借りていた畑を返す事になり、小屋を移動しなければならなくなった。
それで、その前に小屋の中の道具の整理をする事になった。
ところが、丁度、その日に孫のゆうなを預かる事に。
ゆうなのお母さんが、パートは休みだけど、週1回、パソコンにデーター入力に行っている。
そして、お父さんはテレワークで9-18時まで部屋にこもって仕事。
ゆうなを一緒に畑に連れて行く事にした。
シイタケ山の登りはきついし、山の中は誰もいないから、二人ともマスクを外して登った。私はハーハーだけど、ゆうなは楽しそうにずっとおしゃべり。
畑に着いたら、もう、仲間達が作業をしていた。
「あれ、ゆうなちゃん、大きくなっね。いくつになったの」
「5才」と嬉しそうに指で答えるゆうな。
「今日は、この子を連れて来たから、お手伝いできないかも」と私。
「いいよ、いいよ。一緒に遊んでいて」と皆さん。
それで、近くの保育園の遊び場へ行って、ゆうなを遊ばせた。
あちこちにハンモックがつるされ、あちこちにブランコも。
土の滑り台もあり、乗って滑るためのプラスチックの用具があるが、ちょっと私には怖くて遊ばせられない。「今度、お父さんと来た時に遊んでもらいなさいね」
そこでしばらく遊び、畑に下りた。
ゆうなに鋏を持たせて、サヤエンドウを取る事にした。
「いっぱいある!」と楽しそうにチョッキンチョッキン。
今度はイチゴ畑に行き、イチゴを見るが、なかなか赤いイチゴがない。
赤くなると、カラスが食べてしまうのだとか。
まだ赤くなっていないイチゴはたくさんあるけど、「カラスと競争だね」と皆と笑った。
お昼には、まだ少し早いけど「お腹空いた」と言うので、クヌギ林に登り先にお昼にした。
先に食べ終わったゆうなは、サッサと畑に下りて皆とおしゃべりしている。
お昼で作業は終わり、男性達は帰って行き、女性達はお弁当を広げる。
ゆうなに「もう、帰る?それとも皆とおしゃべりする?」
「おしゃべりする。女子会だね」と嬉しそう。
そして、おばさん達相手におしゃべりしたり、歌ったり踊ったり、ジェスチャーで当てさせるゲームをしたり、本当に物怖じしない。
もう、遊び相手と思っているみたい。
そして、帰る時に、マスクをさせたら、「あのね、マスクするともっと可愛くなるんだよ」と言って笑いを誘う。
娘と、小さい子のマスク姿をみながら、「マスクすると、どの子もかわいいね。お目目が可愛い」と言っているのを、聞いていたみたい。
家に帰ると、私の知り合いからもらった、ままごとセットやヌイグルミなどを並べて、一人でブツブツ言いながら、よく遊んでいた。
お父さんが、テレワークを終わってから、娘と一緒に車で迎えに来た。
久しぶりに、体いっぱいに遊んだからか、早く寝たとの事。
私も一日楽しかった。