子どもたちが通っていた保育園の卒園式では、卒園証書を受け取ると、くるりと客席へ向き直って、「おおきくなったら、~になりたいです」というのが恒例。
←あなたの「メシの種」は何ですか??
ま、それで、「メタルグレイモンになりたいです」なんていうパープリンな子(注: またろう)のことは置いといて、とりあえず「人間がなれる」ものを言った子のを合わせると、出てくる職業は非常に限られている。
サッカー選手、ケーキやさん、電車の運転手、保育園の先生、バレリーナ…
要するに、子どもの目で見て認識できる職業は少ないということだ。
さらに大きくなって、例えば高校生くらい、大学の学部を選ぶようなころになったら、さすがにもう少し幅広い選択肢が見えていると思うのだけど、例えば、
弁護士になりたいから法学部
医者になりたいから医学部
薬剤師になりたいから薬学部
ピアニストになりたいから音大のピアノ科
美容師になりたいから専門学校
…くらいはいいとして、依然として、かなりの職業が見えてこない。つまり、会社や役所など大きな組織の中に、深く囲われた職種のほとんどは謎というか意識に上らないままなのだ。
何をいいたいかというと、大学の中での学びが、真剣な、そして役に立つものになるために、ふつうに考えれば、本人がしっかりした目標を持って、それを目指して努力するようになればよさそうなもんだけれども、それは実際には難しいだろうなということ。
私の場合も、言うまでもなく、決して「翻訳品質管理プロセスを構築する人になりたい」と思って大学で学んでいたなんてことはない。思いつきもしない。仮に思いついたところで(←ありえないけど)、それにどんなスキルセットが必要なのかわからないし、仮にそれがわかったところで(←これまたありえないけど)、それが大学のどこにいけば学べるのかわからないだろう。というより、私の場合は、「専業主婦になりたい」だったんだからお話にならないんだけどね…
それに、早くからそんなニッチでピンポイントな職種を思い浮かべたところで、10年後にその職種のニーズがどうなってるかわからないし、あまり意味がないと思う。
でも、開き直ってあえていえば、職業イメージが持てないからといって、学部選びに意味がないわけではないし、大学での学びが無効になるわけではない。専業主婦になろうというピンボケな意識を持っていたって、大学で実りある学びをすることが不可能なわけじゃないのだ。
それぞれの大人が、「振り返ってみれば、あれがメシの種だった」というものを持っていると思う。折に触れ、そんな話を100個くらい聞けたら、何か受け取るものがあるんじゃないかな。
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さらに大きくなって、例えば高校生くらい、大学の学部を選ぶようなころになったら、さすがにもう少し幅広い選択肢が見えていると思うのだけど、例えば、
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…くらいはいいとして、依然として、かなりの職業が見えてこない。つまり、会社や役所など大きな組織の中に、深く囲われた職種のほとんどは謎というか意識に上らないままなのだ。
何をいいたいかというと、大学の中での学びが、真剣な、そして役に立つものになるために、ふつうに考えれば、本人がしっかりした目標を持って、それを目指して努力するようになればよさそうなもんだけれども、それは実際には難しいだろうなということ。
私の場合も、言うまでもなく、決して「翻訳品質管理プロセスを構築する人になりたい」と思って大学で学んでいたなんてことはない。思いつきもしない。仮に思いついたところで(←ありえないけど)、それにどんなスキルセットが必要なのかわからないし、仮にそれがわかったところで(←これまたありえないけど)、それが大学のどこにいけば学べるのかわからないだろう。というより、私の場合は、「専業主婦になりたい」だったんだからお話にならないんだけどね…
それに、早くからそんなニッチでピンポイントな職種を思い浮かべたところで、10年後にその職種のニーズがどうなってるかわからないし、あまり意味がないと思う。
でも、開き直ってあえていえば、職業イメージが持てないからといって、学部選びに意味がないわけではないし、大学での学びが無効になるわけではない。専業主婦になろうというピンボケな意識を持っていたって、大学で実りある学びをすることが不可能なわけじゃないのだ。
それぞれの大人が、「振り返ってみれば、あれがメシの種だった」というものを持っていると思う。折に触れ、そんな話を100個くらい聞けたら、何か受け取るものがあるんじゃないかな。
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