日曜日、「いなぎ森フェス2015」 が開かれた。
天気予報で、日曜日は雨が降ると言っていたので心配した。
まず、金曜日の12時時点で、森フェスをやるか止めるかを決める、という事で実行委員の大ちゃんが随分と苦悩した。
気象庁にも問い合わせたという。取りあえずは、GOサインは出たんだけど、微妙で、土曜日になっても一部雨が降るというし。
森フェスの実行委員の一人に強烈な雨男がいるという。以前に、南山でコンサーをやった時に、途中で雨と雷で酷かったと言っていた。
ところが、南ちゃんには、強烈な晴れ女がいる。その彼女は、ずっと留守にしていて帰って来た時が土曜日。そして、日曜日には、彼女は、雨雲をどこかに吹き飛ばしてしまった。
南ちゃん、強し!
去年の森フェスは、南ちゃんでは桜の広場も会場の1つになっていたが、今年は、一の森だけのイベントなので楽だ。
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去年、第2会場だった所が、周りの開発が進んで、土埃の禿山になり、森の風情がなくなったので、そこでのイベントも無くなった。
だから、今年のミュージシャンは森が自然が大好きな人達に絞り込んだという。
始まる前に南ちゃんの仲間の集合写真。
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ちょっとだけ、メイン会場を見に行く。
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私達の一の森では、オカリナ、親子向けあそびうた、オートハープ、西アフリカの伝統曲、の四グループ。
メイン会場と違って電気がないので、自然と一体感になれるグループの演奏。
柔らかいそよ風の林の中で、木漏れ日を浴びながら、小鳥たちと共演の演奏や歌は心地よく素晴らしかった。
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一の森の“ウインドチャイムカフェ” でのコーヒーは好評で沢山の人が飲んでくれた。
子供達のカスタネット作り等も一日子供達が座りこんでいた。また、ノコギリで木を切る体験も、必死にギコギコしていたのが可愛かった。
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1時間もハンモックでお昼ねしていた坊や。本当に、気持ちよさそうに揺れていた。
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仲間の一人が体調を崩して、「今日は、お休みします」 と連絡が来たのに、気が付いたら来ていた。
「あれ、具合が悪かったんじゃないの?」
「寝ていたんだけど、風にのって歌声が聞こえてきたら、もう、じっとしていられなくなって。山を登って来たら直ったみたい」 と笑っていた。
そろそろ終わりの頃に、5月のお祭りに来て、南ちゃんに興味を示していた人が来て、桜の広場は知らないと言うので案内した。
一の森から、山道を畑沿いにクイっと曲がると、目の前に、これでもかと宅地造成の大開発の現場が表れる。
その風景に、彼はビックリして一瞬棒立ちになる。「ウワアー、凄いな。こんなだとは」
確かに、下から見上げてもその規模は分からない。こうして、見下ろすと、見なれている私でも、「凄いな…。」 と思う。
彼に、昔の姿を説明するが、私でも、もう、アヤフヤになっている。
「あの、ひな壇は、盛り土なんですよ。手前の畑よりも低い所にあった畑を私達は借りて耕していたんですよ。その畑の上に10メートル?20メートル?の土を盛ったんですよ。向こうの山と一体になっているから、削ってひな壇にしたと思いますよね。でも、山と山に囲まれて、良い畑だったんですよ。土が良かったので素人の私達でも立派な大根が取れたんですよ。」 と。
今の南ちゃんの畑を紹介し、畑でドングリからクヌギやコナラを育て、挿し木から山ツツジを育てている事を説明。
クヌギ林に入り、「今年は、ここに沢山のギンランが出たんですよ。」 「この、落ち葉の囲いはカブトムシの寝床」 と。
桜の広場に登ったら、何と、シンガーソングライターの証さんが後片付けをしていた。
彼は、「里山ウォークラリーと森の歌」 の森の歌を担当していた。
桜の広場で、参加者にはシートを敷いた上に寝てもらい、ギターで歌を歌うのである。
「よかったら、歌うから聞いて行きませんか」 と言ってくれて、喜んで二人で大地に横になり証さんの歌を聞く。
目をつむって聞くと気持ち良く歌声が身体に沁みて行く。目を開ければ、木々の梢の緑が揺れていて自分が自然の中に溶け込んで行くような気もちになる。本当に気持ちいい。
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≪パイオニアソング≫
♪
君なら 君ならやれるさ
誰かに何を言われても
君なら 君ならやれるさ
ここは居心地がいいだろう
人もまた自然の一部なら
無数の種が撒かれてるんだよ
雨雲が育ってきたよ
もうすぐ雨になるよ
雨が降る時の心地よさも教わったよ
パイオニアソング
君なら 君ならやれるさ
ここには吹いてくる風もない
太陽が顔出したよ
どこに向かうのか分かるよ
ここは良い所さ
他の何も惑わされず生きて行こう
証さんにありがとうを言って、カエデの広場へと案内を続ける。私達の原点の場所。
「ここから、南ちゃんの活動が始まったんですよ。その道から、このカエデの広場まで下草刈りするのは大変でした。みんな素人で鎌の持ち方刈り方から教えてもらいながら。苦労してこのカエデの広場まで刈ってきて、初めて“おとうさん” に認められて後は好きにやっていいよって言われたんですよ。さっきの桜の広場まで丁度、一年かかりました」
「凄いですね。本当に大変でしたね」
「全然、大変じゃないですよ。楽しいですよ。だって、篠笹と藪で入れなかった所が、こんなに素敵な林になるんですもの。楽しいですよ。もし、お金をもらっての仕事だったら、多分、続かなかったかも知れないですね」
そして、一周して元の一の森に戻る。
森フェス成功の乾杯をして片付けて、荷物を持って小屋に行く。
私ともみじさんはメインの会場の閉会式に行く。
丁度、花枝聖くんのフィナーレのステージが盛り上がっていた。
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最後に皆で稲城の歌を歌って拍手で森フェスは終わった。
成り行きで、森フェスの実行委員の一人になり、良い天気に恵まれ、皆に楽しんでもらって、疲れも心地よい。
天気予報で、日曜日は雨が降ると言っていたので心配した。
まず、金曜日の12時時点で、森フェスをやるか止めるかを決める、という事で実行委員の大ちゃんが随分と苦悩した。
気象庁にも問い合わせたという。取りあえずは、GOサインは出たんだけど、微妙で、土曜日になっても一部雨が降るというし。
森フェスの実行委員の一人に強烈な雨男がいるという。以前に、南山でコンサーをやった時に、途中で雨と雷で酷かったと言っていた。
ところが、南ちゃんには、強烈な晴れ女がいる。その彼女は、ずっと留守にしていて帰って来た時が土曜日。そして、日曜日には、彼女は、雨雲をどこかに吹き飛ばしてしまった。
南ちゃん、強し!
去年の森フェスは、南ちゃんでは桜の広場も会場の1つになっていたが、今年は、一の森だけのイベントなので楽だ。
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去年、第2会場だった所が、周りの開発が進んで、土埃の禿山になり、森の風情がなくなったので、そこでのイベントも無くなった。
だから、今年のミュージシャンは森が自然が大好きな人達に絞り込んだという。
始まる前に南ちゃんの仲間の集合写真。
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ちょっとだけ、メイン会場を見に行く。
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私達の一の森では、オカリナ、親子向けあそびうた、オートハープ、西アフリカの伝統曲、の四グループ。
メイン会場と違って電気がないので、自然と一体感になれるグループの演奏。
柔らかいそよ風の林の中で、木漏れ日を浴びながら、小鳥たちと共演の演奏や歌は心地よく素晴らしかった。
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一の森の“ウインドチャイムカフェ” でのコーヒーは好評で沢山の人が飲んでくれた。
子供達のカスタネット作り等も一日子供達が座りこんでいた。また、ノコギリで木を切る体験も、必死にギコギコしていたのが可愛かった。
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そろそろ終わりの頃に、5月のお祭りに来て、南ちゃんに興味を示していた人が来て、桜の広場は知らないと言うので案内した。
一の森から、山道を畑沿いにクイっと曲がると、目の前に、これでもかと宅地造成の大開発の現場が表れる。
その風景に、彼はビックリして一瞬棒立ちになる。「ウワアー、凄いな。こんなだとは」
確かに、下から見上げてもその規模は分からない。こうして、見下ろすと、見なれている私でも、「凄いな…。」 と思う。
彼に、昔の姿を説明するが、私でも、もう、アヤフヤになっている。
「あの、ひな壇は、盛り土なんですよ。手前の畑よりも低い所にあった畑を私達は借りて耕していたんですよ。その畑の上に10メートル?20メートル?の土を盛ったんですよ。向こうの山と一体になっているから、削ってひな壇にしたと思いますよね。でも、山と山に囲まれて、良い畑だったんですよ。土が良かったので素人の私達でも立派な大根が取れたんですよ。」 と。
今の南ちゃんの畑を紹介し、畑でドングリからクヌギやコナラを育て、挿し木から山ツツジを育てている事を説明。
クヌギ林に入り、「今年は、ここに沢山のギンランが出たんですよ。」 「この、落ち葉の囲いはカブトムシの寝床」 と。
桜の広場に登ったら、何と、シンガーソングライターの証さんが後片付けをしていた。
彼は、「里山ウォークラリーと森の歌」 の森の歌を担当していた。
桜の広場で、参加者にはシートを敷いた上に寝てもらい、ギターで歌を歌うのである。
「よかったら、歌うから聞いて行きませんか」 と言ってくれて、喜んで二人で大地に横になり証さんの歌を聞く。
目をつむって聞くと気持ち良く歌声が身体に沁みて行く。目を開ければ、木々の梢の緑が揺れていて自分が自然の中に溶け込んで行くような気もちになる。本当に気持ちいい。
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君なら 君ならやれるさ
誰かに何を言われても
君なら 君ならやれるさ
ここは居心地がいいだろう
人もまた自然の一部なら
無数の種が撒かれてるんだよ
雨雲が育ってきたよ
もうすぐ雨になるよ
雨が降る時の心地よさも教わったよ
パイオニアソング
君なら 君ならやれるさ
ここには吹いてくる風もない
太陽が顔出したよ
どこに向かうのか分かるよ
ここは良い所さ
他の何も惑わされず生きて行こう
証さんにありがとうを言って、カエデの広場へと案内を続ける。私達の原点の場所。
「ここから、南ちゃんの活動が始まったんですよ。その道から、このカエデの広場まで下草刈りするのは大変でした。みんな素人で鎌の持ち方刈り方から教えてもらいながら。苦労してこのカエデの広場まで刈ってきて、初めて“おとうさん” に認められて後は好きにやっていいよって言われたんですよ。さっきの桜の広場まで丁度、一年かかりました」
「凄いですね。本当に大変でしたね」
「全然、大変じゃないですよ。楽しいですよ。だって、篠笹と藪で入れなかった所が、こんなに素敵な林になるんですもの。楽しいですよ。もし、お金をもらっての仕事だったら、多分、続かなかったかも知れないですね」
そして、一周して元の一の森に戻る。
森フェス成功の乾杯をして片付けて、荷物を持って小屋に行く。
私ともみじさんはメインの会場の閉会式に行く。
丁度、花枝聖くんのフィナーレのステージが盛り上がっていた。
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最後に皆で稲城の歌を歌って拍手で森フェスは終わった。
成り行きで、森フェスの実行委員の一人になり、良い天気に恵まれ、皆に楽しんでもらって、疲れも心地よい。
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