ふみさんの日々雑感

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クリエーション博物館

2008-02-04 22:24:48 | Weblog
アメリカのケンタッキー州にある「クリエーション(天地創造)博物館」に行ってみたい。昨年オープンしたばかりの博物館。朝日新聞に、行った感想が載っていた。野次馬として、不思議大好きな私としては、見てみたい。

娯楽施設並みの凝りようらしい。展示責任者がユニバーサル・スタジアムでジョーズの模型を制作した人なのだそうだ。地球と人間の歴史が始まりから展示されているのである。

そして、そこで展示されている歴史は、私達が知っている歴史とは違う。地球の歴史は6千年前から始まり、恐竜と人間が同時代に生きている。人間は初めから人間なのである。原人もネアンデルタール人も北京原人も存在しないのである。

そう、人間の始まりはアダムとイブで、ノアの方舟の模型は130体・・・。

「聖書は神が書いた言葉。天地創造は真実」と考える信仰厚きキリスト教の一派の人々が作った博物館なのだ。そして、「米国は神に祝福された国であり、全世界に責任を持っている」と信じている彼ら。

イスラム教といい、私には宗教が分からない。子供が生まれれば神社に、七五三も成人式も新年も神社。結婚式は神社であったり、仏前であったり、教会であったり、又はしなかったり。人生最後はお寺でお経。そして、クリスマスもあり。

宗教なんて、いつもウヤムヤに生きて来た私には、信仰心厚い彼らが武器を持ってイラクへ乗り込んで行く事に違和感を感ずる。イスラエルやパレスチナの国の人達も、共に信仰心厚き人々であるのに。

地球の始まりが45億年前と6千年前からでは、生きて行く為のより所が根本から違って来る。6千年前から人間の歴史が始まったとなれば、地球は人間の周りしか考えられない狭い世界になってしまう。

45億年前からの地球の歴史を見つめれば、原始細胞から進化して無数に枝分かれし、膨大な時間の後に花開いたこの溢れる生命の多様性。そして、天空に広がる無限の宇宙。

それに比べれば、私達が生を全うするには、あまりにも短い時間。私も、私の周りの人も、日本人も、アジア人も、アメリカ人も、ヨーロッパ人も、アフリカ人も、皆、地球の年齢からみれば、哀れなほどの人生時間。

自分の命が大事なら、他の全ての人達の人生も大事だとどうして想像出来ないのだろう。他の人間よりも、自分の神様が一番大切なのだ、という事が、私にはどうしても理解出来ない。

昇る太陽に手を合わせ、沈む太陽に無事な一日を感謝し、しっとりと降る雨に慈愛を感じ、梢を渡る風に離れて住む年老いた母を思い、咲き乱れる花々に幸せを感じ、田んぼや畑の作物に豊かさを感じ、遊び戯れる子供達の声に彼らの未来の幸せを思う・・・。

こんな宗教観ではいけないのだろうか。

コメント
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