今日のNHKの安全保障に関する一連の報道をみて、思ったので、記事にします。
最大のポイントは、以下のとおりです。
1.北朝鮮に対しては、「挑発的言動を繰り返す」ですが、日米韓は「警戒・監視」、「けん制」「刺激」という言葉を使っているのです。NHKの報道文書を注意深く読めば、そのトリックぶりはいっそう鮮明になります。アメリカ寄りの情報の垂れ流しです。実に巧妙です。北朝鮮の言い分は短く、しかも「挑発」を連発し、アメリカの情報は詳しく、「けん制」「警戒」なのです。国民が、どちらの側に立って、モノをみるようになるか、明瞭です。明らかに意図的であることがわかります。
2.しかも映像では、北朝鮮のミサイルを「ムスダンとみられるミサイル」「グアム島まで届くとみられる」という言葉を使って繰り返し繰り返し流しているのです。これは、どこのテレビも同じです。しかし、こうした「情報」には重大な「落とし穴」があります。「可能性」という範囲を出ていないからです。この「可能性」が、どんどん一人歩きして、とんでもない「事実」がまことしやかに報道され、国民の中に、北朝鮮と中国不信が「なんとなく」感情として醸成されているのです。
3.このことは、今日の「朝日」34面の「敵がいる 3」「『売国奴!』 沖縄への理不尽」の記事なかの言葉に見事に反映されています。そのことが、東アジアの不安定要因を醸し出すことにも・・・・。
「公務員はいい身分で、反日活動ご苦労様」「領土問題で中国の脅威が高まっているのに、デモは日米安保に水を差す利敵行為だ。中国は反基地運動に資金を出している」「沖縄左翼はシナの工作員」「活動資金を受け取っている」「オスプレイに反対しているのは在日朝鮮人」「大半の沖縄県民はアメリカの駐留を嫌がっていない」「中国脅威論に煽られた人たちが『日本を裏切るのか』と攻撃してくる」(松崎泰勝竜谷大教授)とのコメントです。
4.こうした手法に対して想起するのは、戦前のデマ情報の垂れ流し、大本営発表です。外に対しては、「鬼畜米英」「ABCD包囲網」「自存自衛」、内に対しては「非国民」「国賊」感情です。この構図が、現在も見事に貫徹されつつあるように思います。しかし、戦前とは違います。メディアをどのように使うか、です。
5.今必要なことは、双方向でものを見る見方考え方です。朴槿恵大統領のいう「北朝鮮との経済協力事業の開城工業団地」をめぐる経済交流を深めていくのか、それとも、お互いに「脅威」「危機感」を煽り、自らを正当化して「抑止力」を強化していくのか、そこが分岐点です。不信感の醸成が経済交流を妨げていることは、石原都知事の尖閣買取発言の時にも、観光関係者の悲鳴が聞こえてきたことで証明されています。
6.マスコミ関係者が、以上のようなことを自己検討もしないまま、どこまで自覚して、不用意な言葉を使っているか、呆れます。しかし、呆れてばかりはいられません。こうした不用意な言葉をどのように改善していくか、です。まさに日本国民の道徳観が試されていると思います。
以下、ニュースの流れを一覧しておきます。ご覧ください。
米韓合同軍事演習きょうで終了 4月30日 4時58分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130430/k10014268701000.html
K10042687011_1304300519_1304300538.mp4
北朝鮮が挑発的言動を繰り返すなか、アメリカ軍と韓国軍が2か月にわたって合同で実施してきた軍事演習が、30日、終了しますが、米韓両軍は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射できる状態に変化はないとして、監視態勢を維持して警戒を続ける方針です。この演習は、休戦状態にある朝鮮半島の安全を維持するため、毎年、韓国全土で実施していますが、ことしは先月初めの開始直後から、北朝鮮が演習に反発して朝鮮戦争の休戦協定の白紙化を一方的に宣言するなど、危機をあおりました。さらに、北朝鮮は、日本海側の基地から中距離弾道ミサイルの発射準備を整え、緊張を高めたため、米韓両軍は、挑発には断固対応するとして大型の戦略爆撃機を投入したと公表したほか、演習の一部をたびたびメディアに公開して北朝鮮をけん制してきました。一方で、2か月間に及んだ演習が終了するのを前にアメリカ軍は、29日、「演習は防衛的で事前に北朝鮮側に通知した」と異例の声明を出し、北朝鮮をこれ以上、刺激するのを避けたい思惑をにじませました。米韓両軍は、直ちにミサイルを発射する兆候は見られなくなっているものの、ミサイルが完全に撤収されないかぎり、挑発は常にありえるとして、監視態勢を維持し、警戒を続ける方針です。(引用ここまで)
「刺激するのを避けたい思惑」を紹介しているということは、アメリカにしてみれば、計画的ということになります。しかも、「この演習は、休戦状態にある朝鮮半島の安全を維持するため、毎年、韓国全土で実施して」いると言っている、紹介しているのです。北朝鮮にしてみれば、どうでしょうか?何故日本では、北朝鮮の側に立ってものをみることができないのでしょうか?中国の危機を煽っている日本が、平和憲法の立場から、北朝鮮の「危機」に「共感」できないのは、明らかにアンフェアーです。
米軍B-2爆撃機、韓国を飛ぶ 28.03.2013, 11:44
http://japanese.ruvr.ru/2013_03_28/beikoku-kankoku-kitachousen-b2/
核兵器を搭載可能な米国空軍の戦略爆撃機「B-2」2機が、木曜、ミズーリ州のホワイトマン基地を出発し、韓国に飛行した。米軍韓国司令部が発表した。
司令部発表によると、「米軍の戦略部隊は木曜、B-2爆撃機2機を韓国に派遣した。目的はホワイトマン米空軍基地(ミズーリ州)と韓国を往復する長期飛行のテスト。米韓年次合同演習『フォール・イーグル(若き鷲)』の枠内で行われた」。
対して北朝鮮外務省は、朝鮮中央通信を通じて次のような声明を発表している。「我々は戦略爆撃機B-2の挙動を注意深く追跡している。爆撃機が再度朝鮮半島上空に侵入した場合には、当該機は深刻な軍事的報復を受けること必至である」。また外務省声明では、「戦争までmmという現下、米国は朝鮮半島に核攻撃を加える準備をしている」と強調されている。(引用ここまで)
北朝鮮にしてみれば、「脅威」ですね。日本にしてみれば、尖閣に押し寄せる中国漁船と艦船というところでしょうか?何故こうしたことが想定できないのか、日本のマスコミの責任は重大です。国民も、抗議の声を上げるべきです!
【北朝鮮ミサイル】搭載可能な核兵器保持、米情報当局が分析「精度は低い」 2013.4.12 06:42 [核・ミサイル事情]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130412/amr13041206430001-n1.htm
【ワシントン=犬塚陽介】米国防総省傘下の国防情報局(DIA)が3月にまとめた報告書で、「中程度の信用度で、北朝鮮は現在、弾道ミサイルで発射可能な核兵器を保持しているが、(精度への)信頼性は低いと評価している」と分析していることが判明した。共和党のランボーン議員が下院軍事委員会の公聴会で、報告書の一部に言及した。 この部分を除いた報告書の内容は機密扱いで、搭載可能なミサイルの詳細などは不明。北朝鮮が実戦配備済みで、日本のほぼ全土を射程に入れる準中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)の可能性を指摘する専門家もいる。 ただ、国防総省のリトル報道官は声明で、核弾頭搭載に関して「北朝鮮が十分な試験、開発、(能力の)証明をしたと指摘するのは不正確だ」と述べ、米国政府として北朝鮮が核弾頭の小型化に成功したとは確認していないことを示唆した。 DIAや中央情報局(CIA)の分析官を務めたヘリテージ財団のクリングナー上級研究員によると、情報当局に確実な証拠はないが、さまざまな状況や情報を総合的に判断したときに「中程度の信用度」という表現を使うという。
複数の専門家は、3回行った核実験の分析内容や2月の核実験後、北朝鮮が核兵器を軽量・小型化したと宣言したことなどから、兵器としての精度は低いが、核兵器を弾道ミサイルに搭載できると判断した可能性があるとの見方を示した。 デンプシー統合参謀本部議長は10日に開かれた別の公聴会で、北朝鮮の対応には「最悪の事態を想定しなければならない」と述べるなど、米国政府として核ミサイルの脅威を想定した対応を進めている。 国際原子力機関(IAEA)の査察官を務めたシンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)のオルブライト所長は11日に開かれた下院外交委の小委員会で、北朝鮮には核兵器を「ノドンに搭載する能力がある」と証言した。(引用ここまで)
「ヘリテージ財団のクリングナー上級研究員」については、以下をご覧ください。
http://www.asyura2.com/12/senkyo138/msg/600.html
42万人死亡!? 永田町に北朝鮮核シミュレーション 2013/02/26 20:51
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/633653/
配信元: 【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】
北朝鮮が東京に核ミサイルを発射した場合、永田町に着弾すると死者約42万人、ラッシュ時の新宿駅であれば死者は130万人。 米ヘリテージ財団研究員だったデクスター・イングラム氏(現米国務省大量破壊兵器テロリズム事務所シニアアドバイザー)らが米国防総省の軍事シミュレーションソフトを駆使してはじき出した試算結果を、『週刊文春』(2月28日号)が紹介している。 氏が共同執筆した『ウォー・シミュレイション 北朝鮮が暴発する日』(新潮社)によると、 〈十二キロトン級の核ミサイルが永田町付近に着弾した場合、半径二・五キロが“グラウンドゼロ”と呼ばれる致死率九〇%以上のエリアになる。そのエリアにいた人間は、苦痛を感じることもなく、カメラのフラッシュのような閃光(せんこう)を見た瞬間に消える〉
千代田区のほぼ全域と港区の半分、新宿区、中央区の一部が〈一瞬にして壊滅し、約十万人が核爆発直後に死亡する。さらに火事や強い放射線被曝、酸素欠乏などにより、約三十二万人が三十日以内に命を落とす〉。 日本はイージス艦から発射するSM3やPAC3で対応することになるが、〈不意の急襲や大量の同時発射にどこまで対応できるか未知数〉だという。(引用ここまで)
ここまでくると、SFの世界で、どうにもなります。もっとド派手に物語を創れ!って叫んでいる輩の顔が浮かんできます。売れるからです。戦争煽り屋ですね。
日米防衛相 尖閣問題で中国をけん制 4月30日 6時6分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130430/t10014269321000.html
K10042693211_1304300627_1304300637.mp4
アメリカを訪問中の小野寺防衛大臣は、ヘーゲル国防長官と初めての会談を行い、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題に関連し、「現状の変更を試みる、いかなる力による一方的な行為にも反対する」ことを確認し、領海侵犯を繰り返す中国をけん制しました。
アメリカを訪れている小野寺防衛大臣は、日本時間30日未明、国防総省で、ヘーゲル国防長官と、およそ1時間会談したあと、共同記者会見を行いました。この中で、小野寺大臣は、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題について、「日本の固有の領土であることは歴史的にも国際法上も明らかだ。現状の変更を試みる、いかなる力による一方的な行為にも反対する内容を確認した」と述べました。これに対し、ヘーゲル長官は、アメリカ政府は領有権を巡っては特定の立場をとらないとしたうえで、「尖閣諸島は日本の施政権の下に置かれており、日米安全保障条約の適用範囲内だ。緊張を高め、誤算につながる行為は地域の安定を損なうものだ」と述べました。そのうえで、「アメリカは、一方的、威圧的に日本の施政権を侵そうとするいかなる行為にも反対する」と述べ、領海侵犯を繰り返す中国をけん制しました。また、両大臣は、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインについて、東アジア地域の安全保障環境の変化に対応できるよう見直しを進めていくことで一致し、作業には数年程度かかることを確認しました。一方、両大臣は、日米合意に基づいて、沖縄県のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設や、嘉手納基地より南にある軍施設の返還計画を着実に進めていくことを確認しました。そして、ヘーゲル長官は、アメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」12機を、この夏に、山口県の岩国基地に陸揚げしたあと、沖縄県の普天間基地に追加配備する計画を明らかにしました。さらに、会談では、挑発的な言動を繰り返す北朝鮮への対応について、日米両国が緊密に連携して情報交換を行い、警戒・監視を続けていくことで一致しました。これについて、小野寺大臣は記者会見で、「さまざまな情報を分析して日米間で情報共有しているが、今のところ、警戒レベルを下げる情報には接していない。引き続き警戒監視を続けていく」と述べました。(引用ここまで)
北朝鮮の危機を利用して、「ちゃっかり」オスプレイ配備、辺野古移設を既成事実化していることが判ります。この脅威のネライが、ここに端的に示されていますが、そのような視点に立たないマスコミは、国民をどこに引き連れていくつもりでしょうか?明らかです。憲法の空洞化と日米軍事同盟の深化による米軍経費の削減、日本国民の血税の横取りです。
米国防長官尖閣諸島での中国行動批判 4月30日 7時18分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130430/k10014269341000.html
アメリカのヘーゲル国防長官は、小野寺防衛大臣との会談のあと、記者会見し、沖縄県の尖閣諸島について、「一方的、威圧的に日本の施政権を損なおうとするいかなる行為にも反対する」と述べ、領有権の主張を強める中国側の行動を批判しました。記者会見の中で、ヘーゲル国防長官は沖縄県の尖閣諸島について、「アメリカは最終的な主権がどちらにあるかについては特定の立場を取らないが、現状は日本の施政権下にあると認識しており、日米安保の範囲内にある」と述べ、アメリカの立場を改めて明確にしました。そのうえで、「緊張を高め、双方の誤解を招くような行動は地域の安定を揺るがしかねない。アメリカは、一方的、威圧的に日本の施政権を損なおうとするいかなる行為にも反対する」と述べ、領有権の主張を強める中国側の行動を批判しました。一方、挑発的な言動を繰り返す北朝鮮については、「同盟国との連携によって、強力な態勢ができており、いかなる緊急事態にも対応できる」と述べ、日本や韓国などの同盟国とともに、不測の事態に対し万全の備えで警戒を続けていると強調しました。(引用ここまで)
日本にも良い顔をし、中国に良い顔をするアメリカというスタンスが見えてきます。米中は、軍事交流を日本を跳び越して行っているのです。ここにアメリカのアジア戦略があるのですが、日本の外交・安全保障は、一貫してアメリカ頼みです。独自の思考がありません。憲法に基づく平和外交のチャンスなのに・・・。
米長官、対北朝鮮「核の傘」強調 小野寺防衛相と会談 2013/04/30 05:52【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013043001001334.html
ワシントン郊外の米国防総省で開かれた記者会見で、握手する小野寺防衛相(右)とヘーゲル国防長官=29日(AP=共同)
【ワシントン共同】小野寺五典防衛相は29日午後(日本時間30日未明)、米国防総省でヘーゲル国防長官と会談した。ヘーゲル氏は会談後の記者会見で、朝鮮半島情勢の緊迫化を受け「『核の傘』を含む米国の抑止力による日本防衛に揺るぎはない」と強調。北朝鮮の弾道ミサイル発射の動きを「最も明白な脅威は、北朝鮮による挑発的行動だ」と批判した。 会談で米側は、新型輸送機オスプレイの沖縄への追加配備を今夏に実施する方針を説明し、小野寺氏は了承の意向を示した。両氏は、沖縄県・尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象との認識で一致。日本領海侵入を繰り返す中国をけん制した。(引用ここまで)
日本のマスコミは、この記事のまま、報道していることが判ります。アメリカ脳です。核の傘の抑止力があるから、非人道的核兵器の使用はしないとは言わないのです。被爆国なのに、です。どうして、こういう論調に疑問を持たないのでしょうか?どうして抗議の声をあげないのでしょうか?
石破氏 参院選で憲法9条改正訴える 4月29日 18時4分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130429/k10014262351000.html
K10042623511_1304291808_1304291822.mp4
自民党の石破幹事長は熊本市で講演し、憲法改正について「憲法にはどこにも軍隊の規定が書かれていない。時代に合わなくなった憲法を見直すことが自民党の責務だ」と述べ、夏の参議院選挙で、憲法9条に軍隊の規定を盛り込む改正を訴える考えを示しました。この中で自民党の石破幹事長は、憲法改正について「主権独立国家にふさわしい憲法を作らなければならないというのが安倍総理大臣の思いだ。国家の独立が外敵の侵害で揺らいだ場合に独立を守るのが軍隊だが、憲法にはどこにも軍隊の規定が書かれていない。時代に合わなくなった憲法を見直すことが自民党の責務だ」と述べました。そのうえで、石破氏は「参議院選挙では獲得する議席の数も大事だが、有権者にどういう思いで自民党に入れてもらうのかが極めて大事だ。憲法改正などを訴えれば、甘い話ばかりではなく厳しい批判を受けることもあるが、本来は自民党がもっと前にやっておくべきことだった」と述べ、夏の参議院選挙で、憲法9条に軍隊の規定を盛り込む改正を訴える考えを示しました。(引用ここまで)
「憲法にはどこにも軍隊の規定が書かれていない」のは何故か。憲法に欠いてあります。しかし、この部分だけを報道すれば、「憲法は可笑しいよね」となります。歴史の冒涜です。
「国家の独立が外敵の侵害で揺らいだ場合」とありますが、米軍基地があることは、念頭にありません。あるのは中国・北朝鮮を「外敵」とするデマ、プロパガンダです。
「世界の誰が投資するか」朴大統領、北朝鮮を批判 2013.4.30 08:19 [韓国] http://sankei.jp.msn.com/world/news/130430/kor13043008210000-n1.htm
韓国の朴槿恵大統領
韓国の朴槿恵大統領は29日、大統領府の会議で、操業が中断した北朝鮮との経済協力事業の開城工業団地をめぐり「双方の合意が一瞬にして水の泡になる状況で、世界の誰が北朝鮮に投資しようとするだろうか」と述べ、団地の正常化に応じない北朝鮮を批判した。 朴大統領は「韓国関係者が、車の屋根に製品をいっぱい巻き付けて団地から戻ってくる姿を世界中の人々がテレビで見た」と団地の印象悪化を懸念。「政府は関連企業と従業員が希望を失わないよう、支援に最善を尽くさなければならない」と述べ、進出企業への補償などに取り組む姿勢を強調した。(共同)
(引用ここまで)