会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

彼岸

2019-03-18 18:52:57 | Weblog
2019年3月18日(月)晴 11.7℃~-1.2℃
「春のお彼岸」

 朝から晴れて青空がとってもきれいだった。外に出て雪が消えた軒下の整理をし、剪定した枝や雪囲いの汚れた資材を少し始末した。
雪囲いの中をのぞくとクリスマスローズがたくさん咲いていた。鉢を取り出して玄関先に置いた。

春分と秋分は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜がほぼ同じになる。その日を挟んだ前後三日の計七日間を「彼岸」という。
 彼岸に仏様の供養をすることで、極楽業土へ行けるとされている。
 彼岸は仏教で、人間の生きる「此岸(しがん)」が、欲や煩悩にまみれた世界なのに、欲や煩悩から解放された世界を示している。このことと、春分とはどういう関係にあるのだろうか。
 祝日法によると、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされる。これは、日本に古くからある「森羅万象」という考え方を示しているように感じる。
 日本では樹木、山、海、葉の一枚、コメ一粒まで、全てのものに神性、仏性が宿るとされる。その感性が春の種まきや秋の収穫と結びつき、自然をたたえ、先祖に感謝する心へつながっているのではないだろうか。
 春の彼岸には「ぼた餅」を食べる。これは春に咲くボタンにちなんだ名で、「おはぎ」は秋に咲くハギの花にちなんでいる。持ち米は五穀豊穣、小豆は魔除けに通じている。
 外仕事を終えて、ぼた餅を食べ抹茶を飲んで午後のひと時をくつろいで過ごした。