一泊で母に会いに行って来た。
父が亡くなってから安城の姉の所に引き取られていた母。
姉が癌の手術をする事になり、特養に入れてもらった。
その姉も、癌の再発で亡くなってしまい、そのまま特養でお世話になっている。
姉が亡くなった時、私がこっちに引き取ろうと、あちこち動き回り、やっと何とか近くの特養にお世話になれる所まで話が進んだが、夫が急に入院し2ヶ月くらいで亡くなってしまった。
そんなこんなで、母をこっちに引き取る話は白紙になってしまった。
こっちに住んでいない母を、特養に入れるには本当に難しい。
姉が生きていた時は、年に何回も姉の所に遊びに行った。だから新幹線の中で、溢れる思い出で辛くなった。
姉の家は、今、姉の夫が一人で住んでいる。
台所、風呂、トイレ、リビングと綺麗に広くリフォームして、やっと住みやすくなったと喜んでいた姉は、何年住めたのだろう。
山が好きで、旅行が好きで、スポーツが好きで、誰よりも行動派だった。
お仏壇に向かってお参りしていると、止めども無く涙が溢れる。辛い、悲しい、寂しい、会いたい。
姉の夫と、母がお世話になっている特養に行った。
新しいので本当に綺麗な所だ。若いスタッフの方達が良くしてくれる。本当に有りがたいと思う。
いつものように、私を認めると泣きだす。私も、母の手を握り、涙を押さえる。
ちゃんと私の名前は覚えてくれている。妹夫婦が5月の連休に会いに来たが、それは全然覚えていない。
「どうしてここにいるんだろう。」と。一応説明をするが、理解は出来ない。家に帰りたいだろうに帰りたいとは言えない母。
この間までは、「はっちゃんはどうして来ない」 と私の姉の事を言っていたが、今は、それも言わなくなった。
名古屋へ戻りホテルで一泊して、又、電車で安城に向かった。駅に姉の長男の家族が迎えに来てくれ、一緒に又母の所に行った。
母は、私の顔を見て、泣きだした。昨日、私と会った事は忘れて覚えていない。
姉の長男の事は覚えている。
もっと、会いに行ってやりたいと思う。でも、駅を降りてから母のいる特養までが遠い。圧倒的な車社会なので、公共機関が発達していない。バスは、2時間に一本しかないし、バス停も遠い。かといって、駅からタクシーではとても…。
秋に又来るからね、と母と別れて来た。その時、「ハルオさんに会いたい」 と言った。私の夫を大好きだった母。まだ、彼が亡くなった事は言っていない。母に会いに行く時には、いつも二人一緒だった。フッと思い出したのか。
年を取ると辛い事や寂しい事が増えて来るなアと思う。
母のいる特養
父が亡くなってから安城の姉の所に引き取られていた母。
姉が癌の手術をする事になり、特養に入れてもらった。
その姉も、癌の再発で亡くなってしまい、そのまま特養でお世話になっている。
姉が亡くなった時、私がこっちに引き取ろうと、あちこち動き回り、やっと何とか近くの特養にお世話になれる所まで話が進んだが、夫が急に入院し2ヶ月くらいで亡くなってしまった。
そんなこんなで、母をこっちに引き取る話は白紙になってしまった。
こっちに住んでいない母を、特養に入れるには本当に難しい。
姉が生きていた時は、年に何回も姉の所に遊びに行った。だから新幹線の中で、溢れる思い出で辛くなった。
姉の家は、今、姉の夫が一人で住んでいる。
台所、風呂、トイレ、リビングと綺麗に広くリフォームして、やっと住みやすくなったと喜んでいた姉は、何年住めたのだろう。
山が好きで、旅行が好きで、スポーツが好きで、誰よりも行動派だった。
お仏壇に向かってお参りしていると、止めども無く涙が溢れる。辛い、悲しい、寂しい、会いたい。
姉の夫と、母がお世話になっている特養に行った。
新しいので本当に綺麗な所だ。若いスタッフの方達が良くしてくれる。本当に有りがたいと思う。
いつものように、私を認めると泣きだす。私も、母の手を握り、涙を押さえる。
ちゃんと私の名前は覚えてくれている。妹夫婦が5月の連休に会いに来たが、それは全然覚えていない。
「どうしてここにいるんだろう。」と。一応説明をするが、理解は出来ない。家に帰りたいだろうに帰りたいとは言えない母。
この間までは、「はっちゃんはどうして来ない」 と私の姉の事を言っていたが、今は、それも言わなくなった。
名古屋へ戻りホテルで一泊して、又、電車で安城に向かった。駅に姉の長男の家族が迎えに来てくれ、一緒に又母の所に行った。
母は、私の顔を見て、泣きだした。昨日、私と会った事は忘れて覚えていない。
姉の長男の事は覚えている。
もっと、会いに行ってやりたいと思う。でも、駅を降りてから母のいる特養までが遠い。圧倒的な車社会なので、公共機関が発達していない。バスは、2時間に一本しかないし、バス停も遠い。かといって、駅からタクシーではとても…。
秋に又来るからね、と母と別れて来た。その時、「ハルオさんに会いたい」 と言った。私の夫を大好きだった母。まだ、彼が亡くなった事は言っていない。母に会いに行く時には、いつも二人一緒だった。フッと思い出したのか。
年を取ると辛い事や寂しい事が増えて来るなアと思う。
母のいる特養