いつもの時間に家を出る。
シイタケ山の入り口の所に、仲間達が自転車を止めて置く場所がある。
いつもだと、その時間には自転車が何台も止まっている。
でも、1台しか止まっていない。
あれ、今日は活動日の日だけど、と心配になりスマホで南ちゃんのカレンダーを見た。
間違いないので、シイタケ山の上り坂をゆっくりと登った。
道具小屋の所に着いたら、男性が2人来ていて、「自転車が止まっていなかったので、心配になったよ」と。
話しているうちに、いつものメンバーが集って来た。
作業は、仲間達は中段の所で作業を始めたが、私は上段の所の以前から綺麗にしていた所の続きをやった。
夏場と違い、水分補給も無しに夢中で作業。
気が付いたらお昼。楽しいランチタイム。
その時に、会長より市から里山保全の活動について表彰された事の話があった。
今は、南山にいろいろな団体が入って手入れがされて、散歩に来た人が遊んだり気持ち良く散策出来るようになった切っ掛けを作ったのは私達の団体。
ずっと以前に、南山土地開発に関して、東京都知事に「南山は魔の山だから、平らにして老人ホームでも作ればいい」と新聞でコメントされた。
それで、市民が誰でも気持ち良く散策出来る里山にしょうと、何人かで「南ちゃんの会」を立ち上げた。
あれから12年。
今は、いろいろな団体が、それぞれのイベントを開いて、それなりに楽しめる場所になっている。
今は、引っ越して旦那さんの介護をしている初期会長に、大いに感謝している。彼女がいなかったら、南ちゃんの会もあっただろうかと思う。
これからも、健康に気を付けて、南山の手入れをして行こうと思う。