南山大開発事業の今

稲城の里山“南山”の大規模開発の工事が始まって、半年が過ぎた。

まだ、大掛かりな南山の取り崩しは始まっていないが、いたる所で木々の伐採や、根からの掘り起こしが行われ、緑が鬱蒼と茂っていた所が、たんなる禿山になった所もある。

私の住む、稲城駅側のスポーツ広場は、たくさんの重機が入り土は掘り起こされ、シートを敷いたプールのような所と、土の山が出来ている。






危険な崖地だから、取り崩すと言われていた崖地。私が引越ししてきた時は、まだ、山肌に土面が見えていたが、最近は木々や草で覆われ、土の面が見えなくなって素人の私でも、安定した崖地に思われた。それに、その崖地の周りは誰も入り込まない草原が広がっていたので、なんの災害の心配も無い所だった。

先週、大きな音がして、見たら、崖の一部が崩された。


また、先週、３０人以上もの集団が中に入り、あちこち見ていったと、家にいた夫が言っていた。

もう、開発組合は、今後、地元住民への説明は行わないというので、どんな工事がどのように進んで行くのか私達には分からない。

近くに行っても、高い塀に囲まれているので、中の様子は一切分からない。

私の家からは、工事現場の一部が見えるので、時々、アップして行こうと思う。

しかし、本当に工事の音がうるさいのには閉口する。３度くらい温度が上がったように思う。この暑いのにイラっとする。

稲城では、あちこちでマンションや住宅地、建売住宅が何百戸と作られ、売り出されている。売れ行きが悪いと聞くし、空家が増えているとも聞く。

こんな時期に大規模開発して、本当にいいのだろうか。この先、不透明な事業に多額の税金を注ぎ込むよりも、私達住民の福祉の為に、未来の子供達の幸せの為に税金を使ってもらいたい。切にそう思う。

又、選挙がある。私達は真剣に考え、後悔のない一票を投じなければならないと思う。