アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

見る専の羽生永世七冠ウォッチング

2018年01月04日 | 生活
ふだん「将棋世界」(月刊誌)は買わないのですが、本屋でたまたま「羽生善治永世七冠達成!」って文字が堂々と躍っている表紙を見かけたらふらふらと買ってしまいました。

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羽生くんは、まだうちに子どもがいなかったころ、そしてピアノも弾いてなかったころ、つまり時間がたっぷりあったときにぐいぐい来始めていた棋士。

羽生が知られるようになったのは、五段時代の第38回(1988年度)NHK杯戦である。大山康晴(3回戦)、加藤一二三(4回戦 = 準々決勝)、谷川浩司(準決勝)、中原誠(決勝)と、当時現役の名人経験者4人をすべて破るという、まるで作った舞台設定のような勝ち上がりで優勝した。(Wikipedia)

つまり、この優勝を決めたのが我々の結婚のころということだ。そして翌年に19歳で初タイトル(竜王)獲得。

そこから羽生にもいろいろあっただろうけどなにしろこっちにもいろいろあったもんで(^^;; 途中があんまりウォッチしてないけど、七冠独占の時期もありつつ最近はそんなにタイトルたくさん持ってない印象で、藤井フィーバーのほうが聞こえてきたりして。

そこからの、竜王奪取で永世七冠のニュース、タイトル獲得数99。もうほんとにすごいこの持続力。羽生に対抗できるレベルのバケモノは(故)大山しか思いつきません(*)。

さて、昨日購入した将棋世界を電車の中で読みながら来ました。巻頭のカラーページ記事で竜王戦七番勝負第五局(奪取となった一戦)の自戦解説があります。こういう記事では、棋譜が載っててそのところどころについて盤面の図も掲載されてるんですが、なにしろワーキングメモリー不足の頭で読んでいるとその途中がよくわからないんです。電車の中では並べてみるわけにも…

あ。

そういえばスマホという便利なものがありました。日本将棋連盟の観戦アプリを入れているのですが、先月の棋譜でもまだ載っていました(半年分くらい見られるのかな?)

自戦解説を参照しながら、盤面を一手ずつ追ってみることができます。これは便利。そして、観戦アプリのほうに入っている他人解説と、自戦解説のニュアンスのズレもおもしろい。

出たてのころの羽生くんは、しゃべりも下手な寝癖くんの印象で、将棋を指す以外はちょっと…でしたが、今こうして解説を読むとこれがもうとてもうまいんです。指していたころでも居飛車経験がまったくなく、今年になって突然の雁木ブームもどんな意味を持つのやらさっぱり…?? のトーシロが読んでも、序盤の細かいアヤというか、それぞれの選択のメリット・デメリットの雰囲気をちゃんとつかんで読み進めることができます。

いつのまにこんなに一般人への配慮ができるようになったぁ!!(←ウォッチしてなかっただけ)

開戦の4五銀ぶつけは、他のプロ棋士たちびっくりだったらしいですけど、本人的には下敷きがある流れ(対豊島戦)とのことです。ともかく開戦にしても封じ手(飛車切り)にしても積極的で、とても若々しい将棋ですよね。

しかし、やや優勢になってからその優勢を確かなものにするところはたいへん老獪で、

さらにその先に優勢から勝勢、そして勝ちを形にするところの切れ味は鋭い。

ひゃーかっこいい(^-^)


ところで昨日テレビで、将棋ネタのバラエティー番組(大逆転将棋)で、ひふみん&羽生司会というゴージャス構成だったんですが、まぁなんていうかしゃべりのほうは…文章ほどは熟達していないような気も。もちろんひふみんのほうがもっとアレだけどこちらは外しっぷりがもはや芸、というかキャラ立ちしてます。

それで誰かが藤井くんがらみで15歳という年齢について羽生さんにコメントを求めたとき、羽生さんは、同じ15歳で比べたら自分より藤井くんのほうがはるかに強い、ということを迷わず言い切っていました。もちろん15歳同士で直接対局できないのでどのあたりを見ていっていることなのか、でも羽生さんがズバッと言い切ることはだいたい正しいので実際そんなものなのかもしれません。

早いことがいいことだというわけではないんですけど、早いうちにものすごくイケてる棋士というのはだいたい大成する(その点、たとえばピアニストなんかよりはあてになる)という気はしますので、藤井くんが大山・羽生クラスの化け物に育つかどうか注目ですね。

その答えが出るまでにはまだ30年とかかかるわけだが…


(*)大山さんは永世七冠じゃないけれど、そもそもタイトル戦・棋戦の数が大山全盛期と今では違っていて数での比較は難しい。だいたい、大山さんなんてプロ棋士になったあと戦争行ってるんだよ(そして囲碁が強かったことで命拾いして戻ってきた。なんのこっちゃ)。そして羽生くん出たてのころは今の藤井ほどフィーバーされてなかったけど、これまたネット環境が違うから直接比較は難しい。まぁ時代が違うってそういうこと。

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