あかない日記

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小説家 山本周五郎

2021-02-14 | 人物忌


(2004/01/17 日本経済新聞)


2月14日は 
小説家 山本周五郎が
亡くなった周五郎忌。

山本周五郎は

1903年6月
 山梨県北都留郡に生まれる。
 本名・清水三十六

 横浜市の西前小学校卒業後
 東京木挽町の質店
 山本周五郎商店に徒弟として住み込む。

1926(S元)年
 文藝春秋に「須磨寺附近」を
 発表し文壇デビュー。

1932(S7)年 
 雑誌「キング」(講談社)に
 初の大人向け小説となる
 「だだら団兵衛」を発表

 以降も同誌にたびたび寄稿し
 時代小説の分野で認められる。

1942(S17)年
 雑誌・婦人倶楽部に
 「日本婦道記」の連載を開始

1943(S18)年
 「日本婦道記」で直木賞に
 推されるが これを辞退

 以降すべての賞を辞退した。

その後 死の直前まで途切れなく
傑作を発表し続けた。

「柳橋物語」(1946)
「寝ぼけ署長」(48)
「栄花物語」(53)
「樅ノ木は残った」(54-58)
「赤ひげ診療譚」(58)
「五瓣の椿」(59)
「青べか物語」(60)
「季節のない街」(62)
「さぶ」(63)
「虚空遍歴」(63)
「ながい坂」(66)

1967(S42)年2月14日
 肝炎と心臓衰弱のため逝去。 

 享年64

*「青べか物語」の舞台となった
 千葉県浦安に 
山本は 
 1928(S3)年から1年間住んでいた。

 また「べか舟」は木造の一人乗り平底舟で
 青は青色で塗られていたから。

*山本の言葉に
「人間の真価は
 何を為したかではなく
 何を為そうとしたかである」がある。

 


 (朝日新聞 1995/08/03)

同名で1962(S37)年 映画化されている。
監督 川島雄三 
出演 森繁久弥 乙羽信子 池内淳子


 

 

 

 

 



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