「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

"大年増の厚化粧” 石原慎太郎父子の暴言

2016-07-28 06:10:26 | 2012・1・1
自民党推薦で都知事選に立候補している増田寛也候補の決起大会に出席した石原慎太郎元都知事が対立の小池百合子候補に対して名指しで”厚化粧の大年増”と批判したそうだ。息子の伸晃氏も”自分を一番偉いと思っている嘘つき”と口きたなく非難していた。慎太郎氏は、息子が自民党の都連会長で、その息子にタテついた小池氏いじめにやってきたのであろうか。相手の政策批判なら理解できるが、大臣経験者の個人批判は見苦しい。

平成の御世である。”大年増”とは時代錯誤も著しい。明治から大正にかけて人生50歳の頃は女性の結婚平均年齢は25歳前後であった。その時代女性は30歳をすぎれば年増、だんだん歳がかさむにつれて中年増、大年増と多少侮蔑の意味を込めて言ったものだった。今は女性の平均寿命は87.05歳である。小池さんが大年増なら黒柳徹子さんは何と呼ぶのか。

新聞に、もう一人の対立候補、鳥越俊太郎氏の応援に菅直人元首相が駆けつけたところ、民進党の幹部は逆効果になると嘆いていたという。石原慎太郎親子の応援も同じである。口きたなく個人攻撃をすれば、するほど小池さんへの支持は増えてくる。アルピニストの野口健さんが小池さんの応援演説で、小池氏が環境大臣だった時、率先して富士山麓のゴミ拾いをした行動力を誉めていた。舛添問題の一つは、自民党都議会議員のボスたちの対応のまずさと、石原伸晃会長の指導力の欠如である。石原父子が表面に出れば出るほど、増田氏は劣勢になり、自民党への支持も減ってくる。

朝顔とアブラ蝉 夏の想い出

2016-07-28 05:55:36 | 2012・1・1

東京首都圏はまだ梅雨明け宣言が出ていないが、昨日、近所に住む73年来の竹馬の友から誘いがあり、駒沢五輪公園へ出かけてきた。まだ健脚の友は30分かけてジョギング.ロードを1周してきたが、その間、僕は緑陰のベンチでだらしなく休息していた。しかし、陽に当たるだけでも健康によい。ベンチ横には朝顔が咲き、遠くからアブラ蝉の合唱が聞こえてくる。忘れかけてきた少年時代の夏を想い出した。