アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

レポート溜め込み癖をなんとかする

2013年10月23日 | 高専生活
レポート提出遅れといったら、学生時代のよしぞうはそりゃすごくて、学生実験レポートを溜めまくって、白々した提出リストが壁に貼られていた。

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私のほうは…まぁそこそこ間に合って出してました(^^;;

何で間に合うかといったら、締め切りまでに取れる時間を見積もって、それで書ける範囲でちゃっちゃっと仕上げちゃうってだけの話で、別段勉強熱心ってわけじゃないんだけどね。レポート出すって、まずはそういうもんじゃないのかな??

毎週まいしゅう実験があって、そのレポートを翌週までに出す、んだったと思うんだけど、遅れるにしてもとにかく学期の終わりまでには出さないとね、って感じ。よしぞうは最後だいぶまきを入れたけど、なんだか結局いくつか残ったような記憶がある。それでも卒業できたのは…仲人の先生(教授)が、「えー、新婦は卒業を決めましたが、新郎はもう一年がんばっていただくことになりました」といいたくなかったからではないかという疑惑が。

そんなよしぞうでも、社会人になればちゃんとツボを押さえてやっているし(たぶん)、またろうがレポートを出せるように、やることリストを作れとか進捗チェックとか、まともなアドバイスをしているのを見ると、人に成長ありというか、感慨深いものがあります。

私は、よしぞうがレポートを溜めこんでいるとき、気にはなるけど基本的に横のつながりだから「あらまぁ」と思っていただけで他人事というか。結婚相手としてすごくマイナスだとは思わなかった。しかし、親(よしぞう)の因果が子(またろう)に報い、似たような子が生まれて今度は親として心配しなければいけないということがわかっていたら、もうちょっと違った結論に…ごほんごほん。

「予想どおりに不合理」(ダン・アリエリー)という本の中に、学生にレポートを提出させる実験があった。

一学期に三回、レポートを提出させてそれで成績がつくんだけど、
グループ1: 三回の締め切りを各自が自由に設定する。締め切りに一日遅れるごとに成績が1%下がるペナルティー。
グループ2: 学期の終わりまでに提出すればよい。
グループ3: 先生が締め切り設定。第四週、八週、12週に提出。締め切りに一日遅れるごとに成績が1%下がるペナルティー。

さてこれで各グループの平均成績はどうだったかというと、
グループ3 > グループ1 > グループ2
となった。グループ2はどういうふうにも提出できて自由度最高、なんの損もないわけなのに。結局、各人が溜め込み癖を発揮して、最後の最後にやっつけのレポートを作ったりすると成績が下がってしまうということらしい。

なんの自由度もなく、遅れるとペナルティーがあったグループ3は、一番損なようだけど一番よい結果になった。

ところでその中間の平均成績になったグループ1は、
・三回のレポート締め切りを、平均的な間隔を空けて配置した学生は、グループ3と変わらない好成績をあげた。
・レポート締め切りの間隔を空けなかった学生が、平均成績を下げた。

グループ1の条件を出されて、ペナルティーのことを考えたら、全部の締め切りを学期末に設定するのが「賢い」「損のない」方法だと思うじゃないですか。それでもあえてグループ3みたいな締め切り設定して、好成績をものにした学生もいたというところがおもしろい。

大人になるってことは、自分がちゃんとやれるような条件設定を自分でやるってことだよね。
自分はいつになっても自分でも、その自分がうまくやれるような工夫を自分で考えられたらそれでいい。

私も傘をなくす率が激減したしね…

またろうもガンバレ!!

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コメント (10)
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