アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノで弾くシューベルト

2018年01月26日 | ピアノ
リストさんとかは、自分自身がめちゃくちゃピアノ弾ける人で、だからその技巧を十分に活かせるような曲をいっぱい作っていて…

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超絶技巧練習曲とか。で、そういうの一生弾けないから想像でいいますけど、そういう、弾くこと自体めちゃくちゃ難しい曲って、それを弾ける人にとっては、易しい、といったら語弊があるけど、「ちゃんと弾けてれば」とりあえずかっこいいってことはあると思うの。

ところがその一方で、こないだ見たスーパーピアノレッスンでのシューベルト即興曲op90-2とか、小学生でもいちおうは弾けるような曲でありながら、コンクール優勝の生徒さんが弾いてもなんか素敵にはキマらないという、不思議な曲だよね。たとえばあの生徒さんがリスト弾いた場合はちゃんとカッコよく決まっただろうけど。

そして、講師のミシェル・ダルベルトさんが即興曲を弾くとそれはそれは素敵な曲で、何コレ私の知ってるんと違う(笑)ってくらい美しくてかっこよくって、昭和の発表会でさんざん聞かされたあのダルい曲はどこへ行ったの。

昨日、シューベルトがテーマの会のエントリーを検討しつついろいろとYouTubeを聞いていて、この90-2のソコロフさん演奏に行き当たったらこれが、ダルベルトさんとはまったく違う演奏。でもこれもまたイイ…

ピアノで弾くシューベルトの難しさって、いったい何なんだろう。

シューベルトさん自身はそんなにピアノの名手ってわけじゃなくて、まぁだからといって難曲は書いてないとも限らないんだけど…さすらい人幻想曲とか、難しい系のやつは必ずしも自分で弾く用じゃなかったとかいうこともあるのかも。それはともかくとして、長大なソナタとか、逆に短くても手がつりそうな魔王とか(^^;; じゃなくて即興曲や楽興の時とかだったら、弾くだけでよきゃー別に超絶技巧じゃありません。

ただそれを、(私が昭和のピアノ教室発表会でさんざん聞かされてトラウマっているように)何の工夫もなく平板に弾いたら冗長なだけのほんとつまんない曲で、

だからといって、いろいろ独自に「盛って」、速くしたり遅くしたり間を取ったりペダル増やしたり大きくしたり小さくしたりってなことをするとあの、うまいのになぜか素敵でない、スーパーピアノレッスンの素材にされちゃうような演奏になってくる。

やっぱり、勝手に「盛る」とかいう方向性じゃなくて、地道に「楽譜に書かれているとおり」(←これが何かとやっかいだが)を尊重して弾くという方向を目指すべきだし、

だからといって…

誰が弾いても同じになるってことではない(現に、素敵な演奏と思う中でぜんぜん違うものがあるわけだし)


それで、そんなに難物だと思うならほっときゃいいのに(^^;;
やっぱり自分でも弾いてみたくなっちゃって手を出すという…

去年は90-3を弾いてみたわけですが、

プロが弾いてもなかなかやっかいなシューベルトだけど、
じゃあうまくもないトーシロが弾くシューベルトは何もいいところがないかというと
…なかなかそうとも限らない(ような気がする)

全体が完璧な演奏というのもできないけれど、何か(ちょびっと)いいところがある演奏というものはあるんじゃないかと思っちゃうんですよね。かえって。

というわけで、みんなでよってたかってシューベルトを弾くという企画は、もう今から興味しんしんです。私は楽興の時の6番で参戦します。(まだ楽譜も開いてないけどな)


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