art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

素敵な記憶があるからこそ 前へ…

2011-04-03 16:42:51 | maison de campagne ~べっそう~
人間はものごとを忘れてゆく。
でも、忘れないでしっかり記憶に残ることもある。

勝浦セカンドハウスの庭を作り始めたのはちょうど一年前。
それから例年にない猛暑を乗り越え、毎日のように霜の降りる冬を過ぎて、
季節は循環し4月となった。
植物たちは淘汰され、この環境で生き永らえたものだけが残った。
枯れてしまった植物たちのことを忘れず、
残ったものを大切に、そしてあらたなチャレンジもして、
これからの庭を作ってゆきたいと思う。

これから毎週毎週勝浦に行くのが本当に楽しみ!
去年の記憶を呼び戻して花盛りの庭を想像する。
植物は芽ぶき、葉が茂り花を付ける。

入り口からだんだん中に入ってゆこう!

まずフェンスの外。
私はてっきりセットバックしてフェンスを設置してあったと思っていたのだけど、
どうもこのエリアは我が敷地ではないらしい。
でも銀座の一等地ではあるまいし、
持て余すほどの土地がある田舎ゆえ、
20センチほどのはみ出しは許していただきましょう。
寒い冬に葉も褐色になり縮こまっていた感のあるクリーピングタイム。
今では葉は生き生きと濃いグリーンとなって繁茂しつつある。

少々車輪が乗っかろうとも、人が踏み込もうとも、
タイムの豊かな香りが立ちのぼってふっと幸せな気分になれるといいな、と思うのだ。
左側には、フェンスの内側から伸びてきたリシマキアが根を下ろした。

敷地の中へ入ってゆこう!


玄関前の庭のまずはフェンス側。
しだれ桃がこぼれんばかりにたくさんの花芽を付けている。

淡いピンクがやさしくとてもかわいい。
中でも濃いピンクに色づいたものは今にも咲きそうだ。
その桃の根元にはハナニラの花が風に揺れる。

先週はまだ白い花弁で1輪だけだったけれど、今週は数も増え薄い紫に色づいた。
去年も書いたけれど、わたしには、しだれ桃姫のお側に侍る侍女たちに見えてしまうのだ。
姫が美しく成長し花が咲くのをお側で見守る侍女たち。
来週には桃姫の開花が見られそう。

その近くには大株のギボウシの芽。

いったいいくつ芽があるの?
葉が出てきたら株分けしましょう。
子孫を増やしましょう。

敷地の角にあるレンギョウには黄色い花。
鮮やかな黄色がパッと目を引く。


玄関前でも建物側に目を移すと…。
先週植えた後輩ユーフォルビア(左)と先輩ユーフォルビア(右)が並ぶ。

雨が少なかった先週だったけれど、乾燥気味を好むユーフォルビアは植えっぱなしで大丈夫だった。
先輩はこんな感じでこれも来週には目玉のような黄色い花を付けそうだ。

先輩の後ろにあったソテツが枯れかけたので切った。
その後ろにはレンギョウ?
これにはオットもわたしも記憶になくて…、
確かに緑の葉っぱはたくさん付けてたけど、去年黄色い花って咲いてたっけ?
草刈りM氏@山形弁もその日は音沙汰なく、突っ込む人もだ~れもいなくて
ふたりでボケてしまった。
イケナイイケナイ、忘れた記憶のひとつかな?

そしてグレコマには紫色のちっちゃな花がたくさん付いた。

グレコマとリシマキアを見てオットは、
『これ(グレコマ)って、雑草?』
『違うよ~、グラウンドカバーで植えたグレコマ。』とわたし。
確かに出で立ちは雑草っぽいけどね、どんどん辺りかまわず増えてゆく様子も雑草っぽいけどね~
このエリアを我がもの顔で席巻しそうなので、そのうち刈らないといけないね。

家の南側のちっちゃな花壇。

小さなフェンスにはヘンリーヅタが絡んでいるのだけど、葉が落ちすっかり枯れてしまった。
もうだめか?と思っていたのだが、
春になると正直なもので芽吹いて来た。


その前の我が家のメイン花壇。

小さな白いスイセンに加えて、白と黄色のラッパスイセンも咲き始めた。

スズランの花を少し大きくしたようなスノーフレークも。

その何とも言えず可憐なうつむき加減の花の姿はずっと見ていたいほど愛おしい。

先週蕾を付けていたチューリップはクロッカスに似たピンクの花。
白くて細い花弁のチューリップも見える。

変種なので花を見ただけではチューリップとわからない。
これらは夕方になると、遊び疲れたこどものように花弁を閉じていた。

この花壇は今月末には色とりどりのチューリップが咲き、
周りにはパンジーやビオラが色を添えて大盛り状態となる。
そんな去年の様子を思い出すとワクワクするなぁ~

そしてこれが今のハーブ畑。真冬よりは少しモリっとしてきました。

フェンネルのこぼれ種から新しい芽がたくさん出て鮮やかなグリーンが美しい。

ベルガモットも地下茎が伸びてあちこちから顔を出す。

これらはわたしの中では想定外で、こちらが手を掛けずに増えてくれるのはうれしいことだ。

オレンジミントにスペアミント。

爽やかなミントの香りには庭仕事をしていても癒される。

その他、タイムやオレガノも元気に育っている。

ほどんと葉が落ちあきらめかけていたセージ。
数枚の葉が生きていることの証明。


株分けしてあったラムズイヤーも元気だ。


残念なことは、ハーブの王道、ローズマリーやラベンダーがここではうまく育たないこと。
苦灰石灰を撒き土の酸性度を中和しているのだけど、
気候の影響かほどんどが枯れてしまった。
千葉でローズマリーの苗を育てているので、再度チャレンジしようかとも思っている。

ハーブ畑の向こうに先週作った畑の畝。
左側には元々あったニラを植えなおし、右側にバジルなどを種まきした。


ハーブ畑のエリアの隅にはアジュガ。
古い葉を取り除いてやると新しい葉がモリモリ。
知らない間に花の蕾もたくさん付いていた。


このアーチの両側にはモッコウバラを絡ませてある。
冬枯れから一転、こちらも葉っぱが出てきて花が楽しみだ。


アーチから続いて栗の木の下までのエリアは、わたしの一番好きな場所だ。



手前にリシマキア、シバザクラのグラウンドカバー。
その向こうにパンジー、ビオラが色鮮やかに咲き、
ただ今成長期のクリスマスローズが花を咲かせ葉を茂らせる。
そしてその向こうには、
ベルベットのようなテクスチャーのワインカラーのクローバーとブラッククローバー。
土地の若干の起伏に相まって、それぞれの植物がきちんと自分の役割を果たしている感じだ。


その向こうの小道の脇には、
ベロニカマンハッタンブルー(右)と銅葉のヒューケラ。

ベロニカも想定外で冬越しの後大きく育ってきた。
グリーンをはじめレモンライム、オレンジ、ワインカラーなどたくさんの葉色のあるヒューケラが好きで、
7~8種類植えたのだけど、生き残ったのは2種類と、
ヒューケラの和製であるツボサンゴのみ。
本当にうまく育てるのは難しい。

クヌギの木のブランコのそばにあるボケ。
独特のオレンジ色の花がかわいい。


土地の一番奥の菜の花は今が盛り。
勝浦に来る途中の道々でも菜の花とスイセンが目にとまった。
まだ蕾のものを刈り取って食用に。
わたしは、このほろ苦い菜花が大好き。

さて、先週オットが草刈りM氏とツバキの木などを敷地側に寄せるためにやった作業。

紐を内側の木に巻き付け、ツバキなどの木を引っ張ってある。
これで道路を通る車にも迷惑をかけることはないでしょう。
その向こうに家のあるM氏が一番の被害者だったかもしれない…。
ありがとう!M氏。

土曜日はあたたかく畑仕事もはかどる。
せっせとパンジーなどの花柄を摘み雑草を抜き無駄に伸びたものを剪定。
ず~~っとそうして庭にいたいけれど、
いまだに余震も続き落ち着かず泊る気持ちになれない。
慌ただしく日帰りで千葉に戻った。

花盛りのころには、デッキにテーブルを出し、
ゆったりとお茶を飲みながら庭を眺めていたいと心から思うのです。