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東京會舘(2代目本館)
所在地:千代田区 丸の内3-2
建設年:1971(昭和46)
設計 :谷口吉郎
構造 :S+SRC造
階数 :12F+R1F+B4F
備考 :2015(平成27)に解体。建て替え
Photo 2014.4.6
初代の本館は1922(大正11)に竣工し、約半世紀使われ続けたという。その後、2代目が1971年に竣工、こちらは40年あまり利用された。容積率制に移行してからできた建物だが、お濠端などの軒高は31m(百尺)規制の頃の考え方を残していたようだった。
初代の建物は、大正時代のものなので様式建築だったようだが、二代目はモダニズム建築。中層階は縦長の窓が均一にずらっと並び、合理的・機能的なオフィスビルといった様子だった。
一方、内部はモダンだが優雅な空間だった記憶がある。
Photo 2015.3.11
建て替えられるという話を聞いて訪れてみたら、既に解体が始まっていた。
Photo 2015.3.11
現在、同じブロックの隣接街区にあった東京商工会議所ビル、富士ビルと合わせて一体的に建て替えが進められている。30階建て、高さ140m(最高高さ150m)の超高層ビル(丸の内二重橋ビルディング)になる予定で、既に外観はほぼできているようだ。内装の建設を進めて、新しい東京會舘は2019年1月にオープンする予定とのこと。
東京會舘について
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区 #オフィス #モダニズム #谷口吉郎