ふみさんの日々雑感

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FC東京、今年の天皇杯は終了

2018-08-24 13:04:28 | FC東京とサッカー

地方のスタジアムに行くと、素晴らしいスポーツ公園の中の競技場で試合が行われる。

確かに、試合前の時間を過ごすには気持ちいい環境だ。

昔と違って、今は、どこの競技場も再入場が出来る。だから、素敵な公園の中でそのスタジアムグルメを楽しめるのは、最高かもしれない。

私も、綺麗な公園の中を散策していて、思いがけなく遠くまで歩いて行って、ビックリして戻った。

 でも、しかし、駅から遠い。遠すぎる。

地元の人達は、どこに行くにも車社会なので、あまり気にはしないかもしれないが、すごく不便を感ずる。

山形も延々とバスに揺られる。私も含めて、心地よく眠ってしまう。

そして、行きはいいが帰りが辛い。負けた時など、座れなかったら本当に嫌になってしまう。

それを思うと、やっぱり味スタはいいなと思う。

山形の名物だそうだが、ゲソ天そばを食べた。

もう、10年以上も、ゴール裏の中心地には近づかなかった私が、今回は中心地へ行った。

人数が少なかったのもあるが、皆でワッショイワッショイと喜びたかったから。でも、一番後ろに席を取った。

中心地とは離れた所にいる知り合い達に、「え、どうしてそこにいるの?」と言われたし、中心地にいる知り合いには、「え、今日はここなの?」と言われた。

それでも、後ろの私の周りの人達と、一緒に話しながら楽しく応援が出来た。

昔は、アウェイのサポーターは、こんなもんだったな、あの頃、タスキなんてあったかな、と考えた。

ディエゴのPKで先制し、今日は絶対に勝つと思っていた。

でも、直ぐに追いつかれ、その後は、何か低調な試合運びで前半を終わり、もったいない時間を過ごしたな・・・と感じた。シュートも少ないし・・・。

後半勝負なの?でも、前半にもっと圧力をかけてゴールをもぎ取って欲しいと思いながらハーフタイムを過ごす。

でも、後半も、同じように時間は過ぎて行った。

沢山あったコーナーキックは決まらず。

もっと、ミドルシュートを打ってもいいのではと思う場面でも横か後ろへパス。ペナルティーエリア内で、そこはシュートがファーストでしょと思う場面でも、わざわざ相手DFに囲まれた仲間にパス。

あの、中断前の暑い熱いピッチの中で、暑さなど物ともしないで前線から圧力をかけ走り回っていた時の東京の姿が見られない。

気になったのは、DFの森重とヒョンスのプレー。凄く消極的に思えた。

疲れているのか。確かに給水タイムがあったほど暑かったが。

そして、延長戦も、ただ、時間が過ぎて行った。

次のリーグ戦の事を考えれば、90分で決着を付けて欲しかったし、延長戦でも決着を付けて欲しかった。

そして、PK戦。

向こうへ向けて蹴るのかな、と思ったら、東京ゴール裏へ向けてのPK。

隅の方に陣取っていたゴール裏中心地の人達は、一斉に、選手に声援を送るために、ネット裏へ、歌いながら移動を始めた。

一緒におしゃべりしながら応援していた人が私に、

「一緒にあっちへ行くの?」

「ううん、行かない。だってPKは怖いんだもの。まともに見れない」

「そうよね、私もダメ」

そして、始まったPK戦は、延長まで行って、ケイマンが止められた終了。

こっちへ来る選手達に、隣の人が私に、「ブーイングかしら」と言ったけど、私は、「ううん、ブーイングはしないと思うよ。次のリーグ戦に向けて頑張って欲しいから。声援を送ると思うよ」と言った。

全ての選手とスタッフと監督が一列に並び、深々と頭を下げた。

私達は、皆、拍手と次に向けて頑張れと声援を送った。誰一人避難する人はいない。

90分、30分、PK戦延長を戦って心身共に消耗した選手達を、私達は労った。

今年もサンタ帽はかぶれないけど、来年もその次も、ずっと天皇杯は続いて行く。又、いつか決勝に行こう

帰り、たまたま、知り合いとバスで同じ席に座り、ずっと、東京の話をしながら帰った。

駅で、「お疲れ様」と、それぞれのホテルへ向かった。

負けたけど、なぜか、私はそんなに落ち込んでいない。

久しぶりに、たっぷりとサッカーの試合を見たせいか。東京のPK戦なんて、いつ以来?浦和とのナビスコかしら?

ホテルの部屋はもったいないほど最高だった。

チェックインする時に、フロントの人が「今日は、いいお部屋をご用意させていただきました」、えっと思ったが、本当にいい部屋だった。

それも、ツインで。支払った値段を考えると、何か、間違ったのかしらと思う。

朝食も最高だった。

ホテルの朝食はバイキングがほとんだが、そうではなかった。だから、ゆったりと食事が出来た。

帰りの新幹線で、隣に座った若い男性が、テーブルに凄く難しい題名のハード本を置いた。

「随分、難しい本をお読みなんですね。数学の本ですか?」と話しかけた。

話をするのが嫌いでは無い人だったので、東京駅に着くまで、いろんな話をした。

話は数学の話から始まって、大阪から東京に越してきた時に、「お母さん、私、算数が何にも分からない」と泣いた小学生の娘が、高校を卒業する時には、「私の趣味は、因数分解」と言うようになった話とか。

息子が大学受験に、たった一つ誰にも負けない程の得意な分野があって、他の教科は全然ダメだったけど、それで、その大学に受かった事とか。その得意な分野を見つけたのは、中学の時の私の趣味の影響だった事とか。

もちろん、FC東京の事やサッカー一般の事。それに絡めて海外旅行の事。

私が今一番、面白いと思っている、北欧の小説や、北欧のテレビドラマの事。

そして、話しているうちに、いつの間にか東京に着いてしまった。まだまだ、話したりないくらいに。

「ごめんなさいね。おしゃべりを一杯して、ご本、読めなかったわね」

「いいえ、とんでもないです。とっても楽しいでした。ありがとうございました」

「こちらこそ、ありがとうございました」

そんなこんなで、私にとって山形一泊旅行は、楽しかった。

トーキョー、次の湘南戦は、ガンバレ!

 

スタジアムの周りの道路に写真が埋め込まれていた。

そして、いつもの東京の道具を運ぶ車。

 

 

 

 

 

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