まるみのあっちこっち巡り

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江戸の風雅、壮麗な石組み 旧芝離宮恩賜庭園

2022-01-26 00:09:04 | お出かけ 東京



風雅な趣漂う江戸初期の東京に残る
小石川後楽園とともに、
今に残る最古の大名庭園のひとつで、
幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となりました。







典型的な池泉を中心とした回遊式庭園で、
約4万3000㎡の園内中央の池に、
石組みを配して蓬莱山を表した
中島を浮かべています。







庭園の要となる約9,000㎡の広さをもつ池です。
昔は海水を引き入れた潮入の池でしたが、
現在は淡水の池になっています。







この地はかつて海面でしたが、1655年~1658年頃に
埋め立てられ、1678年に老中・大久保忠朝が、
上屋敷を建てる際に、作庭し、
「楽壽園」としたのがはじまりです。







庭園内の最も高い築山である大山の頂上から
一望する園内の景色は格別です。







冬の庭園の風物詩「雪吊り」は、
雪国では実用と装飾を兼ねていますが、
降雪の少ない東京では庭園に趣を添える
装飾として採り入れられています。







都立庭園では北部式や南部式ですが、
旧芝離宮恩賜庭園は南部式になっています。







中国の杭州にある西湖の堤を模した石造りの堤で、
「西湖の堤」と呼ばれています。







明治時代に芝離宮となりましたが、
昭和天皇のご成婚記念として、
東京市(郡)に下賜され、一般公開されました。
1979年、国の名勝に指定されています。

東京都港区海岸1-4-1

2021.11.27

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