勝った！雨の柏戦

勝った！勝った！心の底から欲しかった勝点“３”

昨日は調布発の応援バスツアーで柏に行った。バスで行ってホントに良かった。

でも、行きは高速が渋滞して、又、一般道路に降りてからも渋滞していて、思ったよりも時間がかかった。

柏サッカー場のあたりは、大型車の規制が厳しいらしくて、駐車場を探してグルグルした。正面のチケット売り場まで入ったけど違うと言われ、中や外にいるサポーター達に見守られながら、バスは車の通る道に出て行った。「ああ、ここで降りたいな」との思いを乗せて。

公園をグルーーと回って駐車場では無いが、指定された場所にバスは止まった。が、突然の豪雨。それこそ、バケツの水をひっくり返したような。皆、バスの中でポンチョやレンコートを着て、前が見えないような雨の中に出て行った。

どこもかしこも道は川に早代わり。もう、やけくそでくるぶしまでの水の中をジャブジャブ歩きながら、スタジアムに入っていった。でも、しばらくしたら、小雨になり、あとは降ったり止んだり。

ピッチはあちこち、水溜りが光っていて、スタッフが一生懸命に水をかき集めていた。



ボールは転がらない。普通なら、外に出るボールがラインの中で止まり、両方の選手が慌てて、ボールに行く場面が多い。選手の一足一足が水を跳ねる。でも、選手達が味スタよりも、滑って転ばない。

そんな中、選手達は集中を切らさず、不用意にパスを回さず上手く対応していた。モニが、真ん中でどっしり構え、「ラインを上げろ」と何回も大きく手を動かしていた。だから、全体がコンパクトにまとまり、危なげなかった。

何回か、“東京サッカー”でボールを繋いでゴール前に迫るシーンがあった。エメルソンのジュートが僅かに枠を外れたのは惜しかった。



しかし、どうしても２点、３点が取れない。特に、圧倒的に攻めている時に１点取れれば、せめてセットプレーで１点取れれば・・・。サッカーで１点取る事が、こんなに難しい事かと、最近つくづく感ずる。

“眠らない街”を久しぶりに歌った気がする。選手達も嬉しかったのだろう、昨日はゴール裏の２箇所で並んで挨拶をした。赤嶺は“シャー”の後、ゴール裏の前列のサポーター達と喜びを分かちあっていた。いいナ、ピッチが近いのは。



私の近くで、「俺達、勝ち組！！」と両手を天に向けて喜びを表していたサポーターがいた。本当にそうだ。皆、びっしょりになりながら応援していたんだもの。仕事帰りのサラリーマンで、背広もズボンもヨレヨレグシャグシャになっていた人もいた。

でも、報われた。静まり返った柏ゴール裏を見て、本当に喜びがこみ上げて来た。今、この時期、勝つ事の意味を、帰りのバスに向かいながら噛み締めた。

バスにたどり着いて、皆で、「お疲れ様！！勝って良かった！！」とニコニコと言い合った。帰りの道路は空いていたので、予定通りに帰り着いた。アチコチが豪雨で大変な事になっているのは知らなかった。風呂に入って直ぐに寝てしまったし。

今度は、ホームで勝って欲しい。ホームにしか見に来れない小さな子供達にワッショイワッショイをプレゼントして欲しい。

コンちゃん、長友クン、バーレーンでガンバレ！
勝利を東京に持って来て！！