中央区立明正小学校
所在地:中央区新川2-13
建設年:1927(昭和2)
構造・階数:RC・3F
備考 :2012年解体・建て替え
Photo 2001.6.17
いわゆる震災復興小学校と呼ばれる、関東大震災後〜昭和初期に建てられたRCの校舎。コの字型をしておりコーナー部が丸くなっている。また縦長の窓と横の帯が特徴。様式についてはあまり詳しくないが、流れるような曲面や横帯、楕円形の窓などは「表現派」と呼ばれるスタイルだという。
写真右手方向のカットもあるのだが、パノラマ状につながるようには撮っていなかった。パノラマ撮影しておけばよかったなとつくづく思う。
Google Map上の航空写真
北東側の越前堀公園は1930(昭和5)年に開設された震災復興小公園で、震災復興小学校である明正小学校とセットで造られたもの。
中央区内にはいくつかの震災復興小学校があり、明正小学校も貴重な近代建築であるとして日本建築学会などから保存要望が出されていたが、解体・建て替えの方針は変わらず、2012年に解体された。そして2014年に新校舎、明正小学校等複合施設がRC造、6F・地下1Fで竣工した。
関根要太郎研究室@はこだて > 東京都中央区立明正小学校(昭和モダン建築探訪)中央区立明正小学校
Tokyo Lost Architecture
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