車道の真中で堂々のキス
「ユーゴと言えば チトー チトーと言えばユーゴ」といわれ
チトー大統領は 第二次世界大戦から1980年 87歳その死まで
最もユーゴスラビアに影響を与えた政治家であり
また 大統領 ユーゴスラビア共産主義者同盟の指導者であり
国民の英雄として 統合の象徴として愛された。
本名は ヨシップ・ブロズ
「チトー(Tito)」という名前は 「お前(Ti)があれ(to)をしろ」
という文章から取られたもので 冗談のネタにもなっている。
そのチトー大統領の墓が
ベオグラード市南部、旧市街を見下ろす高台にあり
「花の家」と呼ばれ 生前彼が愛した温室の中にある。
チトーが目指した ユーゴスラビアの
“民族の融和”“自主管理社会主義”などの理想は
今は過去のもとなり 死後、彼に対する評価は下がり
人によっては
旧ユーゴを分立させる原因を作ったのも彼だといわれ
国内外において その評価は異なっている。
時代は過ぎ 写真のような風景も見られるように
一般市民からも その存在は 消えつつあるようだ!。
ツアー一行は 「花の家」のゲートまで行くが とっくに陽がくれ
時間外で見学はできず 逆に 衛兵か警察官かに
ここを去れといわれてしまった。