あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「キングコング対ゴジラ・富士山麓の決戦」

2016年12月15日 | アニメ・特撮
幕張メッセで行われたという「東京コミコン」。
※東京コミックコンベンション

日本に初上陸する世界最大級のポップカルチャーイベントって事で、
アメリカのみならず、日本のコンテンツも包含して開催され、色々と
評判になったとの事。

私はツイッターでその様子を見たのですが、ショックを受けたのが
「キングコング対ゴジラ・富士山麓の決戦」ジオラマのパッケージ。



これって・・・
キング・クリムゾンの2nd「ポセイドンのめざめ」じゃん!

・・・すごいなぁ。
まだまだ特撮の奥は深いわ。
まだまだプログレの奥も深いわ。



メーカーはイノウエアーツ
中身は、ゴジラとキングコングで闘ってる怪獣ガレージキット。
原型師は、井上雅夫氏。

造形師界のカリスマとの事!
※知らなかったぁ・・

イノウエアーツの名作だそうです。
そして、井上雅夫氏はクリムゾンの大ファンだったそうです。

やはり繊細にしてルナティックな天才にはクリムゾンが良く
似合うって事でしょうか。

怪獣/特撮とプログレも相性が良いって事でしょうか。

ゴジラ生誕50周年の集大成映画『ゴジラ ファイナル・ウォーズ』
公開にあわせて企画された、トリビュート・アルバムこと、
「G.LASTS…TRIBUTE TO GODZILLA 50TH」も
ゴジラの顔を「宮殿」風にアレンジしたアルバムジャケットになってて
興味深い・・・なんて、以前に弊ブログで取り上げた事があります。

「しかし やっぱりクリムゾン1stジャケのインパクトは凄いね」
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/a079424d10b65dcd8abb148cb00bf633



クリムゾンのファースト・アルバム「クリムゾンkングの宮殿」のジャケ。
その強烈なインパクトに惹かれ、パロディや模倣が後を絶たない・・・と。

「G.LASTS…TRIBUTE TO GODZILLA 50TH」には
キース・エマーソンも参加してたし、やはりプログレとの縁を感じずには
いられません・・・。



今回、グレッグ・レイクまで亡くなってしまいましたから。
井上氏はどのような感傷に浸られたのか・・・気なります。

※ゴジラ・ファンを名乗りながら井上雅夫氏の事も知らんとは!
~とのお叱りを覚悟でUPいたしました・・・。

サイバーニュウニュウ単独LIVEのチケットGET!

2016年12月14日 | 邦楽
買ったぜ!
サイバーニュウニュウ 再起動後 初のフルアルバム
発売記念ライブ!!



12月18日(日) 恵比寿自由空間クレアート 
前売:¥3500 当日:4000(ドリンク代別)
18:00 開場/18:30 開演

【ゲスト】
梅津和時、エビ沢キヨミ、今泉直司、原田真之輔、麻世

サイバーニュウニュウ "ダイナマイト★不ユカイ"の
Official Music Videoも、これまた最高にカッコイイ!



プラマル・スクリームの「ロックス」以上に“あの曲”へ
インスパイアされた事を隠さないリズム!

パンク以上にパンキッシュなPV!

居てもたっても居られなくなって、LIVEチケット購入!
次の日曜が楽しみだ!

サイバーニュウニュウ "WITHOUT LOVE" (Official Music Video)

2016年12月14日 | 邦楽
25年ぶりの再結成し、ニュー・アルバムを発表した
サイバーニュウニュウ。



「"WITHOUT LOVE」Official Music Videoが
目茶目茶カッコイイ。



参った。
本当は好きな曲調じゃ無いんだが
※80~90年代風は苦手なの。70年代が好きなの…

これは…目茶目茶スキだ!

なんでだろ。
音圧といい、色調といい、コントラストといい…

突き抜けちゃってるからだろうな!

あと、
映像の雰囲気からスタンリー・キューブリック的な
近未来を感じさせてくれるからだろうな!

NHK総合「ドクターコッペリウス」ドキュメンタリー放送、近付く

2016年12月14日 | 邦楽
NHK総合で12月17日放送予定です。

世界的音楽家・冨田勲先生の遺作「ドクターコッペリウス」。
構想は出来上がっていたとはいえ、未完の部分もあった同作品。

冨田勲先生が84才で亡くなってから半年で、残されたプロジェクト
メンバーが、いかに作品を形にしていったかを追うドキュメンタリー。

公演当日、会場のオーチャードホール駐車場にNHKの車両があったので
期待はしておりましたが、それが遂に形を見るわけですね。



【NEXT 未来のために】
NHK総合 12月17日(土)午後5時30分~午後6時00分

バーチャルアイドル・初音ミクがオーケストラとシンセをバックに、
生身のバレエダンサー踊り、歌うという前代未聞のコンサート。

コンサートの実現に向け、遺志を継いだのは、冨田先生を慕う仲間たち。
前作「イーハトーヴ交響曲」での経験があるとはいえ、完成は困難を
極めたはずだ。

畏敬の念を持って見届けさせて貰いたい。

そして、あの鳥肌が立つようなオープニング。
シンセの効果音とダンサー1人が「最小限」の演出で描いた人類の姿。
「重力×人間」の動き。

TV画面上で再度鑑賞させていただきます。

まさに「芸術」を見た。
その瞬間の再現を…。

アニメ「ハイキュー!」3期終了

2016年12月14日 | アニメ・特撮
3期は丸々「県大会決勝」。
クールな月島が負傷を押して再出場。
烏野高校は攻めの姿勢を崩さず常勝・白鳥沢高校に
食らいつく…。



もう、名場面に次ぐ名場面ですよ。

日向に対し、相手エース牛若も対抗心を抱き、全力で
突き放しにかかる。

圧倒的な大きさ、高さ、力強さの前に塞ぎ込みそうになる
烏野チームに鵜養コーチが叫ぶ。



「下を向くんじゃねぇー!」
「バレーは常に上を向くスポーツだ!」

これは第8話でのセリフだが。
第8回といえば鵜養コーチの声=田中一成さんが亡くなる前
最後に演じた回だ。

最後のセリフが、メンバー全員を鼓舞するための振り絞る
ような叫びだったと思うと…
もう、体が震えてしまったもんです。

魂のこもった、素晴らしい演技でした…。



お互いの全てを出し尽くす総力戦の末、ついに強豪中の強豪=
白鳥沢を下した烏野。

雌伏の時を経て全国行きを決めた上級生は感涙。



日向ら1年生メンバーは半ば放心。
敗れても威厳を失わない日本ユースの牛若…。

烏野マネージャーの潔子さんは感涙。
客席の谷地ちゃんは気を失いかけて田中の姉さんに支え
られる…。



原作の感動が甦るね。
漫画ではコマ割りや見開きで演出してたドラマチックさを
もう少し表現して欲しかった気もするが、
※ストップモーションやスロー、クローズアップ、そして
 ハーモニー的な技法で…。

それでも動く絵の迫力、揺れる田中冴子姐さんの胸の力感は
素晴らしかったです。



最後のシーンは、影山のユース合宿参加の打診。
ポカンと呆ける日向、実はまだ受難があるのだが、
そこから4期が始まるという事か。

間隔置いて始まると思われる4期、いまから楽しみだ。
※しかし、深夜にやるのは勿体ないなぁ。
 やっぱり日曜の夕方とかに流すアニメだよ…。

最後、やはり声優・田中一成さんへの感謝を。
本当に、本当に素晴らしい演技でした。

有り難うございました…。

大森将平の世界戦は中止

2016年12月13日 | ボクシング
12/8、京都市のウォズジムの発表によると
IBFバンタム級14位の大森将平が12月31日に
島津アリーナ京都で予定していた、王者リー・ハスキンス
(英国)との世界戦は中止になったとの事。



理由は王者のケガのため。負傷の詳細は不明。
大森はショックを隠さなかったが、会長は「(ノンタイトルでも)
必ず試合は組む」と明言。

13日の会見で、55kg契約のノンタイトル8回戦を行なうと
発表。対戦相手は、ロッキー・フエンテス(比国)で、経歴と
しては、2014年にWBCフライ級王者ロマゴンに挑戦して
敗れた選手。

大晦日の興行では大森に加え、小国以載(角海老宝石)と
井岡一翔(井岡)のトリプル世界戦が予定されていたが、
この一角が崩れて残念に思うファンも多いだろう。

ダブル世界戦でも十分豪華だから…なんて言ったら大森の試合
目当てでチケット買った人に怒られそうだな。

実は私自身も、密かに大森の挑戦試合を隠れた目玉だと考えて
いたので、中止は大変残念だ。

~とは言え、相手の負傷での中止だから大森陣営に罪は無いし、
ここは「本番まで経験が詰める」と頭を切り替えて欲しい。

「この世界の片隅に」大ヒット御礼!舞台挨拶を見に行った(3)

2016年12月12日 | アニメ・特撮
立川シネマシティ舞台挨拶MCは、純日本人に見えるのに英語のミドル
ネーム入りの女性。

ちなみに、のんちゃんは黄色地に青の花柄のワンピース。片渕監督は
グレーのスーツで登場。横にはすずさん等身大パネルも運ばれてきた。

やっぱ生のんちゃんは可愛い。つか、美人さんになってる。
スラリとした長い手足、首。スタイル良すぎ。

のんちゃんに劣らず監督の笑顔もキラキラしてましたよ。
鑑賞後、感動さめやらない我々の表情を嬉しそうに見つめているよう
にも感じられた。
※それが次の創作への力になってくれれば本望だ。
 「集まり過ぎてしまった」というクラウドファンディング第二弾も
 有効に使ってくれればイイんです!
 要するに「あの片渕監督の」と言えばスポンサーが集まり、次回作
 以降の製作がスムーズになれば言う事ないのだ!



片渕監督、のんちゃんと質問形式のやりとり。
まずは挨拶。

ちょっと力なく訥々と喋る「のん」ちゃんの声。
ああ、本物だぁぁぁぁぁぁ。

続いて受賞関連の情報。
第38回ヨコハマ映画祭にて、映画『この世界の片隅に』が作品賞と
審査員特別賞を受賞し、2016年日本映画ベストテンでは、豊作揃いの
作品の中で堂々第1位に選ばれたとの事!

監督は、特に「スポンサーをつけず映画が大好きな人によって成り立って
いる」ヨコハマ映画祭でのアニメ作品初の受賞を喜んでいらっしゃる様子。
さらに、のんちゃんの審査員特別賞受賞も、アニメ映画には主演女優賞が
ないためで、実質は主演女優賞と受け取ってらっしゃるようだ。

これに関して「のん」ちゃんは、驚きと喜びを丁寧に語ってまして。
作品賞に対しては「作品に関わった全ての方々と一緒に取れたもの」で、
「監督の…熱というか執念?…の賜物だなぁと」とコメントし客席を
笑わせてくれました。

審査員特別賞に関しても、「キャストの方々みなさんと頂いた賞なのかなと」
「私はその代表として…」と素直に語ってくれました。

「謙虚か!」とも思いましたが、周囲のプロフェッショナルな仕事に接し、
それは素直な心情だろうな…と感じました。


※画像は
 売店で購入したパンフレットで御座います。

のんちゃんは今年の8月からアフレコに参加したという事で、「監督の6年
には比べものにならないのですが、ほんとにすごい作品に参加させて頂けて、
これから役者をやっていく上で無いんじゃないかっていうくらいの経験を
させて貰いました」などという言葉も飛び出した。
※「役者」とハッキリ言ってくれましたよ!!

客足に関して、監督は週を追うごとに伸びる稀有なパターンと驚きを語り、
公開からしばらくして「客層が変わりました。親子連れが増えてます」と
劇場から教えられ、「親子連れ?どのくらいのお子さんが?」「お子さんが
だいたい40代…」と語って場内大笑い。

※私は心の中で「オケ老人か!?」と突っ込んでました…

アフレコの苦労話としては、声入れで声優さんの息遣いを録るため指向性の
強いガンマイクを使った話など、非常に興味深かった。

こだわった録音は爆発音などではなく、人の自然で生々しい息吹だったと。



当初のんちゃんが動きながら芝居を…と思っていたのに「左右に動かないで
下さ~い」って言われ、戸惑ってしまったと。
「なら、ジャンプは?」と言っても「それもダメです」。

指向性ガンマイクを上方に設置し声優さんに口元に向けたという事で、台本を
見ようと下を向くと、声が台本に反射して、その音がマイクに入ると音が全然
変わるらしい。それぐらい神経を使って録った…と。

劇伴では、すずさんが料理してる場面では菜箸を使って演奏したそうな。
※「冨田勲先生か!TOMITA並みに音へのコワダリありってか!」

尚これに関して、のんちゃんは初耳の様子。



そして、すずさんへの役作り。
ただ自然に演じたように感じられるが、監督にLINEで何度も質問を送って
いたのだとか。

アフレコが4日間あったが、連続ではなく間隔が空いているので、原作と
映画とでセリフが違う理由などを箇条書きにして監督に送った…と。

「食事も摂らずに集中してお仕事されてるという話だったのに、ご迷惑を
おかけしてしまってスミマセン」と、のんちゃん恐縮。

ただし、監督は仕事終わりの夜、朝起きて布団の中で着信を読み、その場で
返したそうだ。

でも絵コンテなどは4年くらい前に終わっているので回答するなかで自分の
考えを整理することが出来た…と優しい回答する監督。

それを聞いてのんさん、「よかった~」と、ひと安心。
※真剣に役を考える役者さんをムゲにする監督なんていませんよね。

立川の極上音響上映について。
監督は、立川の音は録音した通りの音が出ていて素晴らしいのこと。



今後について。
監督は「おかげさまでかなりの館数で上映が続きそうだけど、それでも
いつか公開は終わります。やはり終わる前に、大きなスクリーン、良い
音で見てほしい。家でDVDを観たのでは聞こえない音があるので…」と
思いのたけを語った。

さらにロケ地について。
「すずさんを本当にいる人にしたくて、映画の中の街も人も本当のものを
描いた。迷子になったすずさんがもたれる建物は今もあって実際に触れる
ことができる。呉や広島に行くと実際に触れる事が出来る建築物が何か所
かあるから、映画が終わっても皆さんの中で広がっていくでしょう」と
語る片渕監督。

何度か広島入りしている『のん』ちゃんも「あぁ、あの変わった階段の!
あれがそうなんですか…」と、驚いた様子。



片渕監督からはファンや支持者への感謝の言葉あり、リピートと拡散の
継続を願うようなコメントも。

言うまでも無く、今回劇場に足を運んだ鑑賞者は、作品の素晴らしさを語って
行くでしょう。

残り時間も無くなり、司会の女性に促されて記念撮影。
以前は「皆さんも監督の画像を撮って拡散を」という事があったが、今回は
指定メディアのみ。

「なんでぇ~」と少し落胆した私は椅子に深く座り込んだため、後に公式で
公開された会場フォトには殆ど写れてないのでした。
※「斜めに撮ってるように見えるけど客席全面が写ってますよ~」とか説明して
 くれれば良かったのに…。



満場の拍手の中、お二人は退場。
なんか、浄化されましたよ。片渕監督、のんちゃん、有り難うございました。

外は暗くなってたが、心はだいぶ晴れていた。

立川から中央特快で再び新宿方面へ。
帰りはウォークマンを使わなかった。さっきまでの「おと」を他のもので上書き
されたくない気分。

まるでコンサート帰りのような感覚。
それも音に拘った「この世界の片隅に」ならでは...なんだろうな。

「この世界の片隅に」大ヒット御礼!舞台挨拶を見に行った(2)

2016年12月11日 | アニメ・特撮
時間前には司会の女性が上映会の説明を開始。
予告編など無く、定刻通りに上映開始。
※「映画泥棒」のスポットはありましたけどね!



私自身2度目の鑑賞。
ジンワリ染みる。タイトルの色彩も淡い。
素通、空の水色に赤いタイトル文字なら、もっと鮮やかに
映るはずだが、そこをぼんやりと見せてしまうだな…。

全てのものが、丁寧に描き出され、塗られている。
背景から人物から動物から…密度が凄い。
ストーリーも含め、情報量が凄い。リピーターが多いはずだ。

そこへきて声優さんも全員が素晴らしい。
最近の「人気声優」という人々も、アニメアニメした口調では
なく、作風に合った素朴な演技を聞かせてくれている。
そこに「のん」ちゃんの自然な声が乗っていくのだ。

個人的には妹・すみを演じた潘めぐみさんの声に耳を奪われた。
幼少時は女児そのものだし、そこから年頃の女性へと登場する
たびに自然に変わっていく声には「プロ」の仕事を感じさせて
貰った。



全員が本当にプロの仕事をされている。
そんな印象。
その根底には片渕監督の過剰な作品愛と仕事愛があり、そして
「のん」という自然な存在が溶け込んでいる。
そんな印象。

そして程よく作品に入り込み、登場人物たちへの愛着を抱いた
ところで、爆撃です。

ほんわかした嫁ぎ先の家族の上空から爆弾が落とされるシーンを
きっかけに、また泣きながら鑑賞する事になったのです。
嗚咽をこらえるから体が震え、それが恥ずかしかった…。
※やっぱウチの家族とは行けませんわ。



エンドロールも情報過多というか…。
「シン・ゴジラ」は人物や団体名、豪華な劇伴で動けなかったが。
「この世界の…」はエピソードの画像情報まであるんだから、
やっぱり一回じゃ無理ですよ。

これもリピート映画だよ。私も、もう1回見なきゃだよ。
エンドロール終了で場内から自然発生的に拍手が。
すすり泣く声も聞かれた…。

明るくなったが、イイ年して両目から涙を溢れさせた私はバツが
悪かったですよ。

そして司会の女性が登場。舞台挨拶の始まりを告げる。
スクリーン左側の扉が解放され、片渕監督と「のん」ちゃんが
拍手を浴びながら入場してきた。

(続く)

「この世界の片隅に」大ヒット御礼!舞台挨拶を見に行った(1)

2016年12月10日 | アニメ・特撮
前日、仕事のストレス(?)で嘔吐するというアクシデントあり。
※一日中PCやモニターと睨めっこ、メシ休憩も短縮、本気の嘔吐感
 来て、トイレに駆け込んだ…。

ウイルス性かと心配したが、少し休ませて貰って何とか翌日には
回復したので、予定通り「この世界の片隅に」の舞台挨拶を見に
行く事にした。

グレッグ・レイク死去で落ち込み、体調面でも凹み、こういう心身
コンディションで大丈夫か、オレ。



最初に見た時の印象は、「微笑ましく、笑える部分もあったが、
反面、落ち込んでしまった」…ですからねぇ。

あんな「ほっこり系」の絵で戦争展開ですから。逆に堪えますよ。
こっちゃ原爆記念館にも行ってるし、親から当時の話を聞いてるし。

「この世界の」裏側で展開されている、もっと悲惨な状況が目に
浮かぶのです。
生き延びた人も全員が心身の健康を取り戻し、力強く国を復興に
導いた訳ではないし。
あの優しい家族がどうなっていくかも怖くて…。

※まぁ、逆に最近は「想像力が必要な映画である」とも思えるよう
 にもなって来ましたが。
 私ほど妄想を推し進める必要もないけども…

希望は片渕監督の制作秘話を聞いて、生のんちゃんの姿を見て癒や
されること。



※移動中のBGM
 「クリムゾンキングの宮殿」。亡くなったG・レイクのVo.が
 素晴らしすぎる。

分かってはいたけど、立川は凄く都会だった。



駅周りは副都心並の商業施設あり。
その中に立川シネマシティがあった。早めに着いたので、
外観やロビーなどを撮影。



上映時間前にトイレや食事を済ます。
こういう時には蕎麦にかぎる…と、私は月見とろろソバを
すすった。

(続く)

長谷川穂積、引退

2016年12月10日 | ボクシング
WBC世界スーパーバンタム級王者の長谷川穂積(35才/真正)が
神戸市内で会見、現役引退を表明した。

2ケタ防衛を含む3階級制覇は最も価値を感じさせるもので、その
名選手が、世界王者のまま17年間の現役生活を終える…。

決断は11月中旬。
「これ以上、証明するものがなくなった。前回以上の気持ちを作る事が
難しくなった」。



1999年11月にプロデビューした長谷川は、2003年に日本人
キラーのOPBF(東洋太平洋)王者ジェス・マーカを破り、注目を集めた。

攻撃だけでなく相手のパンチを食わない防御(特にサイドステップと
ダッキングの複合技)には目を奪われたものだ。

OPBF王座を3度防衛後、05年に難攻不落のウィラポンをも攻略しWBC
世界バンタム級王座を奪取。

その後は日本ボクシング界のエースとして活躍。
WBC世界同級王座を10度防衛する頃には倒すコツも覚え、無敵の
風格さえ漂っていた。

しかし、2010年の世界王者対決でF・モンティエル(メキシコ)に
4回TKO負けして王座から陥落してからは、激しいアップダウンを
経験する事に…。

国内初となる飛び級でフェザーの王座を獲得、世界2階級制覇を達成
したが、翌年には初防衛戦でJ・ゴンサレス(メキシコ)に4回TKO
負けして王座から陥落。

2014年のIBFスーパーバンタム級タイトルマッチでもマルティネス
(スペイン)に7回TKOで敗れ、引退が囁かれた。

強敵との復帰ロードを生き抜いた長谷川は、今年9月WBC世界スーパー
バンタム級タイトルマッチで王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)を9回終了
TKOで破り、遂に5年5か月ぶりの世界王座返り咲きを果たした。

それは「奇跡」と呼ばれる勝利だった。

残念だったのは海外進出を希望しながら、「日本のエース」ゆえ国内での
興業からは逃れられず、ラスベガスなどでの試合が実現しなかった事。

最後までスター選手ノニト・ドニア(比)との対戦を望んでいたが、
ドネアが敗れた事で世界王者同士の対戦も無くなった。
これも引退の引き金になったかも知れない。
※ドニアが勝ったとしても対戦が実現する可能性は無かったかも
 知れないが…

引退は本人の意志ゆえ、誰も異を唱える事はないだろう。
何度も引退のピンチを乗り越え、現役世界王者のままグラブを壁に吊るす
事になった長谷川穂積。

本当に「お疲れ様でした」と申し上げたいです。

追悼:グレック・レイク

2016年12月09日 | 英国ロック
昨晩から出勤時に掛けて、クリムゾンやELP、EL&パウエルを聴いてるが。

改めて「歌えるベーシストとして凄い有能な人だったんだなぁ」…と、
再認識しております。
※そしてコンポーザーとしても…



とにかく、クリムゾン1stの1曲目「21世紀の精神異常者」からして
凄まじい。
イコライジング掛かってるとはいえ、異様なパワーが歌唱から溢れてるし、
ベースプレイも強烈。
間奏部のベースラインもジャジーで音が舞うが如し。
CMや色んな番組テーマなどで使わえた事があるので、誰もが耳にした事が
あると思いますが、とにかく強烈なのです。



1st「クリムゾンキングの宮殿」は、名曲揃いゆえ、とうぜんグレッグの
パートも名唱・名演のオンパレード。

ソフトな「風に語りて」、ジェントリーで勇壮さも兼ね備えた「エピタフ」、
そして「クリムゾンキングの宮殿」…。
彼しか歌えない気品ある上手さに今更ながら感服です。



2nd「ポセイドンのめざめ」も素晴らしく。
表題作と「冷たい街の風景」で圧倒的な説得力を湛えたパワフルな歌い上げ
…圧巻です。
こちらも名唱です。



ELPになると、トリオですから歌って弾いてで活躍の幅が広がってます。
リズムセクションの手数も増え、メロディ楽器の役割さえ果たしている
印象を受けたものです。

ギターの弾き語りもアルバムやライブのワンポイントとして重要な位置を
担ったりしてます。

これは後に組んだエマーソン・レイク&パウエルでも同様で、コージーの
ヘビィなドラミングと絡んで疾走するグレッグのベースもパワフルです。
※「ワークス」以降、金属を仕込んだみたいなベース音を聞かせてるので
 なおさら合ってたように感じたなぁ



ちなみにEL&パウエルのライヴで演奏された「火星」は、カウントダウン~
ロケット発射音のSEなど、TOMITAの影響を感じたモノです。
※今回エイドリアン・シャーウッドのダブ・バージョン体験後にEL&パウエル
 版を聴き返して、そう感じたんですよね…

EL&パウエルも全員が故人になってしまった。天国で爆奏して下さいよ…。



故人といえば、先に亡くなったゲイリー・ムーアの名前も浮かびます。
ELP解散後、1981年レディングフェスティヴァルで共演した時は、大きな
話題になったもんです。

しかも、ヘッドライナーとして登場し、「21世紀の精神異常者」など
クリムゾンの曲も演奏したという事で、その時のザワつきは忘れられません。

※もっとも実際その音源聴いたら、けっこう無難というか、ゲイリーが
 バッキングに徹したり、ゲイリー曲ではグレッグが主役を譲ったりで
 あまり「化学反応」は感じられなかったんですがね…。
 これは、その後のスタジオ・アルバムも同様だったんだけど…。
 「ワクワクな気持ち」だけでも元を取った気がしたから、それでもイイですが。



実はグレッグさん、2013年にソロで来日しており、その時はさすがに下北沢の
ガーデンが満員になったそうです。
バンド帯同でもなくトークも長かったという事で、まぁ行かなくて正解だった
かなと思ったものですが、今となったら行っとけば良かったなぁ。
弾き語り系だけでも染みたろうから…。

亡くなった日がジョン・レノンと同じというのも、縁があるんですかね。
アップテンポ曲で声を枯らしてのシャウトとか、影響が明白だったもんな。

今年のクリスマスはグレッグ・レイクの「夢見るクリスマス」を、ひたすら
聴く事になりそうです。



ELPワークスVol.Ⅱに収録された佳曲。
実にハートウォーミングでロマンチック、良いのです。
キース・エマーソンの伴奏も美しいのです。

キースとグレグで天国で奏でているような楽曲。
今年は本当に天国で演るのですね(涙)。

コージーやゲイリーとは、別の曲で思いっ切りセッションして下さいね…。

グレッグ・レイク死去

2016年12月08日 | 英国ロック
マジかよ…。

今年も終わり近くになって、また大きな訃報が飛び込んできたな…。
エマーソンに続き、レイクまで。 

訃報続きという意味でいうと、2016年は最悪の年だ…。


※画像は
 1992年のELP来日公演パンフより

イギリスのプログレッシヴ・ロックバンド「キング・クリムゾン」
「エマーソン・レイク&パーマー(ELP)」の創設メンバーとして
知られる、グレッグ・レイク。

ELP公式サイトにて、彼が12月8日に69歳で亡くなった事が
公表された。
癌により長期にわたり闘病していたとの事。

1947年11月10日生まれ。
ロバート・フリップと同じギター教師に教わっていたレイクは
ヴォーカリスト、ベーシストとしてキング・クリムゾンの歴史的
デビュー・アルバム(69年発表)に参加。



2nd「ポセイドンのめざめ」でも素晴らしい歌声を聴かせたが、
グループは空中分解。

グレッグは1970年にキース・エマーソン、カール・パーマーと
スーパーグループ=ELPを結成。
一気に成功を収め、プログレッシブ・ロックの代名詞的な存在と
して知られた。



90年代のELP来日公演は観に行ったが、身体の巨大化と高域が
出なくなった歌声に落胆した記憶が…。
※若い頃はキュートなルックスで女性人気も高かったのに。

それでも中域で落ち着いて歌う楽曲では見事な声を聴かせてくれ。
感激させて貰ったものです…。

2010年にもエマーソン&レイク名義で日本公演が予定されたが、
エマーソンの結腸ポリープ手術のため中止。
※あの時もチケットを取ったものだが・・・



「クリムゾンの曲も演奏される」というので期待していただけに
その辺は残念でした…。

なお、同年に米国で行われた「Keith Emerson & Greg Lake」の
セットリストは以下の通り。
思った程クリムソン・ソングは演ってないけど、「風に語りて」
聴けてたら堪らなかっただろうなぁ…。

Keith Emerson & Greg Lake 2010 USA
setlist

From the Beginning
I Talk to the Wind (King Crimson cover)
Bitches Crystal
The Barbarian
Take a Pebble
Tarkus
C'est la Vie
Prelude to Hope
Malambo
Pirates
America (Leonard Bernstein cover)
Blue Rondo à la Turk (The Dave Brubeck Quartet cover)
Encore:
Lucky Man



クリムゾン時代「素朴に録られた」歌声も好きでした。
なんと言っても私がプログレにハマったのは「エピタフ」に
ドカーンと衝撃を受けたからですから。

もちろん「21世紀の精神異常者」も最高で、そこではベーシスト
としても驚異的なプレイを聴かせてくれてます。

数々の名唱、名演を有り難う御座いました。
グレッグ・レイクよ、安らかに…。

凹むなぁ…。

コソコソとSNSを再構成

2016年12月08日 | 生活
弊ブログのバックナンバーは「2001年から」になってますが。
実際のトコロ最初は「Goo簡単HP」がスタートだったのよね。

その前は人様のHPの掲示板にお邪魔したりして、好き勝手書いて
時に迷惑かけたりして…「やっぱ自分でHP立ち上げるか」と、
始めたのがボクシングHP「あるBOX」。

でもGooが「簡単HPやめます」と宣言し、OCNへ引っ越し。

HP作成ソフトを購入し、プロパイダーのHPサービスで開設した
のが「あるBOXⅡ」
そして、音楽など趣味をメインとした「あるBOXⅢ」も増設。

以降、綱渡りしながらも更新を進めてましたが、OCNも閉鎖と
なってGooのブログへ移行。



一応ね、その度に簡単な手続きでデータは移設できたし、
空きがあったとはいえ何とか更新は続けてこれたんですが
なんともツギハギなSNSで…。
※そしてツイッターも開始。

そこへ来て、とうとうプロバイダーから「2017年1月31日をもって
WebSpace並びにWebSpace関連サービス終了」の通知が来て。

いよいよ一本化しないとHPのデータが消えてしまう…と尻に火が
付いてしまいましたよ。
※なんか、翻弄されてますなぁ…。

そして、最近やってるのが「あるBOXⅡ」の日記を弊ブログに
差し込む作業。

ぶっちゃけ「バックナンバー」と言いつつ、2007~2012年あたりが
スッポリ抜けてましたから。

ここに手動でコピー&ペーストし、日記の間を繋げる作業を進めて
いるのです。

いま、2009年とかやってます。正直なつかしいです。

内藤vsポンサク戦を見に行った事とか、The Whoの日本公演を
横浜~武道館と連戦した事とか、さよなら絶望放送のイベントに
行った事とか、しみじみコピペしているのです…。

まぁ、機会があったら覗いてやって下さいませ。

ポール・ロジャース「ライヴ・アット・フロント&センター2014」

2016年12月07日 | 洋楽
CS洋楽チャンネル「ミュージック・エア」では11月に70年代ロックを
中心としたライヴ演奏を放送してくれましたが。

「いまなお実力者として公演を続けている70'Sミュージシャン」の映像も
御座いまして。
これまた感慨深く鑑賞させていただいたものです。



留守録でゆっくり視聴したのが
「ポール・ロジャース:ライヴ・アット・フロント&センター2014」

フリー、バッド・カンパニー、ソロで活躍し、英国を代表する「ザ・ヴォイス」
ポール・ロジャース先生。



この「Paul Rodgers at live in New York for Front And Center 2014」は
同年リリースした原点回帰のソウル音楽カヴァー集『The Royal Sessions』の
収録楽曲を中心に演奏されたライヴで。

演奏陣もメンフィスホーンを中心に黒人ミュージシャンを多々起用。
フリー、バッド・カンパニー時代の楽曲も、ますます黒っぽく演奏されている。


※「フィドル」も導入されております!

I Thank You
I Can't Stand The Rain
I've Been Loving You Too Long
It's Growing
Walk In My Shadow
That's How Strong My Love Is
Born Under A Bad Sign
Can't Get Enough
Walk On By
Any Ole Way
I've Got Dreams To Remember

フリーの1st収録の「Walk In My Shadow」は『The Royal Sessions』でも
取り上げられてるのだが。
1969年のソウルフルなブルース・ロックが2014年のNYで演奏されてるのは
感慨深いモノだ…。



バドカンの「Can't Get Enough」も、オリジナルではミック・ラルフスが
弾いたギター・ソロをメンフィス・ホーン陣が演奏して、それが味わい深く
最高なんですよねぇ。
※シンプルなロックしてる原曲も、もちろん最高なんですけど。

この「Can't Get Enough」だけでも見た甲斐ありましたよ。
なお、この「ライヴ・アット・フロント&センター2014」。まだミュージック
エアさんで再放送される予定あり。

2016年12/17 16:30から。
視聴可能な環境にある方は是非どうぞ!

12/30「ボクシング・フェス2016」カード出揃う

2016年12月06日 | ボクシング
大橋ジムが当初、トリプル世界戦を計画していた有明の「ボクシング・フェス」。

当初予定されていたカードは
WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥vs前WBA世界同級王者・河野公平、
弟・井上拓真の世界初挑戦、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東の防衛戦
…だったのだが。

井上拓が右拳を負傷して挑戦試合が中止となり、「枠」が1つ空く事になった。
そこに組み込まれたのが、なんと元金メダリスト村田諒太の試合。

対戦相手は、WBC地域王者の経験を持つブルーノ・サンドバル。
25才のメキシカン。急遽組まれたにしては甘くない相手だ。
※もっとも、あまり格下でも困りますからねぇ…

標的であるジョー・サンダース(英)の防衛戦も同時期に行われるという話で
試合感覚とタイミング合わせ意味では意義があるだろう。

村田と初のプロ共演となるメダリスト仲間・清水聡の対戦相手も決定。
天笠尚を相手に判定まで持ち込んだ、カルロ・デメシーリョ。
6勝3敗で20才のフィリピン選手。ちょうどイイ戦績の相手かな。



※画像はボクシング・ビート誌2017年1月号。各試合の展望ありです。

IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東の対戦相手も決まった。
暫定王者と対戦する予定だったが、相手が最新試合の負傷を理由に降りてしまった
ために急遽、ゼロから(?)探すことになった模様。

相手はIBFミニム級8位のサマートレック・ゴーキャットジム(32才/タイ)。
急な決定にも、八重樫は「アマチュアでは前日に相手が決まることもあるので、
それに比べたら楽」と落ち着いた様子。

サマートレックは2014年09/05に、当時フライ級王者だった井上尚弥に挑戦。
粘ったものの11回TKOで敗れている。
なお、IBFは勝者にメリンドと90日以内に王座統一戦を行うよう義務づけ、
次戦は正規王者と暫定王者の対戦となる予定だ。

サマートレックの戦績は、35勝11KO5敗。
井上に敗れた後、順調に白星を重ねている様子だが、大橋ジムからすると
データは充分にあるだろう。