アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

地球は丸かった(世界史)

2016年03月17日 | 生活
というわけで、今日の通勤電車には「世界史B講義の実況中継(2)」を持ち込んで読んでたんだけど…

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重い(-_-;; かさばる

通勤には不便だし、かといって通勤途中以外に読む時間なんてないし~

まぁともかく、中身はおもしろかった。何しろ、何も知らないから何でも新鮮です(笑)

ぱっと目を引いた「大航海時代」から読み始めました。どうせ一冊目から読んでないんだからどこからでもいいよね。
いくら私でもコロンブスとかヴァスコ=ダ=ガマとかいう名前は聞いたことあるさー

…でもガマさんがどこに行ったのか知らなかったわね。そんなん私だけ??

ヨーロッパの方々はとにかく香辛料ほしかったのよね。肉をおいしく食べるんならそりゃほしくもなるけどね。大航海時代の前はペルシャ湾経由とか紅海経由とかで入ってきてたんだけど、オスマン帝国がどうとかでペルシャ湾ルートが使えなくなったりして、じゃあ別のところから。。

とはいえ「行きたい」ってだけで行けるわけじゃないからね。羅針盤の発明(これはヨーロッパさんじゃなくて中国の発明)もさることながら、大前提は「地球が丸い」ってので、平らでもって端っこからじゃーじゃー海の水が滝のように流れ落ちてるっていうんじゃ安心して遠くへはいけない(^^;;

地球球体説を唱えたのはトスカネリさんという方だそうですが、この人は地球のサイズについて勘違いしてたみたいで、だからコロンブスはアメリカらへんについただけでインドだと誤解したんだとか…かーなーり、寸足らずなことになってました。

一方、ヴァスコ=ダ=ガマさん(ポルトガル)のほうは、アフリカ南端を回って無事インドについてますし、いちおう行きたいところについたのよね? ポルトガルはさらに日本まできて1543年種子島鉄砲伝来ってわけで、この年号は、はなひめ受験のときに私も覚えました(^^;; 「以後予算がつく鉄砲伝来」っていうの。

大雑把にいって、ポルトガルはアフリカ回り、スペインがアメリカ回りで地球の裏側目指したわけだけど、マゼランはポルトガル人だけどスペイン国王がスポンサーだとか…やめて混乱するから~

ところで、日本に来た南蛮人は、貿易したりキリスト教の布教に努めたりとかまぁいろいろ活動はしてたけれども、なんというか日本が日本であるままで活動してただけ、っていうかね。

なのに南アメリカのほうじゃ無事ではすまなくて、アステカ王国やインカ帝国は滅びるし、エンコミエンダ制(って初めて聞いた)とかいって保護の名目で奴隷扱いして搾取するわ、疫病持ち込むわ、混血つくるわ文化破壊するわ、えらいことになってるんです。


そうやって今では、イロモノオフで「ラテン」テーマだったときはスペインとかブラジルとかの音楽でいいってことで、そういや地球のあっちとこっちなのにね、「ラテン」ということでくくられちゃってて、イメージ的には明るくて力強いんだけど、歴史を思うとずいぶん悲しいのね。ということもほとんど考えてませんでした…

この参考書には、ヨーロッパから移住してきた彼らが、北米にはわりと農民が家族連れで来たので混血が進まず、南米には「男性が家族を伴わずに、単身で移住してくることが多かった」ため混血が進んだなんてことも書いてあって…ね、山川の教科書よりわかりやすいでしょ。

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コメント (11)
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