チケットを購入した時には、晴れの予報だった。まさか台風が来るとは思わなかったので、席を前の方にした。
ところが、なぜか、サッカーの試合をターゲットにしたよう降りしきる強い雨。
ずっと昔、国立であったガンバとの試合を思い出した。
激しい雷雨だった。
屋根の無い国立はまだベンチシート。そのベンチシートの下を滝のように流れ落ちる水。足を上げていないと靴の中まで水が入るほどの水の量だった。
でも、国立は味スタののように、水が溜まりボールが止まるほどでは無かったように思う。
そして、確か決勝点は梶山だったような・・・。
そんな事を思い出しながら、雨に濡れながら試合を見ていた。
何で、こんなに味スタは水はけが悪くなったのだろう。
以前は、豪雨でもここまででは無かったように思う。
友達はラグビーで芝をハイブリッドにしたせいだと言うけど、よく分からないが、こんなに酷くは無かった。
最悪のピッチ。ガンバとの面白い試合が見れると楽しみにしていたのに、あまりにも酷い。
私は飲まず食わずで、雨に濡れながら地蔵さんのように2時間をジッと試合を見つめていた。
運が良ければ勝つだろうし、運が悪ければ負けるだろう、というような試合だった。
だから、PKを取られた時には、しょうがないな、審判にそう見えたのならどうしょうもないな、と。
時間はまだまだあるけど、ボールはアチコチで止まるから、蹴って蹴ってどんな方法でもいいからゴールをねじ込んで、と思った。
でも、運はこっちには向いては来なかった。
何回かチャンスはあったけど、ゴールには至らなかった。
負けたけど、全然引きずる事はない。もう、事故のような負け方だったと思う。
ただ、晴れていれば、面白かっただろうゲームを見れなかったことに、一試合損したような気持ちだ。