都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

第二東名の現場

2010-01-13 | 静岡県  

 大変遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

 お正月は実家でごろごろ。元日の夕方になって外出し、唐突に実家の裏の方の山に登ってみる。

静岡市葵区門屋から建設中の第二東名(新東名高速道路)と鯨ケ池

 静岡県内の御殿場JCT~引佐JCTは、平成24年度(2012年度)中に完成予定だそうで、あと3年ぐらいでできることになる。

 近所の工事が少しずつ進んでいることは、実家に帰るたびに目にして知っていたが、全体像はあまり知らないままでいた。だが裏山に登って上から俯瞰して見たら、結構出来上がっていたのでちょっとビックリした。

 写真は静岡I.C.近くの様子。高架橋は既にほぼ完成。橋の突き当たりの山は切り通しにするのだろうが、その部分はまだ作業中。とはいえ、左側の山は既にかなり削られている。市街地を避けて山中を通るので、谷には橋を架け、丘は削り、山はトンネルで抜けていく。

上写真の高架橋を別角度から。上方は福成神社がある山と賤機山

 高台から見ると、さして圧迫感のある高架橋には見えないのだが、直下の鯨ケ池近くの道から見ると、実は巨大で圧倒的な迫力のある高架橋となっている。

下方面。右方は安倍川、建設中の高架道路は山脇大谷線

 左方で上下に走る道は、静岡駅前から井川に至る井川湖御幸線。山脇大谷線は新東名の静岡I.C.から賤機山をトンネルで抜けて流通センター通り、長沼大橋に至る道。新東名の取り付け道路のようなものだが、この部分は県道。正面奥は丸子方面と高草山など。

 本体工事もかなりの割合で既にできているし、本線以外の部分も着々と工事が進められているわけで、開通後に採算が取れるようになるのかは分からないが、ここまで来ていると、どこかのダムのように建設中止という選択はなさそう。建前上は民間会社になってもいるし、およそ出来上がりつつある(概成)県内部分はとにかく完成させて、なんとか元を取る方向で努力するのだろう。圏央道と接続する海老名南JCTから西側は既に全線事業中で、2020年度中にその部分は全部できるのだそうだ。

 ぼんやりしている内に、着々と道路はでき、風景は変わっていく。

 徐々に変わりゆく故郷の風景を見ながら、新年早々やや複雑な気持ちになったのでした。

Photo 2010.1.1

Wikipedia > 第二東名高速道路

静岡市 > 「新東名高速道路」の紹介

静岡の街並み

#街並み 静岡県  #道  #橋 

コメント (2)
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