ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

ジャガイモ畑の土壌消毒

2008-12-31 | 見学・体験・来訪者
早朝の暗いうちからジャガイモ圃場の土壌消毒を実施しました。

この秋作に「そうか病」、「青枯れ病」の発生が見られましたので、
被害が広がらないうちに土壌病害虫の防除をすることにしました。

薬剤としてはクロルピクリン、ソイリン等があり、何れも揮発性の高い劇物です。
散布方法は、機械で土中に等間隔で自動注入し、気化したガスで土壌をくん穣します。

この薬剤は人畜にも有害なため、住宅地、畜舎の隣接圃場では散布が禁止され、
防除作業にも十分注意が必要で、作業時間帯もAM9:00までとなっています。
最終的には全て気化してしまうため、農作物への残留性はないのでご心配なく。


 
↑散布後は気中へのガスの放出を防ぐために土を固める。


 
↑さらにシートで被覆することで効果も高まる。


土壌病害虫には優れた防除効果があり、不可欠な農業資材ですが、
なんと言っても一缶の価格が 20,000円/20㍑と非常に高い。
リットル当りの単価は 1,000円以上で、ガソリン価格の数倍である。

薬剤の使用量は10a当り20㍑~30㍑で、40a散布するには最低 80,000円、
ソイリン一缶は15㍑で最高でも160,000円かかる計算に。


今回は「青枯れ病」が目立った赤土圃場の20aのみを実施しました。






今年もいよいよカウントダウンの時間が迫ってきました。
これから私は年賀状の作成があります。
皆さんよいお年を。




きょうは、博多区在住の会員様でUさんご家族がお見えになりました。






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