東京新旧写真比較(1994/2012) No.048 千代田区富士見の木造家屋群
木造家屋群
所在地:千代田区富士見2-1
構造・階数:木2
備考 :2008年に再開発により解体
Photo 1994.7.16(ノーマル)、 Photo 2012.12.8(マウスオン)
東京大神宮のそばに、木造2階建て家屋ばかりが数棟建つ一角が数年前まであった。2007年にはまだ全ての建物が残っていたが、2008年4月頃から順次解体されて、2009年にはそれらの跡地に一棟の9階建ての共同住宅が造られた。
その後、一連の工事が終わったので、以前と同じ所からの撮影を試みた。画面内に残る建物がほとんど無いので位置取りが難航したが、だいたいこのような感じではないかと思う。
大木がある木造家屋
Photo 2006.5.14(ノーマル)、 Photo 2009.11.28(マウスオン)
黒い板塀に囲まれた住宅には大木があり、家屋がその陰にひっそりと建っていたのが印象的だった。家の解体時には枝が全て落とされて幹だけになったが、伐採はされず一本だけ残された。木造住居の街並みが完全に消えたのは残念だったが、樹木が残されたのは、この大木が保存樹などになっていて、自治体が保存を要請したり指導したのかもしれない。もしくは、開発者が環境や歴史について少し考えたのか、その緑がウリになると考えたからか・・・。
Tokyo Lost Architecture
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