市島邸
所在地:文京区 千駄木3-14
構造・階数:木・1
建設年:明治期(大正期に移築)
解体年:2020(令和2).8
備考 :市島邸 その1
Photo 2013.12.10
その1でも記したように、この住宅は早大図書館の設立に貢献した「早稲田の四尊」故市島謙吉の遠戚にあたる市島宗家、故市島信氏の遺族から早大に寄付されたもの。鶴見にあった市島本家の建物(明治期に建設)の一部を大正時代に千駄木へ移築したもので、最初に建てられた時からだと100年以上、移築後でも80年以上経っていた。
老朽化のため2020年に解体され、史料や一部の部材等は新潟県新発田市の市島家に寄贈されたという。
以下の写真も、早大オープンカレッジ講座の巡見で邸内を見学した時のもの。
Photo 2011.10.18
Photo 2015.3.5
修復すればそれなりに美しく立派になるのではないかと思われたが、残念ながら放置状態だった。
Photo 2010.10.12
市島家は新発田藩主となった溝口氏に仕えて新潟に移り住み、地域を発展させた豪農という。それもあって床の間の障子には溝口氏の家紋である五階菱があしらわれていた(写真は障子の位置が内外逆になっていて正しくないので五階菱に見えない。)。
折り畳みの長机やゴミ箱が置かれてしまっていたのもちょっと・・・。
縁側の廊下 Photo 2015.3.5
網戸が嵌っているのは生活感のある感じ。
千駄木菜園: 市島邸の解体、高村光雲邸跡地の今
SOPvol.96 東京・林町市島邸に五階菱 | 新発田オレンジプレス
Tokyo Lost Architecture
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