ふみさんの日々雑感

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母と姉の遺品整理に

2014-07-15 20:09:20 | Weblog
土・日・月と2泊3日で母と姉の遺品の整理に行って来た。

私の故郷で夫婦で商売をしている妹は、同居している義父の介護もあり、その日にやっと都合がついた。

妹と会うのも久しぶりなので、整理をしながら、母や姉の思い出話で、時々手が止まる。

母は、95歳での永眠だったので、大往生だと思うが、姉は、私の夫と同じ69歳は早すぎた。

夫もそうだったが、姉も物が捨てられない性分で、あらゆるものがビッシリと詰まっていた。

服なんて、結婚前じゃない?と思うもの等、値札の付いたものなど、あちこちにぎっしりと仕舞ってあった。

私は、転勤族だったため、引っ越しが多かったので、その都度、整理が出来たが、姉は、結婚して直ぐに家を買い、ずっと住んでいたので、溜りに溜っていた。

昔、家を増改築するので、物置を撤去するから、手伝いに来てと行った時、その物置の中の膨大な量に眩暈がした事を覚えている。

まだ、若く元気だった母も手伝いに来ていて、中の物を全て片付けるのに大変だった。その頃は、ゴミの分別も危険物かそうでないかで、有料でもなかったので楽だったが。

母は、父が亡くなり、姉に引き取られたのは、88歳くらいで、服と、特養から戻って来た雑貨類や写真くらい。

姉が元気だったころ、二人で 「不要な物を、そろそろ始末しなければね」 と話していたが、突然の事に姉には整理する時間も無かった。

子供達は男の子だけなので、まさか、お嫁さんに始末させるわけにもいかず、妹と頑張って来た。

勿体ないなと思いながらも、私も妹も物は十分すぎるほど持っている。

全てはゴミになる…。

夫が亡くなった時にも思ったが、人が一人亡くなると、膨大な量のゴミ (悲しい言葉) が発生する。

私の生まれた家は、両親が亡くなって誰も住んでいないので、家そのものがゴミになる…。

子供達に、それぞれ自分の家があれば、親の住んでいる家はいらなくなる。考えれば寂しくなる。

夫が亡くなり私一人で住んでいるこの家の中のたくさんの物たちも、私が生きている間だけ物として生きていけるのだと思うと寂しい。

妹と、家に帰ったら、あちこち片付けようねと話した。

亡くなった後で、娘達に、「お母さん、何これ」 と言われないようにねと。

どんなに、思い出がびっしりで捨てがたいものでも、子供達の目に触れてほしくない物は特に決断しなければ。

夫が亡くなって、随分と整理整頓をしたが、もう一度、あちこちの扉を開けて仕分けしてみようかな。






コメント (1)
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