娘の子連れ結婚式。
夫が亡くなったこともあり、娘は結婚式を挙げないで、同居・結婚届(夫の誕生日に)・スペインへの新婚旅行・出産・子育てと進んだ。
ハワイで家族だけで結婚式をやろうかな、でも、もったいないしな…、と言っていたので写真だけでも撮りなさいよ、と私は言っていた。
ところが、彼のお母さんが、「どうしても、私は留めそでが着たい」 と言う。家の紋入りの留めそでを持っているが一度も来てないからと。
それで夏ごろから家族だけの結婚式をすると計画を始めた。
そして決めた日付が、11月8日。
子供の1歳のお誕生日であり、日曜日で大安という事で決めたが、なかなか空いている式場がない。表参道の式場で夜の部で空いている所があったので、やっとそこに決めた。
日曜日は生憎の雨だったが、表参道界隈にあんなに結婚式場があるとは思わなかった。礼服を着た人々がウロウロしていた。
私は、子供の子守りもあるので、娘たちと一緒にお昼頃に出かけた。
お昼の部の式があり、控室が空いていないので、娘の準備の部屋で子供と一緒にいたが狭いので大変。
いつもと様子が違うし、お母さんはかまってくれないし、狭い部屋には触ってはいけないものが多いし、ゆなたんは私から離れない。
食べる事が大好きなので、取り敢えずはベビーフードを食べさせていた。
やっと慣れて来た頃、今度は私が準備の為に行かないといけない。
私も、留めそでを着る事にして、ヘアとメイクをお願いしていたのだ。
「ゆなたん、バイバイ」 と言って部屋を出ようとしたら、心細そうに泣き出したゆなたんを、彼女のお父さんに託して私は準備のために心を残して部屋を出た。
専門家にメイクをしてもらうのは、ちょっと緊張するけど楽しい。
着付けも出来たので、新郎新婦の用意があるので、ゆなたんを迎えに行った。
「ゆなたん、おいで、だっこ」と手を伸ばしが、ビックリしたような泣き顔をして見上げた。そうね、こんな格好したこと無いものね、別人みたいかな。
私にギューとしがみついて顔をうずめて来るゆなたんをだっこして、今度は控室の方に行った。
控室に行ったら息子が着ていた。「ほら、おじさんよ」 と言ったら、チラっと見てベソをかきながら、ギュッとしがみついて顔をうずめた。
赤ちゃんの時から、抱っこする時に口ずさんでいるあやし方で軽くトントンしなが抱っこしていたら、泣き止んだけど、今度は、彼の両親とお兄さんが来て、また、泣き出した。
ゆなたんは、人見知りしないし、いつもご機嫌で愛嬌を振りまいているのに、いつもと全然雰囲気が違うので、不安なのだろう。
時々、私の顔を見上げ、ギューとしがみついてくる。
しばらくそうしていて、やっと落ち着いたのか、床に降ろしたら私のバックで遊びだした。もう、大丈夫。
そのうちに、親子の写真を撮るからと、係のお姉さんにだっこされて連れて行かれた。その時には、もう、抱かれても泣かなかった。
式の前に家族で写真を撮った。ゆなたんがキョロキョロするので、カメラの後ろで係の人達が、「こっちこっち」と手を振ってカメラの方を向けさせていた。
式は、無宗教の人前結婚式。
二人でゆっくりと腕を組んで入って来た。
誓いの言葉や、指輪(まだ結婚指輪は無かった)の交換したり…
私は涙が止まらなくなった。あの子のお父さんが生きていたら…本当にお父さんっ子だったけ、数々の二人の思い出が浮かんで来て胸が一杯になった。
その後は、家族の会食。
そして、ゆなたんのバースデーケーキが運び込まれ、ロウソクの火を親子で吹き消す。
ゆなたんを椅子から下に降ろしたら、ハイハイして隅の方に立っていた係の人たちの方へ行って一緒に遊んでもらっていた。
穏やかでいい式だった。子供がいるので、話題と笑顔が一杯。
帰り、お父さんに抱っこひもで抱っこされて、直ぐに眠ってしまった。行きの電車の中でちょっと寝ただけで、昼寝をする暇もなかったし。
やっぱり、けじめとして結婚式を挙げて良かったと思う。
末永く、仲良く幸せな家庭を作ってね。お父さんも安心していると思うよ。
夫が亡くなったこともあり、娘は結婚式を挙げないで、同居・結婚届(夫の誕生日に)・スペインへの新婚旅行・出産・子育てと進んだ。
ハワイで家族だけで結婚式をやろうかな、でも、もったいないしな…、と言っていたので写真だけでも撮りなさいよ、と私は言っていた。
ところが、彼のお母さんが、「どうしても、私は留めそでが着たい」 と言う。家の紋入りの留めそでを持っているが一度も来てないからと。
それで夏ごろから家族だけの結婚式をすると計画を始めた。
そして決めた日付が、11月8日。
子供の1歳のお誕生日であり、日曜日で大安という事で決めたが、なかなか空いている式場がない。表参道の式場で夜の部で空いている所があったので、やっとそこに決めた。
日曜日は生憎の雨だったが、表参道界隈にあんなに結婚式場があるとは思わなかった。礼服を着た人々がウロウロしていた。
私は、子供の子守りもあるので、娘たちと一緒にお昼頃に出かけた。
お昼の部の式があり、控室が空いていないので、娘の準備の部屋で子供と一緒にいたが狭いので大変。
いつもと様子が違うし、お母さんはかまってくれないし、狭い部屋には触ってはいけないものが多いし、ゆなたんは私から離れない。
食べる事が大好きなので、取り敢えずはベビーフードを食べさせていた。
やっと慣れて来た頃、今度は私が準備の為に行かないといけない。
私も、留めそでを着る事にして、ヘアとメイクをお願いしていたのだ。
「ゆなたん、バイバイ」 と言って部屋を出ようとしたら、心細そうに泣き出したゆなたんを、彼女のお父さんに託して私は準備のために心を残して部屋を出た。
専門家にメイクをしてもらうのは、ちょっと緊張するけど楽しい。
着付けも出来たので、新郎新婦の用意があるので、ゆなたんを迎えに行った。
「ゆなたん、おいで、だっこ」と手を伸ばしが、ビックリしたような泣き顔をして見上げた。そうね、こんな格好したこと無いものね、別人みたいかな。
私にギューとしがみついて顔をうずめて来るゆなたんをだっこして、今度は控室の方に行った。
控室に行ったら息子が着ていた。「ほら、おじさんよ」 と言ったら、チラっと見てベソをかきながら、ギュッとしがみついて顔をうずめた。
赤ちゃんの時から、抱っこする時に口ずさんでいるあやし方で軽くトントンしなが抱っこしていたら、泣き止んだけど、今度は、彼の両親とお兄さんが来て、また、泣き出した。
ゆなたんは、人見知りしないし、いつもご機嫌で愛嬌を振りまいているのに、いつもと全然雰囲気が違うので、不安なのだろう。
時々、私の顔を見上げ、ギューとしがみついてくる。
しばらくそうしていて、やっと落ち着いたのか、床に降ろしたら私のバックで遊びだした。もう、大丈夫。
そのうちに、親子の写真を撮るからと、係のお姉さんにだっこされて連れて行かれた。その時には、もう、抱かれても泣かなかった。
式の前に家族で写真を撮った。ゆなたんがキョロキョロするので、カメラの後ろで係の人達が、「こっちこっち」と手を振ってカメラの方を向けさせていた。
式は、無宗教の人前結婚式。
二人でゆっくりと腕を組んで入って来た。
誓いの言葉や、指輪(まだ結婚指輪は無かった)の交換したり…
私は涙が止まらなくなった。あの子のお父さんが生きていたら…本当にお父さんっ子だったけ、数々の二人の思い出が浮かんで来て胸が一杯になった。
その後は、家族の会食。
そして、ゆなたんのバースデーケーキが運び込まれ、ロウソクの火を親子で吹き消す。
ゆなたんを椅子から下に降ろしたら、ハイハイして隅の方に立っていた係の人たちの方へ行って一緒に遊んでもらっていた。
穏やかでいい式だった。子供がいるので、話題と笑顔が一杯。
帰り、お父さんに抱っこひもで抱っこされて、直ぐに眠ってしまった。行きの電車の中でちょっと寝ただけで、昼寝をする暇もなかったし。
やっぱり、けじめとして結婚式を挙げて良かったと思う。
末永く、仲良く幸せな家庭を作ってね。お父さんも安心していると思うよ。