「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             春を求めて房総へ老人会旅行

2012-02-25 09:30:44 | Weblog
春を思わせる好天気の昨日、地域の老人会主催の日帰りのバス旅行に夫婦で参加した。行く先は房総半島。東京の湾岸高速からアクアラインを通って「海ほたる」経由、千葉県に入り、さらに高速道路で、一路房総半島の先端の館山市の那古観音へ。便利になったものだ。家を出てから2時間足らずだ。昔は両国から房総本線のSLに乗り、那古船形駅まで行くには3時間以上かかったものだ。

旅は観音様を参拝した後、近くの農園で”花摘み”を楽しみ、半島先端に近い白浜で昼食のでサカナ料理を味わい、さらに、山の中の道を行き、カステラ工場と酒蔵を見学、最後に”いちごがり”という盛り沢山のコースであった。参加者は33人で、うち男性は4人だけ、残りは全部おばあさんという構成。会費は昼食代こみで6,800円となかなかリーゾナブル、果たして採算がとれるのかと思えるのだが、それは素人の考えだ。行く先々の見学先で、おばあさんたちは手に持てないほどの買い物をして、そのうえ宅急便で送っている。観光会社はおそらく見学先からバック料金があるのだろう。

4人のおじいさんは、おばあさんたちに圧倒されて、後部座席で静かに手酌で冷や酒を楽しむだけ。まるで昔の女学生の遠足を楽しむかのような女性たちに圧倒された一日であった。でも、それはそれで、毎日、医者に行く以外、暇をもてあましている、おじいさんにとっても変化のある休日で楽しかった。