ふみさんの日々雑感

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満開の三沢川の桜

2014-04-02 19:14:46 | 家族
桜の時期には、春が来た嬉しさと、亡き人々を思い出し物悲しくなる。

ここに住み始めてからは、花見に遠くに行かなくなった。夫と、「桜の花見は、この三沢川で十分ね」 と。

毎年、夫は桜が咲き始めて散るまで、毎日のように三沢川の桜の写真を撮っていた。

夫が3月に入院し、桜が満開になったら、娘と三沢川の桜を写真に撮って見せていた。病院の満開の桜も車椅子で窓辺で見つめていた。「来年は、三沢川の桜を見れるよ」 と励ましながら。

夫には言って無かったけど、もう長くない夫に見せるための桜の花を、泣きながらデジカメで撮っていたっけ。最後の桜の花なんだと。

翌年の桜吹雪の中を、もういなくなった夫を思い涙を流しながら歩いた。どうしても写真は撮れなかった。

そして、何回も私の家に遊びに来た姉。一度も桜の時期には来た事が無く、一度は満開の桜の時期に行くね、と言っていた姉。私の心のように狂おしい程に咲き乱れた桜を見上げて泣いたっけ。

姉と夫の二人が亡くなって丸三年、母が亡くなって3ヵ月。春が来れば、何事もないように、桜はピンクに空を染める。









三沢川には、数え切れないほどの鯉が泳いでいる。でも、今日、初めて錦鯉を一匹見た。誰かが川に放したのか。



ついでに、南山に山桜を見に行った。今週は、忙しくて南ちゃんの作業日に山に入れないので。

桜の広場の大きなヤマザクラ。桜は咲いているが、見上げても空に溶け込んでよく分からない。



山桜は、ソメイヨシノの華やかさはないが、それでも、ちゃんと自己主張をしている。





畑へ行ったら、じゅんさんがいた。

雨の日曜日に、一の森に木を植えた話をしたら、畑に自然に生えて大きくなって来たクヌギを掘り起こして、一の森に植えると言う。

私は、のらぼうを収穫して一の森に行った。

植樹したクヌギや山つつじが元気に育っているか一本一本確かめた。

じゅんさんが、掘り起こしたクヌギを一輪車に乗せて来た。何処に植えようかなと。

二人で森を見ながら、ああしたいとか、こうしたいとか話し合った。もっともっと、篠笹の藪を刈って綺麗にしたいね、と。

じゅんさんは、私達の森ではない所も、所有者の許可を得て綺麗にしたいという。確かに、もっともっと綺麗な範囲を広げて行きたいとは思うが、その為には、もっともっと仲間が欲しい。

今日も、富士山は見えず。



稲城は美味しい“稲城の梨”がとれる。今、梨の花も盛り。








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