2021年3月25日(木)曇17.3℃ 3.0℃
『早春の香り』
昨日は春うららの快晴だった。家の中にじっとしていられなかった。庭の枯枝、落ち葉など拾ったり、パンジーなどの鉢をブロック塀に掛けなおしをしたりして気持ちよく過ごした。今日は寒い一日となった。
「春は名のみの風の寒さよ」
(早春賦)暦の上では彼岸を過ぎたといえまだ寒い日もある。それでも関東では、街を歩いていて、どこからともなく甘い香りがしてくるのがちょうど今頃だ。ジンチョウゲの香は,遠くからでも匂ってきて春が来たことを知らせてくれる。会津はもう少し後になる。
人間は情報の87%を視覚で得て、匂による情報はわずか2%に過ぎないという。ただ、臭覚は他の知覚とは違って、大脳辺縁系という喜怒哀楽などの感情や食欲などの本能行動をつかさどる脳にダイレクトに繋がっているそうだ。それで匂いによって過去の記憶や感情が呼び覚まされ、強い郷愁を感じることなどがあるわけだ。
この効果をうまく利用しているのがアロマテラピーで、香りによってリラックスや集中力、眠気をなどを引き出す療法だ、ジンチョウゲのアロマはないようだが、香りで一足先に味わうのなら、ベルガモット、ゼラニュウム、ローマンカモミールなどがいい。華やかでフローラルな香りが気分を引き立たせてくれる。