アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

つっかえるにはわけがある

2011年05月17日 | ピアノ
ますますせっぱつまってくると、これはもぅ自分がうまくなろうなんて悠長なことはもちろん、練習してどうにかしようなんてことも言わず、ひたすら「改作」に励んでおります。

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とりあえず1ページ目はいいんです。最初に練習を始めたということもあるし、それだけじゃなくてなんか…たぶん、音が混んでないし飛んでない。比較的ね。つまり、曲が盛り上がって行くに従って、音数が増えるなりジャンプするなり、似た進行であっても変化が加えられている。作曲家さんの、それは当然の工夫なわけです。

私が1ページ目に公式に加えた改作はというと1個所のみです。公式というのはどういうことかというと、楽譜にしっかり削除の×印をつけたということですね(非公式というのは、弾いてる途中にアレレと抜けてしまうっていうことです、もちろん)。ほんの一音なんですけど、そこさえ抜かせば、せわしないところで親指を伸ばす必要がなくなり、危険が減ります。

どうしようもないゾーンは2ページ目の最後らへんに固まって出てきます。ここはほんとにかっこいいところで、
ポイント1: バイオリンと、ピアノの右手は掛け合いになっている
ポイント2: 左手と、右手の一部でダイナミックに和音を奏でる
となっています。

こんなになってるところが、弾けないのは当たり前です。ここは、ぜったいはずせない、ポイント1に専念しましょう。

右手の一部の和音のところは左手に回し、左手は同じコードで動きの少ないシンプルなものに変更です。

この最難関ゾーンを抜けたすぐ、ページ末尾は弾けないこともないのですが、右手がかなり複雑なので危険ゾーンです。試行錯誤を繰り返した結果、左手をシンプルにすれば右手はこのままで行けるという結論に達して、左手をコンパクトに変更します。

3ページ目に入ってすぐ、さっき改作したところに似た音形が出てきます。ここは一瞬なので弾けないこともないですが、二度目が違うのは事故のもとです。ばっさりと同じ改作をほどこします。

3ページ目の真ん中へんは、やや危険ゾーンが続きます…細かくは削除していますが、あとはオンデマンドに、弾けない音を飛ばすくらいでなんとかなりそうです。特に上のラインは死守するつもりでいきましょう。

3ページ目の最後、曲のラストはやっぱり最難関ゾーンです。「最」が二つありますがまぁ気にしないでください。甲乙つけがたいんです。特に最後の段はもうお手上げです。あっさりと同様の進行の2ページ目から三小節分、コピーして切り貼りして決着をつけます。音楽的には「ない」線でしょうが、ここは転ばないでゴールするほうが重要です。

そのちょい前は右手が忙しいのですが、これも右手はあまり削りたくないので、左手をシンプルにします。

さてこれで、全部弾けるようになったはずですが、通すとうまくいきません…なぜでしょう…

これまたずいぶん試行錯誤を重ねてようやくわかったのですが、私は暗譜ということができない分、リアルタイムで音符を見て弾くことは得意です。それで、楽譜から目を離さないもんですから、元の音が、いくら鉛筆でバツとかつけてあっても脳の一部までは届いてしまい、混乱をきたすようです。

コピーをとって、修正テープとボールペンを使って本格的に楽譜修正することしばし…

ようやく、うまくいきました(^-^) 目処が立った!!

--- つっかえるわけのまとめ:
・右手と左手が両方たいへん
・さっきと似てて違う
・違う音符が見えている
--- 対策
・少なくとも片方を簡単にする
・さっきと同じにしてしまえ!!
・跡形なく消して書き直しておこう

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コメント (6)
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