アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

メシの種育て: 大学二年まで

2011年05月19日 | 中学生活
将来どういう仕事をするかなんてことはまったく考えないまま楽しい楽しい大学生活が始まり、二年までは特に、遊び放題♪

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いやいや、一般教養を深めるための期間なのかな?? でも実際は、モラトリアムというか休憩みたいに解釈されてたような気がする。高校生活の延長、というより、突然!! 共学になった高校生活。受験なし。これが楽しくないわけがない。

思い出はたくさんあり、とりわけこの二年間は私の音楽的な基礎を作るにあたって重要だった。アンサンブルの楽しみ方と、合わせるための実践的なコツはほとんどこのときに習得したといってもいい…しかしそれはさすがに仕事とはあんまり関係ない(少しはありますけどね)。

勉強は、熱心にやってなかったので、内容についてはほとんど記憶にない。

かろうじて、勉強内容が今に直接生きているものは、訳本づくり。英語の、なんかマイナーな小説で、訳本が出てないものがあったので、訳本を作ってコピーして配布したのだ。やってみたらけっこうおもしろくて、私ってけっこうこういうこと好きなんだって発見した。それまで、得意だとは思ったけど好きと思ったことはなかったので、これはよい体験だった。

でもそんなことは比較的小さなことだ。英語の勉強なんて大学であってもなくてもやりたきゃいくらでもできる。この時期でなければできなかったことで、今いちばん役に立っているのはなんといってもこれ:

「点集めゲーム」

それぞれの授業で取った成績(100点満点)に単位数をかけて合計し、総単位数で割ったものが持ち点となる。持ち点の高い順から、好きな学科を選べるというシステムだ。

私が行きたいと思っていた学科は、当時できたてほやほやの少人数学科で、前年度までの実績でいうとなかなか高得点が必要だった。少人数であるため実際のところは読みにくい(不安定)。だから余裕を持って高めの点を取りたいと思っていた(*)。

もともと、職業意識もなければサークル活動も忙しいので、そんなに熱心に勉強をしたいという意欲は燃やしてはいなかったが、それでもそれなりに勉強するつもりではいた。ところが、数学は一時間目で早々とどうしようもなくなるし、その他、社会科系の科目もなんだかピンとこないものが多く、あちこちで脱落。自分の不勉強を棚に上げていうなら、授業の組み立ても教え方も工夫のない、下手な先生が多かったように思う。

だからといって放棄するわけにはいかない。いったん「点集めゲーム」に参加したからには、点を集めきらないと次のステージに進めない。

それで、まぁ勉強してどうにかなるものなら(ドイツ語とか(**))勉強して済ますにしても、どうしようもないものはあの手この手を工夫する。
・まず、選択であればどの授業を取るかが大きなポイント
・自分で授業に出てノートを取るか、でなければ誰のノートを借りるか
・過去問の入手は
・過去問を誰に解いてもらうか

前述のように、英語は自分が貢献する場。生物は、私も特に苦手ではなかったけど、友人にすばらしく生物が得意な人がいて、その人の美しいまとめ資料がほんとうに役に立った。物理・化学・数学は、過去問の入手とその対策が重要。

物理(電磁気学)がどうにもわけわからなかったところ、先生にチョコを送ったらAをもらったなんてこともあったが…

このゲームには、広い意味での情報収集能力がまず必要で、それから、手元に集まった情報(教科書、ノート、過去問、過去問解答など)をどう料理するかという情報処理能力が中心的な役割を果たす。もちろん、それを支えるものとして、人脈とかも必要だ。

この活動は、単に学科選択に必要だと思っていたからやっていただけのことであって、真の意味で「勉強」だと思っていたわけではない。けれども、大人になってから、勉強の中身よりも、ずっとずっと役に立つのが、むしろこちらの部分だったと気づいたのだ。私は理系が得意なわけでも文系が得意なわけでもなくて、事務系だよ!! という気づき(^^;; 点取りゲームにかけては、この一癖もふた癖もある人たちの中にあっても、自分が特に優れた資質を持っているという気づき。

「メシの種」と直接関係はないけれど、それが実際実を結ぶまでに必要なこと。まさに、「一般教養」といえるでしょう。

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(*) 実際には、点が高くなりそうで突然敬遠され、逆に底が抜けた(定員割れ)。そのためよしぞうが入り、運命の出会いが(!)
(**) ふつうに勉強してふつうにAを取った科目は、なんの印象もなく、内容すらまったく記憶にない(ドイツ語で10まで数えるのすらできない)。役に立っている感じがしない。逆に強烈に印象に残っているものは、授業内容と関係なく切り抜けたもの(「心に残る授業(無機化学): 段取りと事務能力!」参照)。

今日の弁当:

作り置きの煮物が尽きたのでちょっともてあました感じ。
焼きかぼちゃ、ゆでブロッコリー、プチトマトがあるのでなんとか。あとは定番品。
コメント (8)
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