愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

ようやく開いた菅義偉自民党総裁・内閣総理大臣の記者会見だが、原稿の朗読と成果とやります・やりますアピール!肝心要は差し控えたな!

2020-12-04 | 菅語録

予想通り!

国民の命と暮らしを守ることが政府としての最大の責務というのであれば

コロナ対策に国民の自由財産である税金を使うことだろう!

しかし、軍事費増やす!

75歳以上の医療費の窓口負担を2割に引き上げる!

年金生活者は死ね!ということか???

国民の私有財産である税金を過去に例のない2兆円の基金にして使う!

どこに巡っていくのか!

学術会議の先生は「公務員」?

という珍論のウソは

先生にはボーナスや諸手当はあるのか!

を見れば、ウソ八百だとわかる!

「コームイン」と言えば何でもあり社会は

沈没する!

リテラ菅首相がコロナ重症者最多のなか会見で「携帯料金20ギガで2980円」をアピール! GoTo反省も独自の生活支援策もなく…2020.12.04 10:27

NHK 菅首相 新型コロナに強い危機感で対応と強調 新たな経済対策も 2020124 2006

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201204/k10012746891000.html?utm_int=error_contents_news-main_005

菅総理大臣は4日夜、事実上の国会閉会にあたって記者会見し、新型コロナウイルス対策に強い危機感を持って対応する考えを強調しました。また、新たな経済対策について「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、2兆円の基金を創設するほか、デジタル関係で、1兆円を超える規模を確保することを明らかにしました。

この中で、菅総理大臣は、新型コロナウイルスの感染状況について、「新規感染者数や重症者数が過去最多となり、極めて警戒すべき状況が続いている。先週から、重症者向けの病床がひっ迫し始めており、強い危機感を持って対応している」と述べました。そして、国民の命と暮らしを守ることが政府としての最大の責務だとして、「これから年末年始を迎え、国民の皆様には、科学的にも効果が立証されている『マスクの着用』、『手洗い』、『3密の回避』といった基本的な感染対策を徹底していただくよう、改めてお願い申し上げる」と呼びかけました。

また、菅総理大臣は、来週早々に経済対策を決定するとしたうえで、日本政策金融公庫による無利子・無担保融資を来年前半まで延長するほか、緊急小口資金について、所得の減少が続いている場合の返済免除措置を延長することを明らかにしました。そして、地方創生臨時交付金を1兆5000億円確保することを明らかにしたほか、緊急的な手当として、ひとり親世帯については、今年度の補正予算の予備費で、所得の低い世帯は1世帯5万円を、2人目以降の子どもには3万円ずつの支給を年内をめどに行う考えを示しました。

また、菅総理大臣は、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、まずは政府が環境投資で大きく踏み込むとして、過去に例のない2兆円の基金を創設し、野心的なイノベーションに挑戦する企業を今後10年間継続して支援する考えを示しました。

そして、水素を新たな電源と位置づけ、大規模で低コストな水素製造装置の実現や、低コストの「蓄電池」の開発などに取り組むとともに、自動車から排出される二酸化炭素をゼロにすることを目指し、電気自動車などを最大限導入していくための制度や規制を構築する考えを示しました。

また、マイナンバーカードを持っている人を対象にした、ポイント還元制度、「マイナポイント」の期限の半年間の延長や、現在の5Gの機能を強化した、いわゆる「ポスト5G」や、「6G」の技術開発など、今回の経済対策のデジタル関係で、1兆円を超える規模を確保することを明らかにしました。

さらに、携帯電話料金の引き下げについて、「本当の改革はこれからだ。個々人の料金負担が本当に下がっているのか、サブブランドに移行する場合の手数料など、残された障害がないか見ていきながら、必要に応じてさらなる対応をとっていく考えだ」と述べました。

このほか、菅総理大臣は、不妊治療について、「保険適用を2022年度からスタートし、男性の不妊も対象にしたいと考えている」と述べました。そして、保険適用までの間は、助成制度の所得制限を撤廃したうえで、助成額の上限について、2回目以降も今までの倍の一律30万円で6回までとするほか、2人目以降の子どもの場合でも、同様の措置を取ると説明しました。

新型コロナ法 必要な見直しは迅速に

新型コロナウイルス対策の特別措置法を改正する必要性について、「これまでの知見を参考にし、事業者や個人の権利に十分配慮しつつ、感染拡大防止にどのような法的措置が必要なのかという点について、分科会での議論をいただく中で、政府として必要な見直しは迅速に行っていきたい」と述べました。

桜を見る会「国会答弁に責任を持つのは当然」

菅総理大臣は、「私が国会で答弁したことについて責任を持つことは当然だ。また、安倍前総理大臣の関係団体の行事に関する私のこれまでの答弁については、安倍前総理大臣が国会で答弁されたこと、あるいは、必要があれば私自身が安倍前総理大臣に確認しながら答弁を行ってきている」と述べました。

ワクチン接種「安全性や有効性を最優先に」

新型コロナウイルスのワクチンの接種を始める時期について「安全性や有効性を最優先とすることは大前提だ。現時点で政府のほうから予断を持って、時期を明確にすることは控えたい」と述べました。

また、みずからが接種を受けるかどうかについては「これから接種の順番を決め、自分に順番が回ってきたら接種したい」と述べました。

解散・総選挙「時間的な制約考えながら」

菅総理大臣は、衆議院の解散・総選挙について、「まず、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止して、経済を再生することが最優先であり、ここに全力でまずは取り組んでいきたい。とは言え、私の衆議院議員の任期も来年の秋までなので、その中でいつか選挙を行う必要がある。時間的な制約ということも考えながら、よくよく考えていきたい」と述べました。

温室効果ガス「先進的な取り組みや機運向上に取り組む」

2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指す政府の方針に関連して「さまざまな世代や分野の方が参画して意見交換する会議や、国と自治体の間で議論を行う会議を早期に開催し先進的な取り組みを広げていきたい。さまざまな広報活動を行いながら、理解を促すと同時に機運向上に取り組んでいきたい」と述べました。

75歳以上の医療費「政府・与党で最終調整」

75歳以上の医療費の窓口負担を2割に引き上げる方針について、「政府・与党において最終的な調整が行われていると思う。少子高齢化が急速に進み、団塊世代が後期高齢者になるのが目前なので、わが国の将来を考えたときに、多くの方に少しずつでも負担をしてもらい、安心安全の社会保障制度を作っていくことは大事だと思う」と述べました。

日米関係「バイデン次期大統領と早期に会う」

今後の日米関係について、「日米関係をさらに強固なものにし、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて、バイデン次期大統領と一層緊密に連携していきたい」と述べました。そのうえで、アメリカ訪問の時期について、「新型コロナウイルスの感染状況も見つつ、できるかぎり早い時期に会おうということで一致している。具体的に今は何も決まっていないが、今後しかるべきタイミングで調整をしたい」と述べました。

防衛費「必要な防衛力整備は着実に推進」

来年度予算案の防衛費について、「中期防衛力整備計画を踏まえて、現在、政府内で検討中だが、厳しさを増す安全保障環境のもとで、国民の命と平和な暮らしを守るために必要な防衛力の整備は着実に推進していきたい」と述べました。そして、「抑止力強化の在り方については、国家安全保障会議での議論を踏まえ、引き続き検討して調整していきたい」と述べました。

学術会議「理由は人事に関すること 答えを差し控える」

菅総理大臣は、「日本学術会議」が推薦した会員候補6人を任命しなかった理由について、「憲法第15条に基づいて、必ず推薦をされたとおりに任命しなければならないわけではないことは、内閣法制局の了解を得た政府としての一貫した考え方だ。会員を任命すると公務員になり、公務員と同様なので、その理由については、人事に関することで、答えを差し控える」と述べました。

また、将来的に6人が任命される可能性があるか質問されたのに対し、「一連の手続きは終わっているので、新たに任命を行う場合には、学術会議から推薦をいただく必要がある」と述べました。

一方、記者団が「学会などで、これほどまでに反発が広がると思っていたか」と質問したのに対し、菅総理大臣は「かなり、なるんじゃないかなというふうには思っていた」と述べました。(引用ここまで)

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世間はdon't go to eventなのに、感染者が劇的に増えてしまったのは「GoTo」があったからだろう!エビデンスなどと訳の判らない言葉ではなく日本語で言いなさい!はっきりする!

2020-12-02 | 菅語録

日に日に全国的拡散してしまった感染者!

「移動の自粛」で感染者が減ったら!

それにしても菅政権は

日本医師会の悲痛な叫びを受け止めよ!

 

医療崩壊一歩手前でも「GoTo」に固執する菅首相の異常!

分科会の見直し提言にも「マスクをつければ大丈夫なんだ」

リテラ 2020.12.02 10:55

https://lite-ra.com/2020/12/post-5717.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push・

【ノーカット】"第3波"で重症者が増加「この師走が正念場」 日本医師会会見

https://www.youtube.com/watch?v=PFU0EHbkybg

NHKは中川会長の記者会見を伝えたか!

伝えていない個所は何か!

ここに現在の最大の争点がある!

医療の崩壊は

国民の命と暮らしを守ることのできない政権であることが

証明された!ということだ!

違憲満載の政権であることが、ここでも浮き彫りに!

NHK 日本医師会長「感染者これ以上急増すれば医療提供不可能に」

新型コロナウイルスの感染拡大で、医療提供体制がひっ迫する中、日本医師会の中川会長は、記者会見で「これ以上、感染者が急増すれば新型コロナウイルスと、それ以外の疾病への医療提供の両立が不可能になる」などと、危機感を示し「師走は正念場だ」と述べ、感染防止に努めるよう呼びかけました。

この中で中川会長は「これ以上、感染者が急増すれば新型コロナウイルスと、それ以外の疾病への医療提供の両立が不可能になる。実際に、がんや心疾患、脳卒中の受け入れが難しくなってきた地域も出ている」と述べました。

また「新規感染者の年代構成が中高年に移ってきており、明らかに想定したとおり、悪い方向に行っている。日本が誇る公的医療保険制度、国民皆保険が命と健康を守ってきたが、もうすでに崩れ始めているところもある」と危機感を示しました。

そのうえで、中川会長は「『勝負の3週間』も折り返しにある。新たな年を、いつものように迎えるためにはまさに、この師走は正念場だ」と述べ、感染防止に努めるよう呼びかけました。(引用ここまで)

コロナ感染拡大、きっかけは「GoToトラベル」 日本医師会会長が言及

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とうとう出てきた学術会議会員任命拒否の理由!菅義偉自民党総裁・内閣総理大臣のふざけた対応=デマ=フェイク!民主主義の根幹を否定!新しい政権を!

2020-11-08 | 菅語録

丁寧に説明しない!

ウソを突き通せば、そのうち諦める!

と思っているのか!?

もはや、民主主主義国家とは言えない!

人事で脅す恐怖政治が吹き荒れる!

そんな日本に

してはならない!

憲法を活かす新しい政権を一刻も早く!

 共同通信 官邸、「反政府先導」懸念し拒否 学術会議、過去の言動を問題視か 2020/11/8  08:44

就任後初の記者会見を終え引き揚げる菅首相。右は杉田和博官房副長官=9月16日、首相官邸

 首相官邸が日本学術会議の会員任命拒否問題で、会員候補6人が安全保障政策などを巡る政府方針への反対運動を先導する事態を懸念し、任命を見送る判断をしていたことが7日、分かった。安全保障関連法や特定秘密保護法に対する過去の言動を問題視した可能性がある。複数の政府関係者が明らかにした。

 菅義偉首相は国会審議で6人の任命拒否に関し「個々の人事のプロセスについては答えを差し控える」と繰り返し答弁。拒否理由は今回の問題の核心部分となっていた。日本学術会議法は会議の独立性をうたっており、政治による恣意的な人事介入に当たるとして、政府への批判がさらに強まる可能性がある。(引用ここまで)

リテラ 菅官邸のリークで学術会議任命拒否6人にデマ攻撃!

共同は「反政府先導」、

「文春」前編集長も「news23」で「中国や共産党と関係」2020.11.08 11:09

https://lite-ra.com/2020/11/post-5694_4.html

リテラ 菅首相は独裁者のくせにポンコツだった!

あらゆる質問に「承知してませんでした」、

「自助」の中身を問われ「手洗いとマスク」2020.11.06 10:36

https://lite-ra.com/2020/11/post-5692.html

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安倍・菅違憲満載政権は1983年日本学術会議委員の公選制を任命制に改悪する時に約束したことを破棄!共産党の指摘の正しさが証明!

2020-11-07 | 菅語録

憲法を使って憲法を空洞化させる

安倍・菅政権の解釈改憲=改悪をやめさせるためには

政権交代しかない!

違憲満載の安倍・菅政権に代わる

憲法を活かす新しい政権のビジョンを

国民に示すとき!

菅首相の任命拒否に「違法性」?学術会議の推薦、過去答弁との矛盾。解釈変更はあったのか 

過去の政府答弁では「推薦者の任命を拒否しない」とされていたことから、その判断の違法性や矛盾を指摘する声もあがる。内閣法制局は2018年に「解釈確定」があったとしているが、「解釈変更」があったのかどうかははっきりとしていない。いったい、何が起きているのか。

当時の政府は「立候補者数の減少」など「学者の学術会議離れ」をその理由にあげていた

共産党の佐藤昭夫議員は同年5月の参議院文教委員会で、

「政府・自民党は、学術会議に対し攻撃を繰り返し」てきたと指摘した。

第98回国会 参議院 文教委員会 第8号 昭和58(1983)年5月12日

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=109815077X00819830512&spkNum=388&single

○佐藤昭夫君 私は、まず、わが党の慎重審議要求にもかかわらず、日本学術会議法の一部を改正する法律案の議了、採決をいま強行しようとする委員長並びに自民、公明、民社党を初めとする諸君に対して、厳しく抗議するものであります

 本改正案は、日本学術会議の根本的性格を変える重大な内容を持つものであります。しかも、わずか十数時間足らずの質疑を通しても、きわめて重要な問題が多々明らかにされました。にもかかわらず採決を強行することは、きわめて無責任かつゆゆしき事態であります。私は、まずこのことを指摘し、反対の討論を行うものであります。

 第一に、日本学術会議の同意を得ないまま、政府が一方的に法案を提出するという経過が示すように、この法案提出自体が日本学術会議の自主性、独立性を踏みにじるファッショ的なものであります。しかも四月十四日の学術会議の総会に正式に法案を示すことなく、かつまた二十三万有権者に法案の内容を知らせることなく、一方的に有権者の権利を奪い、また推薦の母体となる学協会の意見をも聞くことなく法案を提出することは、言語道断の暴挙と言わなければなりません。

 第二に、本法案の内容であります。

 この法案の根幹は、これまでの公選制を廃止し、全面推薦制に変えるということであります。言うまでもなく、日本学術会議が政府から独立して職務を行うためには、公選制こそがその制度的保障であります。これを推薦制に変えることは、選挙という民主主義的原則を踏みにじるとともに、学術会議をきわめて細分化された学会の利益代表機関に変質させるものであります。そのことは、時の政府から独立して科学、学術の総合的、長期的発展を広い視野から審議するという学術会議が国民に負っている重要な職務の遂行を不可能にし、日本の科学、学術の発展に重大な障害をもたらすものであり、断じて容認できるものではありません。

 第三に、部の定員、専門別の定員、学協会の候補者及び推薦人の届け出、会員推薦管理等、学術会議のあり方及び推薦方法の根幹が政令にゆだねられており、二重三重に政府統制を強めるものとなっています。学術会議の独立性、自主性を奪うとともに、憲法に保障された学問の自由を奪うものとなっていることであります。

 そもそも日本学術会議は、

第二次世界大戦に際し、わが国の科学者がその自主性を失い、戦争に協力したことへの深刻な反省から生まれたものであります。だからこそ、わが国の科学者の代表機関として選挙によって会員は選ばれ、政府から独立して科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的として一九四九年に発足したものであります。学術会議が、科学者の立場から戦争と平和の問題を取り上げ、原子力の研究と利用に関し公開、民主、自主の原則を要求する声明、原水爆禁止、核兵器の廃棄について世界の科学者に訴えるなどの声明を採択してきたことは当然のことであります。また、プラズマ研究所や霊長類研究所など、今日の重要な共同利用研究所などは、学術会議の勧告に基づくものであります。

 ところが、政府・自民党は、こうした学術会議に対し攻撃を繰り返し、

一九五三年には吉田首相が学術会議が政治批判ばかりやるなら、政府機関であるよりも民間団体になったほうがいいだとか、

七四年には、当時の小坂総務長官が、学術会議はホットな政治問題に巻き込まれないよう慎んだ方がいい、選挙方法を推薦制にしてはどうかなどの批判を続け、

今回の法改正の発端をつくった中山太郎元総務長官などは、日本学術会議の現状は左翼的なイデオロギーに偏向した会員に牛耳られている、この体質的欠陥はすべてその会員公選制に起因しているなどと自著に記しているのであります。

これこそ言語道断ではありませんか。

こうした攻撃とともに、学術会議予算を徹底して抑え、

五九年には科学技術会議、

六七年には学術審議会、日本学術振興会を発足させ、

学術会議の機能を他の機関に移し、学術会議の形骸化を図ったのであります。

今日、政府・自民党が学者離れだとか形骸化などと声高に批判していますが、その責任の一切は政府・自民党にあることは明白であります。

それこそそれを理由に法改正を行い、公選制を推薦制に変えるごときは、まさに党利党略に基づく学術会議の御用機関化を図るものであり、今日進められている臨調下の軍拡、大企業奉仕に対する科学の従属であり、学術統制に道を開くことは言うまでもないことであり、わが党として断固反対することを表明して討論といたします。(引用ここまで)

5月同日参院文教委員会における手塚康夫・内閣官房総務審議官(当時)の発言

それを形式的に任命行為を行う。この点は、従来の場合には選挙によっていたために任命というのが必要がなかったのですが、こういう形の場合には形式的にはやむを得ません。そういうことで任命制を置いておりますが、これが実質的なものだというふうには私ども理解しておりません

第100回国会 参議院 文教委員会 第2号 昭和58(1983)年11月24日

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=110015077X00219831124&spkNum=195&single

○政府委員(橋本豊君) 選挙制につきましては、従来から科学者の代表を選出する方法としては適当でないというふうな意見もございます。また現行の選挙の実態として、立候補者数の逐年減少、こういう実態がございますが、こういうことによる競争率の低下、無競争当選が多い等の問題がございます。いわゆる学者離れを起こしているとの指摘がございます。総務長官の私的懇談会いわゆる吉識懇談会でございますけれども、この懇談会におきましても、多数意見は、選挙制を根本的に見直す必要があり、かつ、推薦制の採用を適当とするものでございました。したがいまして、総理府としては、これまで多くの問題点が指摘されてきた選挙制にかえて、科学者が自主的に会員を選出することを基本に、科学者の活動の母体であり、その構成員である科学者の学問研究上の業績を最も適正に評価できる学会を基礎とする推薦制を適当と考えた次第でございます。(引用ここまで)

100回国会 参議院 文教委員会 第2号 昭和58(1983)年11月24日

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=110015077X00219831124&spkNum=223&single

○吉川春子君 私はまず、わが党の慎重審議の要求にもかかわらず、この採決が強行されるということについて、強く抗議します。理事会でも、私は審議の続行を強く要求しましたけれども、そしてまた質疑打ち切り反対動議に対する意見の陳述の場も認められない、私一人のそれを葬られたということについて、怒りを禁じ得ません。私は、理事としては一人だけれども百万に近い国民の意思を背景にしているし、そういうものを理事会でも踏みにじってこの委員会を強行に開いたということについて、私は心から怒りを禁じ得ないし、抗議するものです。  

本改正案は、日本学術会議の根本的性格を変えて、学問の自由、学術会議の自主性、独立性を侵すきわめて危険な法案であることは、短い審議時間ではありましたけれども、質疑を通じてきわめて重要な問題が多く明らかになっています。それにもかかわらず、このように採決を強行することは、参議院文教委員会の歴史に汚点を残すものであることを初めに指摘したいと思います。  

第一に、日本学術会議の同意を得ないまま、政府が一方的に提案するという提案手続自体が日本学術会議の自主性、独立性を踏みにじるものであります。

さらに、本法案が参議院で強行採決された直後、五月十九日日本学術会議が、本法案が学術会議の存在理由を脅かし、目的、職務遂行に重大な疑義があるという反対声明を採択し、総会の意思が表明されたのであります。  

この声明は、

手続自体がすでに本会議の独立性と自主性を侵すものといわざるをえないと指摘した上で、改正理由と改正の骨子との関係が判然としない、

二、改革要綱の会員選出制度を退けて全面的な推薦性にする積極的な利点が明らかにされていない、

三、本会議の独立性の制度的保障であり、その存在理由とする公選制が全く否定されていることなど、

六つの重大な問題点を提起し、最後に次のように結んでいるのであります。

政府及び国会は、本会議の意のあるところを十分に酌み取ってほしい。すなわち、政府に対して、また国会に対してもなされている声明であります。  

しかも、衆議院の審議に参加した参考人諸氏が慎重審議を要求し、かつまた元学士院院長を含む日本の科学者の多数が反対を表明しているものであります。  

しかるに、政府はこれらの重大な問題点に何ら答えることなく、かつまた国会自身も衆議院では自民単独で、しかもなおざりの質問で強行採決をしたのであります。

参議院においても、これら重大な問題点の解明をほとんどなされないまま、私どもの慎重審議要求にもかかわらず、質疑を議了し、採決に入るがごときは、国会を形骸化させることのみならず、まさにファッショ的な暴挙である、このように言わざるを得ません。

これこそ学術会議の意向を無視した、学術会議への介入そのものでなくて何でしょうか。かかる行為は、参議院の自殺行為であり、議会制民主主義への挑戦であります。  

国民に選ばれて初めての文教委員会でかかる事態を迎え、激しい憤りを感じないわけにはいきませんし、また、深い悲しみも禁じ得ません。  

次に、法案の内容であります。  

この法案の根幹は、これまでの公選制を廃止し、全面推薦に変えるということであります。言うまでもなく、学術会議が政府から独立して職務を行うためには、公選制こそがその制度的な保障であります。これを推薦制に変えることは、選挙という民主的な原則を踏みにじるとともに、学術会議をきわめて細分化された学会の利益代表機関に変質させるものにほかなりません。そのことは、時の政府から独立して科学、学術の総合的、長期的な発展を広い視野から審議するという学術会議が国民に負っている重要な職務の遂行を不可能にするものです。そして、日本の科学、学術の発展に重大な障害をもたらすものであり、断じて容認することはできません。  

第三に、部の定員、専門別の定員、学協会の候補者及び推薦人の届け出、会員推薦管理等、学術会議のあり方及び推薦方法の根幹が政令にゆだねられております。二重三重に政府の統制を強めるものになっているわけです。学術会議の独立性、自主性を奪うとともに、憲法に保障された学問の自由を奪うものとなっているわけです。  

そもそも学術会議は

第二次世界大戦に際し、わが国の科学者がその自主性を失い、戦争に協力したことへの深刻な反省があって、そこから生まれたものであります。だからこそ、わが国の科学者の代表機関として選挙によって会員は選ばれ、政府から独立して科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的として一九四九年に発足したものであります。学術会議が科学者の立場から戦争と平和の問題を取り上げ、原子力の研究と利用に関し公開、民主、自主の原則を要求する声明、そして原水爆の禁止、核兵器の廃棄についての世界の科学者に訴えるなどの声明を採択してきたことは当然のことであります。また、プラズマ研究所や霊長類研究所など、今日の重要な共同利用研究などは、学術会議の勧告に基づいてできたものです。  

ところが、政府と自民党は、こうした学術会議に対し攻撃を繰り返してきました。学術会議の予算を徹底して抑えて

五九年には科学技術会議、六七年には学術審議会、日本学術振興会を発足させ、学術会議の機能を他の機関に移し、学術会議の形骸化を図ってきたわけです。

今日、政府・自民党が学者離れだとか形骸化などと声高に批判していますけれども、その責任の一切は政府・自民党にあることは明白であります。

それこそ、これを理由に法改正を行い、公選制を推薦制に変えるごときは、まさに党利党略に基づく学術会議の御用機関化を図るものであり、今日進められている臨調下の軍拡、大企業奉仕に対する科学の従属であり、学術統制に道を開くことは言うまでもないことであり、わが党としては断固として反対することを表明いたします。(引用ここまで)

参院文教委員会で共産党の吉川春子議員に対する丹羽兵助・総理府総務長官の答弁

その推薦制もちゃんと歯どめをつけて、ただ形だけの推薦制であって学会の方から推薦をしていただいた者は拒否はしないそのとおりの形だけの任命をしていく、こういうことでございますから、決して決して総理の言われた方針が変わったり政府が干渉したり中傷したり、そういうものではない

同日の委員会における高岡完治・内閣官房参事官の発言

この条文の読み方といたしまして、推薦に基づいて、ぎりぎりした法解釈論として申し上げれば、その文言を解釈すれば、その中身が二百人であれ、あるいは一人であれ、形式的な任命行為になると、こういうことでございます

この答弁に対し、社会党の粕谷照美議員は重ねて「法解釈では絶対に大丈夫だと、こう理解してよろしゅうございますね」と問うと、高岡参事官はこう、念を押した。

繰り返しになりますけれども、法律案審査の段階におきまして、内閣法制局の担当参事官と十分その点は私ども詰めたところでございます。

与野党合同で提出した付帯決議にすら反する暴挙!

○田沢智治君 私は、ただいま可決されました日本学術会議法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。
附帯決議(案)
日本学術会議が、我が国の科学者の内外に対する代表機関として、その機能を十分発揮できるよう、政府及び日本学術会議は、左記事項について特段の配慮をすべきである。
一、会員の部別・専門別定員、推薦等に関して政令を定めるに当たっては、日本学術会議の自主性尊重を基本として十分協議すること。
なお、内閣総理大臣が会員の任命をする際には、日本学術会議側の推薦に基づくという法の趣旨を踏まえて行うこと。  
二、日本学術会議は、科学者の総意を反映するため、幅広い分野から適切な会員が確保されるよう努めること。  
三、日本学術会議が、その目的・職務を十分果たせるよう、必要な経費その他諸条件の整備を図ること。  
四、日本学術会議と科学技術会議、学術審議会、日本学術振興会その他の学術関係機関との連携協力体制の確立に努めること。特に、日本学術会議が行う勧告、答申、要望等について、政府はその趣旨を尊重して適切に対処すること。  
五、本制度について、その実施結果を踏まえた見直しのため、適当な時期に国会に報告すること。    
右決議する。  
以上でございます。委員各位の御賛同をお願い申し上げます。以上。(引用ここまで)
 
1983年11月、参議院の文教委員会の議事録 kokkai.ndl.go.jp
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正式の推薦名簿が提出される前に一定の調整(=考え方のすり合わせ)が行われていたというが、どんな「考え方」か説明すべし!

2020-11-06 | 菅語録

俯瞰して、総合的に判断して

何故6人だったのか!

結果的に候補者6人が除外されたのは何故か!

キチンと説明すべし!

全く説明になっていない!

日本学術会議法に沿って

公務員に任命する任命権の行使が、

『会議』の職務の独立性を侵害することになるとは考えていない

NHK 学術会議任命 菅首相 “「調整」は考え方のすり合わせ” 2020年11月6日 18時58分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201106/k10012698971000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_034

国会では、午後も、参議院予算委員会で質疑が行われ、菅総理大臣は、「日本学術会議」の会員候補の任命をめぐり、5日みずからが「前回は、正式の推薦名簿が提出される前に一定の調整が行われていた」と述べたことについて、「調整」は考え方のすり合わせで、任命権の行使は、会議の職務の独立性を侵害するものではないという認識を示しました。

日本維新の会の浅田政務調査会長は、東京一極集中の是正をめぐり、「首都直下地震や、南海トラフの巨大地震などが想定される中で、首都の代替機能を確保する必要についてどのように考えるか」と質問しました。これに対し、菅総理大臣は「大規模な災害が発生した場合をはじめ、有事に備えた『首都中枢機能』の継続性を確保することは極めて重要だ。首都直下地震に備えるため、政府機能のバックアップとして首都圏内の3か所を代替拠点と位置づけている。また、首都圏以外においても、大阪市など各都市を中心に、代替拠点の確保などの検討を行っている。関係機関と緊密に連携しながら、『首都中枢機能』の継続性の確保に万全を期していく」と述べました。

国民民主党の舟山政務調査会長は、中小企業政策をめぐり、「菅総理大臣の主張の中で、中小企業があたかもとう汰の方向に行くのではないかという懸念があるが、どのように考えているのか」とただしました。これに対し、菅総理大臣は「小規模事業者のとう汰を目的とするのではなく、ポストコロナを見据えて、経営基盤を強化することで中堅企業へ成長し、海外で競争できるような企業を増やしていくことは重要だ。中小企業の経営資源の集約化による事業の再構築や、デジタル化など、生産性を向上させ、足腰を強くする仕組みを構築し、創意工夫する企業を応援していきたい。地方を元気にするには、中小企業はものすごく大事だ」と述べました。

共産党の小池書記局長は、「日本学術会議」の会員任命をめぐり、菅総理大臣が、5日の参議院予算委員会で、「前回は、正式の推薦名簿が提出される前に、一定の調整が行われていた」などと答弁したことを踏まえ、「政府が、会員の選考や推薦に、実質的にかかわることなどは、日本学術会議法に照らして、断じて認められることではない。政治介入そのものではないか」とただしました。これに対し、菅総理大臣は「調整については、任命にあたって考え方をすり合わせたということで、これは3年前の話だ。推薦は、『学術会議』しかできないということは、十分に承知している。任命権者である内閣総理大臣が、日本学術会議法に沿って、公務員に任命する任命権の行使が、『会議』の職務の独立性を侵害することになるとは考えていない」と述べました。また、菅総理大臣は、学問の自由について「極めて重要な権利ではあるが、『学術会議』の会員の任命は、憲法第15条第1項の規定の趣旨を踏まえ、任命権者の内閣総理大臣が、日本学術会議法に沿って、国の行政機関に所属する公務員を任命するものであり、個人の学問の自由との関係で問題になるとは考えていない」と述べました。(引用ここまで)

NHK 学術会議会長との調整 問題はないという認識 加藤官房長官 2020年11月6日 11時55分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201106/k10012698041000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

日本学術会議の会員の任命にあたり、菅総理大臣が、以前から内閣府の事務局などと学術会議の会長との間で調整が行われていたと明らかにしたことについて、加藤官房長官は、法律にのっとった適切な運用を前提としたもので問題はないという認識を示しました。

菅総理大臣は5日の参議院予算委員会で、日本学術会議の会員の任命にあたっては、以前から内閣府の事務局などと学術会議の会長との間で調整が行われていたものの、今回は調整が行われず、結果として任命されなかった人が生じたことを明らかにしましたこれについて、加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「日本学術会議法にのっとって適切に運用していく必要がある。それを前提とした意見交換がなされていたということで、何ら問題はない」と述べました。また野党側が、政府内での調整の経緯を明らかにする必要があるとして、事務方トップの杉田官房副長官の委員会への出席を求めていることについて「国会が決めることであり、国会が決めたことに対し適切に対応していきたい」と述べました。(引用ここまで)

東京 首相、17年人事で事前調整 学術会議が候補者推薦する前に 2020年11月6日 18時27分 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/66791?rct=politics

 菅義偉首相は6日の参院予算委員会で、日本学術会議の会員任命拒否問題を巡り、政府が会議との間で人事を事前に調整したのは2017年だと明らかにした。やりとりの詳細は語らず、調整のタイミングは会議側が会員候補者を推薦するよりも前だったと説明。野党は「露骨な政治介入だ」と批判を強め、予算委審議は紛糾した。学術会議が会員を改選した前回17年の任命手続きでは、政府は定員より多い候補者の名簿を提示するよう会議側に要求している。今年も政府側から同様の求めがあったが、会議側は応じず、結果的に候補者6人が除外された。(共同通信)(引用ここまで)

東京 野党「事前協議は違法」 首相の任命拒否答弁に反発 2020年11月6日 11時52分 

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/66717?rct=politics

 野党は6日、日本学術会議の会員任命拒否に関し、政府と学術会議の間で人事の事前協議がなかったのが理由とする菅義偉首相の国会答弁を巡り、組織の独立性を侵害する違法行為だとして反発を強めた。政府は「何ら問題はない」(加藤勝信官房長官)と主張。6日の参院予算委員会は理事会が紛糾し、開会が約20分遅れた。野党は任命拒否に関与した杉田和博官房副長官の招致を重ねて求めたが、与党は拒んだ。首相は5日の予算委で、以前は正式な推薦名簿の提出前に学術会議と内閣府の間で調整があったと説明。「今回は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らない者が生じた」と説明した。(共同通信)(引用ここまで)

東京 事前協議できず任命拒否と首相 学術会議、野党は政治介入と批判 2020年11月5日 23時36分

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/66497?rct=politics

 菅義偉首相は5日の参院予算委員会で、日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否したのは、内閣府との間で学術会議が行っていた事前協議がなかったことが要因だとの新たな見解を示した。「以前は正式な名簿の提出前に一定の調整が行われていた」と述べた。野党は「学術会議の運営に対する政治介入だ」と批判。首相は学術会議による候補推薦の法的位置付けに関し「推薦を尊重しつつも任命権者として判断する」と述べ、自身に裁量の余地があるとの認識を表明した。事前協議について、首相は「今回は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らない者が生じた」とも主張した。(共同通信)(引用ここまで)

時事通信 学術会議、菅首相「ゼロ回答」連発 野党反発で再三中断―参院予算委 2020年11月06日07時05分

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110501207&g=pol

 5日の参院予算委員会で、野党は日本学術会議をめぐる問題に焦点を絞り、菅義偉首相を追及した。しかし、首相は正面から答えない「ゼロ回答」を連発。野党は反発し、審議は再三中断した。

自民、学術会議問題の集中審議検討 今月下旬にも

 「若手も女性も私大も外された。言ってることと真逆の人事だ」。立憲民主党の蓮舫代表代行は、首相が会員の出身大学や性別、年齢の偏りを問題視するにもかかわらず、任命拒否した6人の顔ぶれに、こうした人材が含まれる理由をただした。

 首相は「マクロで見た場合は全く違う」と反論。ただ、詳細は語らず、「(会員は)七つの国立大が45%で、私立大は24%にとどまっている」などと、従来の説明を繰り返した。

 蓮舫氏はまた、任命拒否に関する杉田和博官房副長官と内閣府の協議記録を開示するよう要求。加藤勝信官房長官が拒否すると、首相も続いて「官房長官が申し上げた通り。官房長官と私は一体だ」と突っぱねた。

 立憲の小西洋之氏は、会員の推薦制が導入された1983年の会議録で、当時の政府関係者が首相の任命権は推薦に伴う「付随的な行為」だと述べていると指摘。首相に任命拒否との整合性を問うた。

 これに対し、首相は「過去の答弁は尊重するが、私は法令に基づいて任命した」と強弁。納得しない小西氏に詰め寄られ、内閣法制局長官や内閣府官房長が代わって答弁すると、小西氏は「(説明を)ギブアップして助けを求めた」と首相を皮肉った。

 参院予算委の質疑は、質問者の持ち時間に政府側の答弁時間が算入されない「片道方式」。衆院予算委のように、首相らが長広舌を振るって質問時間を「削る」ことはできない。

 この日は、野党側が短い質問を繰り返し、首相らが答えに窮するたびに委員長席へ詰め寄り、審議はたびたび中断。テレビ中継を意識し、首相が説明責任に消極的な姿勢を浮き彫りにする狙いがあったとみられる。

 一方、自民党の二之湯智氏が任命プロセスの説明を求めると、首相は一転して「以前は内閣府と学術会議の間で一定の調整が行われていた」と明かした。その上で「今回の任命は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らなかった者が生じた」と述べ、責任を学術会議側に転嫁した

 終了後の理事会で、立憲の森裕子氏は「何で与党の時だけ新しい説明なのか。おかしい」と抗議。任命拒否の判断に関与した杉田氏の国会招致を改めて要求した。(引用ここまで)

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正式の推薦名簿が提出される前に一定の調整(=考え方のすり合わせ)が行われていたというが、どんな「考え方」か説明すべし!

2020-11-06 | 菅語録

総合的に、俯瞰して、判断して

何故6人だったのか!

結果的に候補者6人が除外されたのは何故か!

キチンと説明すべし!

全く説明になっていない!

日本学術会議法に沿って

公務員に任命する任命権の行使が、

『会議』の職務の独立性を侵害することになるとは考えていない

NHK 学術会議任命 菅首相 “「調整」は考え方のすり合わせ” 2020年11月6日 18時58分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201106/k10012698971000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_034

国会では、午後も、参議院予算委員会で質疑が行われ、菅総理大臣は、「日本学術会議」の会員候補の任命をめぐり、5日みずからが「前回は、正式の推薦名簿が提出される前に一定の調整が行われていた」と述べたことについて、「調整」は考え方のすり合わせで、任命権の行使は、会議の職務の独立性を侵害するものではないという認識を示しました。

日本維新の会の浅田政務調査会長は、東京一極集中の是正をめぐり、「首都直下地震や、南海トラフの巨大地震などが想定される中で、首都の代替機能を確保する必要についてどのように考えるか」と質問しました。これに対し、菅総理大臣は「大規模な災害が発生した場合をはじめ、有事に備えた『首都中枢機能』の継続性を確保することは極めて重要だ。首都直下地震に備えるため、政府機能のバックアップとして首都圏内の3か所を代替拠点と位置づけている。また、首都圏以外においても、大阪市など各都市を中心に、代替拠点の確保などの検討を行っている。関係機関と緊密に連携しながら、『首都中枢機能』の継続性の確保に万全を期していく」と述べました。

国民民主党の舟山政務調査会長は、中小企業政策をめぐり、「菅総理大臣の主張の中で、中小企業があたかもとう汰の方向に行くのではないかという懸念があるが、どのように考えているのか」とただしました。これに対し、菅総理大臣は「小規模事業者のとう汰を目的とするのではなく、ポストコロナを見据えて、経営基盤を強化することで中堅企業へ成長し、海外で競争できるような企業を増やしていくことは重要だ。中小企業の経営資源の集約化による事業の再構築や、デジタル化など、生産性を向上させ、足腰を強くする仕組みを構築し、創意工夫する企業を応援していきたい。地方を元気にするには、中小企業はものすごく大事だ」と述べました。

共産党の小池書記局長は、「日本学術会議」の会員任命をめぐり、菅総理大臣が、5日の参議院予算委員会で、「前回は、正式の推薦名簿が提出される前に、一定の調整が行われていた」などと答弁したことを踏まえ、「政府が、会員の選考や推薦に、実質的にかかわることなどは、日本学術会議法に照らして、断じて認められることではない。政治介入そのものではないか」とただしました。これに対し、菅総理大臣は「調整については、任命にあたって考え方をすり合わせたということで、これは3年前の話だ。推薦は、『学術会議』しかできないということは、十分に承知している。任命権者である内閣総理大臣が、日本学術会議法に沿って、公務員に任命する任命権の行使が、『会議』の職務の独立性を侵害することになるとは考えていない」と述べました。また、菅総理大臣は、学問の自由について「極めて重要な権利ではあるが、『学術会議』の会員の任命は、憲法第15条第1項の規定の趣旨を踏まえ、任命権者の内閣総理大臣が、日本学術会議法に沿って、国の行政機関に所属する公務員を任命するものであり、個人の学問の自由との関係で問題になるとは考えていない」と述べました。(引用ここまで)

NHK 学術会議会長との調整 問題はないという認識 加藤官房長官 2020年11月6日 11時55分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201106/k10012698041000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

日本学術会議の会員の任命にあたり、菅総理大臣が、以前から内閣府の事務局などと学術会議の会長との間で調整が行われていたと明らかにしたことについて、加藤官房長官は、法律にのっとった適切な運用を前提としたもので問題はないという認識を示しました。

菅総理大臣は5日の参議院予算委員会で、日本学術会議の会員の任命にあたっては、以前から内閣府の事務局などと学術会議の会長との間で調整が行われていたものの、今回は調整が行われず、結果として任命されなかった人が生じたことを明らかにしましたこれについて、加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「日本学術会議法にのっとって適切に運用していく必要がある。それを前提とした意見交換がなされていたということで、何ら問題はない」と述べました。また野党側が、政府内での調整の経緯を明らかにする必要があるとして、事務方トップの杉田官房副長官の委員会への出席を求めていることについて「国会が決めることであり、国会が決めたことに対し適切に対応していきたい」と述べました。(引用ここまで)

東京 首相、17年人事で事前調整 学術会議が候補者推薦する前に 2020年11月6日 18時27分 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/66791?rct=politics

 菅義偉首相は6日の参院予算委員会で、日本学術会議の会員任命拒否問題を巡り、政府が会議との間で人事を事前に調整したのは2017年だと明らかにした。やりとりの詳細は語らず、調整のタイミングは会議側が会員候補者を推薦するよりも前だったと説明。野党は「露骨な政治介入だ」と批判を強め、予算委審議は紛糾した。学術会議が会員を改選した前回17年の任命手続きでは、政府は定員より多い候補者の名簿を提示するよう会議側に要求している。今年も政府側から同様の求めがあったが、会議側は応じず、結果的に候補者6人が除外された。(共同通信)(引用ここまで)

東京 野党「事前協議は違法」 首相の任命拒否答弁に反発 2020年11月6日 11時52分 

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/66717?rct=politics

 野党は6日、日本学術会議の会員任命拒否に関し、政府と学術会議の間で人事の事前協議がなかったのが理由とする菅義偉首相の国会答弁を巡り、組織の独立性を侵害する違法行為だとして反発を強めた。政府は「何ら問題はない」(加藤勝信官房長官)と主張。6日の参院予算委員会は理事会が紛糾し、開会が約20分遅れた。野党は任命拒否に関与した杉田和博官房副長官の招致を重ねて求めたが、与党は拒んだ。首相は5日の予算委で、以前は正式な推薦名簿の提出前に学術会議と内閣府の間で調整があったと説明。「今回は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らない者が生じた」と説明した。(共同通信)(引用ここまで)

東京 事前協議できず任命拒否と首相 学術会議、野党は政治介入と批判 2020年11月5日 23時36分

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/66497?rct=politics

 菅義偉首相は5日の参院予算委員会で、日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否したのは、内閣府との間で学術会議が行っていた事前協議がなかったことが要因だとの新たな見解を示した。「以前は正式な名簿の提出前に一定の調整が行われていた」と述べた。野党は「学術会議の運営に対する政治介入だ」と批判。首相は学術会議による候補推薦の法的位置付けに関し「推薦を尊重しつつも任命権者として判断する」と述べ、自身に裁量の余地があるとの認識を表明した。事前協議について、首相は「今回は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らない者が生じた」とも主張した。(共同通信)(引用ここまで)

時事通信 学術会議、菅首相「ゼロ回答」連発 野党反発で再三中断―参院予算委 2020年11月06日07時05分

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110501207&g=pol

 5日の参院予算委員会で、野党は日本学術会議をめぐる問題に焦点を絞り、菅義偉首相を追及した。しかし、首相は正面から答えない「ゼロ回答」を連発。野党は反発し、審議は再三中断した。

自民、学術会議問題の集中審議検討 今月下旬にも

 「若手も女性も私大も外された。言ってることと真逆の人事だ」。立憲民主党の蓮舫代表代行は、首相が会員の出身大学や性別、年齢の偏りを問題視するにもかかわらず、任命拒否した6人の顔ぶれに、こうした人材が含まれる理由をただした。

 首相は「マクロで見た場合は全く違う」と反論。ただ、詳細は語らず、「(会員は)七つの国立大が45%で、私立大は24%にとどまっている」などと、従来の説明を繰り返した。

 蓮舫氏はまた、任命拒否に関する杉田和博官房副長官と内閣府の協議記録を開示するよう要求。加藤勝信官房長官が拒否すると、首相も続いて「官房長官が申し上げた通り。官房長官と私は一体だ」と突っぱねた。

 立憲の小西洋之氏は、会員の推薦制が導入された1983年の会議録で、当時の政府関係者が首相の任命権は推薦に伴う「付随的な行為」だと述べていると指摘。首相に任命拒否との整合性を問うた。

 これに対し、首相は「過去の答弁は尊重するが、私は法令に基づいて任命した」と強弁。納得しない小西氏に詰め寄られ、内閣法制局長官や内閣府官房長が代わって答弁すると、小西氏は「(説明を)ギブアップして助けを求めた」と首相を皮肉った。

 参院予算委の質疑は、質問者の持ち時間に政府側の答弁時間が算入されない「片道方式」。衆院予算委のように、首相らが長広舌を振るって質問時間を「削る」ことはできない。

 この日は、野党側が短い質問を繰り返し、首相らが答えに窮するたびに委員長席へ詰め寄り、審議はたびたび中断。テレビ中継を意識し、首相が説明責任に消極的な姿勢を浮き彫りにする狙いがあったとみられる。

 一方、自民党の二之湯智氏が任命プロセスの説明を求めると、首相は一転して「以前は内閣府と学術会議の間で一定の調整が行われていた」と明かした。その上で「今回の任命は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らなかった者が生じた」と述べ、責任を学術会議側に転嫁した

 終了後の理事会で、立憲の森裕子氏は「何で与党の時だけ新しい説明なのか。おかしい」と抗議。任命拒否の判断に関与した杉田氏の国会招致を改めて要求した。(引用ここまで)

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小泉政権から”菅政権”までの17年間も政府委員会の8つの委員を務めてきていた加藤陽子東大教授を総合的俯瞰的に任命を拒否した菅義偉自民党総裁・内閣総理大臣の回路機能不全!

2020-11-05 | 菅語録

nn

「菅総理が任命拒否した加藤陽子東大教授は小泉政権から”菅政権”までの17年間も政府委員会の8つの委員を務めてきている」
辻元議員の国家でのスクープだ!
加藤陽子氏は、
「戦争体験を風化させない」活動もしているし、何故日本が戦争にするに至ったか近代史の専門家である。
著書多数。こんな人まで、任命拒否して排除した。
  「菅は狂人だ!」 
辻元議員だけが知っていた「菅総理が任命拒否した加藤陽子教授は小泉政権から”菅政権”までの17年間も政府委員会の8つの委員を務めてきている」と暴露
➠ 菅官邸、政府の人事管理などズサンすぎる。
加藤陽子教授は「改憲や特定国家機密法」に反対しいた戦争絶対反対で活動
国家で、辻元清美副代表だけが知っていた。まさにスクープである。
学術会議の6人排除された中で、
加藤陽子東大教授は「17年間、8つの政府委員会の委員を務めてきていた」ことが判明した。
これは、大きなミスであるが、それでは済まされない。
このように、政府委員を努めて来てる人を、いきなり学術会議で拒否したのだ。 ズサンな人事管理が暴露された。
菅氏は当然、知らなかったらしいが、それでは済まされないことである。まさに、狂人の菅総理。
『私の言うことは絶対』鬼滅“引用返し”も 11/4(水) 18:40 日テレ
◆菅首相が唯一知っていたと述べた加藤陽子氏についてただしました。
辻元副代表:「総理は(任命拒否した)6人のうち、加藤陽子さんはご存じだったということですが」
辻元副代表:「(加藤氏は)小泉政権から菅政権までの17年間、歴代内閣の政府の委員会や懇談会8つの委員を務めてこられました。政府の委員に任命してたという事実は、総理はご存じでしたか」
菅首相:「内閣でお願いしてるということ、私は承知してませんでした」
辻元副代表:「同じ人物を一方では政府が力を借りて、一方では拒否。任命拒否の根拠は破綻していると思いませんか、総理いかがですか」
菅首相:「個々人の任命の理由については人事にかかわることですから控えたいと思います」
◆辻元副代表は学術会議を行政改革の対象にすることについても批判しました。
辻元副代表:「アベノマスクに260億円使ったんでしょう。学術会議(の予算)10億円の26年分ですよ。戦争を体験した人たちが、学術会議というのは時には政府が道を踏み外しそうになったらブレーキをかける、そういう組織をあえて税金で作っておこうというのが学術会議の意思じゃないですか」
菅首相:「今、行革担当大臣のとこで、そこを精査していると思います」
菅首相は2日の答弁で「鬼滅の刃」の主人公たちのセリフを引用し意気込みを語りましたが、辻元副代表は最大の敵のセリフを引用し…。
辻元副代表:「『全ての決定権は私にあり、私の言うことは絶対である』こうならないように、くれぐれもご注意いただきたいと思います」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitterの反応ーー。
●辻元清美@tsujimotokiyomi
学術会議問題、菅総理は杉田官房副長官から6名拒否の説明受けたと認めた。
一方、加藤陽子教授が17年間政府委員を務めてこられた事実はご存じない。
同じ方を政府組織では力を借り、独立組織の会員は任命拒否では論理破綻じゃないか。
総理はコツコツ研究を積み重ねてきた方々へのリスペクトが足らない。
●立憲民主党 国会情報+災害対策@cdp_kokkai
辻元議員:加藤陽子さんは小泉政権から菅政権までの17年間、政府の委員会等の8つの委員を務めてきた事実をご存知でしたか
菅総理:内閣でお願いしているということは私は承知していませんでした
辻元議員:同じ人物を一方では政府が力を借りて一方では拒否。任命拒否の根拠は破綻していると思いませんか
(埋め込む動画)
●辻元清美@tsujimotokiyomi
菅総理、「人事の刃」の使い方間違えたんじゃないですか。
●ガイチ@gaitifuji
辻元清美、圧倒的である。
今日の質疑内容を先ほど確認したが、次のフレーズ聞いて、思わず声が出たわな。
「アベノマスクの費用、学術会議予算の26年分ですよ。」辻元、強烈w
●上野千鶴子@ueno_wan
辻元さん、頑張ってくれてありがとう!
●井の頭チルテ@springdstudio
辻元さん理詰めでいい
加藤陽子さんは小泉政権から菅政権までの17年間、政府の委員会等の8つの委員を務めてきた事実をご存知でしたか?
ーー以下略ーー
あまりにも、この「学術会議任命拒否」の6人の選考がズサンではないか。 人事管理など全くなっていない
 これは凄まじい事実である。
「不適格として任命拒否した教授に、菅内閣は政府委員をお願いしていた」のだから、絶対にあり得ないことである。
加藤陽子東大教授は「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」などなど著書多数である
 そして、加藤陽子東大教授は、
憲法学者でつくる「立憲デモクラシーの会」の呼びかけ人でもあり、
「憲法と近代史」などが専門で、
「戦争を知らない大人が、どうやって戦争の悲惨さを伝えていくか?」など、
著書も多くあり、そのような活動をしている。
こんな素晴らしい学者を外したのは、憲法違反の「特定国家機密法」など反対してるからであろう。
もはや、狂人でもなければ説明のしようがない状況になっていると言える。
まあ、憲法学者に対して、憲法違反で学術会議法にも違反している任命拒否をしている。
バカとしか言いようがない。杉田官房副長官、加藤官房長官にも責任がある。
まさに、狂人総理の国家である。
 

日経 4日の衆院予算委の主なやりとり 2020/11/4 21:57

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4日の衆院予算委員会論戦のポイントは次の通り。

【日本学術会議】

枝野幸男氏(立民)「推薦通りに任命しなければならないわけではない」との法解釈が政府の一貫した考え方だと主張しているが、証拠は。

加藤勝信官房長官 過去の答弁を踏まえて見解を確認した。

枝野氏 解釈を変えたと受け取らざるを得ない。

本多平直氏(立民)杉田和博官房副長官が学術会議側と調整していた。国会招致を求める。

金田勝年予算委員長 予算委理事会で協議する。

辻元清美氏(立民)除外された6人の名前を知ったのはいつか。

菅義偉首相 内閣府の起案の前に「こういう形で決裁を上げる」という話を聞いた。

辻元氏 6人除外の説明は誰から受けたか。

首相 杉田和博官房副長官だと思う。私の懸念や任命の考え方を加藤勝信官房長官や杉田氏を通じて内閣府に伝え、9月24日に内閣府が99人を任命する旨の決裁を起案し、28日に私が決裁した。

辻元氏 杉田氏が判断して提示したのか。

首相 最終決裁者は私だ。

辻元氏 加藤陽子東大教授が政府の有識者会議の委員を務めてきた事実を知っているか。

首相 知らなかった

志位和夫氏(共産)各種団体から任命拒否は学問や表現、信教の自由の侵害につながるとの声が上がる。

首相 そうしたことに全く関係がないことを丁寧に説明したい。学術会議を既得権益、前例主義から脱却させてより良いものにしたい。

【原発政策】

枝野氏 新しい原発を造る考えか。

首相 現時点では想定していない。

逢坂誠二氏(立民)避難計画が作れない原発は廃止すべきだ。

首相 しっかりとした避難計画がない中で、再稼働が進むことはない。

【敵基地攻撃能力】

岡田克也氏(立民)安倍晋三前首相の談話は、迎撃能力だけでは十分でないとしている。それ以外は攻撃能力しかない。

首相 迎撃能力以外に抑止力を強化する方策を現在検討している段階だ。

【米大統領選】

辻元氏 新しい大統領とどう向き合うか。

首相 日米同盟は日本外交の基本だ。その下で次の大統領としっかり付き合っていきたい。

【農家支援策】

石川香織氏(立民)高収益作物次期作支援交付金の要件が急に厳しくなり、全国の農家が困惑している。2020年度第3次補正予算で手当てし、給付してほしい。

首相 農家が安定的に経営できるようしっかり対応したい。

【マイナンバー制度】

後藤祐一氏(立民)手続きを簡単にしないと普及しない。

平井卓也デジタル改革担当相 今後も不断に見直したい。

【大阪都構想】

浦野靖人氏(維新)住民投票結果の受け止めを。

首相 大阪市民が大変悩んだ結果だった。大都市制度の議論に一石を投じた。

【皇位継承】

玉木雄一郎氏(国民)安定的な皇位継承について、立皇嗣の礼後に本格議論を開始する考えに変わりはないか。

首相 女性皇族の婚姻などで、皇族数の減少は先延ばしできない重要な課題。まずは立皇嗣の礼がつつがなく行われるよう全力を尽くす。〔共同〕

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日本学術会議任命問題で浮き彫りになったのは人事案件については説明する必要ナシ!個人の尊厳など知ったことではない!人類普遍普遍の原理否定!全ての国民が対象者!

2020-11-04 | 菅語録

またまたとんでもないことが判明!

任命を拒否した学者について

知識全くナシ!

これこそ政権・政府による

人格権・個人の尊厳否定そのもの!

1983年「形式的にすぎない」(中曽根康弘首相)

2018年「推薦通りに任命する義務はない」(安倍晋三首相)

=内部文書=秘密文書=非合法的文書!!!

安倍・菅政権の憲法否定路線浮き彫りに!

共同通信 政府、「法解釈一貫」根拠示せず 学術会議の会員任命で 2020/11/4 12:56 (JST)

https://this.kiji.is/696549507780428897?c=39546741839462401

 政府は4日の衆院予算委員会で、日本学術会議の会員任命を巡り、法解釈が以前から一貫しているとする主張を裏付ける記録や根拠を出すよう求められたが、示せなかった。立憲民主党の枝野幸男代表は「学術会議の推薦通りに任命しなければならないわけではない」との政府見解について「解釈を変えたと受け取らざるを得ない」と批判した。任命権を巡っては、1983年に当時の中曽根康弘首相が「形式的にすぎない」と答弁。政府は、学術会議の推薦通りに任命する義務はないとする内部文書を2018年に作成し、1983年からの「一貫した考え方」だと説明している。(引用ここまで)

原発の新増設については、現時点では想定していない

2050年においても選択肢として活用できるよう、

『新型革新炉』を含めた技術開発等、

不断の安全性向上に向けた取り組みは進めていく!

問題のキーワードは

「現時点」「2050年においても」

結局

ゲンパツは廃炉にはしない!使う!と宣言したな!

矛盾だらけのデタラメ・スリカエ・ゴマカシ・嘘八百浮き彫り!

推薦した人を、必ず任命しなければならないということではない」

全く白紙で、自由にやれるということではない」

丁寧な説明ができないということは

勝手にやっているということだ!

内閣法制局の了解」とはどんな中身か、

どのように解釈を変更したか!

全く丁寧に説明していない!

その時点で任命権者として適切に判断した

日本学術会議法に基づき、「会議の目的」「職務などを踏まえて、適切に任命を行う」

任命も拒否も

「適切に」=「自由勝手に」に

任命権者として適切に判断できる!

これまでのに任命の在り方を根本的に踏みにじった!

もはや独裁政治をめざす

とんでもない政権だ!

安倍・菅政権は

一刻も早く打倒して

憲法を活かす新しい政権を構築しなければならない!

NHK  首相 “温室効果ガス排出ゼロ”原発の新設や増設は想定せず 2020年11月4日 12時49分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201104/k10012694551000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_010

国会では衆議院予算委員会で質疑が行われ、菅総理大臣は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指すうえで、原子力発電所の新設や増設は、現時点で想定していないという考えを示しました。

立憲民主党の枝野代表は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指す政府の方針について、「東京電力福島第一原発の事故があって、今もなおふるさとに帰れない人たちがたくさんいる。一日も早く、原発依存から脱却しなければならず、新しい原子力発電所を作るのは考えられない」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は「党内にもいろいろな意見があったが、『日本として、2050年までにカーボンニュートラルにすべきだ。やり遂げる』という思いの中で、宣言した。原発の新増設については、現時点では想定していない。これが政府としての明確な考えだ」と述べました。

これに関連して、梶山経済産業大臣は「原子力が、2050年においても選択肢として活用できるよう、『新型革新炉』を含めた技術開発等、不断の安全性向上に向けた取り組みは進めていく」と述べました。

日本学術会議 任命見送りについて

また、枝野氏は「日本学術会議」が推薦した会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、「憲法第15条1項に基づいて、『公務員の選定は国民固有の権利』と規定していることを、総理大臣に実質的な判断権のあることの根拠としているが、『総理大臣の権限』とか、『国会の権限』とかは、何にも書いていない」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は「憲法15条1項との関係で、『推薦した人を、必ず任命しなければならないということではない』という点は内閣法制局の了解を得た政府の考え方だ。それに基づいて、その時点で任命権者として適切に判断した」と述べました。

また、加藤官房長官は「総理大臣が、全く白紙で、自由にやれるということではないことは法文上明らかだ。一方で、必ずしも推薦どおりに任命しなければならないわけではなく、日本学術会議法に基づき、会議の目的および職務などを踏まえて、適切に任命を行うことは当然のことだ」と述べました。

ミサイル阻止新方針について

また、菅総理大臣は、ミサイル阻止に関する新たな方針に関して、ことし9月に発表した当時の安倍総理大臣の談話について、「迎撃能力以外に、抑止力を強化する方策を検討している。談話は、閣議決定を経ていない。原則として、効力が後の内閣に及ぶものではないと考えているが、私の内閣においても、談話を踏まえて議論は進め、あるべき方策は考えていく」と述べました。(引用ここまで)

拒否をした6人については

ほとんど知らない!

がしかし、副官房長官の

杉田氏が起案して

私が決めた!

その責任は重い!

時事通信 6人除外「杉田氏から報告」 菅首相、学術会議問題で―衆院予算委 2020年11月04日19時11分

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110400923&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

 菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、日本学術会議の会員任命で6人を除外したことに関し、決裁前に杉田和博官房副長官から報告を受けていたことを明らかにした。内閣人事局長を兼ねる杉田氏の関与がより浮き彫りになった。立憲民主党の辻元清美副代表への答弁。

【点描・永田町】「前例」の可否めぐる“ご都合主義”

 首相は、学術会議から8月31日に105人分の推薦名簿が提出された際、内閣府に「懸念」を伝達したと説明。これを踏まえ、内閣府は9月24日に99人分の決裁案を起案、首相は同28日に決裁したという。6人除外の報告については「24日の前に聞いた。杉田副長官だと思う」と述べた。

 首相は105人の名簿について「内容の報告は受けた」ものの、「(名簿そのものは)見ていない」との主張を譲らず、除外を決めたのは誰かと問われても「最終決裁者は私だ」と強調した。

 辻元氏は、除外された東京大の加藤陽子教授が政府の「国立公文書館の機能・施設の在り方等に関する調査検討会議」の委員を務めていると指摘したが、首相は「承知していない」と答えた。「任命権者として失格だ」と指摘されると、首相は「それは私ではなく、皆さんが考えることだ」と反発した。(引用ここまで)

 丁寧に説明していないだろう!

学術会議の「あり方」にスリカエるな!

コロナ禍にあって

「一石を投じたものだった」といえるか!

ヤッパリ~!

コロナ感染問題より大阪市廃止を優先させたな!

ふざけるな!

自分がやるべきことを説明して、2回まで聞くが、

3回目は自分の判断をさせてもらう」

だったら、

学術会議の任命問題はどうなんだ!

任命拒否の撤回に追い込む」のではなく

退場だろう!

NHK  国会 衆院予算委 日本学術会議や皇位継承の確保などめぐり論戦 2020年11月4日 19時46分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201104/k10012695491000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_002

国会では、午後も、衆議院予算委員会で質疑が行われ、「日本学術会議」が推薦した会員候補6人が任命されなかったことや、安定的な皇位継承の確保などをめぐって論戦が交わされました。

共産党の志位委員長は、「日本学術会議」が推薦した会員候補6人が任命されなかったことについて「今回の任命拒否を、多くの方々は、学問の自由の侵害のみならず、表現の自由、言論の自由の侵害にもつながり、重大問題だと声をあげている。この声を、どう受け止めるか」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は「今回、任命しなかったことについて、表現の自由や学問の自由に全く関係がないことを、丁寧に説明させてもらいたい国民に理解され納得される『学術会議』にしたいし、閉鎖的、既得権益、前例主義から脱却させ、よりよいものにしていきたい」と述べました。

日本維新の会の浦野国会議員団政務調査会長は、いわゆる「大阪都構想」が住民投票で否決されたことについて、「『政治生命をかけてでも、実現しなければいけないものだ』と思って、今までやってきた。否決の結果について、受け止めを聞きたい」と質問しました。

これに対し、菅総理大臣は、「住民投票は、賛成・反対がきっ抗したものだったが、結果的には、反対が過半数を占めることになった。大阪市民の皆さんが、大変、悩まれた結果だったと思う。地域の判断であり、政府としてコメントすることは差し控えるが、これまでの大阪における取り組みは、大都市制度の議論に、一石を投じたものだった。地方を元気にするために、さまざまな議論があり、そうしたことを後押ししていきたい」と述べました。

国民民主党の玉木代表は、安定的な皇位継承の確保をめぐり「皇位の安定継承や、女性宮家の問題も含めて、議論を本格的に早くスタートさせるべきだ。『立皇嗣の礼』(りっこうしのれい)のあとに、本格的な議論を開始する考えに変わりはないか」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は「安定的な皇位の継承を維持することは、国家の基本に関わる極めて重要な問題だ。男系継承が古来、例外なく維持されてきたことの重みを踏まえ、慎重かつ丁寧に行う必要がある。国民のコンセンサスを得るためには、十分な分析、検討、慎重な手続きが必要だ。まずは、『立皇嗣の礼』がつつがなく行われるように全力を尽くし、そのうえで、『速やかに』という衆参両院の委員会の付帯決議に沿う形で対応していく」と述べました。

また、「日本学術会議」が推薦した会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、菅総理大臣は、「8月31日に学術会議から総理大臣宛てに105名の推薦名簿が提出され9月24日に内閣府が、99名を任命する旨の決裁を起案して、28日に決裁を行った」と説明しました。

そして、6人が決裁文書に入っていなかったことについては、24日よりも前に杉田官房副長官から、最終的に、報告を受けたことを明らかにしました。

また、菅総理大臣は、中央省庁の官僚との関係について、「私ほど、官僚からいさめられる人間はいないのではないか。『私に逆らったから外す』ということはなくて、自分がやるべきことを説明して、2回まで聞くが、3回目は自分の判断をさせてもらう」と述べました。

共産 志位委員長「任命立論の根幹部分が総崩れ」

共産党の志位委員長は、記者会見で、「今回の任命拒否が、日本学術会議法違反であり、学問の自由を定めた憲法23条にも違反することが明らかになった。政府による任命の立論の根幹部分が総崩れになったのが、きょうの質疑だ。国民世論を大きく広げて、任命拒否の撤回に追い込むまで頑張っていく」と述べました。

国民 玉木代表「具体的な答え引き出せた」

国民民主党の玉木代表は、記者団に対し、「菅総理大臣は、慎重な答弁だったが、前向きな答弁も、2つ、3ついただいた。かなり提案型で質問し、かなり具体的な答えを引き出せた46分間だった。困っている人を1人でも多く助けることができる政策を提案し、実現を図っていきたい」と述べました。(引用ここまで)

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菅義秀の本質またまた浮き彫りに!沖縄を分断し混迷させたご褒美に仲井真弘多元沖縄県知事に今回最高位の旭日大綬章だってサ!大丈夫かニッポンQ!

2020-11-03 | 菅語録

菅語録の徹底検証を呼びかける!

日本のために!

名護市長選で

「選挙は結果が全て」!

県知事選挙で

「地方選挙の結果にはコメントしない」!

菅義偉自民党総裁・内閣総理の言動は

不道徳に尽きる!

沖縄への「執念」のウラには

何があるからか!?

日米同盟のためか?

利権のためか?

「沖縄振興政策」のホントの頭は

辺野古基地建設に係る・・・・・!?

 

東京 旭日大綬章に仲井真元沖縄知事ら 秋の叙勲、舘ひろしさんも受章   2020年11月3日 05時38分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/66008?rct=politics

 政府は3日付で2020年秋の叙勲受章者を発表した。今回最高位の旭日大綬章には仲井真弘多元沖縄県知事(81)ら6人が選ばれた。俳優の舘ひろし(本名・舘広)さん(70)、作家の北方謙三さん(73)らには旭日小綬章が贈られる。
 受章者は旭日章1023人、瑞宝章3077人で計4100人。このうち女性は03年の制度改正以降で過去最多となった20年春の叙勲と並ぶ412人。全体の10%を占め、割合では過去最高となった。民間人は1920人で46・8%だった。
 
東京 「県民同士が争う様子を笑って見ている」 翁長前知事、分断狙う政府に苦悩  2020年10月23日 05時50分

<ふたつの戦後~菅首相と翁長前知事~(下)>

 沖縄県名護市辺野古へのこの米軍新基地建設を巡り、国と県の集中協議が決裂した直後の2015年11月。政府は、辺野古の建設予定地に隣接する行政区(通称・久辺三区)に、年間で最大計3900万円の補助金を交付する新たな制度を創設した。地元の県や市を飛び越え、町内会のような組織に国費を直接投入するのは異例だ。

◆県、市飛び越えて国費を直接投入

 主導したのは菅義偉官房長官。住民が安眠を妨げられるなど新基地反対運動の影響を受けていると説明し「配慮するのは当然だ」と主張したが、明らかに懐柔策だった。翁長雄志おながたけし知事は「基地を絶対につくらせない(とする)県民と、地元で大変悩んでいる人たちを分断するような発言だ」と反発。翁長氏に同調する反対派の稲嶺進名護市長も「国民的な常識から考えて、あり得ない」と批判した。
 「できることは全て行う。見える形で実現する」。振興策を含む沖縄政策について菅氏はこう語り、新基地建設に向けても、あらゆる手を駆使し始めた。18年2月に行われた名護市長選が象徴的だ。
 稲嶺氏に対抗し、自民、公明両党が推す新人を後押しした。一市長選としては異例の組織選挙を展開し、新人を当選させることに成功。菅氏は「相手候補は必死に(辺野古)埋め立て阻止を訴えた。選挙は結果が全て」と勝利宣言した。

◆「アメ」ちらつかせ「外堀」埋める

 米軍施設関連の対応は、北部訓練場(国頭村、東村)の一部や西普天間住宅地区(宜野湾市)の返還という実績を強調。跡地利用の一例として、ディズニー関連施設の誘致構想に言及するなど「アメ」をちらつかせた。
 菅氏は安倍政権の屋台骨を支える責任者として、政策実現へ情報収集と水面下の調整を徹底した。硬軟を使い分けて「外堀」を埋める一方、「本丸」の新基地建設に向けては、知事権限で辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した翁長氏に対抗。防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき「私人」として不服を申し立て、同じ政府内の国土交通相が取り消しの効力を停止する手段を使った。行政法の専門家らが「法治国家にもとる」と批判の声明を出した方法だ。
 政府の攻勢に、翁長氏は「県民同士が争う様子を上から笑って見ている人がいる」と漏らすようになり、怒りとともに苦悩の色をにじませた。病を抱えていた翁長氏の体調は悪化し、18年8月に現職のまま急逝。9月に行われた知事選では、翁長氏の後継として立候補した玉城デニー氏が大勝した。

◆菅氏の姿勢問い続ける翁長氏の言葉

 知事選で前宜野湾市長を推した菅氏は自ら沖縄入り。公約に知事権限とは無関係の「携帯電話料金の4割削減」を入れ、街頭で訴えた。正面から新基地問題を語らない戦術を貫いたが、結果は敗北。菅氏は名護市長選から一転し「地方選挙の結果にはコメントしない」と沈黙した。
 今年で戦後75年。安倍晋三首相は退陣して菅内閣が発足したが、新基地の建設工事は「粛々と」進む。翁長氏は志半ばで旅立ったが、残した数々の言葉は今も菅氏の姿勢を問い続けている。(この企画は村上一樹が担当しました)=肩書などは当時
 
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学術会議問題で論戦が始まった衆議院予算委員会だが!菅義偉自民党総裁・内閣総理大臣の答弁はフェイクではないのか!学術会議・任命拒否6人と公開討論を!

2020-11-02 | 菅語録

改めて答弁能力欠陥を示した菅義偉自民党総裁・内閣総理大臣!

抽象的な言葉しか吐けないみじめさ浮き彫り!

NHK  衆院予算委「日本学術会議」や経済立て直しなどで論戦 2020年11月2日 20時03分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201102/k10012692971000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_023

国会では、2日から衆議院予算委員会で質疑が始まり、「日本学術会議」をめぐる政府の対応や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済の立て直しなどについて論戦が交わされました。

自民党の大塚拓氏は、日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、「選考プロセスは、一点の曇りもないシステムに見直さないと、『特定の既得権集団がポストをたらいまわししている』という批判からは免れない。どのような思いで今回の決断をしたのか」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は、「官房長官当時から選考方法について懸念を持ってきた。総合的・ふかん的な活動が求められる中で、学術会議の会員およそ200人、連携会員およそ2000人の先生方とつながりを持たなければ会員になれないような仕組みになっていることも事実だ。ある意味では閉鎖的で、既得権益のようになっているのではないか。推薦された方々をそのまま任命するという前例を踏襲をするのは、今回はやめるべきだと私は判断した」と述べました。

また、学術会議を所管する井上科学技術担当大臣は、会員の選考過程について、「学術会議の梶田会長からも論点として選考プロセスの透明性の向上などについて提案もあった。検証して問題があるということであれば、見直すことも考えていきたい」と述べました。

公明党の竹内政務調査会長は、日本も参加している、新型コロナウイルスのワクチンを各国で共同購入し、発展途上国などにも供給する国際的な枠組みについて、「米国は不参加を表明している。裕福な国々がワクチンを独り占めする弊害を防ぐとともに、低所得の人々が取り残されてしまう悲劇はあってはならない」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は、「人間の安全保障が脅かされており、国際連携の強化が必要だ。保健分野など、途上国を支援するとともに多国間主義を推進していく。国際的な枠組みは、これまでも重要性を提起し、米国を含む各国に働きかけており、今後もそうした取り組みをしっかり続けていく。国内的には、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大を絶対防いで、国民の命と健康を守り抜く」と述べました。

また、竹内氏は、北朝鮮による拉致問題について「2002年に5人の拉致被害者が帰国して以来、今もって拉致被害者全員の帰国が実現していないことは、痛恨の極みだ。あらゆるチャンスを逃すことなく、拉致問題解決に全力を尽くしてもらいたい」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は「拉致問題は、私の内閣においても最重要課題だ。拉致被害者のご家族が高齢となるなか、拉致問題の解決には、一刻の猶予もない。総理大臣就任後に、アメリカのトランプ大統領との電話をはじめ、各国首脳との会談でも必ず拉致問題について協力を要請してきた。私自身もキム・ジョンウン(金正恩)委員長と無条件で会って解決したい。小さい機会でも逃すことなく行っていく」と述べました。

立憲民主党の江田代表代行は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済の立て直しについて、「消費もどんどん減退して、去年10月の消費増税と、経済の基礎体力を失っているところに、ことしに入って新型コロナが襲った。『GoToキャンペーン』もいいが、もっと抜本的な消費喚起策をやらないのか」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は、「持ち直しの動きが見られるものの、依然厳しい経済情勢なので、引き続き感染対策をしっかり講じたうえで『GoToキャンペーン』など各事業を適切に運用し、経済の回復につなげていきたいし、今後ともちゅうちょなく必要な対策はとっていく。一方、消費税については、社会保障の財源になっているので、税率を引き下げることは考えていない」と述べました。

立憲民主党の今井雅人氏は、日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかったことについて、「会員が所属している大学に偏りがあるというのは私もそう思う。7つの『旧帝国大学』の人たちを外したのなら理解できるが、そうではない。どうしてなのか」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は「政府の機関に所属する公務員の任命であり、通常の公務員の任命と同様に、その理由については人事に関することであり、答えを差し控えたい。正直悩んだが、前例踏襲をやめた結果として、例えば、民間人や若手も増やすことができるようにしたほうがよいのではないかと思った」と述べました。

一方、加藤官房長官は、おととし政府内で「推薦通りに任命すべき義務があるとまでは言えない」などとする文書をまとめたことについて、「日本学術会議の会長は、会議を代表する立場なので、事務局から口頭で説明をさせていただいた。『文書そのものを見せるまでの必要はないんだろう』という判断があったと聞いている」と述べました。

加藤官房長官「同質的な集団が再生産の傾向」

加藤官房長官は午後の記者会見で日本学術会議をめぐり、菅総理大臣が衆議院予算委員会で「ある意味では閉鎖的で、既得権益のようになっているのではないか」などと答弁したことについて、「会員や連携会員とのつながりのある限られた方々の中から会員が選ばれれば、同質的な集団が再生産される傾向が否めないのではないかということや、大学以外の研究機関などで活躍する科学者や新しく開発されつつある分野の科学者、若手の科学者などが選ばれにくいという指摘などを踏まえ、閉鎖的で既得権益のようになっていると言われている状態を指したのではないか」と述べました。

共産 小池書記局長「国民を愚弄する態度」

共産党の小池書記局長は記者会見で「日本学術会議に関する質疑で、菅総理大臣は、肝心なことはすべて『人事の話で答えられない』と、人事を盾に答弁拒否の連続だった。答弁を門前払いする姿勢は、国会と国民を愚弄する態度だと言われてもしかたがなく、きっぱりと改めていただきたい」と述べました。(引用ここまで)

東京 首相、任命拒否5人の名前・業績「承知せず」 野党「支離滅裂」と批判 学術会議問題 2020年11月2日 19時50分

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/65965

菅義偉首相は2日の衆院予算委員会で、日本学術会議の会員推薦過程について「閉鎖的で既得権になっている」と指摘した。6人を任命拒否した理由は説明しない一方、「結果として民間人や若い人が増えるようにした方が良いと考え、判断をした」と述べ、会員構成の偏りの是正が目的だったと明言。野党は「支離滅裂だ」と批判した。

 新会員の選定では、定数210人の会員と約2000人の連携会員がそれぞれ2人まで推薦し、選考委員会などを経て候補者名簿を作成する。首相はこの過程について「会員や連携会員とつながりを持たなければ会員になれない仕組み」と指摘し、官房長官時代から問題意識を持っていたと明らかにした。

 学術会議が提出した105人の名簿については「見ていないのは事実だ」と改めて認めた。除外した6人のうち、加藤陽子東京大教授を除く5人の名前や業績は「承知していなかった」と語った。6人とも安全保障関連法や特定秘密保護法などに反対していたことについては「政府の法案に反対したから(任命拒否した)ということはあり得ない」と関連性を否定した。判断の際、「悩みに悩んだ」とも語った。

 学術会議のあり方を検討する自民党プロジェクトチーム事務局長の大塚拓氏は、会員人事が硬直化しているとして組織の見直しを要求。井上信治科学技術担当相は「既得権益化しているようなことがあれば問題で、検証、見直しをしたい」と応じた。立憲民主党の今井雅人氏は「組織の話をするのは論点のすり替えだ」と反発した。

 日本学術会議法上、首相に推薦通りの任命義務はないと確認した内閣府の内部文書について、加藤勝信官房長官は2018年の作成当時、山極寿一会長には内容を口頭で説明しただけだったと答弁した。(井上峻輔)

 

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