていません。橋下氏のブレーンに誰が付いているか、連携者たちはどんな人たちか、地方の維新の会の先祖がどういう人たちか、そうした事実を国民に報せていく必要がありますが、橋下氏の政治不信を利用した「絶叫」にだけ目を向けさせる論調は大手を振っています。

5.「議員の身分にしがみついてるような政治家、とことん、けんかさせてくださいよ、皆さん」って、維新の会に集まった国会議員は、こういう議員だったのではないでしょうか?また維新熟に集まってきた人たちもそういう人たちではなかったのでしょうか?さらに言えば、これからつくろうとしている地方組織の中心には、県議の皆さんをということのようですが、この人たちも「自民もダメ、民主もダメ」だからということで、「議席にしがみつくような」議員さんたちなのではないでしょうか?こんなウソを抜けぬけと絶叫しているのです。

6.「政治家は選挙で票を得るためにいいことばかり言う」「楽なことしか言わない政治から脱却しないと、日本は本当に駄目になる」などと「絶叫」していますが、橋下氏も同じ穴のムジナです。鹿児島・熊本・福岡での「絶叫」を見れば、「民主党は『あれやる、これやる』のオンパレードで政権交代を果たした」という言葉がそのまま「第三極」ほしさに、テレビ受けのする「楽なことしかいわない」輩ということになりますね。

以上、ポイントをまとめてみましたが、以下、マスコミが取り上げた橋下氏の発言の部分を抜き出してみました。驚くほどの共通点が見えてきます。それでは、まず、テレビ。

新聞とはかなり違っています。テレビは、そのごく一部を映像化することで、あたかも全部であるかのように錯覚させるという点で、凄いメディアです。「週刊朝日」事件を意識して演説していることが良く判ります。しかし、テレビ局は、そうした橋下氏の意図を知ってか知らずか、非常に大切な応援団となっていることがよく判ります。

「改革には痛みを伴う」とした小泉劇場型政治の模倣品と言えます。事実高齢者への負担増などは、その典型です。このことは竹中平蔵元大臣を起用していることからも、その方向性が一致していることは明々白々です。しかし、そのことを批判的に扱うテレビはありません。これでは世論をミスリードすることになるでしょう。

特にテレビ朝日は酷いもんでした。「こんなチャーミングな独裁者がいますか?」「私が独裁者に見えますか?家では家事もしていますよ、こんな独裁者がいますか?」などという演説の場面を流していました。非常に意図的でした。例の「週刊朝日」事件があったため、卑屈というか、おべっか使いというか、ペコペコ報道ぶりには呆れました。

NHK 維新・橋下氏“新しい体制に日本を変えたい” 10月20日 17時37分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121020/k10015890141000.html
「民主党や自民党では絶対にできない、平成の世に合う新しい体制に日本を変えたい」熊本市での街頭演説で橋下氏は、「政治家は選挙で票を得るためにいいことばかり言うが、少子高齢化で医療や福祉にどんどんお金がかかるので、高齢者にも一定の負担を求め、若者世代に税金を投入する力業が必要だ。そのためにも、民主党や自民党では絶対にできない、平成の世に合う新しい体制に日本を変えたい」「赤字国債は特例で発行すべきものであり、お金が足りないなら、国民に負担を求めるか、歳出を削減するのが政治の責任だ。赤字国債の発行を政治的な慣行にすることは絶対にダメだ」と批判

テレ朝 橋下代表が全国遊説開始 既成政党批判を展開(10/20 17:01)
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20121020/Jiji_20121020X926.html
「なぜ、この鹿児島を第一の遊説の地域に選んだのか。良くも悪くも、今の日本を作ったのは、鹿児島の皆さんたちなんです。日本を立て直すためには、根本の体制を変えなければならないんです」「今の日本の形をつくったのは鹿児島の維新志士だ」と明治維新の元勲、西郷隆盛らを称賛。「体制は変わるもの。新しい日本をつくっていかなければいけない」西南戦争を引き合いに「敵が何十万、何千万いようと、やると言ったことはやり切る」と語り、衆院選勝利に決意を示した。

日テレ 日本維新の会、鹿児島で全国遊説スタート< 2012年10月20日 12:00
http://www.news24.jp/articles/2012/10/20/04216194.html
「3年前の選挙で政権交代をして我々は期待したが何も変わらなかった。古くなった体制を根こそぎ変えていくのが政治の役割だ。既存政党では、今の政治は変えられない」

FNNニュース 日本維新の会の全国遊説始まる 橋下代表、鹿児島市など回る
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00233870.html
「育ちも悪いし、ガラも悪いかもしれませんが、けんかだけには自信がありますよ。議員の身分にしがみついてるような政治家、とことん、けんかさせてくださいよ、皆さん」「いいことばかり言っている」と、既成政党を批判

次は、通信社はどう報道したか、みてみます。

時事 橋下氏「けんかには自信」=日本維新が全国遊説開始2012年10月20日 13時04分
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20121020/Jiji_20121020X926.html
持論の「日本再生」に全力で取り組む考えを強調。「体制を変えるにはけんかの強さが重要だ。けんかだけには自信がある」「今の日本の形をつくったのは鹿児島の維新志士だ」と明治維新の元勲、西郷隆盛らを称賛。「体制は変わるもの。新しい日本をつくっていかなければいけない」西南戦争を引き合いに「敵が何十万、何千万いようと、やると言ったことはやり切る」と語り、衆院選勝利に決意を示した。

共同 維新、全国遊説開始 橋下氏が九州「進出」2012/10/20 11:51
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012102001001295.html
鹿児島市で街頭演説し「国の根幹を変え、新しい日本をつくる。楽なことしか言わない政治から脱却しないと、日本は本当に駄目になる」党の政策をまとめた「維新八策」を有権者に直接伝え、既成政党との違いをアピールする。

次は全国紙が報道したか、みてみましょう。

読売 「日本維新の会」全国遊説を鹿児島から開始 2012年10月20日
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121020-OYO1T00622.htm?from=main3
鹿児島市の繁華街・天文館で、集まった約1000人を前に、「3年前の政権交代で、政治は変わらなかった。明治維新で日本が変わったのは、体制が変わったからだ。これから、古くなった体制を根こそぎ変えていく」と述べ、「第3極」として既成政党と対決する姿勢を打ち出し

読売 橋下氏「ケンカだけは自信ある」遊説で巻き返し 2012年10月21日06時44分
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20121020-OYT1T00836.htm
福岡市では「民主党は『あれやる、これやる』のオンパレードで政権交代を果たした」「(維新の会は)皆さんに我慢してもらうところは我慢してもらう」と述べ、高齢者にも「適正なる負担」を求めていくとした。「次期衆院選で勝てなければ、今までの自民党と民主党との枠内通りだ」と強調し、日本の立て直しに維新の会の躍進が必要だと訴えた。鹿児島市では「体制を変えるには(言葉での)ケンカの強さが重要だ。僕はケンカだけは自信がある」

日経 維新、全国遊説を開始 橋下代表「古い体制変える」 2012/10/20 10:54
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2000G_Q2A021C1NNE000/
鹿児島市内での街頭演説で「3年前の選挙で政権交代をして我々は期待したが何も変わらなかった。古くなった体制を根こそぎ変えていくのが政治の役割だ。既存政党では、今の政治は変えられない」衆院解散に備え、存在感を早めにアピールする狙いがある。維新は民主党や自民党のような地方組織を持っておらず、橋下氏の知名度を生かして無党派層の開拓を目指す。

産経 橋下氏「国の根幹変える」 維新が全国遊説開始2012.10.20 12:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121020/stt12102012040004-n1.htm
鹿児島市で街頭演説し「国の根幹を変え、新しい日本をつくる。楽なことしか言わない政治から脱却しないと、日本は本当に駄目になる」。党の政策をまとめた「維新八策」を有権者に直接伝え、既成政党との違いをアピールする。

「危険人物かどうか見てほしい」 遊説で週刊朝日チクリ2012.10.20 17:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121020/stt12102017180007-n1.htm
鹿児島市内での街頭演説で、「最近は週刊誌から危険な人物だと言われた。本当に危険かどうか鹿児島のみなさんに見てもらおうと思って今日やってきた」と切り出し、自らの出自を掲載した「週刊朝日」の連載問題をさっそく皮肉まじりに取り上げた。 橋下氏は「日本維新の会は高齢者のみなさんにも非常につらいことを求める」と持論も展開しながら、「敵が何万、何十万、何千万人いようともやるといったことはやりきる自信がある」と覚悟を訴えた。また、「今のふがいない議員の身分にしがみついているだけの政治家と、とことんけんかさせてください」と述べ、既存政党との対立姿勢をアピールした。

元祖・維新の地、九州から“出陣” 橋下氏、対朝日勝利で反転攻勢?2012.10.20 22:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121020/stt12102022450014-n1.htm
新党結成後は人気に陰りが出ていたが、出自を掲載した「週刊朝日」との闘争に「完全勝利」したのを反転攻勢にしようと、選挙モードを全開させた。ただ、「政策本位」を掲げながらも政策の話題は最小限にとどめ、次期衆院選の「台風の目」になるべく存在感を出すのに躍起だったようだ。鹿児島を出発点にしたのは、当地が明治維新の「発信地」だったことにある。 「敵が何千万人いようとも、やると言ったことはやりきる」「140年前は弓や鉄砲で戦(いくさ)をしたが平成の世において戦は選挙しかない。戦は近い!」 演説は終始絶叫調で、自らが「平成維新」の主人公になることを意識する発言を連発させた。郷土の英雄、西郷隆盛、大久保利通らが主導した明治維新の意義も絶賛し、「江戸幕府を倒すときも大変だった。今度の『体制変更』の当事者は鹿児島のみなさんだ」と訴え、県民のハートをくすぐった。 また、松野頼久国会議員団代表の地元、熊本市では西南戦争を取り上げ、「雨は降る降る人馬はぬれる、越すに越されぬ田原(たばる)坂」と口ずさみ、「薩軍と官軍が激しく争ったのが熊本。熊本を制する者が日本を制す」とぶち上げた。 さらに、繰り返し強調したのが「けんかだけは自信がある」。自らの出自を書いた「週刊朝日」と朝日新聞社から謝罪と掲載中止を勝ち取った高揚感からか、「こんなチャーミングな独裁者がいますか?」と余裕も見せた。 一方、政策の最重要課題に据える環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)問題について、鹿児島と熊本では封印した。福岡・博多に来てようやく「アメリカと切った、張ったの交渉をすればいい。なんで最初から交渉に参加しないというのか」と啖呵(たんか)を切った。 「非常に心強かった」 橋下氏は、熊本での演説後、記者団に初遊説の手応えを振り返った。聴衆は「ナマ橋下」には好反応だったが、維新に一票を投じる保証はない。維新を「第三極の雄」として有権者にアピールしていけるかどうかが今後の課題だ。

朝日 維新が全国遊説開始 橋下氏「根こそぎ体制を変える」 10月20日13時26分
http://www.asahi.com/politics/update/1020/OSK201210200055.html
橋下氏は数百人の聴衆に向け、鹿児島を遊説の出発地に選んだことについて「明治維新で今の国の形をつくったのはこの鹿児島から立った維新の志士たちだ。幕藩体制が明治政府に変わり、国の体制を変えたから、我々はここまでやってこれた」「3年前の政権交代で多くの国民は期待したが、うまくいかなかった。単に政治家のメンバーが代わっただけでは国は変わらない。古くなった体制は根こそぎ変えていくのが政治の役割。自立する個人、地域、国家、自立を肝に据えた新しい日本をつくっていきたい」と統治機構改革の必要性を訴えた。「我々は高齢者の皆さんにも地域にも負担を求める。それをやらなければ日本は沈む。若い世代が力を込めて日本を立て直すことができるような予算の配り方をする」とも呼びかけた。

毎日 日本維新の会:橋下代表、全国遊説スタート 10月20日 11時38分
http://mainichi.jp/select/news/20121020k0000e010227000c.html
各種世論調査で支持率が下落するなか、「一枚看板」の橋下氏が全国に足を運んで存在感を示し、再浮上を図る。大阪以外で難航する地方組織の整備を加速させる狙いもある。 市内の繁華街で橋下氏は数百人の聴衆を前に、「政権交代に多くの国民が期待したが、人が代わっても国は変わらない。徳川幕府を代えたのは西郷(隆盛)先生だ。古くなった体制は変えないといけない」と改革姿勢を強調。さらに「維新は高齢者や地域に負担も求める。既成政党はいいことしか言わない。議員が(地位に)しがみついている今の政治とは、とことんけんかする」と既成政党との対決姿勢を示した。維新は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加など農山村地域に懸念の強い施策もうたうが、演説では具体的に触れなかった。 午後には熊本、福岡両市で演説する。維新は近畿以外では支持が伸び悩んでおり、国会議員団の松野頼久代表(衆院熊本1区)の地元など九州3都市を皮切りに支持拡大を図る。

毎日 日本維新の会:地方固め難航…橋下市長遊説開始 10月20日 21時52分
http://mainichi.jp/select/news/20121021k0000m010075000c.html
維新は既に、各地の15前後の政治団体や地方議会会派と合流を協議しているが、自らの勢力拡大が狙いの団体も多く、組織化は難航している。「組織も何もない弱小、小規模の団体だが(次期衆院選を)やりきる自信がある」。橋下氏は鹿児島市での演説でこう強調。維新の支持率は近畿から遠ざかるほど下がる傾向がある。全国遊説を九州から始めたのもそのためで、鹿児島市や熊本市での演説では環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加など、農村部が懸念する政策に触れず、地方に配慮せざるをえなかった。こうした弱点を克服するためにも地方議員を組織する必要があり、維新は各地の「地方維新」に、メンバーに都道府県議を確保することや、県レベルでの組織化を求めている。 維新幹部は11日、「岡山維新の会」を旗揚げした元自民党衆院議員の熊代昭彦岡山市議と大阪府庁で面談。地方議員が熊代氏1人だったため、「県議を増やす作業が必須だ。オール岡山でやってほしい」と注文した。 東京都議3人が9月設立した会派「東京維新の会」との連携は、今後のモデルケースになるはずだった。だが東京維新は10月の都議会で「大日本帝国憲法復活」を求める請願に賛成。橋下氏が「旧憲法の復活はあり得ない」と述べて協議は頓挫、政策や価値観のずれを露呈し

鹿児島毎日 日本維新の会:風起こせるか 橋下・大阪市長が演説、有権者は賛否 10月21日 地方版http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20121021ddlk46010310000c.html
有権者からは橋下氏の演説に賛否の声が上がった。妻や娘を連れて聞きに来た同市易居町の酒店経営、椎田秀昭さん(75)は「自民も民主も役人の言いなり。改革が必要」と話し、橋下氏の演説を絶賛。同市下荒田の会社役員、吉俣要さん(77)も、維新が公約に掲げる道州制導入に賛同し「橋下さんに懸けたい」。 一方、懐疑的な声も。商店経営の男性(59)は、朝日新聞の取材拒否問題に触れ「言いたいこと言っているだけ。興味はない」と素通り。宮崎県小林市から買い物に来ていた僧侶の藤岡信了(しんりょう)さん(78)も「改革の連呼に危うさを感じる。一時的なブームに終わってしまう」と疑問を投げかけた。 10年参院選では、自民党の小泉進次郎衆院議員が同じ場所で街頭演説したが、今回、その時ほどの聴衆は集まらなかった。県内に維新の地方組織がないことの裏返しといえるが、県内の維新政治塾塾生は「事前告知ができなかった中で、それなりに人が集まった」と満足げ

熊本毎日 日本維新の会:全国遊説開始 橋下・大阪市長「熊本県民と歩みたい」 聴衆2500人に支持訴え /10月21日 地方版
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20121021ddlk43010272000c.html
熊本市中心街で代表の橋下徹大阪市長が「永田町を変え、熊本県民と歩みたい」 演説場所となった熊本市のサンロード新市街アーケードの聴衆は約2500人(主催者発表)。毎日新聞が先月末に実施した世論調査では、維新の支持率は8%で下落傾向にある。遊説前、司会の大阪府議は「熊本にはまだ維新の会がありません。今日を機会に、どうか日本を変える力をください」と声を張り上げた。 最初にマイクを握った松野氏は「今の政治どうですか」「政権交代から3年がたった今、民主党が訴えたいことは何だったのか。特に消費増税だけは許せない」と民主党を離れ維新に加わった理由を説明。橋下氏は「熊本のことは熊本で責任を持って決めていく。そういう国の形にしないといけない。明治政府に変わったように、これからの大戦(おおいくさ)で霞ケ関や永田町の体制を根本から変え、熊本県民と歩みたい」と。 足を止めて聴き入った熊本市中央区通町のアルバイト店員の男性(25)は「橋下さんなら公務員の天下りをなくしてくれる力がありそう」と期待を示しながらも「維新の会の政策はニュースで軽く見る程度でよく分からない」と。 総選挙をにらみ維新が熊本からのろしを上げた格好となったが、松野氏と同じ衆院熊本1区に自民から出馬予定の木原稔前衆院議員は「維新のことはあまり気にしていない。遊説に集まる人も見たいだけで票につながるものではない。政策も生煮え」と冷ややかだ。

東京 橋下氏が九州で全国遊説を開始2012年10月21日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012102102000127.html
鹿児島市での街頭演説で「国の根幹を変え、新しい日本をつくる。楽なことしか言わない政治から脱却しないと日本は本当に駄目になる」
日本維新は報道各社の世論調査で勢いに陰りがみられ東日本などへの浸透不足も課題だ。遊説で橋下氏の露出を高め、支持を呼び戻そうとの思惑がある。(引用ここまで)


最後に、「産経」と「毎日」の報道の仕方が、やや批判的トーンになっています。せめてもの救いかなと思います。

橋下日本維新の会の最大の弱点である、「ウソをつく」体質、「維新」ではなく、「復古」であること、「橋下オレガオレガ政党」であること、「絶叫マシーンで国民の政治不信や不満をかっさらっていく」選挙で、すき放題をやりながら、憲法を改悪していこうとしていることなど、この部分を今後さらに詳しく指摘していけるか、それが、橋下氏と橋下日本維新の会の本質を国民の前に公平に提示していくことになると思います。

尚、「週刊朝日」事件については、奥深いところにウラがありそうですので、今後も愛国者の邪論なりに探求していきたいと思います。

佐野眞一氏と週刊朝日の「ハシシタ 奴の本性」は橋下徹大阪市長の人権を侵害していない2012年10月20日 | 橋下維新の会とハシズム
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/11ad05b03d376660cff14b9d359866c8

週刊朝日のことを間違えて「鬼畜」と言っちゃった橋下市長の謝り方
2012年10月23日 | 橋下維新の会とハシズム

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/7235beed09e12f99120bfe8b4f93d24b
橋下氏の恫喝にたやすく屈服して言論の自由を差し出してしまった週刊朝日と朝日新聞
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-1044.html

2012.10.23 「毒を以て毒を制する」、これが橋下投票行動の本質だった、「おおさか社会フォーラム2012」で議論になったこと(5)、(ハシズムの分析、その36)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-2153.html

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中国・北朝鮮の「脅威の抑止」のためなら、国民の被害は黙殺する「産経」に示された軍事同盟深化派の本質!

2012-10-21 | 日記
沖縄県民である女性が暴行されたことへの各社の、とりわけ全国紙の「社説」が発表された。内容は別として、今日の段階でも「主張」すら書かない、書けない「産経」をどう見るか。

以下の「主張」に、改めて、その立場が明らかになったように思う。

「風船やたこ揚げのために事故が起きれば、基地内外を問わず両国民の命を脅かすことを認識すべきだ」という認識ですが、すでに米軍によって命を脅かされていることはどうするのでしょうか?「産経」は自己矛盾に陥っていますが、全く意に介していない。これをどうみるかです。

「産経」の「主張」に沿って考えてみても、女性への暴行事件は、とんでもないことになるはずです。しかし、この事件について、「主張」すら、発表されていないのです。しかし、中国の脅威を指摘し、抑止効果を求めているのです。

沖縄県民への命と安全の最大の障害である米軍に対する「抑止」は、「産経」にしてみれば、全く関係のないことなのでしょう。

ここに日米軍事同盟深化派の「抑止力」論の本質があるように思います。国民の命や財産など眼中にないということ、そこにこそ、その本質があるのです。同時に最大の弱点があると思います。


【産経主張】 オスプレイ妨害 危険な行為は放置するな 2012.10.17 03:18
 米軍新型輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場(沖縄県)配備に抗議する活動家らが周辺で風船やたこ揚げを繰り返していることに対し、米側が「危険な飛行妨害」と日本政府に抗議し、取り締まりを求めている。 反対派はオスプレイの「安全性」を配備反対の最大の根拠とするが、こうした行動は飛行を妨げ、重大事故にもつながりかねない。 安全運用に供するどころか、日米の人命や財産を危険にさらす本末転倒の暴挙である。沖縄県警は放置しているようだが、法治国家として許されない。 日本の平和と安全のために「安全宣言」を出して配備を受け入れた野田佳彦政権は、速やかに実効ある措置を取るべきだ。 風船やたこ揚げは、普天間へオスプレイの移動が始まった今月1日から続いている。米側は日米合同委員会で「普天間での作戦行動を妨げ、安全を脅かす」と、取り締まりを申し入れたという。 日米は民主主義国家で、米側も反対派などの「言論の自由は支持する」としているのは当然だ。問題は、今回のような行為が「反対ありき」しか眼中になく、結果がもたらす危険性や重大さを全くわきまえていないことにある。 オスプレイに限らず航空機事故の多くは離着陸時に集中し、乗員は極度の緊張を強いられる。風船やたこ揚げのために事故が起きれば、基地内外を問わず両国民の命を脅かすことを認識すべきだ。 森本敏防衛相は「米軍基地の上も日本の領空で、航空法など日本の法律が適用される。飛行の障害は望ましくない」(2日)とし、米軍の申し入れを受けて防衛省は沖縄県警に対処を要請した。 安全を脅かす行為を規制する航空法や刑法の威力業務妨害罪適用も考えられ、県警は具体策を「警察庁へ確認中」という。だが日米安保体制下で米軍基地・施設の安全を守る義務は日本政府にある。妨害をそのままにして、同盟の信頼を損なってはならない。 配備に際して首相が「日本の安全に大きな意味を持つ」と述べたように、オスプレイは海兵隊の機動力を飛躍的に高め、同盟の対中抑止力向上に不可欠といえる。 その能力をフルに発揮させるためにも、首相は外務、防衛、国土交通各省、警察庁など関係機関を指揮して取り締まりを進め、最大の安全を確保する必要がある。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121017/plc12101703190007-n1.htm

【産経主張】 オスプレイ配備 尖閣からめて説得進めよ 2012.10.3 03:11
 米軍新型輸送機MV22オスプレイの第1陣12機の沖縄県・普天間飛行場への配備が始まった。
 野田佳彦首相は「米海兵隊の能力の中核を担う優れた装備で、わが国の安全保障に大きな意味を持つ」と述べた。先月の安全宣言などを踏まえ、日米が同盟の抑止力を飛躍的に高めるオスプレイの本格運用へ向けて踏み出したことを評価したい。
 地元の反対が続いているが、尖閣諸島奪取を狙う中国の攻勢を防ぐためにも早期運用が不可欠であることは言をまたない。安全性を確保しつつ、首相や森本敏防衛相らが先頭に立って地元説得に全力を投じてもらいたい。
 オスプレイは、老朽化が進む現行のCH46ヘリと比べ速度、積載量、行動半径が2~4倍になる画期的な輸送機だ。とりわけ行動半径が600キロに広がり、尖閣有事に普天間からノンストップで即応できるなど、中国の海洋進出や北朝鮮を牽制(けんせい)・抑止する能力が格段に強化される点は大きい。
 日本の安保環境が悪化する中で離島防衛のカギを握る輸送力、展開力、速度のどれをみても日米に必須といえ、こうした軍事・戦略上の意義を認識しておきたい。
 問題は、国内や地元の反対論には「オスプレイ=危険」のレッテルを貼り、尖閣を含む沖縄や日本全体の平和と国民の安全を守る必要性には耳を貸そうとしない姿勢がみられることだ。
米軍は月内に本格運用に入り、2014年までに計24機を配備する方針だが、仲井真弘多知事らは遺憾の意を表明、住民らが抗議集会を開いた。その背景には、民主党政権下で迷走を重ねた普天間移設問題も響いている。
 だが、普天間が現状で固定化される懸念も併せて考えるなら、唯一最良の解決策は日米合意に沿って普天間を速やかに名護市辺野古へ移設する以外にはない。
 日米両政府はオスプレイの飛行訓練に日本の航空法を適用、市街地の安全や騒音にも配慮することで合意した。地元負担軽減のために訓練の一部の本土移転も協議中だ。こうした対策を積み重ねて地元の信頼を回復し、普天間移設へつなげる誠意と努力が大切だ。
 首相が「普天間の一日も早い移設や沖縄振興に一層力を入れて取り組む」と語ったのは重い。日本の平和と安全のために、言葉だけでなく行動で示してほしい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121003/plc12100303110005-n1.htm

【産経主張】オスプレイ 本格運用急ぎ対中抑止を 2012.9.24 03:05
 米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイに関する日本政府の安全宣言を受け、米軍岩国基地で第1陣12機の試験飛行が始まった。調整を終えた順に沖縄県の普天間飛行場へ配備され、来月中旬にも本格運用に入る。
 当初計画よりも遅れたのは残念だが、運用準備が整ったことを評価したい。オスプレイは海兵隊の展開能力を大幅に強化し、日米同盟の抑止力を高める上でも不可欠だ。
 尖閣諸島奪取を狙う中国の攻勢などで日本の安保環境が急速に悪化する中で、その導入は一刻の猶予もならない。野田佳彦政権は安全確保に関する日米合意を踏まえつつ、早期運用開始へ全力を投じてもらいたい。
 オスプレイは現行のCH46ヘリと比べて速度、積載量、行動半径が2~4倍に強化される。
 とりわけCH46の行動半径140キロに対し、オスプレイは600キロある。普天間(沖縄本島)から約420キロ離れた尖閣諸島の有事に即応できるなど、軍事・戦略上のメリットは極めて大きい。
森本敏防衛相が「米海兵隊の抑止機能が格段に向上し、日本の安全保障にかかわる大切な措置だ」(21日)と述べたように、中国の強引な海洋進出や尖閣への攻勢を牽制(けんせい)・抑止し、朝鮮半島の緊急事態に備える上で欠かせない意義があることを銘記すべきだ。
 安全性に関する地元の懸念は完全に払拭できていないものの、日米の運用合意では低空飛行訓練の最低高度を150メートル以上とし、市街地の安全や騒音などにも配慮することで米側も歩み寄った。
 国内の反対論には頭から「オスプレイは危険」と決めつけ、日本の平和と安全を守る必要性に聞く耳を持たない姿勢もみられる。そうした一部の声に流されたり、ひるむようでは、国民の生命と安全、領土・主権は守れない。
 今後はこうした運用ルールを徹底しつつ、体験搭乗なども活用して国民をいかに説得していくかが問われる。森本氏や野田首相はその先頭に立ち、オスプレイ導入の意義や必要性を積極的にアピールしてもらいたい。
 同時に、普天間移設を中心に遅れている在日米軍再編を加速させる作業も忘れてはならない。地元の基地負担を軽減し、日米の抑止力を強化することが米軍再編の原点だ。オスプレイ配備をその重要なきっかけとしていきたい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120924/plc12092403050002-n1.htm
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「沖縄差別」論「沖縄抑止力」論の破綻は40年前の「施政権返還」時に明らか!日米軍事同盟廃棄をこそ!

2012-10-20 | 日記

「沖縄差別による過重負担を解消するためには本土が負担を」論や中国・北朝鮮などの「脅威」があるから「沖縄の米軍基地は抑止力として必要」論は、実は1960年代から70年代にかけて、展開されていました。

ま、「中国・北朝鮮」については、必ずしも正確な表現ではありませんが、「朝鮮半島の平和維持」や「台湾における平和と安全の維持」のためには日米軍事同盟は「緊要」であり、太平洋の「要石」であったということです。

そこで現在展開されている日米軍事同盟擁護派のイデオロギーの実態と、その誤りについて「沖縄施政権返還」前に戻り、考えてみました。

そもそも、沖縄の施政権返還問題が、クローズアップされてたのは、戦後初の佐藤栄作首相の沖縄訪問(65年8月)からではないでしょうか。佐藤は「沖縄の祖国復帰が実現しないかぎり、わが国にとって戦後の終わってないことをよく承知しております」の発言があります。

しかし、その後の施政権返還(=アメリカ憲法下から日本国憲法下に転換するにあたって、クリアーしなければならない)の最大の課題は、ベトナム戦争の出撃基地となっていた米軍基地の扱いをどうするか、日米安保条約の運用であり、基地あるが故の経済的貧困・格差問題でした。

こうした問題に対して、基地に影響を与えないものから順次返還させる「機能別分離復帰」論、「教育権分離返還」論などが提唱(67年1月)されましたが、佐藤首相の「一括返還」発言で、「全面返還」に転換していきますが、同時に「核つき返還」論、いわゆる核密約がジョンソンからニクソンへの移行(68年11月当選)とあわせて準備されていったのです。

アメリカ政権の移行とあわせて沖縄でも画期的なことがおこります。屋良朝苗革新県政の誕生です。施政権返還に向けて大きな一歩でした。この選挙の際に争点となったコピーがあります。「屋良を選べば、イモを食いハダシの生活をすることになる」の、いわゆる「基地撤去を取るか、仕事・生活を取るか」論でした。出所はアメリカでした。こうしたアメリカの意向を受けて「平和と繁栄を選ぶか、混乱と貧困を選ぶか、それは沖縄住民の選択にかかっている。屋良が当選すれば、祖国復帰と民生の向上に支障をきたす」((福田赳夫自民党幹事長)が語っています。

その福田赳夫自民党幹事長は、「沖縄返還の障害になっているのは、沖縄の基地撤去を主張している連中で、施政権返還の最大の障害は何だといえば、それは赤旗だ」(67年12月)ということを言っていました。今日の争点づらしの典型というか、「脅し」の破綻は、すでにこの時に現れていたことが判ります。

こういう中で展開された「沖縄差別」論が登場してくるのです。中野好夫・新崎盛睴『沖縄戦後史』(岩波新書)を引用してみます。

 佐藤政権の沖縄返還に対する本格的なとりくみの開始によって、沖縄返還問題は、ジャーナリズムにおける中心的な論議の一つとなった。その際、核つきなら返還が可能だというのであれば、それも一つの方法であると考える人びとも少なくはなかった。これらの人びとの論拠は、本土も沖縄とともに重荷を背負うべきだというにあった。沖縄に「核」を置きながら、本土だけが非核三原則というのは、本土のエゴイズムだというのである。これは必ずしも、政府の政治的意図を忠実に代弁しようとする人たちの、ためにする発言ではなかった。安保体制に否定的な人たちのなかにも、みずからがこれまで沖縄問題に無関心であったことの負い目を本土のエゴイズムに対する自己批判として表言する人びとがいた。
それでもなお、国民的な反核感情(いわゆる核アレルギーは根強いものがあったから、多くの人びとは、核つき返還論を危険視する点で共通していた。一部の人びとは、現在のような国際環境のなかで沖縄の返還を求めれば、それ相応の代償を要求されるのは当然だから、この際いたずらに沖縄問題の解決を急ぐことは避けなければならない、といいきっていた。しかし、このようなあからさまな現状維持論をもって国民的願望論に対抗することは困難であったから、主要全国紙の論調も、進歩的文化人の一部も、「本土なみ返還論」という対案を提起し、それを支持する世論を強化することによって、危険な「核つき返還論」を否定しようとした。
 安保体制を否定するような立場の人たちまでが、本土なみ基地による返還を主張したのは、これまた沖縄のみに重荷をしわ寄せしてはならないという心情の反映であったが、その点からだけみれば、「核つき返還論」のほうが首尾一貫していた。
それでも、「本土なみ返還論」は、表現のうえでみるかぎり、「核つき返還論」や「核ぬき自由使用返還論」よりは、危険性が少ないようにみえ、かつ、革新勢力のスローガンである「即時無条件全面返還要求」よりは、現実性がありそうな印象をあたえたから、世論調査の数字などにおいては、もっとも大きな支持をえていた。
 政府が意図的に沖縄論議をかきたてるなかで、ジャーナリズムに登場した論者の多くが、戦前戦後を通じてほとんどの日本人が沖縄に無関心でありこれを差別的に扱ってきたことを反省してみせると、沖縄からも、それに迎合するかたちでセンセーショナルな差別告発が行なわれるようになった。
 差別の問題は、すでにみてきたように、戦後初期の独立論のなかでとりあげられ、独立論的発想の一つの根拠となっていたが、復帰思想が正当性を確立するとともに、清算ずみのこととされてしまった。しかし、戦後生れかわったはずの日本が、沖縄に対しては相変らず冷淡であるといった事実に直面して、民衆のあいだには、ふたたび差別的処遇へのうらみつらみがうっ積しはじめていた。
 本土との連帯を重視する復帰運動は、むしろこうした民衆の感情が表面化することを規制する傾向にあったが、本土における差別への反省は、こうした規制を除去した。だが声高な差別告発論は、つまるところその償いを「繁栄する祖国」に求めているばかりか、沖縄内部の矛盾をいっさい捨象しており、結局、民衆のなかにわだかまっていた被差別感情を代弁して、それにはけ口をあたえたにとどまった。差別を告発しその償いを求める復帰論は、崩壊期の復帰思想の一つの特徴を示したが、六九年一一月の佐藤・ニクソン会談以後は、漠然とした反ヤマト(反本土)感情へと拡散していく方向をたどった。
(引用ここまで)

どうでしょうか?現在、日米軍事同盟を「日米同盟」と表現し、日米関係は一般的な友好同盟で成り立っているかのように誤魔化している日米両政府とマスコミですが、彼らは「沖縄差別」論や「普天間の県外・県内移転説」論=負担軽減論=本土負担論を打ち出すことで、基地の存在の本質と基地があるが故に起こる犯罪の根源である日米軍事同盟廃棄の課題を覆い隠す役割を担っている、このことが、施政権返還時にもあったことが判るのではないでしょうか?しかも、それらの論が、その後どうなったか、これまた事実が証明しているのではないでしょうか?

「地位協定改正」論についても、形を変えた「機能別分離復帰」論、「教育権分離返還」論と同じではないでしょうか?

さて最後に「沖縄抑止力」論です。これについては、以下の2つの指摘を掲載しておきます。

一つは、小泉親司『日米軍事同盟史研究』(新日本出版社)に掲載されているアメリカ高官の発言です。

 レアード米国防長官は、返還前の六九年六月三日、米下院歳出委員会対外活動小委員会で、米政権の沖縄基地の役割についてつぎのように証言していた。
 「アメリカの軍事戦略は、いかなる危機や紛争も、アメリカ本国から可能な限り前方で抑止し、ないしは封じ込めることが国防上きわめて重要だという前提から出発している。(中略)沖縄は、その(アジア)戦略上の地理的位置によって、東アジアのアメリカの前進基地群の鎖の中心をなしている。沖縄基地の役割は次の点にある。
 a、東アジア地域全体の軍事的な不測の事態に対応するため、地上部隊と空軍兵力を戦闘即応態勢において置くことのできる近接出撃拠点であり、作戦基地。
 b、西太平洋地域での作戦中の陸・海・空兵力への支援において主要な役割を果たすための西太平洋中央の兵姑基地群。
 c、東アジア全体の大規模な通信網」
 基地リストはまた、核部隊、攻撃基地ばかりでなく、スパイ・かく乱活動をおこなう米陸軍第一特殊部隊、第七心理作戦部隊などに基地を提供することをも取り決めた。これらの特殊部隊は、ベトナム侵略戦争でも、不正規の軍事作戦や破壊・かく乱作戦、スパイ・情報作戦をおこなっていた部隊であった。返還にあたって、このような部隊の基地を承認することは、アジア諸国、とくにベトナムや朝鮮、中国などにひきつづき敵対することを意味するものであった。 同時に、返還協定は第八条で、VOA(voice of America、『アメリカの声放送』)中継局の継続のための協議を規定し、「VOA中継局の運営の継続に関する交換公文」を結んだ。VOAは、ベトナム戦争をはじめ日常的に対共産圏にたいする謀略放送を任務とする機関であった。VOAは、アメリカ大統領の直属組織であり、米軍基地として存続させることはできないものであった。 しかし、佐藤首相は、「謀略放送は絶対にさせない。また中華人民共和国から何ら抗議めいたことはない」とのべ、VOA基地の存続を容認した。(引用ここまで)

もう一つは、「米海兵隊の役目は「在留米人救出」 じゃあ抑止力ってなに? 2010/5/10 15:06」です。http://www.j-cast.com/tv/2010/05/10066046.html

迷走する沖縄・米軍普天間基地移設問題は、鳩山首相が「最低でも県外」とせっかく提起したのに、わずか半年でギブアップし、かつて日米合意していた名護市の辺野古沿岸に話を戻しつつある。首相はその理由について米海兵隊の『抑止力』を挙げたが、そもそも沖縄にいる米海兵隊の役割とは何か。日本にとって本当に抑止力になるのか。番組キャスターの赤江珠緒がこの根本的な疑問を取り上げ、喧々諤々の議論になった。そこから見えてきたものは、海兵隊の最大の役割は在留米人の救出で、どうやら『抑止力』は日本の錯覚らしい。
日本人は後回し
論争に火を付けたのは、元朝日新聞社会部記者で軍事ジャーナリストの田岡俊次。インタビューで赤江が「日本は米国に守ってもらっていると言われていますが…」との問いに、次のように答えた。
「そこに変な刷り込みがあるだけで、自衛隊に比べれば在日米軍なんて何ていうこともない。中国に対する抑止力をいう人がいるが、米国は中国とすごく親密で、米国にとって中国はすごく大事だ」
「沖縄にいる米海兵隊は普天間にヘリ部隊、キャンプ・シュワブには歩兵部隊もいるが、800人から1000人程度。暴動とか内乱のときに在留米人を助け出すのならなんとかなる程度だ。しかも、救出の優先順位は決まっていて、1位が米国人、2位がグリーンカードの永住許可持っている人たち、3位が面白くて英国、カナダ、豪州、ニュージーランドのアングロサクソン4か国、5位はその他で、この『その他』に日本人が…」
これには赤江は「エ―ッ、ショックですね」。
この優先順位については、赤江がインタビューした元防衛大臣の石破自民党政調会長も1位が在留米国人であることを認めており、在留日本人はせいぜい「在留米人を救出した後、空席があればついでに助けてもらえる」程度なのだという。
アメリカが当事者になって戦争を行っており、紛争地では在留米国人はいわば敵国人、助けに行かねばならない。が、日本人は敵国人でないので慌てて逃げる必要ないという理屈という。
この程度の『抑止力』しかないのに、沖縄の米軍基地の大半はこの海兵隊の前線基地で、漁業すら規制され満足にできない。それだけの犠牲を払っているのに、救出の優先順位は『その他』の分類とは!。
スタジオでは、ジャーナリストの鳥越俊太郎が「鳩山さんは誰からレクチャーを受けたのか? 『抑止力』という言葉は『魔術』というか、縛りから出ることができない。竹島は韓国に占領されているが、海兵隊は出ていかない。抑止力はないのだろう」と、矛盾だらけの抑止力を指摘した。
作家の吉永みち子も「有事にすぐ出動してくれると日本は思っているだけで、どういうことが有事なのか、問いなおす政権は今までなかったし、有事について日米間できちっと詰めていなかった気がする。今回冷静に考えるいい機会と思う」と指摘した。(引用ここまで)

まさに手品師のトリックが芸としてマスコミ・メディアをとおして国民の中に流布されているのではないでしょうか?これに拍手喝采し、賛同する国民もいるのです。しかし、同時にこのトリックを見破る目を磨きながら、勇気を出して「違うぞ!」「日米軍事同盟を廃棄して、軍事力に頼らないで平和を日米でつくっている、そのための平和友好条約を締結していこう。東アジアで偉大な実験をともに」という声を、マスコミが、あらゆるメディアが発信していくべきではないでしょうか?

沖縄施政権返還時の、様々なやり取りを振り返ってみて、今日の課題を探ってみたというところです。

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