都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

中央区立明石小学校

2015-01-19 | 中央区  
中央区立明石小学校
所在地:中央区明石町1
竣工年:1926(大正15)
構造・階数:RC・3F
2010年解体・建て替え
Photo 2006.4.7 以下全て同じ

 全体としては南側が開いたコの字型で、玄関左側の階段室より南側は2階建てだった。

 北東側から。曲面を画いて張り出す軒先が印象的。

 玄関部分はアーチ型。半円形の付け柱の間に長方形の窓が並ぶ。

 東側の長いファサードの中で、階段室の塔屋はシンボルになっている。アーチ状になった壁面と窓が柔らかい感じでよい。

 曲面を多用したファサード。門柱の上端も丸くなっている。華やかな装飾があるわけではないが、デザイン的にいろいろ工夫されていたことが分かる。

 玄関上部のステンドグラスと校章。梁の角も丸く収められて柔らかな感じ。

 外周の塀越しにしか見たことがなかったが、敷地南西側にあった講堂も、校舎と同じく軒先や角が丸く収められ、アーチ型の窓だったようだ。

 明正小学校や中央小学校と同様、明石小学校も保存が要望されていたが、耐震性、老朽化、複合施設化の必要性などが言われ、中央区は解体・建て替えに踏み切った。2013年に幼稚園と一体的にされた新校舎が完成している。

関根要太郎研究室@はこだて東京都中央区立明石小学校(大正モダン建築探訪)

中央区立明石小学校

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 中央区  #近代建築  #学校 
コメント
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