階段を下りて 地下101mの場所にある
「聖キンガ礼拝堂」へ
手前でここから先は、
坑内でもっとも美しい場所といわれることから
写真撮影が有料となり10ズロチを払って
許可のシールを渡される。
階段下に 奥行き54m 幅18m
高さ12mもある 堂々たる空間が広がる。
天井から下がるシャンデリアがまぶしい。
ロバに乗ってエジプトに逃避する聖母子とヨセフの像。
聖キンガ礼拝堂には祭壇と祈りの空間があり
それだけでなく、壁面には「最後の晩餐」や
「エジプトに避難する聖家族」
「ヘロデ王の幼児虐殺」のレリーフや
イエスや聖母マリア像
「イエスの誕生」といった彫刻をはじめ、
「新約聖書」の様々な物語が
岩塩によって表現されている。
坑夫たちが作業の合間に
あるいは作業の安全を祈って
こつこつと仕上げたが 1896年から彫り始め
完成までに30年以上を要したそうだ。
シャンデリアをはじめ これら全部
芸術家が彫ったのではなく
名もなき坑夫たちが精魂込めて
芸術作品までに仕上げており
それにしても これが岩塩からできているとは・・・。
これらの作品を彫り上げた 坑夫のプレート
一つ まだ刻まれていないのは 存命中とか?