「新自由主義」思想と政策そのものが「憲法違反」なのに
「憲法違反」を「世帯主」論にだけしか使わない!
国民の生活を直視すれば「違憲政治」が浮き彫りになる!
「違憲政治」を変革するためには
「憲法」が「旗頭」にならなければならない!
「新自由主義からの転換を野党共闘の旗印に掲げ、野党連合政権への道を開こう」
とはいうものの
「憲法を活かす新しい政権」の「構想」と「公約」を「政権選択」の旗頭にしない!
憲法は日本国の「最高法規」であり
安倍政権に代わる新しい政権は
憲法を遵守擁護する「義務」があるのではないのか!
野党連合政権は
立憲主義は放棄するのか!
日本共産党綱領は
日本共産党の政党としての約束事ではないのか!
しかし、日本共産党の綱領における憲法観は低い!
日本共産党の憲法観の低さを示す赤旗記事!
テレビ討論でも政権論はなし!
安倍晋三自民党総裁・内閣総理大臣が国会から逃亡しているのは違憲ではないのか!
何故憲法を活かす新しい政権との違いを国民に示さないのか!
PCR 戦略方針示せ/NHK日曜討論 田村政策委員長 政府に迫る
「他人事」批判は卒業すべき!
違憲満載の安倍政権と憲法を活かす新しい政権を対置していない!
文句を垂れている時ではない!
国民の命・財産・安全安心・幸福追求権・平和的生存権を
切れ目なく守る政権とは
どのような政権か!
国民に示せ!
「赤旗」(2020年7月20日)より
憲法を活かす新しい政権論が全く見えてこない!
国民は安倍政権にやってくれ~と言っているのか!
国民が政治に求めているのは
安倍政権にしっかりやってくれ!ということか?
共産党は安倍政権のガバナンスは
国民の批判・共産党の提案で改善できると
評価しているのか!
船橋・市川など、千葉県都市部の感染実態にどのように対応するか、
噛み合う「Cゼミ」が?
新型コロナ危機―どうとらえ、どうたたかうか/明るい希望 共有が大事 志位委員長が「Cゼミ」/千葉・船橋
志位氏は、新型コロナのパンデミックに「どういう姿勢でこの困難に立ち向かうか」として、二つ大事な点があると述べました。 一つは、新型コロナから国民の命とくらしを守り抜くために知恵と力を尽くすことです。志位氏は、政府は感染拡大を抑えるまともな対策を何一つしていないと批判し、PCR検査の戦略的拡大と、徹底した補償と一体で業種・地域を限定しての休業要請が必要だと強調しました。
もう一つは、今回の事態を科学の立場でとらえて、どういう日本と世界をつくるかという展望を持つことです。志位氏は、「いま起こっているのはパンデミックですから、日本だけの視野だけでなく、世界の視野で問題をとらえ、展望を見いだすことが大切です」と述べ、第28回党大会で改定した綱領を力にしたいと語りました。
その上で志位氏は、党創立98周年の記念講演を基本に、(1)新自由主義の破綻とそれに代わる社会(2)資本主義という体制そのものが問われている(3)人類史のなかでパンデミックを考える―について、丁寧に語りました。
この中で志位氏は、コロナ危機克服後の日本にむけた七つの提案について、「一つひとつは当たり前の願いだと思います。ただ、どれ一つとっても自民党の政治を変えないとできません」と述べました。
また、「友人が今年就職し、1人暮らしをしていたが、つながりがたたれて『つらい』と実家に戻ってきました。どう声をかけたらいいか…」と悩みが語られました。志位氏は「とても大事な問題です。人間は、お互いに顔を突き合わせて話をし、食事をするなどの社会性を培う中で発展してきました。どんな状況のもとでも、オンラインなども活用して、つながりを維持し、豊かにすることが大事だと思います」と述べました。同時に、記念講演に「毎日コロナのニュースで憂うつになったのが、この話を聞いて明るい気持ちになった」という感想も寄せられたと紹介。「いま起こっていることを、科学の立場でとらえて、コロナを乗り越えた先に、明るい希望がある、それを共有していくことも大事ではないでしょうか」と語りました。(引用ここまで)
憲法の文字がたった一回しか出てこない!
日本国憲法の大切さ・必要不可欠さを
国民に伝えることができるか!
国民自身が普段の努力をもって
自らの生活を改善する「ツール」として
憲法を使う思想の定着を考えているか!
「七つの提案」「四つの呼びかけ」と憲法・野党連合政権との関係は全く不明!
「呼びかけ」政治が国民の信頼を得ることができるか!
国政選挙における日本共産党の獲得票を見れば
「多数者革命」論は絵空事である!
日本共産党創立98周年記念講演会/コロナ危機をのりこえ、新しい日本と世界を――改定綱領を指針に/志位和夫委員長の講演
はじめに――コロナ危機を体験して、新しい社会への模索が
一、新自由主義の破たん――自己責任の押しつけでなく、連帯の力で未来を開こう
新自由主義からの転換を野党共闘の旗印に掲げ、野党連合政権への道を開こう
医療と公衆衛生の問題を見てきましたが、新自由主義による社会の脆弱化は、介護、障害福祉、保育、雇用、経済、教育など、あらゆる分野におよんでいます。コロナ危機のもとでそれが明瞭になるもとで、日本でもこれまでにない幅広い人々から、新自由主義批判と、この路線からの転換を求める声が起こっています。
私は、5月28日、「アフターコロナの政治を若者はどう見るべきか」をテーマにしたオンラインイベントに出演する機会があり、立憲民主党の枝野代表とネットで対談しました。その場で私は、「コロナ危機のもとで、世界でも日本でも新自由主義が破たんしました。そのことを多くの人々が感じはじめています。ポストコロナを展望して、自己責任でなく、人々が支え合う社会をめざし、野党共闘の旗印としても、豊かなビジョンをつくりたい」とのべました。
枝野代表は、医療切り捨てについて、「共産党さんが一番早い段階からしっかり(批判を)言ってきた」と評価しつつ、新自由主義を強く批判し、「自己責任から抜け出し、人々が支え合い、適切な再配分を行う社会と政治のあり方が必要です」と強調しました。
新自由主義に反対し、連帯の力で未来を開くという方向での一致が得られたことは、重要な前進ではないでしょうか。
私は、心から訴えます。新型コロナ危機の体験をふまえ、新自由主義からの転換という旗印を、市民と野党の共闘の旗印に掲げ、共闘をさらに豊かに力強く発展させ、野党連合政権への道を開こうではありませんか。(拍手)
コロナ危機を克服してどういう日本をつくるか――七つの提案
コロナ後には前の社会に戻るのでなく、よりよい未来をつくろう
第一は、ケアに手厚い社会をつくる
第二は、人間らしく働ける労働のルールをつくる
第三は、一人ひとりの学びを保障する社会をつくるということです
第四は、危機にゆとりをもって対応できる強い経済をつくるということです
第五は、科学を尊重し、国民に信頼される政治をつくるということです
第六は、文化・芸術を大切にする国をつくるということです
第七は、ジェンダー平等社会をつくるということです
コロナ危機は、「ジェンダー平等後進国」・日本の実態を暴き出しました。ケア労働、非正規労働の多くを担っている女性に、より大きな困難と犠牲が押しつけられました。自粛要請のもと、DV(ドメスティックバイオレンス)や虐待が深刻化しました。
政治の対応の深刻な問題点となったのは、一律10万円給付の受取人を「世帯主」としたことです。戦前の封建的な「家制度」の「戸主」を引き継ぎ、法律の裏付けもなく、日本国憲法の理念にも反する「世帯主」規定を廃止することを、日本共産党は、この機会に強く求めるものであります。(拍手)
コロナ危機への対応のあらゆる面で、ジェンダーの視点を貫き、危機の先に、ジェンダー平等社会を築くために力をあわせようではありませんか。
二、資本主義という体制そのものが問われている
三、国際社会の対応力が試されている――諸政府と市民社会の連帯で危機の克服を
パンデミック収束への国際協力を――日本共産党の四つの呼びかけ
第一は、医療・保健における大規模で包括的な協力
第二は、途上国に対する国際的支援
第三は、世界の紛争地での即時停戦、核兵器廃絶をはじめ軍縮を行い、コロナ対策に力を集中する。
第四は、富裕層などへの課税でコロナ対策の財源をつくるなど、より公正な世界をめざす
四、人類史のなかでパンデミックを考える
歴史をつくるのは人間のたたかい――あなたの入党を心から訴えます
そうした取り組みを進めるさいに、今日お話ししてきたように、改定した日本共産党綱領は、たしかな羅針盤になると確信するものです。
破たんした新自由主義をのりこえて、どういう新しい日本をつくるのか。新型コロナ・パンデミックのもと矛盾が噴き出している世界資本主義にどういう姿勢でのぞむのか。国際政治の連帯と協力をどのようにして前に進めるのか。どの問題でも、危機のもと、改定綱領の生命力がきわだっているのではないでしょうか。
パンデミックは、時として、歴史を変える契機になりえます。しかしそれはあくまで契機にすぎません。歴史をつくるのは、いつの時代でも人間のたたかいであります。たたかってこそ、危機の先に、希望ある未来を開くことができるのであります。
最後に心から訴えます。今日の私の話に共感したいただいた方は、オンラインではありますが今日こうしてお会いしたのも何かのご縁と考えていただき、この機会にどうか日本共産党に入党していただき、一回きりしかない大切な人生を、新しい社会をつくる事業に重ね合わせる生き方を、選びとっていただきたい。このことを心から訴えたいと思います。(拍手)
新型コロナ危機で、多くの国民が不安や苦しみのなかにあるとき、全国の草の根で、日本共産党員と党組織が、不安や苦しみに心を寄せ、苦難軽減のための取り組みを行っていることは、今日で98年を数える日本共産党の党史で一貫して貫かれている「立党の精神」の発揮であり、私たちの誇りであります。
危機と激動の時代、歴史を前に進めるために、ともに歩もうではありませんか。そのことを心から訴えて、記念講演を終わります。
日本共産党創立98周年万歳!
ありがとうございました。(大きな拍手)
日本共産党の綱領の全文をよくよく読めば
日本共産党の憲法の位置づけが明確になる!
二、 現在の日本社会の特質
(四)第二次世界大戦後の日本では、いくつかの大きな変化が起こった。
第一は、日本が、独立国としての地位を失い、アメリカへの事実上の従属国の立場になったことである。
第二は、日本の政治制度における、天皇絶対の専制政治から、主権在民を原則とする民主政治への変化である。この変化を代表したのは、一九四七年に施行された日本国憲法である。この憲法は、主権在民、戦争の放棄、国民の基本的人権、国権の最高機関としての国会の地位、地方自治など、民主政治の柱となる一連の民主的平和的な条項を定めた。形を変えて天皇制の存続を認めた天皇条項は、民主主義の徹底に逆行する弱点を残したものだったが、そこでも、天皇は「国政に関する権能を有しない」ことなどの制限条項が明記された。この変化によって、日本の政治史上はじめて、国民の多数の意思にもとづき、国会を通じて、社会の進歩と変革を進めるという道すじが、制度面で準備されることになった。
(一三)現在、日本社会が必要とする民主的改革の主要な内容は、次のとおりである。
〔国の独立・安全保障・外交の分野で〕
3 自衛隊については、海外派兵立法をやめ、軍縮の措置をとる。安保条約廃棄後のアジア情勢の新しい展開を踏まえつつ、国民の合意での憲法第九条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる。
〔憲法と民主主義の分野で〕
1 現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす。
2 国会を名実ともに最高機関とする議会制民主主義の体制、反対党を含む複数政党制、選挙で多数を得た政党または政党連合が政権を担当する政権交代制は、当然堅持する。
3 選挙制度、行政機構、司法制度などは、憲法の主権在民と平和の精神にたって、改革を進める。
4 地方政治では「住民が主人公」を貫き、住民の利益への奉仕を最優先の課題とする地方自治を確立する。
5 国民の基本的人権を制限・抑圧するあらゆる企てを排除し、社会的経済的諸条件の変化に対応する人権の充実をはかる。労働基本権を全面的に擁護する。企業の内部を含め、社会生活の各分野で、思想・信条の違いによる差別を一掃する。
6 ジェンダー平等社会をつくる。男女の平等、同権をあらゆる分野で擁護し、保障する。女性の独立した人格を尊重し、女性の社会的、法的な地位を高める。女性の社会的進出・貢献を妨げている障害を取り除く。性的指向と性自認を理由とする差別をなくす。
7 教育では、憲法の平和と民主主義の理念を生かした教育制度・行政の改革をおこない、各段階での教育諸条件の向上と教育内容の充実につとめる。
8 文化各分野の積極的な伝統を受けつぎ、科学、技術、文化、芸術、スポーツなどの多面的な発展をはかる。学問・研究と文化活動の自由をまもる。
9 信教の自由を擁護し、政教分離の原則の徹底をはかる。
10 汚職・腐敗・利権の政治を根絶するために、企業・団体献金を禁止する。
11 天皇条項については、「国政に関する権能を有しない」などの制限規定の厳格な実施を重視し、天皇の政治利用をはじめ、憲法の条項と精神からの逸脱を是正する。
党は、一人の個人が世襲で「国民統合」の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである。
〔経済的民主主義の分野で〕(以下略)