アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノがうまい作曲家(リスト)

2020年08月27日 | ピアノ
リスト愛の夢第三番がなんとなく頭を離れなくて…

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日常練習用セットリストをすっ飛ばして、弾いてみてしまいました。

弾いてみたというか、ゆっくり音を並べてみたということですけど、そしたら、感動しました。弾きやすさに。

ここでいう弾きやすさは、聞いた感じと比べてどうかという、相対的なものです。
同じくリストでも超絶技巧練習曲が、聞いた感じもめちゃくちゃ難しくて、実際にも弾けないというのは、どうでもよくて、
シューベルトの曲が、だいたい聞いた感じより弾きにくくて、
ショパンの曲が、だいたい聞いた感じよりは弾きやすいという、そういう話です。

ここで引き合いに出したのはシューベルトとショパンですが、極端と極端の作曲家ですね。

シューベルトは、ピアノ曲もいろいろ書いていますが、ピアノの名手というわけではなく、たぶん「ピアノ曲を書いてる名作曲家」の中でのピアノを弾く技術ランキング(なんてものがあるとすれば)でいうとわりと下のほうかもしれません。

実際のところ、彼の書いた曲の中で「さすらい人幻想曲」とか「魔王(の伴奏)」なんて激ムズですけど、そういう自作曲を鮮やかに披露してドヤァなんてエピソードはないようです。

まぁ、うまい下手をいうより、ピアノ(の鍵盤)から発想する人じゃなかったということなんでしょう。とにかく聞いた感じで「なんとかなりそう」な気がして取り組むとだいたい後悔するという(←なんかあったらしい)そういう作曲家です。

一方、ショパンは、もちろんピアノの名手としても知られていますし、なにより彼の作曲が、ピアノの鍵盤を人間の手で弾くという、そういう物理的条件に沿った形で発想されているということが大きいです。人間の手といっても、ラフマニノフくらいの手になると、ラフマニノフに弾きやすかろうが私にとっちゃどうにもなりませんので、あまりしょうがないんですが、ショパンは西洋人男性としてはやや華奢な手だったようですので、そこもたぶんポイントです。

ショパンの曲は、聞いた感じよりは弾きやすく、いくら練習しても手が痛くなったりしない、ほんと素晴らしいです。録音が残っていない時代の作曲家ですが、残された楽譜を弾いてみるだけで、ほんとピアノのことを熟知していたんだろうなと、そういう作曲家です。

前置きが長くなりましたが、そういう軸(シューベルト←→ショパン)でいうと、リストさんはものすごくショパン側に位置している作曲家なんだなと、感じ入った次第です。とても手に馴染む弾きやすさ、そして演奏効果は抜群、本当にピアノのことを熟知していたんだろうなと思います。

ただ、ショパンよりはリストのほうが、自分の卓越した技巧を活かすような、そういう作曲が多いことから、これまで私が弾く機会がなかったんですがね…

これまで弾いたのは、Mozart=Liszt Ave Verum Corpusだけです。

純粋に、リスト作曲のピアノ曲も、やっぱり死ぬまでには弾いておかなければ…とずっと気になっていたので、せっかくの機会(どんな機会)ですので、今年弾きます(←宣言)

今弾いてる曲もろもろの後ね。12月目指す。

--- 昨日のブルグミュラー: 11. せきれい(昨日は音楽記事じゃなかったので再掲)
--- 今日のブルグミュラー: 9. 狩り~ちょっと速くしてみたVer~

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