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首都圏の梅雨入りの平均日は6月8日だが、今年は早々と5月29日に気象庁から梅雨入りが宣言された。しかし、以来10日経つのに一向にその気配はない。これからの1週間も雨の予想はない。移り気なのは秋の空ばかりではない。
今がシーズンの紫陽花の花言葉の一つが”移り気”だそうだ。多分花の色が開花時から”七色”に変化することから来ているのであろう。40年ほど前札幌に転勤し、あしかけ10年住んだことがある。亡母が健在だった頃で、東京から紫陽花を数株持って行って移植したら、花の色が赤から青に変わって驚いた。ものの本によると、土壌のPHが酸性だと青で、アルカリ性だと赤になるとあった。
東京に比べて札幌では、紫陽花はいつまでも咲いていた。夏が過ぎ、コスモスが咲き出しても同時に花が見られた。東京育ちの僕には何か季節感にそぐわなく感じられた。
昨日、自転車で近所を散歩したが、家の前や遊歩道に紫陽花が咲いていた。(写真)しかし、空梅雨のためか今一つ色彩の冴えがなく見られた。