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華僑ビル(左と後方)
所在地:中央区築地2-15
構造・階数:SRC・6F+B1F
建設年:1928~29(昭和3~4)
備考 :2010(平成22)解体
Photo 1998.5.23
晴海通りに面した比較的大きな建物で店舗も入居していたので、華僑ビルに触れた記事は結構多い。私自身は残念ながら内部に入ったことはないが、その名の通り、台湾や香港などの古いビルを思わせる雰囲気があり、気になる建物ではあった。
改めて写真を見てみると、右側の派手なファサードの建物の後方にも華僑ビルの一部が見えていて、奥行きが長いL字型の建物だったことが分かる。外観から判断するに、6Fは増築のようだ。特徴のあるタイル張りの外観だったが、この時点で既にタイルの落下防止用にネットが一部に掛けられていた。
玄関脇に中華料理「新蓬莱」という看板が掲出されているが、地下1階にあったこのお店は2007年頃までに閉店したという。通り沿いの1Fでは常陸屋商店という料理道具店が2009年頃まで営業していたようだが、撮影時は休業日だったのか2枚ともシャッターが下ろされている。また、LAILAIという喫茶店も同じ頃まで営業していたようだ。
店だけでなく上層階の住人も全て立ち退き、2009年夏に解体と言われていたが、結局2010年秋から年末にかけて解体されたらしい。
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Photo 2006.7.23
何度か近辺は訪れているのに撮りこぼすことが多く、まともな写真はない。この写真も夕暮れ時に撮ったので、かなり暗く沈んでしまっている。また1Fは廊下の通り抜けができたらしいのだが、結局、通り抜けて裏側を見ることもなかったのが残念。
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