東京新旧写真比較(1981/2008) No.31 千代田区西神田2丁目
Photo 1981(ノーマル時)、Photo 2008.9.9(マウスオン)
1981年の写真を見ても、はじめはどこなのか分からなかった。ただ、千代田区内であることを念頭に考えると、片側2車線で街路樹があり、真っ直ぐでアップダウンがほとんどないような道は意外に少ない。そんなわけで、なんとなく水道橋から神保町交差点に至る白山通りかもしれないなとは思った。
この他、右端に鶴屋グループという広告塔が見えていたので、この鶴屋で検索。すると三崎町2丁目に関連社屋が今もあることが判明。グーグルストリートビューなどでチェックしたところ、研数学館前で撮られた写真だったことが最終的に分かった。
何度も通っている場所なのだが、研数学館の建物じたいにカメラを向けずにその右方向を撮るということをしたことがなかったので、ほとんど記憶になかった風景である。
写真左端が研数学館本館。数年前までは予備校校舎として使われていたが、予備校業務からは2000年に撤退したそうで、現在は財団の事務所などになっている。一時期、この本館の方は大正大学の校舎や、文化学院の仮校舎としても使われていた。外観は1981年当時とあまり変わっていない。
一方、この写真には写っていないが、角地に面した別館(外観上はつながっているけど)の方は、居酒屋和民の店舗になっている。こちらはコーナー部がお店の玄関になり、玄関上に広告が取り付けられたり、外壁が部分的に鮮やかに塗り替えられてしまったりして、外観にかなり変更が加えられている。
右端の鶴屋の屋上広告は別のものになったようだが、建物共々健在。また沿道の街路樹は定期的に剪定されるため、幹は太くなったが、高さや枝振りはあまり変わっていない。
一方、中央付近の日大法学部の校舎は、同所で建て替えられて一回り大きくなった。そしてやはり三崎町界隈でも中高層の建物が27年前に較べれば明らかに増えている。
ところで、1981年の写真の際は、渋滞していたのだろうか。停止線を越え横断歩道内にタクシーやトラックが止まっており、左端には別の車の後部も見え、その間を歩行者が横断している。
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