アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

マイピアノを持って行くわけじゃないので。

2016年03月06日 | ピアノ
昨日は「彩りピアノの会」でした。この会の練習会場所は浦和近辺でその都度あちこち変わるので、「なんとか浦和」の罠にハマると毎回ひとりくらいはなんか間違えるという危険があります。

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私もうっかりでは人後に落ちないので開催案内を指差し確認、乗り換え案内のプリントアウトを慎重~に参照しながら無事到着。ほっ(^^;;

昨日の会場は初めて行くところで、ぴかっと立派なヤマハグランド、これはS6とかいう人気機種らしくて、触ったときの高級感がなんかヤマハじゃないっぽい感じ(ヤマハをなんだと思ってるのか)、響きも深みがあってなかなかよいです。

のこさんの会ではまず開始前に40秒くらいずつ触っていい時間があるのでそのときは「ドミソドミソドミ」の冒頭を弾きました。なんか自分の想定より大きな音が鳴っちゃってビビるんですけど、弾きにくいピアノではないです。

自分の番(一巡目)が来たとき、短い曲(中田喜直「夕方のうた」)とブラームス三つの間奏曲の一番を組み合わせて弾きました。様子のわからないピアノてブラームス弾くのがちょっと怖いのでこんなふうにしてみたのですが、この作戦は当たりでした。「夕方のうた」一小節目はさっきの「ドミソドミソドミ」よりだいぶ高い音域で始まりますが、そうしたらガツンと思いもよらない硬い強い音が出てしまい、おぅぁぅぁぅ…

動揺してこの簡単な曲もけっこうコケまくりましたが、ブラームスはまずまず落ち着いて弾けました。

そしてこうして並べて弾いてみると…
「夕方のうた」は子どものころに好きだった曲。一日の中での黄昏。
「間奏曲」は今現在好きな曲。人生の中の黄昏(晩年)。
ってことで、おもしろい曲順かもしれません(^^;;

二巡目は、ブラームス三つの間奏曲の二番と、余った時間(ちょびっと)はモツソナ。二番があんまり暗いからちょっとバランスとって(とれてるってほどじゃないけど)。

「夕方のうた」でピアノの様子を探る作戦を用いて、まぁまぁ無難には(うるさくないように心がけて)弾いたけれど、そんなにこのピアノを生かす感じまではいかなかったな。ちょっと心残り。

二次会のときに、ひと弾き惚れしたグラピを買った話をしていたら、隣に座っていた昆さん(めちゃピアノうまい男子)が、お金溜めたらグランドピアノを買いたいという話をしていた。でも今もグラピ(ディアパソン)を持っているそうなので、「もっといいピアノを?」と聞いたら、いい悪いというより、今のピアノはかなり弾きつぶしてしまった(くたびれた)そうで、ちょっと別の問題なのですね。

昆さんがいうには、自宅のピアノが特に好みのすばらしいピアノである必要はなく、しっかり練習できるものであればよいと。コンサートのとき持って行けるわけじゃないからね。それより、会場のピアノに合わせて適切に調整できる柔軟性のほうが重要。なるほど。

そりゃ昆さんが、まだ若いし、さらにうまくなってリサイタルが開けるピアニストになりたいからそうなのだろうけど、まぁこちらは(^^;; 人前で弾くときにどうだというより、自分ちでピアノを弾いているときの幸せ度がとてもだいじ。残りの人生、どのコと一緒に過ごしたいかという…

ということを私がいうと、納得された。

まぁ私も、ピアノに合わせる柔軟性はもっと持っていたいと思います。そのほうが楽しいもの。家でめるちゃんを弾く幸せもあるし、でもまだまだいろんなピアノとも出会ってお近づきになりたいです。

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