アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

子供の曲とテンポ

2020年08月28日 | ピアノ
私が中学生のころだったか、母のところへ、同じクラスの仲良し女子二人がいっしょに通っていたことがあった。

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たぶん、年長さんとかくらいで、バイエルの同じあたりをやっていたと思うんだけど、
ひとりは、とりあえず弾けたところでマルにしていて、
もうひとりは、いちおう弾けても「もう少し速く…これくらいで弾いてみようか」と、テンポアップして弾くところまでやってマルにしていた。

聞いた感じ、テンポアップする前でももう一人の子よりきれいに(ちゃんと曲として)弾けていたので、母に、
「きれいに弾けていたけど、テンポ速くしなきゃいけないものなの?」
と聞いてみたことがある。すると、

「二人の関係もあるから、同じくらいの進み方になるほうがいいし(つまり弾ける子のマルは合格レベルを高くする)」といってから、
「正しいテンポが決まっているわけではなくて、練習曲だから、速く弾ければそれに越したことはない」ともいっていた。

…と、そんなやりとりから四十数年が経って「にわかブルグミュラーブーム」となった今にして思うに…

要するに、あまりひとつの曲をずっとやらせていると子供も飽きてしまうので、まぁそれなりのところで妥協してでもマルをあげるということになる。
余裕がある子なら、ゆっくりでもきれいに弾けて、速くてもきれいに弾けるところまでやって、
理想をいえば、そのそれぞれで曲の違った魅力が見えてきたら素敵だと思う。

そうやって進めていけるのならば、ただバイエルとブルグミュラーやりましたという場合にでも、
なんとかかんとか弾けたところでマルになっている子とは違うレベルのものが吸収できていることだろう。

想像するに、幼少のころの私はそのように余裕もって高いレベルで仕上げて次、といけていた子供ではないらしく、
快速テンポでブルグを弾いた記憶はまったくない。

今弾いても、自分にとってなんかしっくりするテンポで弾いていると、のんびりまったり。プロがいろいろとアップしているブルグミュラーとはかなり違った雰囲気のまま録画している。

たとえば
ブルグミュラー 25の練習曲より 9. 狩り
こんな感じだけど…

お馬さんに乗って快速な感じで、もっと速く弾いてみようと「心がけて」撮り直してみた
ブルグミュラー 25の練習曲より 9. 狩り~ちょっと速くしたVer~

おぉちょっと勢いよくなった、と思ってプロの演奏いくつか聞いてみると…ちょっぱや!! 私の「ちょっと速くしたVer」はまだだいぶ遅いらしい

私の場合、練習してもそのテンポで弾けないと思う(間違いだらけになると思う)んだけど、それだけではなくて、
今、検索していくつか聞いた、プロのピアニスト(たぶん)、あるいはピアノの先生が弾く「狩り」があまり好きになれず、
私がそのテンポで正確に弾けるとすればこう弾きたいというイメージもあまり具体的には浮かばない。

うーん…

たかがブルグミュラー、されどブルグミュラー。

私が初日にまず弾くような「まったりゆっくり」テンポと「プロ標準」テンポの両方で、ブルグミュラー25の練習曲の全部が、自分で納得いく雰囲気できれいに弾けるならば、そりゃ現在の私とはレベルが段違いくらいの技術があるってことになるんだろう。

--- 今日のブルグミュラー 12. 別れ


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