アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

自動翻訳を活用してシフのベトソナ・レクチャーを…

2020年10月26日 | ピアノ
今日、某グループ・ラインでの話の流れでサンソン・フランソワの言葉を貼った人がいて
« Je n’ai jamais cherché la puissance ou la vitesse, mais à faire ressortir la courbe mélodique (…) je cherche la note l’une après l’autre, je cherche à savoir où me conduit une phrase, je préfère ignorer ce qui va suivre »

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←22世紀になれば「翻訳こんにゃく」が開発されるよね

いやフランス語のままで貼られましても、と思って最初は「日本語で書け」と突っ込もうと思ったのですが、ふと思い立ってgoogleにコピペしてみました。すると

パワーやスピードを探したことはありませんが、メロディックなカーブを引き出すために(...)次々と音符を探し、フレーズがどこにつながるのかを知りたいのですが、何を無視したいのか追いかける

「何を無視したいのか追いかける」って意味不明だわ。じゃDeepLにも聞いてみよ

パワーやスピードを求めたことはないが、メロディックな曲線を引き出すために(...)、次から次へと音符を探し、フレーズがどこに導かれるのかを探り、後に続くものを無視することを好む

うーん…「後に続くものを無視することを好む」も変だけど、こっちのほうが直訳に近い気がする(je préfère ignorer ce qui va suivreの見た目とも矛盾しない)。あとは想像で

パワーや速さを追求しようとは思いません。旋律の流れを大切にして、一音一音がどこに向かおうとしているのかを感じ取りたい。次の音を知ってしまっているようにではなくて。

という感じかな。まぁでも、ぜんぜん読めない言葉で書いてあっても、今時の機械翻訳の力を借りると(知っているジャンルの話題ならば)かなり中身がわかるものだ。おもしろいね。

それで思い出したのだけど、前にシフ様のベトソナレクチャーをYoutubeでいくつか見ていたことがあって、そのときは、日本語訳を載せてくれていたブログにたいへんお世話になっていたのだけど。今はそのブログが見られなくなってしまっていて、ほんと残念。素晴らしい訳だったのに…

話している内容が文字にさえなれば、あとはDeepLかgoogleにぶち込んでなんとかならん??

それで、試してみました。→András Schiff - Sonata No.28 in A, Op.101 - Beethoven Lecture-Recitals


ここ押すと英語字幕が出てきます。人が書き起こしたのじゃなくて自動なのでいろいろ間違ってますけどね。特に音楽用語とか。



さらに「設定」のところで選ぶと、自動で日本語に翻訳もできることに気づきました。おぉ!!

これで日本語字幕の出来上がり。聞き取り間違いと誤訳の掛け合わせでかなりわかりにくくはありますが…でも私的にはそこそこ「ないよりマシ」な感じかな。音楽用語は自力でフォローしましょう。expositionは博覧会じゃなくて提示部、とか(*)。誤訳がうっとおしいと思えば英語字幕だけ出しとく手もありますが、私は英語読むの遅いから嘘でもw 日本語が出てるほうがいいかな


(*) そのへんの英語については英語版ウィキペディア「sonata form」見ると便利

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Studyplusで練習記録つけてみたら

2020年10月25日 | ピアノ
Studyplusでピアノ練習記録つけてみて一週間が経ちました。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←自分が何を求めているかがよくわかった

記録は簡単で、練習する曲選んで、タイマースタート。練習終わりにピッとするだけです。
こんなふうに集計が出ます。便利です。


これを見ると、練習時間の4割を「海の幽霊」に費やしたことがわかります。
このアプリを使っていると、「横道に逸れる」をしにくくなる効果があります。つまり、今練習をするつもりの曲リストにないものを弾こうとすると、新たに登録しなきゃいけないので(いくらの手間でもないんですけど)、ちょっと心理的に面倒というか、既に登録してあるものから練習する確率が高くなる模様です。

また、急ぎの曲(海の幽霊、秋の歌)をその日まだ練習してないと、あ、これやっとこ、みたいな効果もありますね。

そして、もう一つたぶん重要なことは、時間記録だけでなくメモを書く欄があることです。

「ゆっくり」とか「分解」とか「ペダル」とか、その練習で重点を置いたことを記録しておけるので、なんとなく…なんとなくですが、やっぱり練習ごとに何をするのか考えなきゃいけないような気がするところがミソです。

そうするとどうなるかというと、一週間で劇的ビフォーアフター、「海の幽霊」は格段に弾きやすくなりました。ふだんどんだけ漫然とピアノ弾いてるかって話でもありますけど、ほんとに、真面目にやると違うもんです。

いわゆる「計画を立てる」という作業は、趣味ピアノには馴染まないと思いますし、単に実際にやった分を記録するというのは、よいアイディアだと思います。ひょっとすると、受験勉強などでも、計画を立てるよりもこういう記録アプリのほうが効果的かもしれません(人によるだろうけども)。自分がやったことを見える化することで、自然と、これから何をするべきなのかもわかりますし。

しかしですね…

私がこれを一週間やってみて思ったことは
・これは練習効率を上げるためにたいへん効果的なアプリである
ということと
・私はやっぱりこのアプリを使いたくない
ということでした。

私はこんなふうにピアノを練習したくない。これは私の求めていることと違う。

もっとだらだらとピアノを弾きたいんです。時間とか気にしないで。ちょくちょく横道に逸れながら。
おゆき先生に効果的な練習方法を教えてもらっても、「んー気が向いたらやりますー」くらいで流して、ゆるゆると、めるちゃんと戯れたい。私の生活時間の中で、今必要なピアノは、そういうものなんです。

ということがよくわかりました。まぁ実験してみてよかったよ。切羽詰まったらこういうことができるということもわかったし。


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演奏時間のこと

2020年10月24日 | ピアノ
今日は、「海の幽霊」の録画を取りました。かつさん主催のWebピアノ発表会用です。発表会の公開は2020/10/31(土)予定

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←速く、ではなく無駄をなくす話。たいへんだった

難しすぎて、「ばかっこいい」的に粘ってもノーミスクリアはできませんので、数回弾いてまぁまぁ流れているのをOKテイクとしてます(^^;;

で、気が付いたのですが、今回の演奏時間は、4分51秒でした。これまでの推移を見てみると
2020/06/18 6分03秒
2020/07/07 5分35秒
2020/10/04 5分18秒
2020/10/20 5分05秒
2020/10/24 4分51秒 ←今日

ということで、だんだん短くなってきています。参考までに、かてぃんさん本人の演奏だと4分24秒です。

別に駆けっこじゃないんで、速ければ速いほどいいって話では別にないですし、この曲自体、「ちょっぱや」な曲ではないですね、元々ゆったりした歌ですから。ただ、この編曲が、音めっちゃ盛りでピアノとしては忙しいので、なかなか入りきらないんです。

6分03秒の録音を「勇気出して」今日聞き直してみたのですが、頭の中にイメージしているテンポはそんなに大きく違わないのだけど、とにかく余分が多いです。次の音が何か考えている隙間とか、弾き直しとか。聞いててイライラして叫び出したくなる感じ。

今日のでだいぶ余分がなくなりました。録音を自分で聞いてても、これならちゃんと進行してて(あんまり)イライラしないで聞けます。結局、突っかかってるところはありますが全体から見れば小事故です。本番(ホールでの)もこの程度に弾けるんなら何も心配しないんですけど。

え? なんの心配かって、時間の心配です。今度の会は「10分枠」をもらっているので、つまりチャイコ「秋の歌」と「海の幽霊」で10分です。

曲間とかもありますから多少の余裕は必要です。「秋の歌」の演奏時間を見てみますと、家で弾いたのも、ホール練習で弾いたのも4分30秒ですからこれはまぁわりと安定していると考えてよいでしょう。

「海の幽霊」がなかなか短くなってこないので、心配していたんです。10分枠に収めるためには、「秋の歌」を急いで弾く(笑)しかないかと

「海の幽霊」を短くするには、急いで(焦って)弾くのではなくて、ゆっくり練習をしてよく音を整理するのが早道だったようです。そりゃそうか。

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きれいな離鍵

2020年10月23日 | ピアノ
ピティナ特級をあれこれ聞いてたとき、私はスカルラッティ/ソナタK.466,L.118(尾城杏奈さんの演奏)で「がしっ」と掴まれたわけですけど…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ホール練習でじっくり試したいところですが

その曲の(その演奏の)どこがそこまで気に入っちゃったのか、自分でもそんなにわかってるわけではなかったんです。

楽譜をimslpでダウンロードして、弾いてみる…とりあえず音を並べてみるまでは早かったけど、
それがどうにもこうにも…いや、その時点で素敵じゃないのはいいんですよ、別に当たり前です。
でも、練習していって素敵になる道がまったく見えない、いい感じで弾いてる自分が想像できない、これはヤバい。

何がいけないのか。

と思っていたときに、よいピアノよい会場(天井高い!)で練習会があって、そこで突然、
音の消え際を美しくすれば今日と違う明日がある
ということに気が付いたのです。音の消え際といっても、この場合、完全な無音に向かっていくとき(たとえば曲の最後)の話ではなくて、旋律のある一音の消え際(他の音は鳴っている)の話なんですが。

とにかくこの曲を弾くときに、「はいはい八分音符ね」みたいな感じで、譜面上にある音符の長さだけ弾いたあとに「ぱきっ」と離鍵してしまうととてもとても残念な感じになるんですよ。

尾城杏奈さんの離鍵は、とても丁寧で余韻が美しく、聞いているときにそのことを特に意識しないで聞いていても「なんだか幸せ!」となってしまうんです。

あんなふうに弾くにはどうしたらいいんだろう、と動画を念入りに観察したところ、ともかく指先が名残惜しい感じにゆっくりと鍵盤を離れるんです。

めるちゃんで実験してみると、丁寧に鍵盤することは確かに大事で、特に、ごくわずか離れかけるときにじっくり行くのがコツのようです。ある程度浮いたあとはゆっくりしようが速くしようがたいして変わりません。

おゆき先生のレッスンのときに聞いたところ、丁寧に離鍵するのが大事なのはもちろん、あとは微妙なペダリングで補うとのことでした。

昨日もしばし「きれいな離鍵」の研究をしていたのですがどうもピンと来なくて…ペダリングのほうでもうちょっと工夫すべきなのかな。この曲は、来週弾くのではなくて11月だけど。11月なんてスグだしな…

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今更の暗譜チャレンジ

2020年10月22日 | ピアノ
Studyplus使ってせっせと慣れない「真面目に練習」してると、ネタが尽きてきて…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←トシのせいではなくて昔から記憶力はこんなもんです

「アレ、やりますか!?」ってな気分に、なった。

アレというのはあれです、暗譜。

もちろん、発表会のとき暗譜で弾こうってんじゃないけど(今から間に合うわけない)、覚えようとすることで何か…何かってなんだろ…何かいいことあるんじゃないかという、そういう練習法である。

「海の幽霊」のほうはかりそめに暗譜するにせよ道のりが遠すぎるのでやめておく。
狙うのは、なんとなく頭の中でも流れているような(←鼻歌レベル)、音も少なくて、3ページのチャイコ「秋の歌」である。

短く区切って(一段かそこら)、見ないで弾いてみて、「?」となったところを確かめて弾く。また見ないで弾く。の、シンプルな繰り返しをしてみた。
要するに、「短期記憶」で済むサイクルなので、そこそこの時間で最後まで辿り着き、それでまた最初に戻って今度はもう少し長い区切りで「見ないで弾く/確認/リトライ」を繰り返す。

これまで、覚えようとはしていなかったけど、けっこう何度も弾いてたし、あと思ったのは、特にややこしいところ…普通に考えれば、特に覚えにくそうなところ…
おゆき先生の前で、気合い入れて「分解練習」したのでこれはけっこう覚えてたりする(^^;;

そんなこんなで、思ったよりはスムーズに「なんちゃって暗譜」までは行った。
ここで、「なんちゃって暗譜」とは:
楽譜を見ないで、全部の音を拾って最後まで辿り着くことができる
ということであって、しかし途中で変な間が空いたり、指使いを間違えてコケたり、演奏クォリティーは到底「見て弾く」に及ばない状態のことである。
加えていえば、「短期記憶」にぶっこんだ状態なので、明日この程度弾けるというわけですらない。

それはともかく…

普段ほんとに視覚に頼って、音が頭に入らないまま弾いてるのだということがよくわかった。


冒頭の三つの和音、一番上は「ラ-ラ-ラ」と動かず、下の二つも「レ-レ-レ」「ラ-ラ-ラ」と動かず、「レ-ド#-レ」と「ファ-ソ-ファ」という動きがあるわけだけど、そんなことすら意識しないで弾いてたよ(^^;;

そんな調子なので、ちょっと「覚えよう」としただけでたくさんの発見があった。あったこと自体はイイコトなんじゃないかと思うんだけど、いかんせん、「見ないで」弾くときの私は超下手くそで実用にはなっていない。

しかも、じゃあ暗譜練習は終わりにして、見て弾きましょうかね、と戻してみたらば、なんか記憶からの想起をしようとする流れと、見て認識して弾く流れが混線して、弾きにくく(間違えやすく)なってしまった。まぁ、寝て起きればたぶん元に戻るだろうけど、危険なので、ここから先本番までは封印したほうがよさそうだ。

しかし、どうやら「秋の歌」なら暗譜で弾けるようになりそうな手ごたえもあったので、発表会済んでから試してみるのはいいかもしれない。

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